1 / 1
マイノリティロマンス
しおりを挟む
「マイノリティってさ。本来少数派って意味じゃん?」
「そりゃあマジョリティの対義語だしね」
昼過ぎのマックにて、彼女が急に難しい発言をかましてきたのでとりあえず合わせる今日このごろ。季節は新学期も始まりクラス替えもし、ボチボチ落ち着いた良いお日柄ではある。
「それがね、声を大にしてマジョリティがおかしいって、そう言って自分らの方が正しいみたいにしちゃう主張って根本的に自分らのアイデンティティを無くすというか、自分らのマイノリティの理由とかをガン無視し過ぎな気がするのよ」
「そりゃあね。少数派の意見も大事だけど多数派の意見には多数派になる理由もある訳だしね。でも前提としてアイデンティティとは思ってないから」
まあ、彼女の言うようにだ。それぞれに理由があるならそれぞれ妥協と歩み寄りを見せる必要もあるし、双方の立ち位置や背景も理解せねばなるまい。かといって何故こんな話題が出たかは未だ見当もつかない。別にイジメもなければ将来を憂うには高校2年生の一学期は早すぎる・・・少なくとも自分にはまだ早い。様な気持ちではある。
「双方の歩み寄りって大事じゃん」
「その意見には同意ですわ」
珍しく、普段はティックトックのダンスを踊っては机の角に腰をぶつける位にお茶らけている彼女でも、色々考えているんだなあと感心して残りのコーラを飲み干す。
「だから勉強しろよ」
そしてコーラを噴くのだった。それにしても、終盤のコーラはほぼ水だな。うん、コーラフレーバーの水だ。
「ゲホッ、、、急にどうした??勉強して政治家なって国を変えろってか?いいか?ああいうのは学業も大事だけどタレント性や地盤の方が大事であって、、、」
「ちげえよ、そんな話ししてねえよ。赤点という少数派の再テストに付き合ってる方の気持ちも考えろって話してんのよ」
「あっ!そういう話だったのね」
「何で年度明け早々2人でマック来てると思ったのよ。そんで何で堂々とコーラ飲み干すまでくっちゃべってんのよ」
「え?デートじゃないの!?」
「お前、自分の立場わかってる?」
「・・・彼氏?」
「ノンノンノン」
否定された!?
「友人以上恋人未満?」
「次フザケたらゲンコツな?」
否定はされなかったが脅しは喰らったのだった。
「部活仲間×赤点者は部活出れない×追試験対策に付き合ってくれてる」
「何か次回予告風なのは気に食わんが正解としとこう」
正解者に拍手である。てへへ
「てへへ」
「いや、ご満悦するなよ。な?頼むよ。4月のテストとか去年の復習じゃん?なんでそうなるのよ」
「いや、ほら。ね?ってか春休みは一緒にゲームしてたじゃん??何で普通に赤点じゃないの??」
「は?いや、普通に??」
「はぁ~・・・出ましたよ。そういう作りが違うんですよアピール」
嫌ですねえ、こういうの。そもそも同じ学力で入る高校生で何でこうも成績に差が開くのかねえ。
「卑屈になる前にまず筆箱と教科書出せよ」
「と言われましてもモチベーションがどうもねぇ」
「モチベーションはいらん、危機感を持て」
「オカンムーブやめい」
一昨日も親に言われたセリフをマックでも聞くとは思わなかったわ。
「てか真面目に留年視野に入ってるよ?」
「我、危機感出たなりけり」
自分が思ってたよりヤバい状況だったわ・・・
「おせーよ・・・」
「まあさ、延々と出ないよりは遅過ぎても出す事自体が大事じゃね?」
「うん、おっしゃる通りだが筆箱出して満足してスマホでクーポン探すなよ。危機感帰るのはえーよ」
え?コーラLサイズはクーポン使えば安く済むのに??
「師走っつってね」
とりあえず気まずいので1ボケかましたが、彼女の目がとても冷酷残忍になってきたのでとりあえずスマホはしまったのだった。
「もう4月だよ、なんならもう少しで5月だよ」
「早いもんだねぇ」
「早いのはお前の集中力の持続時間だよ」
このツッコミの速さよ。有吉さんといい勝負出来るね彼女
「何ていうかさ・・・」
「・・・なに?」
「こんだけツッコミしてるとこって、普段と違う一面見てるみたいでワクワクする」
実際普段落ち着いてる子が一緒にゲームしたりツッコミ入れてるの見ると大体の男子は興奮すると思うんだ。
「はーい、帰りまーす。もう付き合いきれませーん。期待値と信頼値が同時に0に達しましたー」
「ここの問題の数式教えて!!勉強頑張る!!!」
「・・・始めからそうしろ、ばーか」
「めんしゃい」
「可愛く言うな」
だめか
「じゃあ真面目に言うとさ」
「うむ」
「付き合って?」
「は?」
「付き合ってけろ?」
「違う、そういうことじゃない」
「この追試験クリアしたら付き合おう」
「そもそも追試験になるなよ」
この状況でもツッコめる。そんな女に惚れました。あと陰キャな自分とも会話してくれると大概は惚れるやん。気があると思うやん。
「それもそうだわ・・・」
「それで?」
「はい?」
「どんくらいマジ?」
「ん~・・・この試験の結果次第で親に部活辞めさせられるくらいにはマジ?」
実はそんくらいにヤバいのは自覚あります。
「そんぐらいマジならもっと早く本気出してよ・・・ってかそっちのマジは色々ヤバいだろ」
「まあ待て待て待て待て」
「まあ言い分だけは聞こう」
「友達としての付き合いが長い×告白するタイミングを見失う×なら強制的にタイミングを作る」
「いや、次回予告風なのは置いといて告白する為のリスクデカすぎんだろ・・・もっとあったろ?文化祭とか良い雰囲気なった時とか色々あったろ?」
「え?あった?」
あったっけ?
「あったよバカ死ねよ。告白するために勉強しないって訳わかんねえよ!!」
わかんないかあ!!こっちは女心がわからん!!
「死んだら進級出来ない・・・」
「死ななくてもこのままじゃ進級出来ねーよ!!」
「と言うことでモチベーションの為にこの条件を呑んでくれ!!」
よし!無事に流れは繋いだぞ!!むしろよく告白する勇気出した!!偉いぞ自分!!
「もっとあったろ!!せめて勉強して帰る時とかに雰囲気作って告白とかなかったのかよ!!」
「そこまで考えられるならまず赤点にはならない!!」
そんなリア充なこと出来たら多分もっと人生上手くいってると思うな。あと勉強も。
「そ、そうか・・・」
そして思ったより引かれた・・・
「引かないで引かないで」
「いや、色々引くよ。自分にもなんなら引くよ」
「なんでにゃ??」
「だから可愛く言うな!!追試験受かったら考えてやるから!!」
「やったー!!!言ったな!!言質取ったぞ!!!」
「いいから勉強しろよ!!その余裕何だよ!!」
「いや、告白する為にわざと赤点取っただけだから正直追試験余裕よ」
多分ガチればいける!!恋も勉強も!!多分!!
「もう怖いよ色々と!!まあ良いけど!!!」
「本当っっ!!??」
「良いよ!!惚れたこっちもバカだったよ!!」
うん、え?えええええ!!!??いや、顔には出すまい。クールでいこう。あと一歩なんだ。
「ちなみにさ」
「何だよもう・・・」
「こんな根暗な低身長ソバカス坊やに何で惚れるん?」
でも気になるので聞いちゃおう。
「死ぬか?あっ?いっぺん死ぬか?あっ??」
「いやいやいや!部活でも見てると思うけど女っ気お前以外無さすぎるの分かるでしょ!?逆に俺の中の卑屈さが不信感と危機感出してくれるの分かって!!」
我ながら卑屈な言い回しだなあ。まあ持ち味を活かしてると言うことで
「・・・・はぁ、・・・・・だから」
最後微妙に聞き取れなかったけどこれ理由言ってるよね?
「え?なんて?」
いけ!自分!!多分人生で一番大事な瞬間だ!!いけぇ~!!!
「その学力クラス最下位猫背低身長一重根暗ソバカスゲーマーなのがいいんじゃん・・・」
「ええぇ・・・あと何か増えてるう・・・」
「その、ほら、マイノリティだから・・・正直競合相手もいなくて凄い安心してた・・・」
「うわぁ、ちゃんとマイノリティって自覚はあるんだぁ・・・でもありがとう・・・」
うん、とんでもない彼女の性癖が見えた気もするが、良しとしよう。うん、こういう幸せも、うん。さっき自分で言っといてアレだけど。これもアイデンティティなのだ。そうして自分で自分に歩み寄ろう。
はぁ・・・多分幸せ
おしまい
「そりゃあマジョリティの対義語だしね」
昼過ぎのマックにて、彼女が急に難しい発言をかましてきたのでとりあえず合わせる今日このごろ。季節は新学期も始まりクラス替えもし、ボチボチ落ち着いた良いお日柄ではある。
「それがね、声を大にしてマジョリティがおかしいって、そう言って自分らの方が正しいみたいにしちゃう主張って根本的に自分らのアイデンティティを無くすというか、自分らのマイノリティの理由とかをガン無視し過ぎな気がするのよ」
「そりゃあね。少数派の意見も大事だけど多数派の意見には多数派になる理由もある訳だしね。でも前提としてアイデンティティとは思ってないから」
まあ、彼女の言うようにだ。それぞれに理由があるならそれぞれ妥協と歩み寄りを見せる必要もあるし、双方の立ち位置や背景も理解せねばなるまい。かといって何故こんな話題が出たかは未だ見当もつかない。別にイジメもなければ将来を憂うには高校2年生の一学期は早すぎる・・・少なくとも自分にはまだ早い。様な気持ちではある。
「双方の歩み寄りって大事じゃん」
「その意見には同意ですわ」
珍しく、普段はティックトックのダンスを踊っては机の角に腰をぶつける位にお茶らけている彼女でも、色々考えているんだなあと感心して残りのコーラを飲み干す。
「だから勉強しろよ」
そしてコーラを噴くのだった。それにしても、終盤のコーラはほぼ水だな。うん、コーラフレーバーの水だ。
「ゲホッ、、、急にどうした??勉強して政治家なって国を変えろってか?いいか?ああいうのは学業も大事だけどタレント性や地盤の方が大事であって、、、」
「ちげえよ、そんな話ししてねえよ。赤点という少数派の再テストに付き合ってる方の気持ちも考えろって話してんのよ」
「あっ!そういう話だったのね」
「何で年度明け早々2人でマック来てると思ったのよ。そんで何で堂々とコーラ飲み干すまでくっちゃべってんのよ」
「え?デートじゃないの!?」
「お前、自分の立場わかってる?」
「・・・彼氏?」
「ノンノンノン」
否定された!?
「友人以上恋人未満?」
「次フザケたらゲンコツな?」
否定はされなかったが脅しは喰らったのだった。
「部活仲間×赤点者は部活出れない×追試験対策に付き合ってくれてる」
「何か次回予告風なのは気に食わんが正解としとこう」
正解者に拍手である。てへへ
「てへへ」
「いや、ご満悦するなよ。な?頼むよ。4月のテストとか去年の復習じゃん?なんでそうなるのよ」
「いや、ほら。ね?ってか春休みは一緒にゲームしてたじゃん??何で普通に赤点じゃないの??」
「は?いや、普通に??」
「はぁ~・・・出ましたよ。そういう作りが違うんですよアピール」
嫌ですねえ、こういうの。そもそも同じ学力で入る高校生で何でこうも成績に差が開くのかねえ。
「卑屈になる前にまず筆箱と教科書出せよ」
「と言われましてもモチベーションがどうもねぇ」
「モチベーションはいらん、危機感を持て」
「オカンムーブやめい」
一昨日も親に言われたセリフをマックでも聞くとは思わなかったわ。
「てか真面目に留年視野に入ってるよ?」
「我、危機感出たなりけり」
自分が思ってたよりヤバい状況だったわ・・・
「おせーよ・・・」
「まあさ、延々と出ないよりは遅過ぎても出す事自体が大事じゃね?」
「うん、おっしゃる通りだが筆箱出して満足してスマホでクーポン探すなよ。危機感帰るのはえーよ」
え?コーラLサイズはクーポン使えば安く済むのに??
「師走っつってね」
とりあえず気まずいので1ボケかましたが、彼女の目がとても冷酷残忍になってきたのでとりあえずスマホはしまったのだった。
「もう4月だよ、なんならもう少しで5月だよ」
「早いもんだねぇ」
「早いのはお前の集中力の持続時間だよ」
このツッコミの速さよ。有吉さんといい勝負出来るね彼女
「何ていうかさ・・・」
「・・・なに?」
「こんだけツッコミしてるとこって、普段と違う一面見てるみたいでワクワクする」
実際普段落ち着いてる子が一緒にゲームしたりツッコミ入れてるの見ると大体の男子は興奮すると思うんだ。
「はーい、帰りまーす。もう付き合いきれませーん。期待値と信頼値が同時に0に達しましたー」
「ここの問題の数式教えて!!勉強頑張る!!!」
「・・・始めからそうしろ、ばーか」
「めんしゃい」
「可愛く言うな」
だめか
「じゃあ真面目に言うとさ」
「うむ」
「付き合って?」
「は?」
「付き合ってけろ?」
「違う、そういうことじゃない」
「この追試験クリアしたら付き合おう」
「そもそも追試験になるなよ」
この状況でもツッコめる。そんな女に惚れました。あと陰キャな自分とも会話してくれると大概は惚れるやん。気があると思うやん。
「それもそうだわ・・・」
「それで?」
「はい?」
「どんくらいマジ?」
「ん~・・・この試験の結果次第で親に部活辞めさせられるくらいにはマジ?」
実はそんくらいにヤバいのは自覚あります。
「そんぐらいマジならもっと早く本気出してよ・・・ってかそっちのマジは色々ヤバいだろ」
「まあ待て待て待て待て」
「まあ言い分だけは聞こう」
「友達としての付き合いが長い×告白するタイミングを見失う×なら強制的にタイミングを作る」
「いや、次回予告風なのは置いといて告白する為のリスクデカすぎんだろ・・・もっとあったろ?文化祭とか良い雰囲気なった時とか色々あったろ?」
「え?あった?」
あったっけ?
「あったよバカ死ねよ。告白するために勉強しないって訳わかんねえよ!!」
わかんないかあ!!こっちは女心がわからん!!
「死んだら進級出来ない・・・」
「死ななくてもこのままじゃ進級出来ねーよ!!」
「と言うことでモチベーションの為にこの条件を呑んでくれ!!」
よし!無事に流れは繋いだぞ!!むしろよく告白する勇気出した!!偉いぞ自分!!
「もっとあったろ!!せめて勉強して帰る時とかに雰囲気作って告白とかなかったのかよ!!」
「そこまで考えられるならまず赤点にはならない!!」
そんなリア充なこと出来たら多分もっと人生上手くいってると思うな。あと勉強も。
「そ、そうか・・・」
そして思ったより引かれた・・・
「引かないで引かないで」
「いや、色々引くよ。自分にもなんなら引くよ」
「なんでにゃ??」
「だから可愛く言うな!!追試験受かったら考えてやるから!!」
「やったー!!!言ったな!!言質取ったぞ!!!」
「いいから勉強しろよ!!その余裕何だよ!!」
「いや、告白する為にわざと赤点取っただけだから正直追試験余裕よ」
多分ガチればいける!!恋も勉強も!!多分!!
「もう怖いよ色々と!!まあ良いけど!!!」
「本当っっ!!??」
「良いよ!!惚れたこっちもバカだったよ!!」
うん、え?えええええ!!!??いや、顔には出すまい。クールでいこう。あと一歩なんだ。
「ちなみにさ」
「何だよもう・・・」
「こんな根暗な低身長ソバカス坊やに何で惚れるん?」
でも気になるので聞いちゃおう。
「死ぬか?あっ?いっぺん死ぬか?あっ??」
「いやいやいや!部活でも見てると思うけど女っ気お前以外無さすぎるの分かるでしょ!?逆に俺の中の卑屈さが不信感と危機感出してくれるの分かって!!」
我ながら卑屈な言い回しだなあ。まあ持ち味を活かしてると言うことで
「・・・・はぁ、・・・・・だから」
最後微妙に聞き取れなかったけどこれ理由言ってるよね?
「え?なんて?」
いけ!自分!!多分人生で一番大事な瞬間だ!!いけぇ~!!!
「その学力クラス最下位猫背低身長一重根暗ソバカスゲーマーなのがいいんじゃん・・・」
「ええぇ・・・あと何か増えてるう・・・」
「その、ほら、マイノリティだから・・・正直競合相手もいなくて凄い安心してた・・・」
「うわぁ、ちゃんとマイノリティって自覚はあるんだぁ・・・でもありがとう・・・」
うん、とんでもない彼女の性癖が見えた気もするが、良しとしよう。うん、こういう幸せも、うん。さっき自分で言っといてアレだけど。これもアイデンティティなのだ。そうして自分で自分に歩み寄ろう。
はぁ・・・多分幸せ
おしまい
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
妹の仇 兄の復讐
MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。
僕、孝之は高校三年生、十七歳。妹の茜は十五歳、高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。
その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる