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弱者の立場
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『ゲームがアップデートされました。これからもお楽しみください』
「んむ?」
ヴェルネたちが物語を進行できないまま食事を楽しんでいると、突然彼女たちの目の前にそう書かれたウインドウが出現する。
「……あっぷでーと?何それ」
「さぁ……『お楽しみください』って書かれてるし、そんなに重要なことじゃないんじゃないの?」
ヴェルネが適当なことを言いつつ串肉を口に含む。するとレトナがジッとウインドウを見続け、そこにあった小さな文字に気付いた。
「なぁ、ここに『アップデート内容の詳細を確認』って他とは違う色の文字があるんだけど、これを見ればアップデートが何なのかってわかるんじゃないのか?」
レトナがそう発現するとヴェルネとルルアが驚いた表情で彼女に視線を向ける。
「……なんだよ」
「レトナが賢い……!」
「あたしが見てないところで勉強したりしてました?」
「お前らが普段俺のことをどう思ってるのかよくわかったよ……」
レトナが呆れた様子でそう言うとヴェルネが「冗談です」とクスクス笑う。
からかわれてるとわかって苦笑いで溜め息を吐きつつレトナはウインドウの「アップデート内容の詳細を確認」を触る。
すると別の文章が現れた。
「…………」
「レトナ様?」
その文章を見たレトナが苦虫を嚙み潰したような顔で固まり、ヴェルネから声をかけられてハッとする。
「……ヴェルネちゃんたちも見てくれないか?なんか色々書いてあるから言葉で言うよりそっちの方が早いから……」
「さては読むのが面倒臭くなりましたね?」
もっともらしいことを言うレトナに対してヴェルネは怪しむ視線を向け、その指摘にレトナが図星と言わんばかりに目を逸らした。
情けないと思いながらも、それがいつものことであることを思い出したヴェルネは安堵しながら自分の目の前にあるウインドウでレトナと同じところをタップする。
「……たしかに細かい文字がビッシリ並んでて読みにくいわね」
「だろ?」
「だからってレトナ様の読解力が乏しいことを安心していいわけじゃないですけどね」
ヴェルネがハッキリそう言い、レトナは肩を落とす。
そんな二人を他所にルルアが口の中に肉を詰め込みながら文章を読んでいた。
「……これ、簡単にまとめると物語が追加されたって書いてあるよ。あとは細かいステータスの調整……だとか?」
「物語の追加って……ああ、そっか、この世界って現実的過ぎるからすぐに忘れちゃうけど、遊ぶためだけに作られた世界なんだものね。でもまさか完成してない世界に連れて来られたの、あたしたち?」
心配そうに言うヴェルネにルルアは「さぁ?」と肩をすくめる。
「うわぁっ、ば、化け物だぁぁぁぁっ⁉⁉」
すると突然住人の悲鳴らしき声が聞こえ、入り口には複数の狼のモンスターが威嚇するような鳴き声を上げていた。
「あれ、ああいうモンスターって町の中に普通に入ってくるのか?結界とかは?」
「こんな小さい村に結界なんてないでしょ……」
「……結界なんていう常識自体なかったりして?」
ルルアが何気に言った言葉に対してヴェルネたちは二人揃って「まさかー」と否定しようとするが、この世界の存在自体が彼女たちの常識とはかけ離れているため苦笑いを浮かべてモンスターに視線を向ける。
「……とりあえず倒すか」
「そうしましょ」
町に侵入してきたモンスターは彼女らが道中で倒した敵と同じだったため、その戦闘は呆気なくすぐに終わった。
「ありがとうございます!あの恐ろしいモンスターたちを簡単に退けてしまうとは……それにその格好、もしやあなた方は勇者様なのですか?」
モンスターを倒し終えたレトナたちに住人の一人がそう話しかけてくる。
たまたま先頭にいたのがレトナだったため、彼女がその住人の話を聞いていたのだが、そんな光景を見てヴェルネが苦笑いを浮かべていた。
「あんな痴女みたいな格好してるのになんで勇者の格好って言われてるのかしらね……?」
他人事のように言うヴェルネだが、ルルアは「あなたもね」と言いたい気持ちを抑えて同じ表情を彼女に向けるのだった。
すると地面が揺れ始め、地鳴りが聞こえる。
「おぉ?なんだぁ、モンスターを襲わせて滅茶苦茶にする予定だったのに倒されちまってるじゃねえか?おいおい、こんな小さい村みたいなところなんて簡単に潰せると思ったのにどうなってんだぁ?」
原因となる者にヴェルネたちが視線を向けると、町の入り口に醜く太った緑肌の何かがいた。
「何……アレ……?」
人と言えば人の形をしているが、ゴブリンのようにブヨブヨとした肉質の肌を揺らしてヴェルネたちに近付く。
「あ……あぁ……アレは魔王の配下の⁉」
「ゲへへへへ、お前らが生意気だから一日でも早く人間がいなくなるよう、このゲドル様が潰しに来てやったぞぉ~?無駄な抵抗はやめて大人しく殺されろよぉ!」
ゲドルと名乗ったその巨体の男が手に持っていた巨大な鉈を無造作に振り下ろした。
下ろした先には何もなかったが、地面に当てただけで凄まじい衝撃が生まれる。
衝撃は周囲にいた住人からヴェルネたち諸共吹き飛ばしてしまう。
「ゲハゲハゲハ!軽く地面を叩いただけでも虫ケラのように吹き飛んでしまうなぁ、お前らはぁ?……ああいや失敬、お前らは歴とした虫ケラだったな!ゲハゲハゲハッ!」
そう言って愉快そうに笑うゲルド。ヴェルネたちは壁に叩き付けられて倒れてしまっていた。
「なん、で……立てないの……?」
その中でもルルアが苦痛に表情を歪ませて立とうとする。
「いつもならこれくらい平気なのに」と困惑するルルアだったが、この世界では自分が弱っていることを思い出して悔しそうな表情で俯く。
すると悲鳴が聞こえ、ルルアが顔を上げるとゲドルが町の住人であろう女性に歩み寄っていた。
「た、たすけ……助けてください、勇者様ッ!」
自分に向かって懸命に手を伸ばして助けを乞う女性にルルアも届かないとわかっていても助けたい一心で手を伸ばす。
その時彼女は「ああ、いつもの力があれば」と悔やみ、そしてゲドルは助けを求めていた女性に向かって大鉈を振り下ろしてしまう。
再び起こる衝撃波。砂埃が巻き上がり、大鉈に斬られたであろう女性の姿はルルアの目には映らなかったが……
彼女のわかりきった生死にルルアの悔しい気持ちに拍車がかかり、それが自らの不甲斐無い弱さなのだと自覚し、次第に怒りの感情へと変化する。
「ゲハゲハゲハ、耳障りな甲高い声ばかり上げる人間の女でも死ぬ瞬間だけは心地が良いなぁ~……ゲハハハハハハハ――」
得意げに高笑いするゲドル。そんな彼の頭に杖が投げられカンッと音を立てて地面に落ちた。
「……あ゛?」
「んむ?」
ヴェルネたちが物語を進行できないまま食事を楽しんでいると、突然彼女たちの目の前にそう書かれたウインドウが出現する。
「……あっぷでーと?何それ」
「さぁ……『お楽しみください』って書かれてるし、そんなに重要なことじゃないんじゃないの?」
ヴェルネが適当なことを言いつつ串肉を口に含む。するとレトナがジッとウインドウを見続け、そこにあった小さな文字に気付いた。
「なぁ、ここに『アップデート内容の詳細を確認』って他とは違う色の文字があるんだけど、これを見ればアップデートが何なのかってわかるんじゃないのか?」
レトナがそう発現するとヴェルネとルルアが驚いた表情で彼女に視線を向ける。
「……なんだよ」
「レトナが賢い……!」
「あたしが見てないところで勉強したりしてました?」
「お前らが普段俺のことをどう思ってるのかよくわかったよ……」
レトナが呆れた様子でそう言うとヴェルネが「冗談です」とクスクス笑う。
からかわれてるとわかって苦笑いで溜め息を吐きつつレトナはウインドウの「アップデート内容の詳細を確認」を触る。
すると別の文章が現れた。
「…………」
「レトナ様?」
その文章を見たレトナが苦虫を嚙み潰したような顔で固まり、ヴェルネから声をかけられてハッとする。
「……ヴェルネちゃんたちも見てくれないか?なんか色々書いてあるから言葉で言うよりそっちの方が早いから……」
「さては読むのが面倒臭くなりましたね?」
もっともらしいことを言うレトナに対してヴェルネは怪しむ視線を向け、その指摘にレトナが図星と言わんばかりに目を逸らした。
情けないと思いながらも、それがいつものことであることを思い出したヴェルネは安堵しながら自分の目の前にあるウインドウでレトナと同じところをタップする。
「……たしかに細かい文字がビッシリ並んでて読みにくいわね」
「だろ?」
「だからってレトナ様の読解力が乏しいことを安心していいわけじゃないですけどね」
ヴェルネがハッキリそう言い、レトナは肩を落とす。
そんな二人を他所にルルアが口の中に肉を詰め込みながら文章を読んでいた。
「……これ、簡単にまとめると物語が追加されたって書いてあるよ。あとは細かいステータスの調整……だとか?」
「物語の追加って……ああ、そっか、この世界って現実的過ぎるからすぐに忘れちゃうけど、遊ぶためだけに作られた世界なんだものね。でもまさか完成してない世界に連れて来られたの、あたしたち?」
心配そうに言うヴェルネにルルアは「さぁ?」と肩をすくめる。
「うわぁっ、ば、化け物だぁぁぁぁっ⁉⁉」
すると突然住人の悲鳴らしき声が聞こえ、入り口には複数の狼のモンスターが威嚇するような鳴き声を上げていた。
「あれ、ああいうモンスターって町の中に普通に入ってくるのか?結界とかは?」
「こんな小さい村に結界なんてないでしょ……」
「……結界なんていう常識自体なかったりして?」
ルルアが何気に言った言葉に対してヴェルネたちは二人揃って「まさかー」と否定しようとするが、この世界の存在自体が彼女たちの常識とはかけ離れているため苦笑いを浮かべてモンスターに視線を向ける。
「……とりあえず倒すか」
「そうしましょ」
町に侵入してきたモンスターは彼女らが道中で倒した敵と同じだったため、その戦闘は呆気なくすぐに終わった。
「ありがとうございます!あの恐ろしいモンスターたちを簡単に退けてしまうとは……それにその格好、もしやあなた方は勇者様なのですか?」
モンスターを倒し終えたレトナたちに住人の一人がそう話しかけてくる。
たまたま先頭にいたのがレトナだったため、彼女がその住人の話を聞いていたのだが、そんな光景を見てヴェルネが苦笑いを浮かべていた。
「あんな痴女みたいな格好してるのになんで勇者の格好って言われてるのかしらね……?」
他人事のように言うヴェルネだが、ルルアは「あなたもね」と言いたい気持ちを抑えて同じ表情を彼女に向けるのだった。
すると地面が揺れ始め、地鳴りが聞こえる。
「おぉ?なんだぁ、モンスターを襲わせて滅茶苦茶にする予定だったのに倒されちまってるじゃねえか?おいおい、こんな小さい村みたいなところなんて簡単に潰せると思ったのにどうなってんだぁ?」
原因となる者にヴェルネたちが視線を向けると、町の入り口に醜く太った緑肌の何かがいた。
「何……アレ……?」
人と言えば人の形をしているが、ゴブリンのようにブヨブヨとした肉質の肌を揺らしてヴェルネたちに近付く。
「あ……あぁ……アレは魔王の配下の⁉」
「ゲへへへへ、お前らが生意気だから一日でも早く人間がいなくなるよう、このゲドル様が潰しに来てやったぞぉ~?無駄な抵抗はやめて大人しく殺されろよぉ!」
ゲドルと名乗ったその巨体の男が手に持っていた巨大な鉈を無造作に振り下ろした。
下ろした先には何もなかったが、地面に当てただけで凄まじい衝撃が生まれる。
衝撃は周囲にいた住人からヴェルネたち諸共吹き飛ばしてしまう。
「ゲハゲハゲハ!軽く地面を叩いただけでも虫ケラのように吹き飛んでしまうなぁ、お前らはぁ?……ああいや失敬、お前らは歴とした虫ケラだったな!ゲハゲハゲハッ!」
そう言って愉快そうに笑うゲルド。ヴェルネたちは壁に叩き付けられて倒れてしまっていた。
「なん、で……立てないの……?」
その中でもルルアが苦痛に表情を歪ませて立とうとする。
「いつもならこれくらい平気なのに」と困惑するルルアだったが、この世界では自分が弱っていることを思い出して悔しそうな表情で俯く。
すると悲鳴が聞こえ、ルルアが顔を上げるとゲドルが町の住人であろう女性に歩み寄っていた。
「た、たすけ……助けてください、勇者様ッ!」
自分に向かって懸命に手を伸ばして助けを乞う女性にルルアも届かないとわかっていても助けたい一心で手を伸ばす。
その時彼女は「ああ、いつもの力があれば」と悔やみ、そしてゲドルは助けを求めていた女性に向かって大鉈を振り下ろしてしまう。
再び起こる衝撃波。砂埃が巻き上がり、大鉈に斬られたであろう女性の姿はルルアの目には映らなかったが……
彼女のわかりきった生死にルルアの悔しい気持ちに拍車がかかり、それが自らの不甲斐無い弱さなのだと自覚し、次第に怒りの感情へと変化する。
「ゲハゲハゲハ、耳障りな甲高い声ばかり上げる人間の女でも死ぬ瞬間だけは心地が良いなぁ~……ゲハハハハハハハ――」
得意げに高笑いするゲドル。そんな彼の頭に杖が投げられカンッと音を立てて地面に落ちた。
「……あ゛?」
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