8 / 21
始まりの章
シヤン・アンラジェ※残酷表現有
しおりを挟む※今話はグロ、残酷表現、汚物表現があります。
※読まなくてもわかるように内容説明
【シヤンが怒って、男を拷問しました】
大丈夫な方はお読み下さい。
*****
ある夜、コツコツと石路を歩く音が反響する。
等間隔に配置された壁掛けキャンドルだけが心許なく路を照らしている。
ここはアンラジェの別邸宅にある地下牢。
本邸宅の地下牢と違い、シヤンの権限のみで全てを使用できる、もう1つの仕事場だ。
シヤンは1つの牢にたどり着くと、中にいたソレを引きずり出す。
「ひっ!!や、やめてくれぇ!!」
中に居たのは20代後半の裸の男。既に暴行を加えた後で片目は青く腫れ上がり、歯は折れ、指や腕の骨があらぬ方向に曲がっている。
泣いて暴れる男を、10才のシヤンは魔法で身体を強化して引きずった。
たどり着いたのは、拷問部屋。
中には机の上に置かれた拷問器具と男よりも大きな石造りの拘束具付き椅子が用意されていた。
拘束具のベルトは赤黒いシミが付いており、ベルトの裏側には有刺鉄線が装着されている。
シヤンは暴れる男の頭を石椅子に叩きつけ、瞬時にベルトにて拘束した。手を肘掛に、足を脚に縛り付け、ベルトを締める度に鉄線が肌にくい込み、男は痛みに呻いた。動かせるのは頭と口のみだ。
「だ、助けでくだざい!俺、何もしでないです…」
泣きながら呻く男は必死に懇願している。
「何もしていない?」
シヤンが反応したからか、男は目に光を宿して俺に縋るように言い募った。
「ほんとです!何もしでないんです!今日も言われだ通りに塔に物を運んだだけで……」
男は王宮から依頼された平民の運び屋だった。男は毎月同じ日に物を塔へ運び、帰るだけの存在だった。
今日までは。
「お前は嘘吐きだな」
「え?」
シヤンは机の上にあった金槌で男の折れ曲がった指を潰した。
男は絶叫し、唯一動かせる頭を振り乱す。
「お前は、今日、何をした?」
男は泣きながら先程と同じことを吐いた為、また1本指を潰した。何度聞いても男は同じことしか答えない。
「潰せる指がなくなったじゃないか」
右も左も指は潰れ、途中から男は答えることも出来なくなったのか、汚く尿を垂れ流し、口から泡と吐瀉物を吐き出す事しかしなくなった。
「罪は償うべきだ」
シヤンは金槌を置き、自身の魔力による拷問器具を生成する。
男の絶望は始まったばかりだ。
20
あなたにおすすめの小説
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 ★1000 Thank_You!!
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された
あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると…
「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」
気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
初めましてです。お手柔らかにお願いします。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しております
囚われた元王は逃げ出せない
スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた
そうあの日までは
忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに
なんで俺にこんな事を
「国王でないならもう俺のものだ」
「僕をあなたの側にずっといさせて」
「君のいない人生は生きられない」
「私の国の王妃にならないか」
いやいや、みんな何いってんの?
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL要素までとても遠いです。前半日常会多め。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる