二人格は生活に困る

黒咲 空気

文字の大きさ
上 下
22 / 102
第1章 神からの贈り物

20話 それぞれの役割

しおりを挟む
「何その心霊樹?ムシトーガ?って」
「心霊樹 ムシトーガは、見た目は緑なのか赤なのかがはっきりとしていない見た目をしていて持っているのものに対して特殊な効力を与える。」
「その効力とは?」
周りが期待している中で笑顔でくうまがいは答える。
「一人の魂にもう一つの魂を植え付けて擬似二重人格を生み出すことができる。もちろん変わることはないけど死に至りそうになった時、魂が極度に反応して三羽矢、アレック、俺みたいに新しい人格が生まれる。」
「って事は選び人とかは決めておかないといけないのか」
「欲しいところを言うと格闘センスがある奴や推理力がいい奴が欲しいと思うのじゃが」
その時、矢吹先生は立ち上がりみんなにこう告げた。
「私は行かない事にするがグラウンドの中央を掘る許可を貰ってくることにするよ。時期は、すまんがこちらで決めさせてもらう。」
矢吹先生は、応接室から出ていた。
そして窓からノックがあった。
「コンコン」
それに気づいたアレックは
「なんかノックありますよ。」
「ほんとだ。開けてみるか?」
白夜は、そう聞くとみんなの答えを聞く前に開けることにした。
「聞くにめんどくさいから開けよ。」
「ちょ待ってよ。くう」
そこには誰も居なかったが下から上へ一人の男が姿を見せた。くうまがいはその間にもホログラムは消えていた。
その男はの見た目は、黒い髪に可愛い顔立ち、身長は男子の平均身長ぐらいであった。
「こんにちは、僕は1年一組、六花 真佐と言います。みんなからはマサくんと言われていて偶然、窓の外から話が少しだけ聞こえていたのですみません」
「いやいいけど、俺たちに用があるの?」
「僕も一緒につれてってください」
普通この話を聞いても危険であることは、分かっているはずだが六花は、先輩たちを前にして堂々と言った。
「すごいな。危険だとあからさまに分かっているのに行きたいと言うのは惚れ惚れするな!」
「そうですね。三羽矢」
「だけど決めるのはリーダーである白夜 空等の仕事だ。」
「俺が決めるのてか俺、いつリーダーになったんだ。」
「いいからリーダー判断しておくんなし」
白夜は、決断が難しかった。もしも無害な人を怪我させたらどうしよう。命の危機が来た時俺たちは守ることができないだろう。この考えが降ってきた時、白夜は、六花に聞いた。
「ではこれから簡単な面接を行う。」
六花は、元気よく緊張しながらでもあるが返事をした。
「はい!」
「長所は?」
「現在勉強している心理学です。相手の心理を読み取って次に活かせる力を追求してきました。他にも推理ゲームなどを嗜んでいたのである程度の推理ならできます。」
「逆に短所は、ありますか?」
「判断力がないことです。」
見た目から判断力があるように見えるがない事に対して少しびっくりしている白夜であった。
「まじか!あのないならうちには判断力の塊が沢山あるから大丈夫だよ。」
「判断力の塊ってなんだよ」
「わしは、判断力が無くても無理矢理するぞ。」
「あーね。ゴリ押しだな」
「あ」
白夜は思い出したかのように質問をする。
「戦闘能力はありますか?」
「一応、昔合気道をしていました」
「よし合格」
白夜は六花をラスピラズリのメンバーとして向かい入れる事にした。俺たちの目的のために
呼び名
六花 →真佐
しおりを挟む

処理中です...