二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第2章 零を消していくマジックナンバー

64話 異常な特訓

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一方で平野と白夜では緊迫した状態が続いていた。少し経った後、黙っていた平野は言った。
「じゃあそろそろやろっか」
「いいけどこんな雰囲気でやるのはきついな」
「いいじゃん」
平野は大和のことを考えていたがその影響で勝手に口が滑ってしまった。
「ねぇアリスのことどう思うの?」
「そうだな、やる気がある後輩だな」
小さい声で
「何その答え」
白夜には丁度聞こえず
「なんて言った?」
「なんでもない。早くやるよ」
そう言うと新しく買った木刀を白夜に向けた。
「はいはい」
白夜は足を蹴るようにして平野にダッシュしてきた。
「おら」
パンチを平野に軽くやっていくと木刀で防御した平野に言った。
「ナツは、カウンター系が多いバランス型のイメージだけど問題としては防御が得意であるという点そのせいで玄宗に負けてしまった。」
「それがどうしたの」
パンチを振り払い木刀を思いっきり上から下へと振った。
が白夜はそれに反応してぴょんと避けた。
「カウンターを攻撃として使うことい行けるんじゃないか」
平野の攻撃はピンと止まった。
「じゃあこっからどうする?」
「カウンターを簡単に教えてあげるよ。俺はなんとなくでカウンターの極意をおじいちゃんに学んだから」
「分かった.白也の力になれるならやってやりますよ」
平野はこの後のことを他の人に語っているように言った。
「その後、5つの技を教えてくれた。それらを練習するか覚えてくるこれが今回のキャンプの修行内容と言ってくれた。白夜はすぐに昼ごはんを用意するため、川沿いに戻っていった。」
平野のミッション
・カウンター技
「修羅カウンター」
相手の攻撃に対してそれと同時にカウンター(攻撃判定)を仕掛ける。そのカウンターは、まさに半月を削っているような振り方であった
補足
半月を削っているようだって言うのは三日月のような線を描くのようなと言ってもいい

修行する中で六花はピンチになっている節があった。
「はぁはぁ」
六花はとても疲れているように息を荒くして大和を見ている。
「助けないよ」
「ほらほら俊敏に避けないとパラレルを閉じねぇよ」
灰を集めて矢を形成して六花に発射していてそれによって六花は当たりそうになりながら避けることをずっと続けていたが
「無理だよアリス~」
「……五感に集中をさせるんだ」
「言っただろ、パラレルの派生技をするためにはパラレルを使った時に発生する粒子を全身で感じてもらって五感のどれかが反応のを今、避けながらやるんだ。五感の強化をしたいものはどれだ?」
「僕は、みんなを守るサポートをする視界になりたい」
灰の矢の攻撃を受ける気で全身を目だけに集中したところ、六花の頭に声が聞こえた。
「理解しろ、情報を入れて敵の全てを理解しろ」
「あなたは」
「シャーロックホームズと名乗っておくよ、私は今回だけしか出てこないこれが秘宝 心霊樹 ムシトーガの特殊な効果だ死んだ私は、君に全てを託して去っていくよ。」
ムシトーガは空中に浮き弾けて割れていってしまった。
「来たか?」
六花は千葉を見るとおかしいことに気づいたいろんな情報が目に見えている。
「六花が見ているのがパラレルの派生技だ。自分で名前をつけることで本当のパラレルの派生技としてやっと生まれる」
六花は大和を見ると
「早く決めなよ」
背中を押されたように感じてそれを見た六花は2人を見て言った。
「先見の明」

次回
火が起こす楽しさと急降下
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