二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第2章 零を消していくマジックナンバー

69話 嫌いを超えてその3

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「何を言っているのです?」
「簡単に言えば卑弥呼様は神様と一緒でいいのです。私に光を与えてくれたお方に今ここで偉いことを証明することが今回のやること」
アマテラスはゆっくり首を振った。
「言っていることは合っていますが卑弥呼は、証明して欲しいとは考えていないようですよ」
「それはそうだ」
急に大きな声で三羽矢は言った。
「卑弥呼様は、上に立ちたいとは考えていないその上で私たち部下が卑弥呼様を神の位置へと奮い立たせればそれでいいのだ。」
「だけどそれを叶うことはできなかった。」
「うるさい」
勢いよく周りを振り払うような声で周り全てを静寂させただが三羽矢は、目は狂っているように全員は見えた。
「今叶えばいいんだ。私たちが強いことを知ってもらって神を超える」
「不可能ですよ」
「いやいや、今の状況を見たらわかるでしょ」
アマテラスは、今の状況でも落ち着きを持っておりじっと三羽矢の目を見ている。
「もう、ぶっ殺すて証明する」
大きい音を出してBKPの破片たちは集合してアイアンメイデンのようなものを作り出した。それを見た観戦者は
「これやばいんじゃない」
平野は震えながらテレビの方を指さした。
「確かにそうだけどアマテラスのビックバンの威力をもっと大きくしたら攻略できるのではないか」
アスタロイドは平野を落ち着かせるように言ったがすぐに白夜が
「いや、あのビックバンが限界だと思う。光が集まってできてやっと弱いビックバンが生まれるからすぐに発動させるのはでないと思った」
この意見を聞き平野はまたビクビクし出した六花が攻め寄って両肩に両手を優しく置き言った。
「落ち着いて、今回はこちらからも声が聞こえる。だから作戦を立てた。」
「どう言う作戦だ?」
「アマテラスさんが耐えてもらってその間に僕の派生パラレルを使用して弱点を見つけるそして大きい声で言う」
「それなら私たちでもできる」
「そのためにはアマテラスさんを全力で応援して欲しい」
みんなが同意して応援を始めた一方、六花は全身を研ぎ澄ますように三羽矢はずっと見た。
対戦の方では
「BKP アイアンメイデン」
とても頑丈そうなアイアンメイデンが作り上げられゆっくりと接近していた。
アマテラスは光が強くなっていきたくさんの剣が現れた。
「貴方に飛んでいきなさい 
剣が一斉に飛んでいき三羽矢に接近したが何本かはアイアンメイデンに命中したが全く削られているようには見えなく他のものは
「はぁーあ」
剣が刺さらない位置にちょうど殴って剣を無効化して他の剣は一本を避けた時に光に負けないような剛力を見せちょうど剣を持てる位置に触れ少し動かすことで他のものを全てその剣によって弾いていった。
「凄いわね」
「褒めはいらない死んでもらうだけだ」
アイアンメイデンがアマテラスの上空に来ており少しだけ出たBKPによってアマテラスは、拘束された。
「そんな拘束で連れられると思ってる?」
「できるよ」
BKPはアマテラスの肩に刺さり光が少し弱くなった。
「BKP twice ジャック血出さないんだ」
肩から血は出ているが口からアマテラスは一切出してなかった。
「美しいものには血は似合わない」
金属音が鳴り始め
「何この音」
「私は美しい神ではあるが実力がまだないだからこそ恥をかけないように努力をしたの」
手を周りを見渡しているように構えて両手を握った。
アイアンメイデンに入る瞬間に破けるようにアイアンメイデンを突き抜け光の玉がたくさん降ってきた
「なんだ?」
「サンシャインレイン」
「BKPがコントロールできないくぅ」
降ってきた光の玉は三羽矢の体に何個が命中した。その痛みは焼き切れるような音とドロドロと出ている血を見てもっと痛く感じ三羽矢は息を荒くしていた。
アマテラスを見た全員は少し顔の一部におかしなマークがあることに気づいた。
「あれは何?」
「あれはな、」
アスタロイドは平野に丁寧に話した。
「あのマークはパラレルの完全制御に成功した時に現れるマークであって出ている間、本来のパラレルよりも使用用途を広げることができるその時間は、約5.6秒」
「はや、すぐに終わるじゃん」
「その間に終わらせられる力を持っているってことだ」
口を挟んだ白夜に平野は不思議そうに聞いた。
「くうは、こうなれるの?」
「無理だと思う、ただくうまがいなら頑張ったらできる」
アスタロイドは無言で頷いていた。
「ほら」
「てか、その現象の名前って何?」
「ラストリゾート」

次回
嫌いを超えてその4
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