二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第2章 零を消していくマジックナンバー

番外編 文化祭その2

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文化祭当日
平野は暇であったので六花を連れてお化け屋敷などを回っている途中であった。お化け屋敷を体験した後、
「怖かったね」
「そうですね。怖かったですけど急に肩置くの怖いのでやめてください」
「いいじゃんホラー無理だもん」
ぶりっ子ふうに言うと少しドン引きした声で適当な返答があった。
カップルような2人に周りはざわついていたが平野は全く気づくような感じではなく六花は大きなため息を出した。
「そういえば」
平野はそう言って一枚の紙を出した。六花は「それはなんですか?」と聞くと
「これは、剣道部の特別大会の招待状だね。白夜を連れて行こうよ」
「いいですね」
どう言うものなのかを雑談した?
そして、白夜のクラスに着くと
「行きましょ」
六花が行こうとすると平野に止められてしまった。
「私に任せて真佐は、ここにいて」
そう言うと様子を平野は見始めた。
白夜はずっとカフェにて働いていた、くうまがいの状態で
「いらっしゃいませ」
そういうとほとんどの女子は顔を赤くして「きゃー」などと言った声を出していた。
「くう、2番テーブルにコーヒー持ってって」
「りょ」
絵画はいろんなことをして忙しそうにしていた。
そんな中平野がやってきた。
「いらっしゃいませってナツじゃん」
「来て悪いですか?席案内してください」
「しょうがないですね」
席を案内しようとした時であった。
「写真一緒に撮ってください」
違う高校から来たと思われる女子2人がスマホを持って話しかけてきた。白夜は笑顔で
「仕方ないですね。特別ですよ」
ハートの矢が女子2人に刺さったような反応を示した?
「はい」
写真対応を終えるとやっと席案内したが平野の顔は少し怒りがあったように感じてしまった。
「すまん、待たせた」
「いいのてか休みっていつ取れるの?」
「今すぐできると思うよ、絵画~」
絵画を呼ぶと忙しそうに「はい~」と返ってきたので「休み取っていいですか」と聞くと適当に答えているのか忙しくて頭を動かすのが無理なのか分からないが「うぇい」と返事が返ってきた。
「これどっち」
「いいじゃない」
「よし、六花と会うか」
衣装をすぐに脱ぐとクラスを出ると六花は廊下に立っていた。
「あ、いたのか」
「いましたよくうさん、早く行きましょう」
「どこに?」
「剣道部の特別大会」
平野、六花、白夜は武道場に向かった。そこでは剣道部に入っているもの、入っていないが強い人を対象にしたチャンバラ大会である。
「おう、来ましたか」
入ると三日月が堂々と立っていた。
「今回はチャンバラ大会をすることになった。前回もチャンバラ大会であったから慣れたわ」
「真佐、三日月は、チャンバラ大会で前回優勝しているから慣れたのは本当だと思うよ」
「そうなんすか」
「で、なんで呼んだの?」
そう聞くと当たり前感満載で三日月は答えた。
「簡単だ。今回は君たちは強制参加だ」
「まじか」
3人は少し困っているようであった。
すぐに奥の方に移動してコソコソ話しをした。
「なぁ当たり前のことを言うがパラレルの使用は禁止だし変身も無しだからな」
「僕元から持ってないから意味ないですよ」
「一番やりそうなやつに言っているんだ」
白夜は平野に指を指しながら言った。
「確かにやりそう」
「おい、真佐」
「みんな~トーナメント表だ」
三日月がみんなに向かって言うとトーナメント表を貼った。
16人で行うトーナメント
第一回戦
南vs六花
第二回戦
白夜vs曽貝
第3回戦
三日月vs山岸
第4回戦
多彩vs峯岸
第5回戦
西馬vs那月
第6回戦
平野vsフンゲル
第7回戦
斎藤vs小泉
第8回戦
北村vs根本
次回
文化祭その3
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