二人格は生活に困る

黒咲 空気

文字の大きさ
上 下
97 / 102
第2章 零を消していくマジックナンバー 戦争編

86話 警察の覚悟

しおりを挟む
至る所で起こっている戦闘は終わりが見えるのだろうかそう思っていても変わることはない、考えているうちにまた一つの展開が起こる。
大きな砂煙と共に2人は立っていた。
「天相といったかしら、少し弱いのではないの」
「何を言っている、準備運動だ」
距離が離れている中で天相は体を伸ばし始めた。
大和は三羽矢に脳内で聞いた。
「なぁ私は、あいつに勝てると思う」
「少し戦ってみた感じはきついところもあるじゃろ.BKPショートカットは、使いづらくなってしまっているしゴリゴリに攻めだと判断できる」
「じゃあ勝てないってこと」
「いやぁ何を言っておる、わしがいるじゃろ、半分体を貸してもらっても良いかBKPはわしがコントロールするそして他はお主に全て頼む」
「わかったよ、三羽矢」
蛍光灯の光が大和の体から放ったかのように不思議な光が周りを照らした。何も変わっていないが精神は変わったように感じる。
「おい、何か変わったように感じたんだが勘違いか」
「へー勘違いに決まっているのに堂々としてるね」
「日本語おかしくなってるぞ!」
天相は今までとはスピードが速くなっていることに大和は気づく
「はやくなってる」
「いや、よく見るんじゃ」
三羽矢の言葉に反応して天相を見た時、気づいた。
「隙が大きいよ」
すっとかわしそのことによってできた隙に大和は反応することで攻撃が絶対当たった。
「BKPショートカット起動 桜山」
BKPが一種で集合し、拳のような形に変形し天相に攻撃を命中させた
「ぐぅはぁいい攻撃だな」
天相は食らった直後少しよろけていたが一回自分にビンタをして戻っていた。
「本気を出してくれたことに感謝してパラレルを使わせてもらう」
「本気じゃないけどね」
「でもいいんだ」
「派生パラレル起動 びっくり箱は案外驚く」
周りに線のようなものが引かれたがそれらはすぐに解けてまわりに散らばっていくかのように部屋中に行った。
大和は特殊な光景は最後に光に目を閉じたしまった。
「どういうパラレルだ」
と不思議になりながらも目をゆっくり開けると天相が大和目の前におり
「パチン」
指パッチンをした。
その時であった大和は全身に痺れを感じ体が言うことを聞かなくなった。
「動けない、どういうこと」
「これが派生パラレルの力 敵が予期していない状態での指パッチンをした時に敵は痺れさせるという神からの頂き物を今使ってあげたんだ」
「神からじゃないでしょ」
痺れながらも会話を大和はした。狙いは痺れを切らすことであっただがそれを察していた。天相は言った
「一応言っておくが俺を倒すか10分待つかのどっちしか解除する方法はないそれに神からもらったと言ったが少し解釈が悪いようで俺は放浪者様から貰った神同然のパラレルと言えば伝わるか」
「そうか」
塩対応の定員のような反応でここで展開は終わった。
一方で
真鍋vsリアルにもしんてんがあった。
「おい、そこら辺好きなのか?」
リアルは戦闘中、ずっと壁側に立っており中央に行こうとしていなかった。
「いえもちろん、何も策がない状態でこっちにいたわけではないですし、ここら辺は好きではございませんですが」
リアルは腕を捲ると腕輪のようなものが出てきて真鍋に見える位置に掲げた。
そうすると、真鍋は体が引っ張られる感覚が襲ってきてどんどんリアルのいた方に言った。
「勝手に動く!」
苦痛そうにしているところを見て
「大丈夫か?」
と心配して多田は、走ったが1人の敵にぶつかり
「邪魔だ」
上を見上げると身長が高い女性が目の前にいた。
「あら怖い子ね、そういう子にはお仕置きよぉ!」
力強いパンチに命中して床が砕ける音が耳元にすごく聞こえた。
「すみませんでした」
「許さない」

次回
警察の覚悟2
しおりを挟む

処理中です...