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第1章 悠太と仁
悠太と仁
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みーーーーんみんみんみんみんーーーーー・・・
みーーーーんみんみんみんみんーーーーー・・・
ジリジリと強い陽射しの中、セミたちの鳴き声が、あちらこちらから響いていた。
今は8月。
悠太は、田舎のおばあちゃん家に遊びにきていた。
しかし・・・
従兄弟たちは、友達とのキャンプに出かけてしまい、遊び相手は誰もいない。
もちろん、大人は誰も相手をしてくれない。
「はぁー・・・。これなら兄ちゃん(大学生)と一緒に、家に残れば良かった・・・。」
悠太は、ひとりでブツクサ言いながら、近所をウロウロしていた。
そんな悠太が、村に唯一ある神社の前を通りかかると、突然。
「おおーーーーーーーい!悠ーー太ーーー!!」
神社の長い階段を上がった境内の方から、悠太を呼ぶ声が響いた。
悠太が、そっちの方を見上げると、知らない男の子が、満面の笑顔で手を振っていた。
「悠ーー太ーーー!遊ぼーぜーーー!!」
「え?誰?」
と言いつつ、悠太は、その男の子に向かって、神社の階段をあがり始めた。
神社の長い階段を上りきると、さっきの男の子が駆け寄ってきて。
「悠太ぁ!久しぶり!(がばぁぁ!ぎゅうう)」と、抱きついてきた。
「うわぁぁ!何すんだ!ってか誰!?」
「誰ってヒドイ!オレオレ!山田仁!」
「山田・・・?仁・・・?」
(サッパリ思い出せない・・・)
悠太はそう思ったものの、山田仁と名乗る男の子の笑顔を見ていたら
(どうでもいっか・・・・・・)
という気持ちになった。
「正直お前のこと思い出せないけどさ。仁・・・だっけ?今ヒマ?ヒマなら遊ぼ?」
「ヒマ!ひま!どうする?滝の方とか行ってみる?」
「え?そんなとこあんの?行く!」
「へへ、穴場なんだ!よし!さっそく行こうぜ!」
「おー!」
そう言って、ふたりは、神社の奥へと進んでいった。
みーーーーんみんみんみんみんーーーーー・・・
ジリジリと強い陽射しの中、セミたちの鳴き声が、あちらこちらから響いていた。
今は8月。
悠太は、田舎のおばあちゃん家に遊びにきていた。
しかし・・・
従兄弟たちは、友達とのキャンプに出かけてしまい、遊び相手は誰もいない。
もちろん、大人は誰も相手をしてくれない。
「はぁー・・・。これなら兄ちゃん(大学生)と一緒に、家に残れば良かった・・・。」
悠太は、ひとりでブツクサ言いながら、近所をウロウロしていた。
そんな悠太が、村に唯一ある神社の前を通りかかると、突然。
「おおーーーーーーーい!悠ーー太ーーー!!」
神社の長い階段を上がった境内の方から、悠太を呼ぶ声が響いた。
悠太が、そっちの方を見上げると、知らない男の子が、満面の笑顔で手を振っていた。
「悠ーー太ーーー!遊ぼーぜーーー!!」
「え?誰?」
と言いつつ、悠太は、その男の子に向かって、神社の階段をあがり始めた。
神社の長い階段を上りきると、さっきの男の子が駆け寄ってきて。
「悠太ぁ!久しぶり!(がばぁぁ!ぎゅうう)」と、抱きついてきた。
「うわぁぁ!何すんだ!ってか誰!?」
「誰ってヒドイ!オレオレ!山田仁!」
「山田・・・?仁・・・?」
(サッパリ思い出せない・・・)
悠太はそう思ったものの、山田仁と名乗る男の子の笑顔を見ていたら
(どうでもいっか・・・・・・)
という気持ちになった。
「正直お前のこと思い出せないけどさ。仁・・・だっけ?今ヒマ?ヒマなら遊ぼ?」
「ヒマ!ひま!どうする?滝の方とか行ってみる?」
「え?そんなとこあんの?行く!」
「へへ、穴場なんだ!よし!さっそく行こうぜ!」
「おー!」
そう言って、ふたりは、神社の奥へと進んでいった。
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