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26.裏メニュー
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夏休み。
外は暑いけど寮の中は快適そのもの。
そんな寮にある談話室の一室に、今日は生徒会メンバーが勢揃いしていた。
まあ主に9月からの文化祭準備に必要な前情報の共有が目的だ。
御堂の方は俺達の話を真剣に聞いてくれていたからそんなに心配してないが、内原は不機嫌そうに適当な態度。
大丈夫だろうか?
この分だと何かしらフォローも考えておいた方が良いかもしれない。
後で伊集院にも相談してみよう。
そうして説明後解散してから伊集院に話を振ったら、一度先生に連絡してみようということになった。
基本的に生徒会の会長と副会長は成績上位者から選ばれる。
立候補制とは名ばかりで、先生からの指名が殆ど。
会長になるか副会長になるかが生徒票で決まるくらいのものか。
そんなこともあって、先生から次期生徒会の会長候補、副会長候補に話を通してもらうことは可能だ。
了承さえ得られれば通常より早く手伝いに入ってもらうことはできるはず。
「今の二年トップ2って誰だっけ?」
「佐伯と仁科の二人だな」
「詳しいな」
「内原と御堂があんな感じだから一応知っておいた方がいいと思って、剣道部の二年から聞いた」
「ああ、なるほど」
どうやら不信任で解任された場合入ってくる可能性が高い相手を予め調べておいたらしい。
流石だ。
こういうところは抜かりがない。
そして先生に相談メールだけ送って、昼食を食べに食堂に移動した。
「……今日はカツか」
「ああ、そう言えば揚げ物が苦手だったな」
「よく知ってるな」
「前に言ってただろう?」
多分以前剣道部の皆で出掛けた際の話を覚えていたんだろう。
何気ない会話だったはずなのによく覚えていたなと感心してしまう。
「大丈夫だ。裏メニューを頼めばいい」
「裏メニュー?」
「まあ見てろ。────おばちゃん。今日の賄いは?」
「今日の賄いは余った豚肉で炒め物の予定よ」
「それ、一食分うまく八宝菜にできないかな?有馬が揚げ物苦手で、胃が凭れるんだって」
「まあ。それなら早く言ってくれればよかったのに。すぐに作るわね。八宝菜一丁!」
「あいよ~」
中で調理担当のおっちゃんがあっさりOKを出してきて驚いた。
「ほらいけた」
伊集院がニコッと笑って俺を促してくる。
「できたら呼んでもらえるから」
「…悪いな。助かった」
伊集院曰く、あんまり無理難題は言えないけど、例えば体調が悪い時や胃の調子が悪い時は言ったら配慮してもらえるんだとか。
「なるほど」
三年居ても知らないことってあるんだなと目から鱗が落ちた。
「それで?佐伯と仁科ってどういう奴なんだ?」
なんとなく手持無沙汰でそんな話を振ると、伊集院は聞いた話だけどと前置きをしつつ話してくれる。
どうやら要領がいいタイプとコツコツ努力するタイプの二人らしい。
そんな話をしているうちに八宝菜も出来上がり、美味しく食べていたら先生からメールが返ってきた。
一応夏休み中に佐伯と仁科に連絡を入れて事情を話しておいてくれるらしい。
「有り難いな」
「ああ。これならいざという時も少しは安心できる」
そうしてホッとしていたら、この後の予定を伊集院に聞かれた。
「今日はどこか出掛ける予定はあるのか?」
「そうだな。今日はちょっと暑さもマシだし、久しぶりにしっかりめに身体を動かしに行こうかな」
「いいな。剣道部を引退して俺も鈍ってるし、一緒に行こうかな」
「剣道場には行かないぞ?ちょっと走ってトレーニングして帰ってくるだけだから」
「トレーニング?」
「ああ。文化祭で何かあったら必要になるかもしれないし。トラブルが起こった時に動けないとシャレにならないだろう?」
「ああ、そっち対策か。それなら俺もちょっと思い出しがてら身体を動かそうかな」
「じゃあ一緒に行くか」
どうやら伊集院も俺と同じ考えになったようだし、結局一緒に行動することになった。
***
【Side.伊集院 誉】
夏休みが入る前、内原と御堂、それとダミアンの身辺調査を頼んだ。
現在その調査結果が手元にある状況だ。
御堂とダミアンは頻繁に外出しているようだが、どうやらそちらはデートに出掛けているだけのようで、問題があるような行動は見られないと報告が上がってきている。
問題は内原だ。
こちらは出掛けた先で何やら取引めいたことをしていたらしい。
内容まではわからないが若干きな臭い。
文化祭で何かやらかす気なんじゃないかと俺としては疑っている。
現時点で何かされたわけでもないから様子見しかできないが、自分だけでなく有馬の身辺にも気を付けていた方が良さそうだ。
そんな情報を手にしながら今日二人に会ったが、御堂の方はダミアンとの付き合いが続いている割には謙虚さが垣間見えて問題はないように見えたし、ちゃんと文化祭準備にも取り組んでくれそうな印象は受けた。
逆に内原はダメだ。
あれは更生の余地がない。
結局有馬と話し、保険をかける意味でも先生に依頼して次期生徒会長候補と副会長候補に声を掛けてもらうことに。
これで少しは問題事は回避できるはず。
そうして一息ついたところで有馬の今日の予定を聞いてみた。
できれば今日も一緒に過ごしたい。
そう思って返事を聞くと、何やら身体を動かしたいとのこと。
剣道場に行くならそれもいいなと思ったのに、どうやらそうじゃないらしい。
文化祭で何かあった時に動けるようにしておきたいからトレーニングをしておくんだとか。
(なるほど)
それは確かに必要だ。
内原があの状態ならこちらも対策をとっておくに越したことはないだろう。
そう思って俺も一緒に身体を動かすことに決めた。
そして一度部屋に戻って着替え、いつものランニングコースというのを教えてもらいながら一緒に走った。
聞くところによると有馬は体力作りに朝に走ることが多いらしい。
俺もランニングはしていたけど、大体夕食後に走りに行くことが多かったから全く知らなかった。
有馬を抱くようになってからは夜中に部屋に帰ってから走りに行っていたし、完全に時間はすれ違っている。
(今度から早朝に時間を切り替えよう)
その方が有馬と過ごせる時間が増えるし、一石二鳥だ。
そんなことを考えながら暫く走ると少し開けた場所に出た。
「ここでちょっとトレーニングした後グルッと回って寮まで帰るのがいつものコースなんだ」
「へぇ」
「今日はいつもの軽めのトレーニングじゃなくてじっくりやるつもりだし、暇だったら先に帰ってくれていいからな」
そう言われたけど、俺からすれば興味津々だ。
有馬が剣道以外の武道をしていたなんて聞いていないし、知りたい気持ちが大きかった。
そうして分かったのは、どうも武道というよりは格闘術の類らしいということ。
蹴りや打撃系の技が多くて肘や膝も余すところなく使っている。
(かなり強そうだな)
正直凄く意外だった。
蹴りにもしっかりと体重が乗っているし、技のキレがいいから熟練度から考えても長く続けているんだろう。
その動きの鋭さに有馬の清廉さが際立って、思わず見惚れてしまった。
後で本人に聞いてみると、アメリカに住んでた時に護身で教わった格闘術らしい。
何度か引っ越しはしたものの、安全のためにずっとその格闘術は習い続けていたそうだ。
(まああれだけ可愛いかったら親も心配だよな)
絶対攫いたくなる奴はいたと思う。
それくらい子供の頃の有馬も可愛いかった。
それはさておき、日本に帰ってからも基本のトレーニングはずっと続けているんだと教えてくれた。
でも俺が襲った時震えてたけど、いざという時ちゃんと使えるんだろうか?
そこが心配だ。
だから思わず聞いたんだが、あれは襲うと思ってなかった相手に襲われて凄く動揺したんだと恥ずかしそうに言われた。
「まさかお前があんなことしてくるなんて思わないだろう?」
そんなに信用されていたなんてと改めて感動すると共に反省もしてしまう。
「悪かった」
「もういい。俺の目は別に間違ってなかったし」
有馬はそう言うが、『買いかぶり過ぎだぞ』とこっそり申し訳なく思う俺だった。
外は暑いけど寮の中は快適そのもの。
そんな寮にある談話室の一室に、今日は生徒会メンバーが勢揃いしていた。
まあ主に9月からの文化祭準備に必要な前情報の共有が目的だ。
御堂の方は俺達の話を真剣に聞いてくれていたからそんなに心配してないが、内原は不機嫌そうに適当な態度。
大丈夫だろうか?
この分だと何かしらフォローも考えておいた方が良いかもしれない。
後で伊集院にも相談してみよう。
そうして説明後解散してから伊集院に話を振ったら、一度先生に連絡してみようということになった。
基本的に生徒会の会長と副会長は成績上位者から選ばれる。
立候補制とは名ばかりで、先生からの指名が殆ど。
会長になるか副会長になるかが生徒票で決まるくらいのものか。
そんなこともあって、先生から次期生徒会の会長候補、副会長候補に話を通してもらうことは可能だ。
了承さえ得られれば通常より早く手伝いに入ってもらうことはできるはず。
「今の二年トップ2って誰だっけ?」
「佐伯と仁科の二人だな」
「詳しいな」
「内原と御堂があんな感じだから一応知っておいた方がいいと思って、剣道部の二年から聞いた」
「ああ、なるほど」
どうやら不信任で解任された場合入ってくる可能性が高い相手を予め調べておいたらしい。
流石だ。
こういうところは抜かりがない。
そして先生に相談メールだけ送って、昼食を食べに食堂に移動した。
「……今日はカツか」
「ああ、そう言えば揚げ物が苦手だったな」
「よく知ってるな」
「前に言ってただろう?」
多分以前剣道部の皆で出掛けた際の話を覚えていたんだろう。
何気ない会話だったはずなのによく覚えていたなと感心してしまう。
「大丈夫だ。裏メニューを頼めばいい」
「裏メニュー?」
「まあ見てろ。────おばちゃん。今日の賄いは?」
「今日の賄いは余った豚肉で炒め物の予定よ」
「それ、一食分うまく八宝菜にできないかな?有馬が揚げ物苦手で、胃が凭れるんだって」
「まあ。それなら早く言ってくれればよかったのに。すぐに作るわね。八宝菜一丁!」
「あいよ~」
中で調理担当のおっちゃんがあっさりOKを出してきて驚いた。
「ほらいけた」
伊集院がニコッと笑って俺を促してくる。
「できたら呼んでもらえるから」
「…悪いな。助かった」
伊集院曰く、あんまり無理難題は言えないけど、例えば体調が悪い時や胃の調子が悪い時は言ったら配慮してもらえるんだとか。
「なるほど」
三年居ても知らないことってあるんだなと目から鱗が落ちた。
「それで?佐伯と仁科ってどういう奴なんだ?」
なんとなく手持無沙汰でそんな話を振ると、伊集院は聞いた話だけどと前置きをしつつ話してくれる。
どうやら要領がいいタイプとコツコツ努力するタイプの二人らしい。
そんな話をしているうちに八宝菜も出来上がり、美味しく食べていたら先生からメールが返ってきた。
一応夏休み中に佐伯と仁科に連絡を入れて事情を話しておいてくれるらしい。
「有り難いな」
「ああ。これならいざという時も少しは安心できる」
そうしてホッとしていたら、この後の予定を伊集院に聞かれた。
「今日はどこか出掛ける予定はあるのか?」
「そうだな。今日はちょっと暑さもマシだし、久しぶりにしっかりめに身体を動かしに行こうかな」
「いいな。剣道部を引退して俺も鈍ってるし、一緒に行こうかな」
「剣道場には行かないぞ?ちょっと走ってトレーニングして帰ってくるだけだから」
「トレーニング?」
「ああ。文化祭で何かあったら必要になるかもしれないし。トラブルが起こった時に動けないとシャレにならないだろう?」
「ああ、そっち対策か。それなら俺もちょっと思い出しがてら身体を動かそうかな」
「じゃあ一緒に行くか」
どうやら伊集院も俺と同じ考えになったようだし、結局一緒に行動することになった。
***
【Side.伊集院 誉】
夏休みが入る前、内原と御堂、それとダミアンの身辺調査を頼んだ。
現在その調査結果が手元にある状況だ。
御堂とダミアンは頻繁に外出しているようだが、どうやらそちらはデートに出掛けているだけのようで、問題があるような行動は見られないと報告が上がってきている。
問題は内原だ。
こちらは出掛けた先で何やら取引めいたことをしていたらしい。
内容まではわからないが若干きな臭い。
文化祭で何かやらかす気なんじゃないかと俺としては疑っている。
現時点で何かされたわけでもないから様子見しかできないが、自分だけでなく有馬の身辺にも気を付けていた方が良さそうだ。
そんな情報を手にしながら今日二人に会ったが、御堂の方はダミアンとの付き合いが続いている割には謙虚さが垣間見えて問題はないように見えたし、ちゃんと文化祭準備にも取り組んでくれそうな印象は受けた。
逆に内原はダメだ。
あれは更生の余地がない。
結局有馬と話し、保険をかける意味でも先生に依頼して次期生徒会長候補と副会長候補に声を掛けてもらうことに。
これで少しは問題事は回避できるはず。
そうして一息ついたところで有馬の今日の予定を聞いてみた。
できれば今日も一緒に過ごしたい。
そう思って返事を聞くと、何やら身体を動かしたいとのこと。
剣道場に行くならそれもいいなと思ったのに、どうやらそうじゃないらしい。
文化祭で何かあった時に動けるようにしておきたいからトレーニングをしておくんだとか。
(なるほど)
それは確かに必要だ。
内原があの状態ならこちらも対策をとっておくに越したことはないだろう。
そう思って俺も一緒に身体を動かすことに決めた。
そして一度部屋に戻って着替え、いつものランニングコースというのを教えてもらいながら一緒に走った。
聞くところによると有馬は体力作りに朝に走ることが多いらしい。
俺もランニングはしていたけど、大体夕食後に走りに行くことが多かったから全く知らなかった。
有馬を抱くようになってからは夜中に部屋に帰ってから走りに行っていたし、完全に時間はすれ違っている。
(今度から早朝に時間を切り替えよう)
その方が有馬と過ごせる時間が増えるし、一石二鳥だ。
そんなことを考えながら暫く走ると少し開けた場所に出た。
「ここでちょっとトレーニングした後グルッと回って寮まで帰るのがいつものコースなんだ」
「へぇ」
「今日はいつもの軽めのトレーニングじゃなくてじっくりやるつもりだし、暇だったら先に帰ってくれていいからな」
そう言われたけど、俺からすれば興味津々だ。
有馬が剣道以外の武道をしていたなんて聞いていないし、知りたい気持ちが大きかった。
そうして分かったのは、どうも武道というよりは格闘術の類らしいということ。
蹴りや打撃系の技が多くて肘や膝も余すところなく使っている。
(かなり強そうだな)
正直凄く意外だった。
蹴りにもしっかりと体重が乗っているし、技のキレがいいから熟練度から考えても長く続けているんだろう。
その動きの鋭さに有馬の清廉さが際立って、思わず見惚れてしまった。
後で本人に聞いてみると、アメリカに住んでた時に護身で教わった格闘術らしい。
何度か引っ越しはしたものの、安全のためにずっとその格闘術は習い続けていたそうだ。
(まああれだけ可愛いかったら親も心配だよな)
絶対攫いたくなる奴はいたと思う。
それくらい子供の頃の有馬も可愛いかった。
それはさておき、日本に帰ってからも基本のトレーニングはずっと続けているんだと教えてくれた。
でも俺が襲った時震えてたけど、いざという時ちゃんと使えるんだろうか?
そこが心配だ。
だから思わず聞いたんだが、あれは襲うと思ってなかった相手に襲われて凄く動揺したんだと恥ずかしそうに言われた。
「まさかお前があんなことしてくるなんて思わないだろう?」
そんなに信用されていたなんてと改めて感動すると共に反省もしてしまう。
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