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【本編】
8.逃げ出す護衛騎士 Side.セドリック
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翌朝、目が覚めると隣にいるはずのアルフレッドの姿はどこにもなかった。
まさかと思い外に控えていた警護の騎士に尋ねると、小一時間ほど前に怒りを露にしながら部屋に戻ったと言われた。
これはマズい。
下手をしたら逃げられるのではないかと思い、すぐさまその姿を探すことにした。
このまま逃げられたら目も当てられないではないか。
そしてまずはアルフレッドに与えられた部屋へと足を向ける。
けれどそこにアルフレッドの姿は既になく、近くにいた者に話を聞くとどうやらアルメリア姫の元へと向かったらしいことが分かった。
良くも悪くも真面目な性格で良かった。
俺は急いで彼女の元にいるであろうアルフレッドの元へと向かうが、こちらの気配を察知して逃げられても困るなと思い、ドアが近づくにつれ徐々に気配を消していき辿り着く頃には完全に気配を遮断していた。
これならきっと気づかれずに近づくことができるはず。
そして中へと足を踏み入れ耳に飛び込んできたのは激高したような声と言葉だった。
「ふざけないでください!俺は今後一切身代わりなんてしませんからね?!次からは誰か侍女でも行かせてください!」
正直冗談でもそんなことは言わないで欲しかった。
昨日あんなにも愛し合ったというのに酷い言い草だ。
「アル…何をつれないことを言っている?」
だからこちらに気づいていないのをいいことにそのまま背後を取り、逃げられないようにと捕獲した。
気づいていなかったからかアルフレッドはビクッと身を震わせたが、やはり気配を消して近づいたのは正解だったようだ。
まるで今にも逃げだしそうな空気を醸し出している。
(逃がすものか……)
「初夜に来たのは他の誰でもないお前だろう?アル。だからお前が俺の花嫁だ。侍女など宛がわれても抱くはずがない」
「セ、セドリック王子?」
「何かな?アル」
「俺はあくまでも姫の護衛騎士なので、愛人や性欲処理係ではないとこの際言わせて頂きたい」
「ああ、なるほど?」
そういうことか────。
確かに挙式の時に正妃として認められたのはここにいるアルメリア王女だ。
それならば実際問題こんな勘違いをするのもわからないではない。
けれどどちらかと言うとアルメリア王女はただのおまけで、アルフレッドこそが本命と言えるのだが……。
(そういうことなら……)
「わかって頂けましたか?」
「ああ、勿論。────アルメリア王女……」
「はい!」
逃げられないよう速やかに場を整えればいいだけの話だ。
愛人や性欲処理係でなく、周知できるような立場を用意すればいいのだろう?
「姫の代わりに初夜に来たのはここにいるアルフレッドに間違いはないな?」
「は、はいっ!間違いございません!」
「では…アルフレッドを俺の妃にするのになんの異存もあるまいな?」
「ございません!」
「では今この瞬間からアルフレッドは俺の側妃として扱うように」
「はいっ!喜んでーっ!」
それを聞いたアルフレッドは絶句していたが、我に返るとすぐさま断りを入れてきた。
曰く、そんな馬鹿な話があるかということらしい。
けれど逃げようとする方が悪いのだ。
悪いが外堀はすぐさま埋めさせてもらうぞ?
(絶対に逃げられないようにな)
そしてニヤリと笑って俺はすぐさま父の元へと向かい側妃認定をもぎ取ってくると、おしゃべりな侍女達へと指示を出し王宮全体に噂を広めるよう動かした。
(これでいい…)
そんな風にほくそ笑み、今夜文句を言いに来るであろうアルフレッドの姿を思い描きながら夜を待った。
***
昨日に引き続きコンコンとドアをノックする音がする。
けれど気配を探ってすぐに相手が求めている者ではないと察してしまった。
「…入れ」
案の定やってきたのはアルフレッドではなく、その主であるアルメリア王女だった。
まさかとは思うがアルフレッドを押しのけてやってきたのではないだろうなと思わず威圧を放ってしまう。
「ひっ…!」
それを受けた姫はたちまち蒼白になりその場へとへたり込みそうになった。
「…どうしてお前が来た?」
「し、仕方がなかったんです!お許しください!」
そしてとうとう耐えきれなくなったのか、床に伏すようにしながら謝罪と言い訳を口にし始める。
「ア、アルフレッドが義務は果たして子を作れと言いまして、そうしないとここから出ていくと…!」
どうやら姫がここに来たのはアルフレッドの指示だったらしい。
そういうことなら威圧しても仕方がない。
状況を把握するためにも一先ず話を聞くことにする。
(とは言え子を為せとはまた…随分なことを)
俺にこの女を抱けと言うなんてとどうしても不満は溜まってしまう。
「子ができればおとなしく側室に収まると?」
それならば我慢して抱かなくはないが……。
「い、いえっ!そこまでは……。ひっ…!」
(違うのか?ならばどういう了見だ?)
思わず抑えていた殺気が顔を出し、姫がブルブルと震えながら説明を始める。
「お許しください!アルフレッドはかの有名なゴッドハルトの英雄の片腕だった男でして、私にはどう足掻いても説得できそうになかったのです!」
(ゴッドハルトの英雄の片腕…だと?)
その英雄の話なら自分でも知っている。
あの腐った国を救った英雄トルセン。
そして彼の傍らにはいつも一人の男がいると評判だった。
剣豪アルフレッド────そうか。そうだったのか。
アルフレッドと言う名はありふれた名前だからこそ失念していた。
まさかこんなところで姫の護衛などというあり得ない立場に収まっていたなどと…思いつくはずもない。
「ははっ…!なるほどな。それなら納得だ」
「…………」
それならば暗部が手玉に取られるのもわからなくはないし、おとなしくここに留まるなどという安易な選択もしはしないだろう。
逃げようと思えばいつでも逃げられるほどの実力を持った男。それがアルフレッドと言う男なのだ。
「では姫。これからについて話し合うとしようか…」
「……は、はい」
さて、そんな男をどうやってここに置き続けようか?
現状姫の護衛騎士であることから考えてもこの姫の使いようによっては引き続きここに居てもらえるはずではあるが…。それには何の保証もない。
機嫌を損ねず、且つ絡めとって逃げられないようにしておくにはどう仕掛けるのが一番だろう?
それを考えるだけでも生まれてからずっと退屈だった日々が色鮮やかに変わっていくように感じられた。
「ああ、わくわくするな」
「左様ですか」
姫にはこんな俺の心境など全くわかるはずがないだろう。
「知っているか?あの男につけた俺の暗部達は皆気づかぬ間にしてやられたのだ」
「…それはとんだご無礼を」
「いや。怒っているわけではない。寧ろ他の護衛騎士達は全く気付いていないのにあの男だけは別格だと思っていたのだ。だからこそ先日完全に気配を断って近づいてみたんだが……」
(あの時の反応は最高だったな)
ついその時を思い出し頬が緩んでしまう。
逃げようとする獲物を追いかけたくなるのは男の性とでもいうのだろうか?
誰もが恐れる自分の前でも安易に阿ることのないあの男が俺はたまらなく欲しかった。
「あの男をこの手に入れる日が待ち遠しいな」
「……頑張ってくださいませ」
そしてそもそもの義務と言うこととアルフレッドが望むのならばと些事はさっさと片付け、姫と明日以降は絶対にアルフレッドをここにと誓い合ったのだった。
まさかと思い外に控えていた警護の騎士に尋ねると、小一時間ほど前に怒りを露にしながら部屋に戻ったと言われた。
これはマズい。
下手をしたら逃げられるのではないかと思い、すぐさまその姿を探すことにした。
このまま逃げられたら目も当てられないではないか。
そしてまずはアルフレッドに与えられた部屋へと足を向ける。
けれどそこにアルフレッドの姿は既になく、近くにいた者に話を聞くとどうやらアルメリア姫の元へと向かったらしいことが分かった。
良くも悪くも真面目な性格で良かった。
俺は急いで彼女の元にいるであろうアルフレッドの元へと向かうが、こちらの気配を察知して逃げられても困るなと思い、ドアが近づくにつれ徐々に気配を消していき辿り着く頃には完全に気配を遮断していた。
これならきっと気づかれずに近づくことができるはず。
そして中へと足を踏み入れ耳に飛び込んできたのは激高したような声と言葉だった。
「ふざけないでください!俺は今後一切身代わりなんてしませんからね?!次からは誰か侍女でも行かせてください!」
正直冗談でもそんなことは言わないで欲しかった。
昨日あんなにも愛し合ったというのに酷い言い草だ。
「アル…何をつれないことを言っている?」
だからこちらに気づいていないのをいいことにそのまま背後を取り、逃げられないようにと捕獲した。
気づいていなかったからかアルフレッドはビクッと身を震わせたが、やはり気配を消して近づいたのは正解だったようだ。
まるで今にも逃げだしそうな空気を醸し出している。
(逃がすものか……)
「初夜に来たのは他の誰でもないお前だろう?アル。だからお前が俺の花嫁だ。侍女など宛がわれても抱くはずがない」
「セ、セドリック王子?」
「何かな?アル」
「俺はあくまでも姫の護衛騎士なので、愛人や性欲処理係ではないとこの際言わせて頂きたい」
「ああ、なるほど?」
そういうことか────。
確かに挙式の時に正妃として認められたのはここにいるアルメリア王女だ。
それならば実際問題こんな勘違いをするのもわからないではない。
けれどどちらかと言うとアルメリア王女はただのおまけで、アルフレッドこそが本命と言えるのだが……。
(そういうことなら……)
「わかって頂けましたか?」
「ああ、勿論。────アルメリア王女……」
「はい!」
逃げられないよう速やかに場を整えればいいだけの話だ。
愛人や性欲処理係でなく、周知できるような立場を用意すればいいのだろう?
「姫の代わりに初夜に来たのはここにいるアルフレッドに間違いはないな?」
「は、はいっ!間違いございません!」
「では…アルフレッドを俺の妃にするのになんの異存もあるまいな?」
「ございません!」
「では今この瞬間からアルフレッドは俺の側妃として扱うように」
「はいっ!喜んでーっ!」
それを聞いたアルフレッドは絶句していたが、我に返るとすぐさま断りを入れてきた。
曰く、そんな馬鹿な話があるかということらしい。
けれど逃げようとする方が悪いのだ。
悪いが外堀はすぐさま埋めさせてもらうぞ?
(絶対に逃げられないようにな)
そしてニヤリと笑って俺はすぐさま父の元へと向かい側妃認定をもぎ取ってくると、おしゃべりな侍女達へと指示を出し王宮全体に噂を広めるよう動かした。
(これでいい…)
そんな風にほくそ笑み、今夜文句を言いに来るであろうアルフレッドの姿を思い描きながら夜を待った。
***
昨日に引き続きコンコンとドアをノックする音がする。
けれど気配を探ってすぐに相手が求めている者ではないと察してしまった。
「…入れ」
案の定やってきたのはアルフレッドではなく、その主であるアルメリア王女だった。
まさかとは思うがアルフレッドを押しのけてやってきたのではないだろうなと思わず威圧を放ってしまう。
「ひっ…!」
それを受けた姫はたちまち蒼白になりその場へとへたり込みそうになった。
「…どうしてお前が来た?」
「し、仕方がなかったんです!お許しください!」
そしてとうとう耐えきれなくなったのか、床に伏すようにしながら謝罪と言い訳を口にし始める。
「ア、アルフレッドが義務は果たして子を作れと言いまして、そうしないとここから出ていくと…!」
どうやら姫がここに来たのはアルフレッドの指示だったらしい。
そういうことなら威圧しても仕方がない。
状況を把握するためにも一先ず話を聞くことにする。
(とは言え子を為せとはまた…随分なことを)
俺にこの女を抱けと言うなんてとどうしても不満は溜まってしまう。
「子ができればおとなしく側室に収まると?」
それならば我慢して抱かなくはないが……。
「い、いえっ!そこまでは……。ひっ…!」
(違うのか?ならばどういう了見だ?)
思わず抑えていた殺気が顔を出し、姫がブルブルと震えながら説明を始める。
「お許しください!アルフレッドはかの有名なゴッドハルトの英雄の片腕だった男でして、私にはどう足掻いても説得できそうになかったのです!」
(ゴッドハルトの英雄の片腕…だと?)
その英雄の話なら自分でも知っている。
あの腐った国を救った英雄トルセン。
そして彼の傍らにはいつも一人の男がいると評判だった。
剣豪アルフレッド────そうか。そうだったのか。
アルフレッドと言う名はありふれた名前だからこそ失念していた。
まさかこんなところで姫の護衛などというあり得ない立場に収まっていたなどと…思いつくはずもない。
「ははっ…!なるほどな。それなら納得だ」
「…………」
それならば暗部が手玉に取られるのもわからなくはないし、おとなしくここに留まるなどという安易な選択もしはしないだろう。
逃げようと思えばいつでも逃げられるほどの実力を持った男。それがアルフレッドと言う男なのだ。
「では姫。これからについて話し合うとしようか…」
「……は、はい」
さて、そんな男をどうやってここに置き続けようか?
現状姫の護衛騎士であることから考えてもこの姫の使いようによっては引き続きここに居てもらえるはずではあるが…。それには何の保証もない。
機嫌を損ねず、且つ絡めとって逃げられないようにしておくにはどう仕掛けるのが一番だろう?
それを考えるだけでも生まれてからずっと退屈だった日々が色鮮やかに変わっていくように感じられた。
「ああ、わくわくするな」
「左様ですか」
姫にはこんな俺の心境など全くわかるはずがないだろう。
「知っているか?あの男につけた俺の暗部達は皆気づかぬ間にしてやられたのだ」
「…それはとんだご無礼を」
「いや。怒っているわけではない。寧ろ他の護衛騎士達は全く気付いていないのにあの男だけは別格だと思っていたのだ。だからこそ先日完全に気配を断って近づいてみたんだが……」
(あの時の反応は最高だったな)
ついその時を思い出し頬が緩んでしまう。
逃げようとする獲物を追いかけたくなるのは男の性とでもいうのだろうか?
誰もが恐れる自分の前でも安易に阿ることのないあの男が俺はたまらなく欲しかった。
「あの男をこの手に入れる日が待ち遠しいな」
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