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【本編】
19.王都到着
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馬車で一週間かけて王都へと向かう。
その間、食事時にディオン様と母国語以外で会話をした。
『ディオン様はとても勤勉だな』と感心してしまう。
こんな時くらいのんびりすればいいのに。
でももしかしたら今回の親善パーティーで皇太子殿下の役に立ちたくて頑張りたいのかもと思ったから、俺も積極的に協力した。
「”ラスター。君に着替えを用意したんだけど、よかったら貰ってくれないかな?”」
「”着替え…ですか?”」
「”似合うと思うし、是非着てみてほしい”」
本来なら貰ういわれのないものだ。
でも言語の練習としてはある意味正しい。
相手への贈り物をするというシチュエーションはあり得るからだ。
今回は着替えだけど、それこそ単語を変えれば女性に対してアクセサリーでもドレスでも贈る時に使えるフレーズだ。
でもこの言語を使う国の礼儀として一度断るのがマナーでもあった。
「”お気遣いは有り難いですが、私には勿体ないお言葉です”」
「え?!こ、断られた…?ラスター…何か言い間違えたかな?」
(ああ…ディオン様があからさまに落ち込んでしまった。しょげてる姿が可愛い)
でもここはちゃんと教えてあげないと可哀想だ。
「違いますよ。ネテ語を母国語とするネティシーナ国では相手の好意を受け止めつつ一度はお断りするのがマナーなんです。素直に受け取ると図々しいとかはしたないと周囲に思われてしまうらしくて、こういった言い回しになったと言われています」
「…じゃあ?」
「そうですね。思うように続けてください」
「”…愛しい貴方に、是非受け取っていただきたいのですが”」
「……っ?!」
ここに来ていきなり口説き文句になった。
さっきの意趣返しなんだろうか?
ディオン様がこんなセリフを言うとは思ってもみなかったから、不意打ちで心臓が飛び跳ねるかと思った。
「”…………有難く、頂戴いたします”」
「はい」
しかも満面の笑み付き。
こんな風に微笑まれたら誰だって赤面してしまうだろう。
きっと俺だけじゃないはず。
でも一応俺のツガイに謝りたい。
一瞬でも貴方以外に見惚れてしまってすまなかった、と。
そんなこんなで無事に王都の屋敷へと到着し、3日後にあるパーティーへと臨むことになった。
王都の屋敷での勝手はわからないので、ここは詳しいヴィクターさんに尋ねてみる。
「ヴィクターさん。ここに滞在中俺はどうしたらいいですか?」
「領主様は何と?」
「ディオン様が領地にちゃんと帰ってくるよう見ていてやってくれと言われましたが、それ以外は特に」
「そうですか。それなら荷物を片付けたら他の使用人同様働いてください。執事長に言えば仕事はもらえますので」
「わかりました」
まあ確かにパーティーが終わるまでは俺がすることも特にはない。
仕事を貰うのが一番だろう。
そう思ったから俺は手早く荷物を片付け執事長のところへ向かい、素直に仕事を貰った。
水運びに馬の世話、庭仕事などの雑用が主な仕事だ。
俺は平民生まれだし、雑事は慣れたもの。
別に文句もないし頼まれるがまま黙々とこなしていた。
なのに途中で俺を探していたらしいディオン様に見つかって、真っ青な顔で『そんな仕事を貴方がする必要はありません!』と叫ばれて、ちょっとした騒ぎになってしまった。
「バッカス!これはどういうことだ?!どうしてラスターにこんな仕事をやらせている?!」
しかも俺じゃなく執事長に怒りをぶつけ始めてしまう。
どうしてだろう?これは流石にマズい。
執事長は俺が言ったから仕事をくれただけなのに。
「ディオン様!俺が、望んで仕事を頂いただけなんです!だからどうか叱るのなら俺を叱ってください!」
「ラスター!」
君は黙っていてくれと言うように鋭い目を向けてくるディオン様にどう言えばいいのか。
「ディオン様。ラスターがやりたいと言ったのならやらせてやればよいのでは?彼は平民です。これくらい何ということもないでしょう」
そこへ割り込んでくれるヴィクターさん。
正直ディオン様のことをよくわかっている彼なら宥めることができるんじゃないかと期待した。
でもそんな期待はもろくも崩れ去ってしまう。
「ヴィクター…お前はわかっているのか?ラスターは皇太子殿下が自らパーティーに招いた賓客だぞ?まかり間違って怪我でもして欠席なんてことになったらどう責任を取るつもりだ?」
「流石に欠席までは……」
「言っておくがラスターに何かあれば俺はすぐにでも領地に帰る。絶対にだ」
強い口調でそう言い切るディオン様は凄い迫力で、誰もが気圧されて言葉を失っていた。
どうやら相当ご立腹の様子。
やっぱりここは俺が宥めるしかないのだろう。
「ディオン様。それならディオン様が俺に仕事を下さい。ディオン様が安全だと判断して与えてくださるお仕事なら大丈夫でしょう?」
「……ラスター」
「俺は仕事をするのが好きなので、なんでもお申し付けください」
それからディオン様は深く息を吐き、暫く思考した後で『それなら』と一つの提案をしてきた。
「ネテ語はまだまだ勉強不足だし、今日はネテ語を使って王都案内に付き合ってほしい」
なるほど。それはいいアイデアだ。
「喜んでお付き合いさせていただきます」
「よろしく」
ふわりと笑うディオン様は、さっきまでの怒りも消えてすっかりいつも通りディオン様に見えた。
***
【Side.ディオン】
王都に着いたからラスターとやっとゆっくり過ごせると思ったのに、何故かそのラスターが見当たらない。
どこに行ったんだろう?
そう思って探したらまさかの雑用をこなしていた。
『さっきまで水を運んでいましたよ』
『馬の餌やりをしているところを見かけました』
『そう言えば庭で剪定鋏を持っているのを見たような…』
ちょっと聞き込みをしただけでこれだ。
偉大なる竜王陛下を扱き使うなんてあり得ない!!
(俺の大事なツガイが怪我でもしたらどうしてくれるんだ!)
剪定鋏なんてただでさえ大きいし、何かあったら大変だ。
そう思って急いで庭に向かってラスターから鋏を取り上げ、そんな仕事をさせた執事長を叱った。
それなのにラスターは『自分が仕事をくれと言ったのだ』と言い出す始末。
いくら何でも優しすぎる。
そんなに庇わなくてもいいのに。
でも『それならディオン様が俺に仕事を下さい』と言われてドキッとした。
「ディオン様が安全だと判断して与えてくださるお仕事なら大丈夫でしょう?」
「……ラスター」
「俺は仕事をするのが好きなので、なんでもお申し付けください」
どうしよう?ラスターに真剣な眼差しで見つめられて眩暈を起こしそうだ。
胸が弾み過ぎて苦しい。
(本当に俺が頼めば何でもしてくれるのかな?)
恋人同士のように手を繋いで街を歩きたいし、食べ歩きもやってみたい。
人込みでははぐれないようにさり気なく腰を抱いて歩いてみたいし、あわよくば抱き寄せてその温かさを感じてみたい。
そこまで妄想が広がったが、いやいやいやと思い直す。
ラスターはあくまでも仕事をくれと言ったのだ。
俺を好きとも言っていないし、好きだから何でも言ってくれとおねだりしたわけでもない。
冷静になれ。
仕事を言うんだ。
何かラスターの満足してくれそうな仕事を…!
(でも街歩きも捨てがたいんだよな…)
折角王都に来たんだし、やっぱり二人で街を歩きたい。
そうして暫し悩んだ結果、最適解が見つかった。
「それなら…ネテ語はまだまだ勉強不足だし、今日はネテ語を使って王都案内に付き合ってほしい」
我ながらなんていいアイデアなんだろう?
言語学習を兼ねた観光を装いラスターとデートができる、またとない名案!
しかもラスターもその案に二つ返事で頷いてくれた。
「喜んでお付き合いさせていただきます」
「よろしく」
(やったー!!!!)
表情には出さないが俺は内心で転げまわりたいほど喜んだ。
ヴィクターがその後自分もついて行くだとか、護衛は必須だとか言ってきたが甘いな。
「ラスターはここまでずっと護衛として馬車を護っていただろう?だから二人で出掛けても何も問題はない。そうだろう?」
ヴィクター。お前が言ったんだ。
ラスターは俺の護衛だと。
その言葉を逆手にとって絶対に二人きりで出掛けてやる。
「ですが護衛が一人では危険です」
「大勢で歩く方が目立って危険だ。二人だけで行く。わかったな?」
「…………かしこまりました」
こうして俺は無事にラスターと二人だけでデートに出掛けることに成功したのだった。
その間、食事時にディオン様と母国語以外で会話をした。
『ディオン様はとても勤勉だな』と感心してしまう。
こんな時くらいのんびりすればいいのに。
でももしかしたら今回の親善パーティーで皇太子殿下の役に立ちたくて頑張りたいのかもと思ったから、俺も積極的に協力した。
「”ラスター。君に着替えを用意したんだけど、よかったら貰ってくれないかな?”」
「”着替え…ですか?”」
「”似合うと思うし、是非着てみてほしい”」
本来なら貰ういわれのないものだ。
でも言語の練習としてはある意味正しい。
相手への贈り物をするというシチュエーションはあり得るからだ。
今回は着替えだけど、それこそ単語を変えれば女性に対してアクセサリーでもドレスでも贈る時に使えるフレーズだ。
でもこの言語を使う国の礼儀として一度断るのがマナーでもあった。
「”お気遣いは有り難いですが、私には勿体ないお言葉です”」
「え?!こ、断られた…?ラスター…何か言い間違えたかな?」
(ああ…ディオン様があからさまに落ち込んでしまった。しょげてる姿が可愛い)
でもここはちゃんと教えてあげないと可哀想だ。
「違いますよ。ネテ語を母国語とするネティシーナ国では相手の好意を受け止めつつ一度はお断りするのがマナーなんです。素直に受け取ると図々しいとかはしたないと周囲に思われてしまうらしくて、こういった言い回しになったと言われています」
「…じゃあ?」
「そうですね。思うように続けてください」
「”…愛しい貴方に、是非受け取っていただきたいのですが”」
「……っ?!」
ここに来ていきなり口説き文句になった。
さっきの意趣返しなんだろうか?
ディオン様がこんなセリフを言うとは思ってもみなかったから、不意打ちで心臓が飛び跳ねるかと思った。
「”…………有難く、頂戴いたします”」
「はい」
しかも満面の笑み付き。
こんな風に微笑まれたら誰だって赤面してしまうだろう。
きっと俺だけじゃないはず。
でも一応俺のツガイに謝りたい。
一瞬でも貴方以外に見惚れてしまってすまなかった、と。
そんなこんなで無事に王都の屋敷へと到着し、3日後にあるパーティーへと臨むことになった。
王都の屋敷での勝手はわからないので、ここは詳しいヴィクターさんに尋ねてみる。
「ヴィクターさん。ここに滞在中俺はどうしたらいいですか?」
「領主様は何と?」
「ディオン様が領地にちゃんと帰ってくるよう見ていてやってくれと言われましたが、それ以外は特に」
「そうですか。それなら荷物を片付けたら他の使用人同様働いてください。執事長に言えば仕事はもらえますので」
「わかりました」
まあ確かにパーティーが終わるまでは俺がすることも特にはない。
仕事を貰うのが一番だろう。
そう思ったから俺は手早く荷物を片付け執事長のところへ向かい、素直に仕事を貰った。
水運びに馬の世話、庭仕事などの雑用が主な仕事だ。
俺は平民生まれだし、雑事は慣れたもの。
別に文句もないし頼まれるがまま黙々とこなしていた。
なのに途中で俺を探していたらしいディオン様に見つかって、真っ青な顔で『そんな仕事を貴方がする必要はありません!』と叫ばれて、ちょっとした騒ぎになってしまった。
「バッカス!これはどういうことだ?!どうしてラスターにこんな仕事をやらせている?!」
しかも俺じゃなく執事長に怒りをぶつけ始めてしまう。
どうしてだろう?これは流石にマズい。
執事長は俺が言ったから仕事をくれただけなのに。
「ディオン様!俺が、望んで仕事を頂いただけなんです!だからどうか叱るのなら俺を叱ってください!」
「ラスター!」
君は黙っていてくれと言うように鋭い目を向けてくるディオン様にどう言えばいいのか。
「ディオン様。ラスターがやりたいと言ったのならやらせてやればよいのでは?彼は平民です。これくらい何ということもないでしょう」
そこへ割り込んでくれるヴィクターさん。
正直ディオン様のことをよくわかっている彼なら宥めることができるんじゃないかと期待した。
でもそんな期待はもろくも崩れ去ってしまう。
「ヴィクター…お前はわかっているのか?ラスターは皇太子殿下が自らパーティーに招いた賓客だぞ?まかり間違って怪我でもして欠席なんてことになったらどう責任を取るつもりだ?」
「流石に欠席までは……」
「言っておくがラスターに何かあれば俺はすぐにでも領地に帰る。絶対にだ」
強い口調でそう言い切るディオン様は凄い迫力で、誰もが気圧されて言葉を失っていた。
どうやら相当ご立腹の様子。
やっぱりここは俺が宥めるしかないのだろう。
「ディオン様。それならディオン様が俺に仕事を下さい。ディオン様が安全だと判断して与えてくださるお仕事なら大丈夫でしょう?」
「……ラスター」
「俺は仕事をするのが好きなので、なんでもお申し付けください」
それからディオン様は深く息を吐き、暫く思考した後で『それなら』と一つの提案をしてきた。
「ネテ語はまだまだ勉強不足だし、今日はネテ語を使って王都案内に付き合ってほしい」
なるほど。それはいいアイデアだ。
「喜んでお付き合いさせていただきます」
「よろしく」
ふわりと笑うディオン様は、さっきまでの怒りも消えてすっかりいつも通りディオン様に見えた。
***
【Side.ディオン】
王都に着いたからラスターとやっとゆっくり過ごせると思ったのに、何故かそのラスターが見当たらない。
どこに行ったんだろう?
そう思って探したらまさかの雑用をこなしていた。
『さっきまで水を運んでいましたよ』
『馬の餌やりをしているところを見かけました』
『そう言えば庭で剪定鋏を持っているのを見たような…』
ちょっと聞き込みをしただけでこれだ。
偉大なる竜王陛下を扱き使うなんてあり得ない!!
(俺の大事なツガイが怪我でもしたらどうしてくれるんだ!)
剪定鋏なんてただでさえ大きいし、何かあったら大変だ。
そう思って急いで庭に向かってラスターから鋏を取り上げ、そんな仕事をさせた執事長を叱った。
それなのにラスターは『自分が仕事をくれと言ったのだ』と言い出す始末。
いくら何でも優しすぎる。
そんなに庇わなくてもいいのに。
でも『それならディオン様が俺に仕事を下さい』と言われてドキッとした。
「ディオン様が安全だと判断して与えてくださるお仕事なら大丈夫でしょう?」
「……ラスター」
「俺は仕事をするのが好きなので、なんでもお申し付けください」
どうしよう?ラスターに真剣な眼差しで見つめられて眩暈を起こしそうだ。
胸が弾み過ぎて苦しい。
(本当に俺が頼めば何でもしてくれるのかな?)
恋人同士のように手を繋いで街を歩きたいし、食べ歩きもやってみたい。
人込みでははぐれないようにさり気なく腰を抱いて歩いてみたいし、あわよくば抱き寄せてその温かさを感じてみたい。
そこまで妄想が広がったが、いやいやいやと思い直す。
ラスターはあくまでも仕事をくれと言ったのだ。
俺を好きとも言っていないし、好きだから何でも言ってくれとおねだりしたわけでもない。
冷静になれ。
仕事を言うんだ。
何かラスターの満足してくれそうな仕事を…!
(でも街歩きも捨てがたいんだよな…)
折角王都に来たんだし、やっぱり二人で街を歩きたい。
そうして暫し悩んだ結果、最適解が見つかった。
「それなら…ネテ語はまだまだ勉強不足だし、今日はネテ語を使って王都案内に付き合ってほしい」
我ながらなんていいアイデアなんだろう?
言語学習を兼ねた観光を装いラスターとデートができる、またとない名案!
しかもラスターもその案に二つ返事で頷いてくれた。
「喜んでお付き合いさせていただきます」
「よろしく」
(やったー!!!!)
表情には出さないが俺は内心で転げまわりたいほど喜んだ。
ヴィクターがその後自分もついて行くだとか、護衛は必須だとか言ってきたが甘いな。
「ラスターはここまでずっと護衛として馬車を護っていただろう?だから二人で出掛けても何も問題はない。そうだろう?」
ヴィクター。お前が言ったんだ。
ラスターは俺の護衛だと。
その言葉を逆手にとって絶対に二人きりで出掛けてやる。
「ですが護衛が一人では危険です」
「大勢で歩く方が目立って危険だ。二人だけで行く。わかったな?」
「…………かしこまりました」
こうして俺は無事にラスターと二人だけでデートに出掛けることに成功したのだった。
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