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【本編】
28.馬車の中、二人。
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さてどうしよう?
非常に困った。
口説き方って雰囲気も大事だと思うんだけど、どうしたものだろう?
そう思っていたら、そっと隣に座ったディオン様が手を握ってきた。
「まずはさっきの復習から」
そしてそのまま指を絡めてその手を持ち上げてくる。
「これで…合ってる、かな?」
「は、はい」
そう答えたらそのままチュッとその手にキスを落とされてカァッと頬に朱が差した。
しかもその後こっちの反応を窺うように上目遣いをしてくるのは反則だと思う。
ドキドキするからやめてほしい。
「ラスター…取り敢えず、俺なりに口説いてみるから、ダメなところは指摘してほしい」
そう言いながら距離を詰め、逆の手で俺の顎をクイッと持ち上げて目を合わせてくるディオン様。
澄んだ水色の瞳に真っ直ぐ見つめられるとどうしていいのかわからなくなる。
生まれてこの方こんな風に動揺したことなんて一度もないというほど、激しく動揺してしまった。
「ラスター。愛してる。俺を好きになってくれないか?」
(~~~~~~っ?!)
下手な言葉を使わずに紡がれた直球が胸にサクッと刺さって真っ赤になった。
俺にはツガイがいるのにどうしてこんなに心臓を鷲掴みにされてしまっているんだろう?
(こんなの…ダメ、なのに……)
心臓がバクバクと弾んでちっとも落ち着きそうにない。
そんな姿に満足したのか、ディオン様は今度はフッと空気を緩めて何故かヒョイと俺を膝の上へと乗せた。
「……え?」
何故、膝の上?
「ディオン様?」
「あまりにもラスターが可愛いからちょっと乗せてみたくなって」
『ダメかな?』と俺をしっかり腕に閉じ込めながら顔を覗き込んでくるディオン様。
そんな仕草も可愛い。
ディオン様は小悪魔なんだろうか?
俺より体は大きいのになんて罪作りなんだろう?
そして俺はどうやらディオン様に甘えられるのには弱いらしい。
他の人にこれまでそんな指摘をされたことはないし、俺は嫌なことは嫌だと言える性質だ。
なのに何故かディオン様にそれが適用できなかった。
何でも聞いてあげたくなるのはどうしてだろう?
一瞬もしかしてツガイ?と頭をかすめたけど、でも男同士だしなと思い直す。
男同士のツガイというのは俺は身近なところで聞いたことがなかったからその考えはあっさり消えた。
(でも…なんだか凄く落ち着く)
心臓はこれでもかとバクバク弾むのに、ディオン様の腕の中は温かくて、とても居心地がいい。
「ラスター。今だけでも恋人みたいに甘えてほしい」
ちょっとだけでいいからとお願いされて、俺はおずおずとディオン様の胸へと手を添えて身を寄せてみる。
「こ、これでどうですか?」
「凄くいい。ありがとう」
緊張してドキドキと胸が高まる。
でもそれと同じかそれ以上にディオン様の鼓動も早い気がして、自分だけじゃないのだとホッとしながらほんの少しだけ甘えるようにくっついた。
***
【Side.ディオン】
どうしようどうしようどうしよう?
腕の中に竜王陛下がいて、俺に身を預けてくれている。
今のこの状況が奇跡のように思えてしょうがなかった。
俺は明日死ぬんじゃないだろうか?
馬車に乗りこんだのは良かったものの、何をしていいのかわからないという顔を見て俺から動いた。
だってこのままだと絶対に何もできないまま屋敷に着いてしまうと思ったんだ。
さっきの復習だと言いながら指を絡めて手を握る。
「これで…合ってる、かな?」
「は、はい」
どこか動揺しているラスターにもっと俺を意識させたい。
そう思った時にはもうチュッとその手にキスを落としていた。
これはOK?それともダメだっただろうか?
そんな思いでその表情を窺うと、頬を朱に染めていたものの嫌がってはいないように見えた。
どうやらこれくらいは許してもらえるらしい。
「ラスター…取り敢えず、俺なりに口説いてみるから、ダメなところは指摘してほしい」
貴方を口説きたい。
俺だけを見つめてほしい。
そんな思いで距離を詰め、そのまま顎を取り目を合わせた。
俺が大好きなラスターの瞳は動揺に揺れていて、この状況に戸惑っているのが目に見えてわかってしまう。
でも、振り向かせたいからここでやめたくない。
俺だけを見て俺に落ちてほしかった。
「ラスター。愛してる。俺を好きになってくれないか?」
さっきはサラッと流されてしまった告白だけど、今度はどうだろう?
少しは俺の本気が伝わるだろうか?
そう思って真剣に伝えたつもりだ。
するとさっきとは違って真っ赤になって俺を意識してくれたのが凄く伝わってきた。
(やった!)
これは成功したと思っていいんじゃないだろうか?
(嬉しい、嬉しい、嬉し過ぎる!)
そう思ったら無意識にラスターを横抱きにして膝の上に乗せていた。
おかしいな?
無意識ってすごい。
当然だがやられた方のラスターは頭の中がクエスチョンマークでいっぱいだ。
気持ちはわかる。
「ディオン様?」
「あまりにもラスターが可愛いからちょっと乗せてみたくなって」
ここは正直に言おう。
(ラスターが可愛いから乗せました!)
でも降りますと言われたらおしまいだ。
ここは先手必勝!先にお願いしてしまおう。
「ダメ、かな?」
離れたくないんです!
折角無意識がいい仕事をしてくれたんです!
どうか許してください!
そんな思いでギュッと抱きしめながら上目遣いにお願いしたらラスターは負けたというような顔で許してくれた。
(やったー!)
ついでにもう少しだけ我儘を言って甘えてみよう。
「ラスター。今だけでも恋人みたいに甘えてほしい」
これは聞いてもらえたらラッキーくらいのただの願望が漏れ出たおねだりだ。
だからダメだと言われてもちゃんと諦めるつもりだったのだけど、ラスターはおずおずとその手を俺の胸へと当て、そっと身を寄せてくれた。
「こ、これでどうですか?」
「凄くいい。ありがとう」
俺の声は上擦っていなかっただろうか?
ひっくり返っていなかっただろうか?
あまりの嬉しさに心臓が壊れそうだ。
俺の腕の中、大人しく身を寄せてくれるその温もりがとても大切で愛おしい。
前世では叶わなかったツガイとの触れ合いが泣きたくなるほど嬉しくて幸せだと思った。
「ラスター…」
愛してます。
もう一度そう言おうとしたところでガタッと馬車が揺れて止まった。
ハッと我に返り、サッと俺から身を離してしまうラスター。
「どうやら屋敷に着いたようです。練習はこれくらいにして、行きましょうか」
その言葉に一気に胸が苦しくなる。
(そうだった…)
これはあくまでも練習ということになっていたんだったと思い出した。
さっきまでの甘い雰囲気は吹き飛んで、すっかりいつもの空気へと戻ってしまう。
「ではディオン様。これで失礼させていただきます。お疲れさまでした」
「お疲れ様。良い夢を」
まるで何事もなかったかのように一礼して去っていくラスター。
その姿に益々胸が締め付けられる。
こんなに名残しく思っているのは自分だけだと思うとなんだか凄く遣る瀬無い。
でもここで焦りは禁物だ。
『俺との触れ合いを嫌がられなかった』それが大切だ。
ゆっくり行こう。
愛しいツガイを口説き落とす。
その第一歩だと思いながら俺は自室へと戻ったのだった。
非常に困った。
口説き方って雰囲気も大事だと思うんだけど、どうしたものだろう?
そう思っていたら、そっと隣に座ったディオン様が手を握ってきた。
「まずはさっきの復習から」
そしてそのまま指を絡めてその手を持ち上げてくる。
「これで…合ってる、かな?」
「は、はい」
そう答えたらそのままチュッとその手にキスを落とされてカァッと頬に朱が差した。
しかもその後こっちの反応を窺うように上目遣いをしてくるのは反則だと思う。
ドキドキするからやめてほしい。
「ラスター…取り敢えず、俺なりに口説いてみるから、ダメなところは指摘してほしい」
そう言いながら距離を詰め、逆の手で俺の顎をクイッと持ち上げて目を合わせてくるディオン様。
澄んだ水色の瞳に真っ直ぐ見つめられるとどうしていいのかわからなくなる。
生まれてこの方こんな風に動揺したことなんて一度もないというほど、激しく動揺してしまった。
「ラスター。愛してる。俺を好きになってくれないか?」
(~~~~~~っ?!)
下手な言葉を使わずに紡がれた直球が胸にサクッと刺さって真っ赤になった。
俺にはツガイがいるのにどうしてこんなに心臓を鷲掴みにされてしまっているんだろう?
(こんなの…ダメ、なのに……)
心臓がバクバクと弾んでちっとも落ち着きそうにない。
そんな姿に満足したのか、ディオン様は今度はフッと空気を緩めて何故かヒョイと俺を膝の上へと乗せた。
「……え?」
何故、膝の上?
「ディオン様?」
「あまりにもラスターが可愛いからちょっと乗せてみたくなって」
『ダメかな?』と俺をしっかり腕に閉じ込めながら顔を覗き込んでくるディオン様。
そんな仕草も可愛い。
ディオン様は小悪魔なんだろうか?
俺より体は大きいのになんて罪作りなんだろう?
そして俺はどうやらディオン様に甘えられるのには弱いらしい。
他の人にこれまでそんな指摘をされたことはないし、俺は嫌なことは嫌だと言える性質だ。
なのに何故かディオン様にそれが適用できなかった。
何でも聞いてあげたくなるのはどうしてだろう?
一瞬もしかしてツガイ?と頭をかすめたけど、でも男同士だしなと思い直す。
男同士のツガイというのは俺は身近なところで聞いたことがなかったからその考えはあっさり消えた。
(でも…なんだか凄く落ち着く)
心臓はこれでもかとバクバク弾むのに、ディオン様の腕の中は温かくて、とても居心地がいい。
「ラスター。今だけでも恋人みたいに甘えてほしい」
ちょっとだけでいいからとお願いされて、俺はおずおずとディオン様の胸へと手を添えて身を寄せてみる。
「こ、これでどうですか?」
「凄くいい。ありがとう」
緊張してドキドキと胸が高まる。
でもそれと同じかそれ以上にディオン様の鼓動も早い気がして、自分だけじゃないのだとホッとしながらほんの少しだけ甘えるようにくっついた。
***
【Side.ディオン】
どうしようどうしようどうしよう?
腕の中に竜王陛下がいて、俺に身を預けてくれている。
今のこの状況が奇跡のように思えてしょうがなかった。
俺は明日死ぬんじゃないだろうか?
馬車に乗りこんだのは良かったものの、何をしていいのかわからないという顔を見て俺から動いた。
だってこのままだと絶対に何もできないまま屋敷に着いてしまうと思ったんだ。
さっきの復習だと言いながら指を絡めて手を握る。
「これで…合ってる、かな?」
「は、はい」
どこか動揺しているラスターにもっと俺を意識させたい。
そう思った時にはもうチュッとその手にキスを落としていた。
これはOK?それともダメだっただろうか?
そんな思いでその表情を窺うと、頬を朱に染めていたものの嫌がってはいないように見えた。
どうやらこれくらいは許してもらえるらしい。
「ラスター…取り敢えず、俺なりに口説いてみるから、ダメなところは指摘してほしい」
貴方を口説きたい。
俺だけを見つめてほしい。
そんな思いで距離を詰め、そのまま顎を取り目を合わせた。
俺が大好きなラスターの瞳は動揺に揺れていて、この状況に戸惑っているのが目に見えてわかってしまう。
でも、振り向かせたいからここでやめたくない。
俺だけを見て俺に落ちてほしかった。
「ラスター。愛してる。俺を好きになってくれないか?」
さっきはサラッと流されてしまった告白だけど、今度はどうだろう?
少しは俺の本気が伝わるだろうか?
そう思って真剣に伝えたつもりだ。
するとさっきとは違って真っ赤になって俺を意識してくれたのが凄く伝わってきた。
(やった!)
これは成功したと思っていいんじゃないだろうか?
(嬉しい、嬉しい、嬉し過ぎる!)
そう思ったら無意識にラスターを横抱きにして膝の上に乗せていた。
おかしいな?
無意識ってすごい。
当然だがやられた方のラスターは頭の中がクエスチョンマークでいっぱいだ。
気持ちはわかる。
「ディオン様?」
「あまりにもラスターが可愛いからちょっと乗せてみたくなって」
ここは正直に言おう。
(ラスターが可愛いから乗せました!)
でも降りますと言われたらおしまいだ。
ここは先手必勝!先にお願いしてしまおう。
「ダメ、かな?」
離れたくないんです!
折角無意識がいい仕事をしてくれたんです!
どうか許してください!
そんな思いでギュッと抱きしめながら上目遣いにお願いしたらラスターは負けたというような顔で許してくれた。
(やったー!)
ついでにもう少しだけ我儘を言って甘えてみよう。
「ラスター。今だけでも恋人みたいに甘えてほしい」
これは聞いてもらえたらラッキーくらいのただの願望が漏れ出たおねだりだ。
だからダメだと言われてもちゃんと諦めるつもりだったのだけど、ラスターはおずおずとその手を俺の胸へと当て、そっと身を寄せてくれた。
「こ、これでどうですか?」
「凄くいい。ありがとう」
俺の声は上擦っていなかっただろうか?
ひっくり返っていなかっただろうか?
あまりの嬉しさに心臓が壊れそうだ。
俺の腕の中、大人しく身を寄せてくれるその温もりがとても大切で愛おしい。
前世では叶わなかったツガイとの触れ合いが泣きたくなるほど嬉しくて幸せだと思った。
「ラスター…」
愛してます。
もう一度そう言おうとしたところでガタッと馬車が揺れて止まった。
ハッと我に返り、サッと俺から身を離してしまうラスター。
「どうやら屋敷に着いたようです。練習はこれくらいにして、行きましょうか」
その言葉に一気に胸が苦しくなる。
(そうだった…)
これはあくまでも練習ということになっていたんだったと思い出した。
さっきまでの甘い雰囲気は吹き飛んで、すっかりいつもの空気へと戻ってしまう。
「ではディオン様。これで失礼させていただきます。お疲れさまでした」
「お疲れ様。良い夢を」
まるで何事もなかったかのように一礼して去っていくラスター。
その姿に益々胸が締め付けられる。
こんなに名残しく思っているのは自分だけだと思うとなんだか凄く遣る瀬無い。
でもここで焦りは禁物だ。
『俺との触れ合いを嫌がられなかった』それが大切だ。
ゆっくり行こう。
愛しいツガイを口説き落とす。
その第一歩だと思いながら俺は自室へと戻ったのだった。
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