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【本編】
36.溢れる魔物達
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ディオン様を突き放した翌日。寝不足でふらつきながら冒険者ギルドへと向かう。
これじゃあダメだ。
気持ちを切り替えないとと自分で自分に気合を入れて仕事に臨む。
今日もパーティーを組んでダンジョンの見回りだ。
城からの応援が来るまでしっかり務めなければ。
最初は特に異常はなかった。
いつも通りの日になるはずだった。
でも、そういう油断をまるで待っていたかのようにダンジョンは多くの魔物を吐き出し始めた。
スタンピードの始まりだ。
思っていたよりずっと早い。
こんなに早いなんて誰も考えてはいなかっただろう。
もしかしてずっと前からジワジワと少しずつダンジョンの成長が進んでいたんだろうか?
とは言えなんとかここで食い止めないと大変なことになる。
街にまで魔物が押し寄せるような事態は何としてでも回避しなければならない。
最初はまだよかった。
ゴブリンやコボルトなどの弱い魔物だったからだ。
冒険者達が次々と連携を取って倒していく。
ダンジョンだって延々と魔物を外へと吐き出すわけではない。
完成間近に吐き出し始め、最後にボス級の魔物を排出して終わる。
今回のダンジョンは吐き出し始めが想定以上に早かったが、それ即ちそれほど規模は大きくないダンジョンということだ。
ボス級の強さだってしれているはず。
そんな安心感が皆の心のどこかにあった。
でも倒して倒して、体力を削られながら徐々に強くなっていく相手と戦うことほど辛いことはない。
少しでも油断すれば死ぬ。
そんな緊迫した空気が時間と共にその場に満ち、集まった冒険者達から体力と共に精神力まで奪っていく。
そして、その場にとうとうボス級の魔物が姿を現した。
アーマードベア。
前世でも見かけたそこそこ強い魔物だ。
この世界に魔法はないが、前世と同じスペックなら魔法耐性と物理攻撃耐性があるはず。
はっきり言って剣一本で挑むには無謀とも言える相手と言えるだろう。
その爪は鋭く動きも素早いし、咆哮には威圧効果があって弱っている相手の動きを停止させにかかる。
とても連携なしには敵わない相手だと断言できるレベルの魔物だ。
そこからは悲惨だった。
無謀に突っ込み一撃で犠牲となる冒険者達。
それを見て我先にと逃げ出す者達。
それを追って次々と手にかけていくアーマードベア。
その姿は前世で悪魔に身体を乗っ取られた自分を思い出させた。
無慈悲に散っていく命。
あちこちで響く悲鳴と呻き声。
阿鼻叫喚とはこのことだろう。
だから余計になんとかせねばと思ったんだと思う。
「戦える者は連携を取れ!弱点は目だ!深く突き刺せば倒せる!焦らず落ち着いて動け!」
場に響いた俺のその声に反応し、すぐさま動いてくれたのは冒険者の中でも経験豊富な者達。
「それ以外の者は怪我人の救助にあたるか、アーマードベア以外の魔物を倒せ!体力に余裕のある者はギルドへ知らせろ!可能なら増援を!無理なら上級ポーションの準備を!急げ!」
その言葉にそれぞれができることを考え動き出す。
パニックになって思考が落ちている時こそ的確な指示は有り難いもので、取り敢えず従えばいい。
勿論俺も指示だけを出して安全な場所にいる気はない。
当然戦いに走る。
「アーマードベアは素早い!正面からは絶対に攻撃するな!防御態勢を取れ!狙うなら誘導して死角から攻撃するんだ!隙を突いて目を狙え!」
そう言いながら各パーティーの邪魔にならない位置から攻撃を仕掛け、目以外の急所の隙間を狙って攻撃する。
『いいか、ラスター。どんなに強固な毛皮に覆われた魔物にだって、刃物が入る場所はいくつもあるんだ。でないと解体ができないだろう?』
そう言いながら色々教えてくれた父を思い出す。
前世では魔法が使えたが、今世では使えない。
使える知識を総動員して倒す以外に方法はないのだ。
俺は剣をナイフへと持ち替え、刃が入る箇所へとそれを突き立てる。
致命傷にはならないが、それでも確実にダメージを与えることはできるだろう。
少しでもアーマードベアの動きを制限し、冒険者達が有利になるよう動かなければならない。
そうして命がけで何度も何度も総出で挑み、なんとか無事にアーマードベアを倒すことができた時には皆へとへとだった。
「終わっ…た?」
誰が言ったかわからないが、そんな言葉に皆の気が抜ける。
歓声を上げられるほどの気力のある者は誰もいなかった。
それほどの激闘。
周囲にいた他の魔物達も息のある者は概ね虫の息で、ほぼ全滅している。
後は帰ってギルドに報告をするだけ。
そう思ったから俺は最後に『ダンジョンの方を確認してくる』と言って移動したんだ。
ないとは思うけど、万が一ということもなくはないから。
皆には先に帰って報告をと伝えておいた。
確認だけなら俺一人で十分だと思ったから。
そうしてダンジョンの入り口付近までやってきたところで背後からこんな場所で聞こえるはずのない声が耳へと飛び込んできた。
「ラスター!!」
「ディオン…様?」
少し離れた場所で息を弾ませ、必死に駆け付けたんだろうことがわかるその姿に胸が締め付けられる。
あんな風に突き放した俺なのに、心配してくれたんだろうか?
嬉しい。でも応えられないから辛い。
言いようのない感情に囚われて身動きが取れなくなる。
だから────警戒が完全に解けてしまっていた。
わざとじゃない。
でもタイミングが悪かった。
「危ない!!」
ディオン様の悲痛な叫びが耳へと届く。
それに被さるように聞こえた羽ばたきの音。
そしてジワリと腹に感じる熱。
「グフッ…」
「竜王陛下!!」
この声は誰の声?
わからない。わからないけど、今はそれどころではない。
「まさか…眷属に攻撃されるとはな」
そう。俺の腹に爪を立て攻撃してきたのはまさかのワイバーンだった。
最後の最後にやってくれる。
でもワイバーンは空を飛ぶから厄介なのであって、攻撃耐性はアーマードベアよりも劣る。
そして今腹に爪を立てている状況では当然俺の方が有利だ。
素早く剣を振り、魔石がある急所へと剣を突き立てた。
絶叫を上げるワイバーン。
それに伴い食い込んだ爪が外れ、落下を余儀なくされる身体。
(ああ…死んだな)
素直にそう思いながら目を閉じる。
この怪我で地面に叩きつけられて助かるはずもない。
なのにどうして俺はディオン様の腕の中でまだ生きているんだろう?
「しっかりしてください、陛下!死なないでください!」
これは夢、なんだろうか?
どこかで見た光景。
俺の血を浴びたんだろうか?
血潮が飛んだ顔を歪ませ、むせび泣きながらディオン様が俺に必死に呼びかけている。
「陛下、陛下…!俺を置いて死なないで…っ!」
ディオン様はどうして俺を『陛下』と呼ぶんだろう?
俺が竜王だったことなんて知らないはずなのに。
でもそこでふと前世の死に際を思い出した。
返り血を浴びた黒鎧の竜騎士。
彼の髪は長くて綺麗な藍色で────。
「ああ…君だったのか」
やっとわかった。
ディオン様に既視感を覚えていたのはそのせいだったのだ。
出会った頃よりも少し伸びた髪がサラリと音を立てて彼の泣き顔を隠す。
(やっぱりそうだ…)
俺を助けてくれた恩人。
そんな彼に死に際に気づけて本当によかった。
だって今度こそちゃんと自分の口で言えるんだ。
あの時言えなかった言葉を────。
「二度も死に目を看取らせてゴメン。でも…思い出せてよかった。あの時はありがとう」
「やめてください!そんなっ、そんな事言わないでください!」
「ずっと…お礼が言いたかったんだ。だから、今言えて本当によかった…」
「陛下…!ダメです!まだ伝えないといけないことがあるんです!だから死なないでください!」
必死にディオン様が呼びかけるけど、流石に疲れたんだ。
別に未練も何もないから、このまま目を閉じたっていいだろう?
「ああでも…君の治世の話を聞けなかったのは、残念だな…」
きっと俺が壊してしまった平和を取り戻して、優しい国作りをしてくれたはずだ。
「これからっ、これから見せますから!立派に領地を治めて見せますからっ!誰よりも側で見ていてください!陛下!目を閉じないでください!陛下!」
そう言えばディオン様は領主様の息子だった。
このままいけば見れただろうけど……。
「う…ゴメン。でも凄く、眠いんだ」
もう少し話してあげたかったけど、流石に限界だ。
そう思い俺は小さく息を吐いてそっと目を閉じた。
なのにその瞬間温かなものを唇へと感じて、何かが流れ込んできた。
「絶対に死なせない!飲んでっ、飲んでください!!」
眠いのに、飲めとばかりに次々流し込まれる液体。
これは…上級ポーション?
コクンと喉を鳴らして飲み込むと腹が一段と熱くなった。
「陛下…愛しいツガイを俺はもう二度と失いたくないんです。だから…生きてください」
意識がなくなる前、気のせいかそんな言葉が聞こえたような気がした。
これじゃあダメだ。
気持ちを切り替えないとと自分で自分に気合を入れて仕事に臨む。
今日もパーティーを組んでダンジョンの見回りだ。
城からの応援が来るまでしっかり務めなければ。
最初は特に異常はなかった。
いつも通りの日になるはずだった。
でも、そういう油断をまるで待っていたかのようにダンジョンは多くの魔物を吐き出し始めた。
スタンピードの始まりだ。
思っていたよりずっと早い。
こんなに早いなんて誰も考えてはいなかっただろう。
もしかしてずっと前からジワジワと少しずつダンジョンの成長が進んでいたんだろうか?
とは言えなんとかここで食い止めないと大変なことになる。
街にまで魔物が押し寄せるような事態は何としてでも回避しなければならない。
最初はまだよかった。
ゴブリンやコボルトなどの弱い魔物だったからだ。
冒険者達が次々と連携を取って倒していく。
ダンジョンだって延々と魔物を外へと吐き出すわけではない。
完成間近に吐き出し始め、最後にボス級の魔物を排出して終わる。
今回のダンジョンは吐き出し始めが想定以上に早かったが、それ即ちそれほど規模は大きくないダンジョンということだ。
ボス級の強さだってしれているはず。
そんな安心感が皆の心のどこかにあった。
でも倒して倒して、体力を削られながら徐々に強くなっていく相手と戦うことほど辛いことはない。
少しでも油断すれば死ぬ。
そんな緊迫した空気が時間と共にその場に満ち、集まった冒険者達から体力と共に精神力まで奪っていく。
そして、その場にとうとうボス級の魔物が姿を現した。
アーマードベア。
前世でも見かけたそこそこ強い魔物だ。
この世界に魔法はないが、前世と同じスペックなら魔法耐性と物理攻撃耐性があるはず。
はっきり言って剣一本で挑むには無謀とも言える相手と言えるだろう。
その爪は鋭く動きも素早いし、咆哮には威圧効果があって弱っている相手の動きを停止させにかかる。
とても連携なしには敵わない相手だと断言できるレベルの魔物だ。
そこからは悲惨だった。
無謀に突っ込み一撃で犠牲となる冒険者達。
それを見て我先にと逃げ出す者達。
それを追って次々と手にかけていくアーマードベア。
その姿は前世で悪魔に身体を乗っ取られた自分を思い出させた。
無慈悲に散っていく命。
あちこちで響く悲鳴と呻き声。
阿鼻叫喚とはこのことだろう。
だから余計になんとかせねばと思ったんだと思う。
「戦える者は連携を取れ!弱点は目だ!深く突き刺せば倒せる!焦らず落ち着いて動け!」
場に響いた俺のその声に反応し、すぐさま動いてくれたのは冒険者の中でも経験豊富な者達。
「それ以外の者は怪我人の救助にあたるか、アーマードベア以外の魔物を倒せ!体力に余裕のある者はギルドへ知らせろ!可能なら増援を!無理なら上級ポーションの準備を!急げ!」
その言葉にそれぞれができることを考え動き出す。
パニックになって思考が落ちている時こそ的確な指示は有り難いもので、取り敢えず従えばいい。
勿論俺も指示だけを出して安全な場所にいる気はない。
当然戦いに走る。
「アーマードベアは素早い!正面からは絶対に攻撃するな!防御態勢を取れ!狙うなら誘導して死角から攻撃するんだ!隙を突いて目を狙え!」
そう言いながら各パーティーの邪魔にならない位置から攻撃を仕掛け、目以外の急所の隙間を狙って攻撃する。
『いいか、ラスター。どんなに強固な毛皮に覆われた魔物にだって、刃物が入る場所はいくつもあるんだ。でないと解体ができないだろう?』
そう言いながら色々教えてくれた父を思い出す。
前世では魔法が使えたが、今世では使えない。
使える知識を総動員して倒す以外に方法はないのだ。
俺は剣をナイフへと持ち替え、刃が入る箇所へとそれを突き立てる。
致命傷にはならないが、それでも確実にダメージを与えることはできるだろう。
少しでもアーマードベアの動きを制限し、冒険者達が有利になるよう動かなければならない。
そうして命がけで何度も何度も総出で挑み、なんとか無事にアーマードベアを倒すことができた時には皆へとへとだった。
「終わっ…た?」
誰が言ったかわからないが、そんな言葉に皆の気が抜ける。
歓声を上げられるほどの気力のある者は誰もいなかった。
それほどの激闘。
周囲にいた他の魔物達も息のある者は概ね虫の息で、ほぼ全滅している。
後は帰ってギルドに報告をするだけ。
そう思ったから俺は最後に『ダンジョンの方を確認してくる』と言って移動したんだ。
ないとは思うけど、万が一ということもなくはないから。
皆には先に帰って報告をと伝えておいた。
確認だけなら俺一人で十分だと思ったから。
そうしてダンジョンの入り口付近までやってきたところで背後からこんな場所で聞こえるはずのない声が耳へと飛び込んできた。
「ラスター!!」
「ディオン…様?」
少し離れた場所で息を弾ませ、必死に駆け付けたんだろうことがわかるその姿に胸が締め付けられる。
あんな風に突き放した俺なのに、心配してくれたんだろうか?
嬉しい。でも応えられないから辛い。
言いようのない感情に囚われて身動きが取れなくなる。
だから────警戒が完全に解けてしまっていた。
わざとじゃない。
でもタイミングが悪かった。
「危ない!!」
ディオン様の悲痛な叫びが耳へと届く。
それに被さるように聞こえた羽ばたきの音。
そしてジワリと腹に感じる熱。
「グフッ…」
「竜王陛下!!」
この声は誰の声?
わからない。わからないけど、今はそれどころではない。
「まさか…眷属に攻撃されるとはな」
そう。俺の腹に爪を立て攻撃してきたのはまさかのワイバーンだった。
最後の最後にやってくれる。
でもワイバーンは空を飛ぶから厄介なのであって、攻撃耐性はアーマードベアよりも劣る。
そして今腹に爪を立てている状況では当然俺の方が有利だ。
素早く剣を振り、魔石がある急所へと剣を突き立てた。
絶叫を上げるワイバーン。
それに伴い食い込んだ爪が外れ、落下を余儀なくされる身体。
(ああ…死んだな)
素直にそう思いながら目を閉じる。
この怪我で地面に叩きつけられて助かるはずもない。
なのにどうして俺はディオン様の腕の中でまだ生きているんだろう?
「しっかりしてください、陛下!死なないでください!」
これは夢、なんだろうか?
どこかで見た光景。
俺の血を浴びたんだろうか?
血潮が飛んだ顔を歪ませ、むせび泣きながらディオン様が俺に必死に呼びかけている。
「陛下、陛下…!俺を置いて死なないで…っ!」
ディオン様はどうして俺を『陛下』と呼ぶんだろう?
俺が竜王だったことなんて知らないはずなのに。
でもそこでふと前世の死に際を思い出した。
返り血を浴びた黒鎧の竜騎士。
彼の髪は長くて綺麗な藍色で────。
「ああ…君だったのか」
やっとわかった。
ディオン様に既視感を覚えていたのはそのせいだったのだ。
出会った頃よりも少し伸びた髪がサラリと音を立てて彼の泣き顔を隠す。
(やっぱりそうだ…)
俺を助けてくれた恩人。
そんな彼に死に際に気づけて本当によかった。
だって今度こそちゃんと自分の口で言えるんだ。
あの時言えなかった言葉を────。
「二度も死に目を看取らせてゴメン。でも…思い出せてよかった。あの時はありがとう」
「やめてください!そんなっ、そんな事言わないでください!」
「ずっと…お礼が言いたかったんだ。だから、今言えて本当によかった…」
「陛下…!ダメです!まだ伝えないといけないことがあるんです!だから死なないでください!」
必死にディオン様が呼びかけるけど、流石に疲れたんだ。
別に未練も何もないから、このまま目を閉じたっていいだろう?
「ああでも…君の治世の話を聞けなかったのは、残念だな…」
きっと俺が壊してしまった平和を取り戻して、優しい国作りをしてくれたはずだ。
「これからっ、これから見せますから!立派に領地を治めて見せますからっ!誰よりも側で見ていてください!陛下!目を閉じないでください!陛下!」
そう言えばディオン様は領主様の息子だった。
このままいけば見れただろうけど……。
「う…ゴメン。でも凄く、眠いんだ」
もう少し話してあげたかったけど、流石に限界だ。
そう思い俺は小さく息を吐いてそっと目を閉じた。
なのにその瞬間温かなものを唇へと感じて、何かが流れ込んできた。
「絶対に死なせない!飲んでっ、飲んでください!!」
眠いのに、飲めとばかりに次々流し込まれる液体。
これは…上級ポーション?
コクンと喉を鳴らして飲み込むと腹が一段と熱くなった。
「陛下…愛しいツガイを俺はもう二度と失いたくないんです。だから…生きてください」
意識がなくなる前、気のせいかそんな言葉が聞こえたような気がした。
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