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【本編】
50.再び王都へ
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今回の王都行きは絶対に同じ馬車でとディオンに何度も念押しされて、護衛ではなく同乗者として馬車に乗ることになった。
別に騎馬でいいのに。
「愛しいツガイを守るのも大事な事だし、俺は外で護衛でも全然いいんだけど」
そう言ったら『竜王陛下が強くて男前なのはわかってます!でもここは馬車で!お願いします!』と懇願されたから仕方がない。
「ラスター…。やっと一緒に乗れた」
嬉しそうに俺の腰を引き寄せてギュッと抱きついてくるディオン。
どうやら甘えたかっただけらしい。可愛い。
いつもいっぱい幸せにしてもらっているし、ここはいっぱい甘えさせてあげよう。
とは言え皇太子殿下も一緒だから程々にはなるけど。
「……リック。お前もディオンを見習え」
「はい?」
「俺もやりたい」
どうやら皇太子殿下が感化されてしまったらしい。
俺とリック様は目を合わせながら困った顔で笑い合う。
(お互い大変ですね)
なんとなくそう言われた気がした。
すっかり二組の恋人同士と言った感じで移動する中、勿論ディオンを甘やかしながらも外へ気を配るのは忘れない。
どうもこっちの護衛は気配の辿り方が下手だからどうしても気になるのだ。
「ラスター?」
「何?」
「外が気になる?」
「うん…まあ」
「いざとなったら俺も戦うし、ラスターは絶対に俺が守る。だから安心してほしい」
どうしよう?俺のツガイがいきなり男前になった。
まあ前世で憑依された俺を一刀の元倒してくれたディオンだから、きっとその言葉通り強いんだろうけど…。
「ディオン。そんなに気合を入れなくても俺が護るから大丈夫。それより護衛が気になって…」
「え……」
まあ驚くのは驚くと思う。
だって誰も護衛に不安があるなんて思いもしないだろう。
「ラスター…。もしかして俺の愛情が足りてなかったとか?」
「……え?」
「護衛騎士の中に俺より気になる奴がいたのか?誰?教えて?」
おかしいな?どうして嫉妬したようにそんなことを言われるんだろう?
「ディオン。落ち着いて。ただ以前護衛達の警戒の仕方が下手だなと実感したから、それが心配なだけなんだ」
冒険者の護衛と皇太子の護衛騎士を比べちゃダメだとは思うけど、どちらも人族だし大差ないんじゃないかとつい思ってしまうのだ。
「ラスター…」
ギュッと抱き締められる。
あんなに毎日愛し合ったのに、どうしてこんなに不安そうなんだろう?
何か予感でもあるのかと勘ぐってしまう。
「安心しろラスター。俺の護衛騎士達は皆優秀だ。冒険者達とは比べるべくもない」
皇太子殿下が自信満々に言ってくれるけど、リック様に膝枕されながら言うことでもない気がする。
でも折角だし、これに便乗してしまおうか。
「ありがとうございます。──ディオン。それなら俺もリック様みたいに膝を貸そうか?勿論よかったら、だけど」
そう言ったらパアッと表情が明るくなって、ウキウキしながら横になる。
「嬉しい…」
しかも膝に頬をスリスリしながら腰に腕を巻き付けギュッと抱きついてきた。
幸せそうに顔を綻ばせるディオンが微笑ましくて、俺は手触りの良い髪をそっと撫でながら幸せを噛み締めた。
そんなこんなでまた一週間かけ王都へと到着。
先に辺境伯家の屋敷へと寄ってもらって降ろしてもらい、その後皇太子殿下達は城へと帰った。
次に会うのはパーティー当日だ。
「皇太子殿下、大丈夫かな」
城に帰ったら花嫁候補が待ち構えているはずだから気が重いと嘆いていたし、ちょっと心配ではある。
「リック様もついてるし大丈夫だと思う」
まあそれはそうか。
なんだかんだであの二人も上手くいっているようだし、応援しよう。
「ラスター。デートしたい」
荷物を片付けちょっと休憩と思っていたらディオンが急にそんな事を言い出した。
「今から?」
「そう。でも疲れてるし、今日は庭園デートで、街には明日行こう?」
それなら問題ない。
「うん。行こうか」
早速とばかりに俺をエスコートし始めるディオン。
この屋敷の庭は初めてではないけど、季節毎に花が変わるからまた以前とは違った花が沢山楽しめる。
「ディオンとこうして花を見るのも楽しい」
「良かった。前に星空を切なそうに見上げてたから、色んな事を一緒にしてあげたいなと思ってたんだ」
どうやら以前のパーティーの時のことを言っているらしい。
「そんなにバレバレだったかな?」
なんだか恥ずかしくてつい俯いてしまう。
「あの時は前世の俺に嫉妬するほど悔しかったから…」
そう言いながらディオンがそっと俺の髪を手に取りチュッと口づけてくる。
「ラスター…抱き締めていい?」
「そんなこと…わざわざ聞かなくても」
「うん。でも、ちゃんとラスターの意思も尊重したいから」
そう言って優しく微笑まれて、俺は胸を鷲掴みされたような錯覚に陥り、そのまま自分からディオンへと抱き着いた。
「…これ以上好きにさせないでほしい」
思わずそう口にしたら、顎をそっと持ち上げられて、ゆったりと唇が重ねられる。
「まだ足りない。もっともっと、前世がどうでもよくなるくらい…思い出さなくなるくらい、俺に夢中になってほしい」
自分にだけ溺れてと甘く囁くディオンに身を預け、俺は短く『うん』と答えた。
***
【Side.ディオン】
ラスターを辺境伯家に迎え、毎日のように抱いて幸せな日々を送る中、皇太子殿下が城に帰るという話を聞いた。
元々ここには学ぶために来たという話だったし、別に特に驚くようなことでもなかったから、そうなんだとしか思わなかった。
でもどうやら帰るのは不本意なことだったらしくて、帰ったら花嫁候補が待ち構えていそうで嫌だと愚痴をこぼしていた。
それはまあ同情はする。
こっちが上手くいったから皇太子にも幸せにはなってほしいけど、立場上リックとだけというわけにもいかないのは仕方のないことなんだろう。
(でもそう考えると…竜王陛下って凄いよな)
あの長かった在位期間、ずっとツガイ一筋を公言して誰も花嫁に迎えなかったんだから。
その話を聞く度に『愛されてる』と喜ぶ自分がいて、なのに名乗り出れないから申し訳なく思った。
今思えば凄く自分勝手だったと思う。
結局誰も幸せになれない選択肢だった。
でも今は違う。
ラスターと相思相愛になれて凄く幸せだ。
だから前世なんて思い出さないほど幸せにしてあげたかった。
でも愛せば愛するほど、どうして不安は大きくなるんだろう?
呪いは俺達には効力を発揮できないはず。
それは間違いないのに、何故か不安が付き纏う。
だからそれを振り払うように、前世の二の舞にならないように、ラスターとやりたいことは全部やると心に決めた。
ラスターの望みも聞いて、叶えられることは全て叶えよう。
そして皇太子殿下の誕生パーティーは今度こそ俺色の衣装を身に纏い、俺の隣に立ってもらえるチャンスではある。
それはとても嬉しいことだけど、同時に前回のこともあるから心配でもあった。
皇太子はあの令嬢を招待しないと言っていたけど、問題があったのは彼女だけではない。
他の者達だってラスターを笑っていた。
(前回は離れた場所に居てもらおうと思ったけど…)
傍に置いておくのと、どちらが安全だろう?
ラスターに嫌な思いはさせたくない。
側に置いたことで嫌味を言われるリスクと離れた場所に避難させて、そこで絡まれてしまうリスク、どちらが高いだろうか?
暫く悩んで、やっぱり側で守ろうと思った。
側にいない場所で何かあったら俺は絶対に後悔する。
そう思ったから。
「ラスター。パーティーではずっと一緒に居てほしい」
なのにそう言ったらラスターは驚いたように『え?』と言ってきた。
「ラスター?」
「えっと…」
「何?」
なんだか気まずげなその様子が気になってつい咎めるような口調を向けてしまう。
でもラスターは特に隠す気もなかったのか、ポツポツとその心情を話してくれた。
曰く、次期辺境伯の立場から社交を行うのは和やかな雰囲気が一番。そんな中、どうも友人達から敵視されてそうな自分がいては不都合が生じるかもしれない。今回は前回同様離れた場所で見守ってようと思っていたとのこと。
言ってることはその通りかもしれないけど、前回のこともあるし一人にするのは心配なんだと俺はちゃんと伝えた。
でもラスターは『パーティー自体は前世で何度も経験があるから慣れているし、別に一人でも平気』だと言う。
「ラスター!」
「ディオン。心配してくれるのは嬉しいけど、過保護過ぎだと思う」
「でも…」
まだ言い募る俺に穏やかに微笑んで、『そんなに心配しなくても、何かあったらちゃんと頼るから』と口にした。
どうやらこれ以上は難しそうだ。
「……わかった。でもできるだけ目の届く範囲に居てほしい」
そこが妥協点だと伝えると、これにはちゃんとわかったと言ってもらうことができた。
何事もないと信じたいけど、念には念を入れておきたい。
(どうか何事もなくパーティーが終わりますように)
そう思いながら俺はラスターを強く抱きしめた。
別に騎馬でいいのに。
「愛しいツガイを守るのも大事な事だし、俺は外で護衛でも全然いいんだけど」
そう言ったら『竜王陛下が強くて男前なのはわかってます!でもここは馬車で!お願いします!』と懇願されたから仕方がない。
「ラスター…。やっと一緒に乗れた」
嬉しそうに俺の腰を引き寄せてギュッと抱きついてくるディオン。
どうやら甘えたかっただけらしい。可愛い。
いつもいっぱい幸せにしてもらっているし、ここはいっぱい甘えさせてあげよう。
とは言え皇太子殿下も一緒だから程々にはなるけど。
「……リック。お前もディオンを見習え」
「はい?」
「俺もやりたい」
どうやら皇太子殿下が感化されてしまったらしい。
俺とリック様は目を合わせながら困った顔で笑い合う。
(お互い大変ですね)
なんとなくそう言われた気がした。
すっかり二組の恋人同士と言った感じで移動する中、勿論ディオンを甘やかしながらも外へ気を配るのは忘れない。
どうもこっちの護衛は気配の辿り方が下手だからどうしても気になるのだ。
「ラスター?」
「何?」
「外が気になる?」
「うん…まあ」
「いざとなったら俺も戦うし、ラスターは絶対に俺が守る。だから安心してほしい」
どうしよう?俺のツガイがいきなり男前になった。
まあ前世で憑依された俺を一刀の元倒してくれたディオンだから、きっとその言葉通り強いんだろうけど…。
「ディオン。そんなに気合を入れなくても俺が護るから大丈夫。それより護衛が気になって…」
「え……」
まあ驚くのは驚くと思う。
だって誰も護衛に不安があるなんて思いもしないだろう。
「ラスター…。もしかして俺の愛情が足りてなかったとか?」
「……え?」
「護衛騎士の中に俺より気になる奴がいたのか?誰?教えて?」
おかしいな?どうして嫉妬したようにそんなことを言われるんだろう?
「ディオン。落ち着いて。ただ以前護衛達の警戒の仕方が下手だなと実感したから、それが心配なだけなんだ」
冒険者の護衛と皇太子の護衛騎士を比べちゃダメだとは思うけど、どちらも人族だし大差ないんじゃないかとつい思ってしまうのだ。
「ラスター…」
ギュッと抱き締められる。
あんなに毎日愛し合ったのに、どうしてこんなに不安そうなんだろう?
何か予感でもあるのかと勘ぐってしまう。
「安心しろラスター。俺の護衛騎士達は皆優秀だ。冒険者達とは比べるべくもない」
皇太子殿下が自信満々に言ってくれるけど、リック様に膝枕されながら言うことでもない気がする。
でも折角だし、これに便乗してしまおうか。
「ありがとうございます。──ディオン。それなら俺もリック様みたいに膝を貸そうか?勿論よかったら、だけど」
そう言ったらパアッと表情が明るくなって、ウキウキしながら横になる。
「嬉しい…」
しかも膝に頬をスリスリしながら腰に腕を巻き付けギュッと抱きついてきた。
幸せそうに顔を綻ばせるディオンが微笑ましくて、俺は手触りの良い髪をそっと撫でながら幸せを噛み締めた。
そんなこんなでまた一週間かけ王都へと到着。
先に辺境伯家の屋敷へと寄ってもらって降ろしてもらい、その後皇太子殿下達は城へと帰った。
次に会うのはパーティー当日だ。
「皇太子殿下、大丈夫かな」
城に帰ったら花嫁候補が待ち構えているはずだから気が重いと嘆いていたし、ちょっと心配ではある。
「リック様もついてるし大丈夫だと思う」
まあそれはそうか。
なんだかんだであの二人も上手くいっているようだし、応援しよう。
「ラスター。デートしたい」
荷物を片付けちょっと休憩と思っていたらディオンが急にそんな事を言い出した。
「今から?」
「そう。でも疲れてるし、今日は庭園デートで、街には明日行こう?」
それなら問題ない。
「うん。行こうか」
早速とばかりに俺をエスコートし始めるディオン。
この屋敷の庭は初めてではないけど、季節毎に花が変わるからまた以前とは違った花が沢山楽しめる。
「ディオンとこうして花を見るのも楽しい」
「良かった。前に星空を切なそうに見上げてたから、色んな事を一緒にしてあげたいなと思ってたんだ」
どうやら以前のパーティーの時のことを言っているらしい。
「そんなにバレバレだったかな?」
なんだか恥ずかしくてつい俯いてしまう。
「あの時は前世の俺に嫉妬するほど悔しかったから…」
そう言いながらディオンがそっと俺の髪を手に取りチュッと口づけてくる。
「ラスター…抱き締めていい?」
「そんなこと…わざわざ聞かなくても」
「うん。でも、ちゃんとラスターの意思も尊重したいから」
そう言って優しく微笑まれて、俺は胸を鷲掴みされたような錯覚に陥り、そのまま自分からディオンへと抱き着いた。
「…これ以上好きにさせないでほしい」
思わずそう口にしたら、顎をそっと持ち上げられて、ゆったりと唇が重ねられる。
「まだ足りない。もっともっと、前世がどうでもよくなるくらい…思い出さなくなるくらい、俺に夢中になってほしい」
自分にだけ溺れてと甘く囁くディオンに身を預け、俺は短く『うん』と答えた。
***
【Side.ディオン】
ラスターを辺境伯家に迎え、毎日のように抱いて幸せな日々を送る中、皇太子殿下が城に帰るという話を聞いた。
元々ここには学ぶために来たという話だったし、別に特に驚くようなことでもなかったから、そうなんだとしか思わなかった。
でもどうやら帰るのは不本意なことだったらしくて、帰ったら花嫁候補が待ち構えていそうで嫌だと愚痴をこぼしていた。
それはまあ同情はする。
こっちが上手くいったから皇太子にも幸せにはなってほしいけど、立場上リックとだけというわけにもいかないのは仕方のないことなんだろう。
(でもそう考えると…竜王陛下って凄いよな)
あの長かった在位期間、ずっとツガイ一筋を公言して誰も花嫁に迎えなかったんだから。
その話を聞く度に『愛されてる』と喜ぶ自分がいて、なのに名乗り出れないから申し訳なく思った。
今思えば凄く自分勝手だったと思う。
結局誰も幸せになれない選択肢だった。
でも今は違う。
ラスターと相思相愛になれて凄く幸せだ。
だから前世なんて思い出さないほど幸せにしてあげたかった。
でも愛せば愛するほど、どうして不安は大きくなるんだろう?
呪いは俺達には効力を発揮できないはず。
それは間違いないのに、何故か不安が付き纏う。
だからそれを振り払うように、前世の二の舞にならないように、ラスターとやりたいことは全部やると心に決めた。
ラスターの望みも聞いて、叶えられることは全て叶えよう。
そして皇太子殿下の誕生パーティーは今度こそ俺色の衣装を身に纏い、俺の隣に立ってもらえるチャンスではある。
それはとても嬉しいことだけど、同時に前回のこともあるから心配でもあった。
皇太子はあの令嬢を招待しないと言っていたけど、問題があったのは彼女だけではない。
他の者達だってラスターを笑っていた。
(前回は離れた場所に居てもらおうと思ったけど…)
傍に置いておくのと、どちらが安全だろう?
ラスターに嫌な思いはさせたくない。
側に置いたことで嫌味を言われるリスクと離れた場所に避難させて、そこで絡まれてしまうリスク、どちらが高いだろうか?
暫く悩んで、やっぱり側で守ろうと思った。
側にいない場所で何かあったら俺は絶対に後悔する。
そう思ったから。
「ラスター。パーティーではずっと一緒に居てほしい」
なのにそう言ったらラスターは驚いたように『え?』と言ってきた。
「ラスター?」
「えっと…」
「何?」
なんだか気まずげなその様子が気になってつい咎めるような口調を向けてしまう。
でもラスターは特に隠す気もなかったのか、ポツポツとその心情を話してくれた。
曰く、次期辺境伯の立場から社交を行うのは和やかな雰囲気が一番。そんな中、どうも友人達から敵視されてそうな自分がいては不都合が生じるかもしれない。今回は前回同様離れた場所で見守ってようと思っていたとのこと。
言ってることはその通りかもしれないけど、前回のこともあるし一人にするのは心配なんだと俺はちゃんと伝えた。
でもラスターは『パーティー自体は前世で何度も経験があるから慣れているし、別に一人でも平気』だと言う。
「ラスター!」
「ディオン。心配してくれるのは嬉しいけど、過保護過ぎだと思う」
「でも…」
まだ言い募る俺に穏やかに微笑んで、『そんなに心配しなくても、何かあったらちゃんと頼るから』と口にした。
どうやらこれ以上は難しそうだ。
「……わかった。でもできるだけ目の届く範囲に居てほしい」
そこが妥協点だと伝えると、これにはちゃんとわかったと言ってもらうことができた。
何事もないと信じたいけど、念には念を入れておきたい。
(どうか何事もなくパーティーが終わりますように)
そう思いながら俺はラスターを強く抱きしめた。
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