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不老不死の女性
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此処は街のはずれに位置する場所
日陰で湿っぽく居るだけで憂鬱になる。
周りを見れば人生に絶望した者が地べたに座っている。中には死んでいる者もいる。そしてその死体は野良犬が食いあさり骨も残さず消える。
国も手を着けない無法地帯
そんな辺鄙な場所に国にバレぬようにひっそりと佇む店がある。
店名はクロウ
喫茶店を装った殺し屋の店である。
店内は煙草と酒と珈琲の臭いが混ざり煙たい
黒を基調としたモノトーンのソファーとテーブルが三つ、同色のカウンター席が五席
カウンター席の向こうには四六時中カラスの様なマスクをつけ燕尾服を着ている店主のスウェルがいる。それが本名なのか誰も知らないし知る必要も無い、店主の裏には数種類の酒と珈琲豆と黒い素焼きのコーヒーカップとソーサー、カウンター席にはマドラーもある。
この喫茶店に来るのは皆誰かを殺したい者ばかりだ
復讐のため、私欲のため、余暇を満たすため、相手が気に入らないため、相手のため
大体そんな物だ
そんなある日場違いなほど綺麗な女性が入店してきた。店内には今のところお客はいない、女性はキョロキョロと店内を見回しカウンター席に歩いてきた。
Γあの…此処って殺しの依頼って受け付けてますよね?」
女性はコップを磨いている私に声を掛けた。
Γはい、承っています」
Γやっぱり!そうですよね!良かった~」
私がそう言うとその女性は嬉しそうに言った。
余程相手を殺したかったのだろう
Γそれで貴方は誰を殺したいのですか?」
Γあっ…私を!私を殺してください」
Γはい、では承けたまわりまし…ん?今なんと?」
Γだから私を殺してくださいって言ったんですよ」
Γえ~と、はい分かりましたとりあえず席に座ってください今珈琲を出しますので」
Γはい」
Γ苦い…ただただ苦い……」
女性は私が出した珈琲を一口飲みそう呟いた。
Γ美味しいですか?」
Γ苦いです、あの砂糖はΓないです
私は女性の言葉に被せて言った。そして女性は一拍置いて
Γ砂糖をください苦すぎて飲めません」
Γ珈琲は苦すぎる位がちょうどいいんです、それでこんなのを聞くのは野暮なのですが何故私に自殺の依頼を?」
Γあぁ~それは、実は私魔女に呪いを掛けられて不老不死になっちゃったんです、砂糖ください」
Γなるほど………………なにしたんですか?砂糖は無いです」
Γやめて下さい人を悪ガキみたいに見ないでください!本当になにもしてないんです!なにもしてないのに急に呪いかけてきたんですあの魔女!、あと砂糖あるでしょ?仮にも喫茶店ですよね?」
Γなにもしてない人間に呪いを掛けるなんて無駄な事魔女はしないはずですが…、あと砂糖は無いと言ってるでしょしつこいですよ」
Γ知りませんよ現に呪いを掛けられたんですから、本当に無いんですか…」
Γう~ん、とりあえずその珈琲を飲み終えたら死にかたを選びましょうあと料金の相談も受けます」
Γはい!………苦い…あのやっぱり砂とΓ無いです
Γ………」
女性は苦い苦いと言いながらも珈琲を飲み干した。
Γそれで……あっえっと名前は?」
Γクリスです」
Γそれじゃあクリスさんまずは死にかたを選びましょうか」
Γはい!」
Γではまずは、えぇっと自殺と言うことですしスパッと死にたいですよね?苦しみなく」
Γそうですね、あっでも首斬りや毒は効かなかったです、なんか何も感じなかったんです」
Γう~ん首吊りは?」
Γそれも試しました、ただ首に縄の跡がちょっとついただけてました」
Γう~ん火はどうでしょう?」
Γ勿論考えました。だからこの町で火事があった時思いきって火に飛び込んだんです。でも火傷一つなく……」
Γえぇ……じゃあ水は……」
Γ試しました足にそこら辺の石くくりつけて近くの泉に沈んだんです。息をしてる感覚はありませんでしたが死ななかったんです」
Γえぇ……じゃあどうすれば……」
Γだから此処に来たんですよ」
Γですよね…………」
私は少し悩んだ後
Γ…じゃあクリスさんこんなのはどうですか」
クリスさんにある提案をした。
そこは私の店から少しした所にある店(メモリー)、この店を営んでいるのは少し変わった魔女ヴェルダ
Γやぁスウェルどうした?また客に砂糖出せって言われたのか?」
Γ違う、いや正確には合ってるが違う」
この人は…どうも苦手だ、この明るい人間性からだろうか
Γじゃあなに……ってあら?綺麗な人ね、あんたのつがい?」
Γちっ…違います!私はクリスですスウェルさんとは今日会ったばかりです」
Γおい、そんな捲し立てたら逆に怪しまれるぞ?」
Γはっ!?つい……」
Γ………それで本題なんだが…ん?」
クリスが服の袖を引き自分で言うと言ってきた。
まぁいいか
Γヴェルダさん私の記憶を買い取ってください!」と
ヴェルダのメモリーと言う店はヴェルダの特別な魔法を使い記憶を売買する店である。たかが記憶されど記憶、時には国の重大な秘密などが違法取引されている。まぁ自分も殺し屋と言う合法ではない事を営んでいるので同じ貉同士何も言わないでいる。
そしてなぜ此処に来たのかと言うと、クリスは死ぬことができない、ならばせめて記憶を消し新な道は歩めないかとクリスに提案し、クリスは快諾した。だから此処に来た訳だが…
Γダメだあんたのは買い取れない」
Γ何でですかぁ!お願いします買い取って!」
ヴェルダの机に突っ伏し懇願するクリス
私はヴェルダの店で売られている小瓶に入った記憶を品定めしていた。勿論殺し屋家業に必要な………その時ある記憶が目にとまった。
Γバリスタの記憶」小瓶の下にそう書かれ
(プロのコーヒーの入れ方を文字通り盗んじゃおう☆)と更に下に説明書きされていた。
ちょっと欲しい値段は……700万ギア!?……高すぎる。後でヴェルダに交渉しよう…
私はそれからまた品定めに移ろうとした時だった。Γスウェルさん買い取り拒否られましたしかもジャンク品扱いでタタでも引き取ってくれないんです!もうどうしたらいいんですか!どうやったら私は死ねるんですかぁぁ!」
Γちょっ………落ち着いてください商品を壊してしまいますちょっ………本当に…いい加減にしろや」
始め会った時はおとなしめな女性かと思っていたが私の人をみる目はどうやらここ数年で落ちたらしい
クリスを引き剥がしヴェルダの元へと向かった。
Γどういう事ですかあの人の記憶を買い取れないとは」
Γう~ん単調でつまらなくて需要が無いのが一つね」
ずいぶんな言われようだ
Γそんで二つ目が記憶の量ね、いやビックリしたよ100年分の記憶があるかさあんなの私の魔力が取りきれないよ」
なるほど確かに
Γそう言う訳であんな量が多くて質の悪い記憶はタダでも買い取らないから、なに?」
Γいや別に……そうだあの棚のバリスタの記憶安くならないか」
Γあぁ、あの記憶?いいわよいくらに負けて欲しいの?」
Γひゃっ……百万ギアほどに…Γ無理よ
私は(バリスタの記憶)を諦めた。
しかし困った。未だ依頼を果たせていない
私は事の経緯を説明しヴェルダの知恵を借りることにした。
Γ不老不死を死なせる方法ねぇ…」
私の説明にヴェルダは首をかしげカウンターの奥の部屋から一冊の本を持ってきた。
それは古い神話の物語が書かれた本だ
確か破壊神と創造神が太古の昔この星を育てるか壊すかで喧嘩をしたと言う話が書いてあった気がする。
結末は確か創造神が勝利しこの星を育ててくれたとか
Γそれでこの話で負けてしまった破壊神なんだが、実はある町で崇められていると言われているんだ」
Γでも待ってくれその話はただの神話であり架空の話だろ?」
Γ確かに実際の話と言う証拠はないよ、でも架空だと言う証拠も無い」
Γそうだが、無茶苦茶だ」
Γ確証の無いものは怖いかい?信じられないかい?偶像にすがるかい?」
Γあんたの嫌味は世界一ムカつくな」
Γハハッどうも」
Γ………いいだろうその話もう少し詳しく聞かせてもらおう」
Γ…やっぱりあんたは殺し屋に向いてないよ」とヴェルダはスウェルに聞こえない程度の声で呟いた。
町の外にスウェルとクリスが話している。
Γ本当に良いんですか?スウェルさん、他にも殺しの依頼があるんじゃ…」
Γ問題ない、ヴェルダのツテに腕のたつ殺し屋がいる私への依頼はそいつへ回すようにしてある」
Γこの町ってそんなに殺し屋さんてるんですか?」
Γいや…まぁそんなには居ないかなどうだろう?私の知っている限りだと三人位しか知らないんだ」
Γそうなんですか…」
Γうん…」
Γ…それで本当に居るんでしょうか破壊神など」
Γう~んヴェルダ曰く破壊神はこの国を北に八山越えた町ににいるらしい、だがヴェルダの事だあまり信用はできない」
Γヴェルダさんてそんなに信用できない人なんですか?とても優しそうでしたが」
Γ上部だけさ、あいつは平気で人を裏切ったり傷つけたりしてきた。まぁ私もあまり言えた口では無いが」
Γへーそうなんですか、あっところで気になってたんですがスウェルさんてあんまり武器持たないんですね服も燕尾服で動き難くないですか?」
スウェルは喫茶店と同じ燕尾服を着、一本のナイフと小さめのサイレンサー付きの銃を持っていた。
Γそうか?私はいつもこのスタイルで仕事をするから別に不便と思った事はない」
Γそうなんですか、私も一応ナイフは持ってるんですけど戦闘は得意ではなく…まぁそもそもダメージ受けないんですけどね」
Γでも嫌ですよね攻撃受けるのは」
Γはい普通に嫌です」
Γですよね、任せて下さい依頼主である貴方の事は私が守ってみせます」
Γありがとうございます」
Γそして安らかに死にましょう」
Γはい!」
クリスの返事とともに二人は破壊神が居ると言われている町へと歩みを進めた。
日陰で湿っぽく居るだけで憂鬱になる。
周りを見れば人生に絶望した者が地べたに座っている。中には死んでいる者もいる。そしてその死体は野良犬が食いあさり骨も残さず消える。
国も手を着けない無法地帯
そんな辺鄙な場所に国にバレぬようにひっそりと佇む店がある。
店名はクロウ
喫茶店を装った殺し屋の店である。
店内は煙草と酒と珈琲の臭いが混ざり煙たい
黒を基調としたモノトーンのソファーとテーブルが三つ、同色のカウンター席が五席
カウンター席の向こうには四六時中カラスの様なマスクをつけ燕尾服を着ている店主のスウェルがいる。それが本名なのか誰も知らないし知る必要も無い、店主の裏には数種類の酒と珈琲豆と黒い素焼きのコーヒーカップとソーサー、カウンター席にはマドラーもある。
この喫茶店に来るのは皆誰かを殺したい者ばかりだ
復讐のため、私欲のため、余暇を満たすため、相手が気に入らないため、相手のため
大体そんな物だ
そんなある日場違いなほど綺麗な女性が入店してきた。店内には今のところお客はいない、女性はキョロキョロと店内を見回しカウンター席に歩いてきた。
Γあの…此処って殺しの依頼って受け付けてますよね?」
女性はコップを磨いている私に声を掛けた。
Γはい、承っています」
Γやっぱり!そうですよね!良かった~」
私がそう言うとその女性は嬉しそうに言った。
余程相手を殺したかったのだろう
Γそれで貴方は誰を殺したいのですか?」
Γあっ…私を!私を殺してください」
Γはい、では承けたまわりまし…ん?今なんと?」
Γだから私を殺してくださいって言ったんですよ」
Γえ~と、はい分かりましたとりあえず席に座ってください今珈琲を出しますので」
Γはい」
Γ苦い…ただただ苦い……」
女性は私が出した珈琲を一口飲みそう呟いた。
Γ美味しいですか?」
Γ苦いです、あの砂糖はΓないです
私は女性の言葉に被せて言った。そして女性は一拍置いて
Γ砂糖をください苦すぎて飲めません」
Γ珈琲は苦すぎる位がちょうどいいんです、それでこんなのを聞くのは野暮なのですが何故私に自殺の依頼を?」
Γあぁ~それは、実は私魔女に呪いを掛けられて不老不死になっちゃったんです、砂糖ください」
Γなるほど………………なにしたんですか?砂糖は無いです」
Γやめて下さい人を悪ガキみたいに見ないでください!本当になにもしてないんです!なにもしてないのに急に呪いかけてきたんですあの魔女!、あと砂糖あるでしょ?仮にも喫茶店ですよね?」
Γなにもしてない人間に呪いを掛けるなんて無駄な事魔女はしないはずですが…、あと砂糖は無いと言ってるでしょしつこいですよ」
Γ知りませんよ現に呪いを掛けられたんですから、本当に無いんですか…」
Γう~ん、とりあえずその珈琲を飲み終えたら死にかたを選びましょうあと料金の相談も受けます」
Γはい!………苦い…あのやっぱり砂とΓ無いです
Γ………」
女性は苦い苦いと言いながらも珈琲を飲み干した。
Γそれで……あっえっと名前は?」
Γクリスです」
Γそれじゃあクリスさんまずは死にかたを選びましょうか」
Γはい!」
Γではまずは、えぇっと自殺と言うことですしスパッと死にたいですよね?苦しみなく」
Γそうですね、あっでも首斬りや毒は効かなかったです、なんか何も感じなかったんです」
Γう~ん首吊りは?」
Γそれも試しました、ただ首に縄の跡がちょっとついただけてました」
Γう~ん火はどうでしょう?」
Γ勿論考えました。だからこの町で火事があった時思いきって火に飛び込んだんです。でも火傷一つなく……」
Γえぇ……じゃあ水は……」
Γ試しました足にそこら辺の石くくりつけて近くの泉に沈んだんです。息をしてる感覚はありませんでしたが死ななかったんです」
Γえぇ……じゃあどうすれば……」
Γだから此処に来たんですよ」
Γですよね…………」
私は少し悩んだ後
Γ…じゃあクリスさんこんなのはどうですか」
クリスさんにある提案をした。
そこは私の店から少しした所にある店(メモリー)、この店を営んでいるのは少し変わった魔女ヴェルダ
Γやぁスウェルどうした?また客に砂糖出せって言われたのか?」
Γ違う、いや正確には合ってるが違う」
この人は…どうも苦手だ、この明るい人間性からだろうか
Γじゃあなに……ってあら?綺麗な人ね、あんたのつがい?」
Γちっ…違います!私はクリスですスウェルさんとは今日会ったばかりです」
Γおい、そんな捲し立てたら逆に怪しまれるぞ?」
Γはっ!?つい……」
Γ………それで本題なんだが…ん?」
クリスが服の袖を引き自分で言うと言ってきた。
まぁいいか
Γヴェルダさん私の記憶を買い取ってください!」と
ヴェルダのメモリーと言う店はヴェルダの特別な魔法を使い記憶を売買する店である。たかが記憶されど記憶、時には国の重大な秘密などが違法取引されている。まぁ自分も殺し屋と言う合法ではない事を営んでいるので同じ貉同士何も言わないでいる。
そしてなぜ此処に来たのかと言うと、クリスは死ぬことができない、ならばせめて記憶を消し新な道は歩めないかとクリスに提案し、クリスは快諾した。だから此処に来た訳だが…
Γダメだあんたのは買い取れない」
Γ何でですかぁ!お願いします買い取って!」
ヴェルダの机に突っ伏し懇願するクリス
私はヴェルダの店で売られている小瓶に入った記憶を品定めしていた。勿論殺し屋家業に必要な………その時ある記憶が目にとまった。
Γバリスタの記憶」小瓶の下にそう書かれ
(プロのコーヒーの入れ方を文字通り盗んじゃおう☆)と更に下に説明書きされていた。
ちょっと欲しい値段は……700万ギア!?……高すぎる。後でヴェルダに交渉しよう…
私はそれからまた品定めに移ろうとした時だった。Γスウェルさん買い取り拒否られましたしかもジャンク品扱いでタタでも引き取ってくれないんです!もうどうしたらいいんですか!どうやったら私は死ねるんですかぁぁ!」
Γちょっ………落ち着いてください商品を壊してしまいますちょっ………本当に…いい加減にしろや」
始め会った時はおとなしめな女性かと思っていたが私の人をみる目はどうやらここ数年で落ちたらしい
クリスを引き剥がしヴェルダの元へと向かった。
Γどういう事ですかあの人の記憶を買い取れないとは」
Γう~ん単調でつまらなくて需要が無いのが一つね」
ずいぶんな言われようだ
Γそんで二つ目が記憶の量ね、いやビックリしたよ100年分の記憶があるかさあんなの私の魔力が取りきれないよ」
なるほど確かに
Γそう言う訳であんな量が多くて質の悪い記憶はタダでも買い取らないから、なに?」
Γいや別に……そうだあの棚のバリスタの記憶安くならないか」
Γあぁ、あの記憶?いいわよいくらに負けて欲しいの?」
Γひゃっ……百万ギアほどに…Γ無理よ
私は(バリスタの記憶)を諦めた。
しかし困った。未だ依頼を果たせていない
私は事の経緯を説明しヴェルダの知恵を借りることにした。
Γ不老不死を死なせる方法ねぇ…」
私の説明にヴェルダは首をかしげカウンターの奥の部屋から一冊の本を持ってきた。
それは古い神話の物語が書かれた本だ
確か破壊神と創造神が太古の昔この星を育てるか壊すかで喧嘩をしたと言う話が書いてあった気がする。
結末は確か創造神が勝利しこの星を育ててくれたとか
Γそれでこの話で負けてしまった破壊神なんだが、実はある町で崇められていると言われているんだ」
Γでも待ってくれその話はただの神話であり架空の話だろ?」
Γ確かに実際の話と言う証拠はないよ、でも架空だと言う証拠も無い」
Γそうだが、無茶苦茶だ」
Γ確証の無いものは怖いかい?信じられないかい?偶像にすがるかい?」
Γあんたの嫌味は世界一ムカつくな」
Γハハッどうも」
Γ………いいだろうその話もう少し詳しく聞かせてもらおう」
Γ…やっぱりあんたは殺し屋に向いてないよ」とヴェルダはスウェルに聞こえない程度の声で呟いた。
町の外にスウェルとクリスが話している。
Γ本当に良いんですか?スウェルさん、他にも殺しの依頼があるんじゃ…」
Γ問題ない、ヴェルダのツテに腕のたつ殺し屋がいる私への依頼はそいつへ回すようにしてある」
Γこの町ってそんなに殺し屋さんてるんですか?」
Γいや…まぁそんなには居ないかなどうだろう?私の知っている限りだと三人位しか知らないんだ」
Γそうなんですか…」
Γうん…」
Γ…それで本当に居るんでしょうか破壊神など」
Γう~んヴェルダ曰く破壊神はこの国を北に八山越えた町ににいるらしい、だがヴェルダの事だあまり信用はできない」
Γヴェルダさんてそんなに信用できない人なんですか?とても優しそうでしたが」
Γ上部だけさ、あいつは平気で人を裏切ったり傷つけたりしてきた。まぁ私もあまり言えた口では無いが」
Γへーそうなんですか、あっところで気になってたんですがスウェルさんてあんまり武器持たないんですね服も燕尾服で動き難くないですか?」
スウェルは喫茶店と同じ燕尾服を着、一本のナイフと小さめのサイレンサー付きの銃を持っていた。
Γそうか?私はいつもこのスタイルで仕事をするから別に不便と思った事はない」
Γそうなんですか、私も一応ナイフは持ってるんですけど戦闘は得意ではなく…まぁそもそもダメージ受けないんですけどね」
Γでも嫌ですよね攻撃受けるのは」
Γはい普通に嫌です」
Γですよね、任せて下さい依頼主である貴方の事は私が守ってみせます」
Γありがとうございます」
Γそして安らかに死にましょう」
Γはい!」
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