ライギョマン

松ノ木下

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黒幕

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「村長おかえりなさい。」
「ただいま、雪ちゃ~ん♪ただいまのツンツン♪」
「もー!セクハラは止めて下さい!それよりも、お客様がみえてますよ?」
「え?女??」
「おーとーこーでーすっ!とりあえず村長室にお通ししてあります。」
「誰だろう?」 

 ガチャ。

「お疲れさまです所長。」

「なっ、中神さん…」

 - 中神浩作 -
(内閣情報調査室巨大生物兵器対策課主任)





「中神さんが何故こちらに?」

「ちょっとした噂を耳にしたんでね?」

「あっ、お、大野さんまで…」

 - 大野謙一 -
(警視庁公安巨大生物兵器対策課所属)





「所長。最近、ネストオブビーストの極秘資料が盗まれたという噂を聞いたんでね?」

「おっ大野さん、まさか!そないなことあるわけあらへんがな!ははは」

「おかしいですね?確かな情報筋からの情報なんですが?」

「中神さんまで~ほんまかんにんして下さいよ~わしをからかって楽しいですか?」

「でわ、その金庫を開けさせてもらってもいいですね?」

「だっ、ダメです!いっ、今はダメです!」

「何故です?」 

「この中にエロDVDを隠していまして、さすがにちょっと…」

「かまいませんよ?」

「いや、親しき中にも礼儀あり!今はお見せできません…」

「そうですか?では、後日改めて伺うとします。ね?大野さん。」

「ですね。まー、次に来た時に中を見せられないなんてことはないようにして下さいよ!(笑)」

「あっ、あたりまえやないですか!ははは…」

「では、所長。今日はこのへんで失礼します。」

「お気をつけてお帰り下さい中神さん!」

「じゃー、頑張って下さい、しょ・ちょ・う♪」

「大野さんもお疲れさまでした。」

 バタン。

 ………

 クッソー、山田めぇー!裏切りおったなぁー!
 
 それよりも、あの青二才共、このワシを散々コケにしおって!!!今に見ていろ!!
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