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黄金の力
粘膜接触というパワーワード
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「お前は、性格に難があるだけだ。それに、初めから『抱いて』という女にろくな奴がいないだけだ!」
バイオはプンスカしながら、何か気が付いた顔をした。
『はっ!別に、私の事嫌いじゃないの?な、なんだ……』
急に顔を赤らめた。
「おい」
別に嫌いではない。蒼白の顔面と手羽先みたいな肉体を除けば。いや、それじゃ別人か!
『な、なんだ。急に私恥ずかしくなっちゃったよ……。お手柔らかにね』
何がお手柔らかにだよ。
「それで、その子はどうするんだ」
俺は、改めてその子を見た。
バイオにそっくりな顔立ちだ。顔面はやはり血の気が少ない。ただ、体つきについては、細身で身長は俺より10cmくらい低いが、女性としてはそこそこあり、スレンダーな美人だ。胸は、Bカップくらいだ。大きい娘が好きであるが、こと致す場合においては、大きさは、さほど重要ではない。あったほうが興奮するが、無くてもほかの魅力を探せる。
薄紫のショートに、左の前髪の一部が肩まで垂れている。服装は、タートルネックに白衣、タイトスカートにストッキング&ブーツ。
線は細いが、腰回りはしっかりしている。ベースは、バイオだが、全体的には、バイオの理想が出ている。
『この娘とキスするの。粘膜接触により、この娘に刻まれた【主従紋】が反応して、君を主と認める。そして、基礎能力は君の能力値に左右される。この娘が勝手に成長することは無い。だから、定期的な粘膜接触が重要になる。それにこの娘の【主従紋】は[愛]が忠誠に関係してくるから、愛情を注がないと反抗的になるよ』
「なんだそのシステム」
『基本は人と同じといったよ。愛情は人の原動力の一つだよ。安心してくれたまえ!主に対する愛の感度は10倍だ!』
「なんだその感度1万倍みたいなエロい設定はっ!」
『10倍ってのが現実味あるだろ?女は、特に愛情が大事なんだ』
無い胸をはった。
「たく……」
俺は、その娘に近づいた。
近くで見ると、尚、美人である。今は無表情であり、キスが起動の合図になるのだろう。
俺は、そっと腰に腕を回り、躊躇なくキスをした。
『わぁお!』
なんだそのアメリカンな反応は。そして、当然バイオの声だ。
「んっ」
俺は、俺とバイオ以外の音声を耳に感じた。ただ、混乱しそうなのが、バイオと同じ声であることだ……。
体からぬくもりを感じるようになった。魔力の起動のようなものがあり、感覚的に生命が宿ったような感じがした。
ラズベリーのような濃いワインレッドの瞳が、こちらを見つめてくる。息は、若干荒く、頬を赤く染めていた。体にはほとんど力が入っておらず、腰を支えなければ、ともに倒れるところであった。
「目が覚めたか?」
俺は問いかける。
「え、ええ……」
バイオはプンスカしながら、何か気が付いた顔をした。
『はっ!別に、私の事嫌いじゃないの?な、なんだ……』
急に顔を赤らめた。
「おい」
別に嫌いではない。蒼白の顔面と手羽先みたいな肉体を除けば。いや、それじゃ別人か!
『な、なんだ。急に私恥ずかしくなっちゃったよ……。お手柔らかにね』
何がお手柔らかにだよ。
「それで、その子はどうするんだ」
俺は、改めてその子を見た。
バイオにそっくりな顔立ちだ。顔面はやはり血の気が少ない。ただ、体つきについては、細身で身長は俺より10cmくらい低いが、女性としてはそこそこあり、スレンダーな美人だ。胸は、Bカップくらいだ。大きい娘が好きであるが、こと致す場合においては、大きさは、さほど重要ではない。あったほうが興奮するが、無くてもほかの魅力を探せる。
薄紫のショートに、左の前髪の一部が肩まで垂れている。服装は、タートルネックに白衣、タイトスカートにストッキング&ブーツ。
線は細いが、腰回りはしっかりしている。ベースは、バイオだが、全体的には、バイオの理想が出ている。
『この娘とキスするの。粘膜接触により、この娘に刻まれた【主従紋】が反応して、君を主と認める。そして、基礎能力は君の能力値に左右される。この娘が勝手に成長することは無い。だから、定期的な粘膜接触が重要になる。それにこの娘の【主従紋】は[愛]が忠誠に関係してくるから、愛情を注がないと反抗的になるよ』
「なんだそのシステム」
『基本は人と同じといったよ。愛情は人の原動力の一つだよ。安心してくれたまえ!主に対する愛の感度は10倍だ!』
「なんだその感度1万倍みたいなエロい設定はっ!」
『10倍ってのが現実味あるだろ?女は、特に愛情が大事なんだ』
無い胸をはった。
「たく……」
俺は、その娘に近づいた。
近くで見ると、尚、美人である。今は無表情であり、キスが起動の合図になるのだろう。
俺は、そっと腰に腕を回り、躊躇なくキスをした。
『わぁお!』
なんだそのアメリカンな反応は。そして、当然バイオの声だ。
「んっ」
俺は、俺とバイオ以外の音声を耳に感じた。ただ、混乱しそうなのが、バイオと同じ声であることだ……。
体からぬくもりを感じるようになった。魔力の起動のようなものがあり、感覚的に生命が宿ったような感じがした。
ラズベリーのような濃いワインレッドの瞳が、こちらを見つめてくる。息は、若干荒く、頬を赤く染めていた。体にはほとんど力が入っておらず、腰を支えなければ、ともに倒れるところであった。
「目が覚めたか?」
俺は問いかける。
「え、ええ……」
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