234 / 397
第三部 オーブを求めて
第七十七話 仲違い
しおりを挟む
船での生活は早くも一週間が過ぎた。
朝6時に起きて、夜10時に寝る。
こんなに規則正しい生活をしたのは何年ぶりだろうか。
通った事はないのでわからないが、まるで住み込みの訓練学校に通っている気分である。
お蔭様で俺の戦闘における知識や基礎は、今までと比べ物にならない程向上した。
更には新スキルと新魔法の習得。
あとはそれら全部を含めた実践演習だけである。
運がいいのか、悪いのかわからないが、今のところ魔物に襲われることはなかった。
それゆえに、実際に海の上での戦闘は発生していない。
カリーによる実践演習を受けてからの方が良かったのもあったので、やっぱり運がいいって事だろう。
という事で、本日より早速海上演習が始まる。
「今日の演習は、海での歩行に慣れてもらう。俺がリヴァイアサンの時やっていたことは覚えているな?」
「サー! イエッサー! 覚えております! 教官!」
この一週間で、変わった事がいくつかある。
俺はカリーの事を尊敬の念を込めて、訓練中は教官と呼ぶことにした。
カリーはそれを最初は照れて、やめろとか言ってたが、今では満更でもないらしい。
俺も俺で、なんとなくだがこういうのに憧れていたのもあり楽しめている。
つまりは、ウィンウィンということだ。
「うむ、気合の入ったいい返事だ。じゃあ説明は省略するが、実はあの技術、簡単そうに見えて結構難しい。力加減やタイミングが必要なんだ。いくらサクセスでも、最初から上手くできるとは思えない。少なくとも、船に追いつけるほどとはな。まぁとりあえず物は試しだ、やってみろ。」
「サーイエッサー!」
カリーに言われた俺は、即座に船から海に向かって飛び降りる。
ちなみに、今から10分間だけは船を止めてもらっていた。
カリーがイモコに依頼したのだ。
イモコも10分位なら影響はほとんどないとのことで了解している。
俺は以前カリーがやってみたように、海面に着地したのだが……
ドボン!!
パキパキパキパキッ!
普通に海に沈んだ。
しかも沈むだけでなく、足元はどんどん凍っていく。
凍ってくれたおかげで体全部が海に沈むことはなかったが、逆に簡単に抜け出せなくもなっていた。
「なんっじゃこりゃ!」
「あっはははは! だからいったろ? 簡単じゃねぇって。俺の氷属性付与は万能じゃねぇ。凍らせると言っても、体重をカバーできるのは一瞬だ。しかも広げる足幅によっても耐久性が変わるし、体重移動の技術も必要だ。」
「先に言えよ!!」
「何でも教えたら成長しないだろ? 失敗するのも必要な経験だぜ。特に訓練ではな。」
さっきまで教官ごっこをしていた俺達だが、突然のアクシデントで通常に戻ってしまった。
くっそーカリーめぇぇ。
いいだろう、やってやるよ!
すぐにこんなもん慣れたるわ!!
なんとか力ずくで海の上に立つ俺。
長く海に浸かっていたため、氷が厚くなっており、今だけは普通に立つことができた。
とにかく、ここからだ。
体重移動に歩幅、それと多分タイミング。
確かにこればっかりは、体で覚えるしかねぇな。
それから俺は苦戦しつつもなんとか、海の上で歩くことはできるようになった。
しかし、このままだと船が動いた時にまるで追いつける気配がない。
それに、こんなんじゃ激しい実践訓練なんて無理だ。
「よぉーし、いいぞサクセス。戻って来い。そろそろ時間だ。」
あっという間に10分は過ぎて行った。
くそ、もう少し時間があれば……。
「これ、難しいな。そう考えると、地上のように走っていたカリーはとんでもなく凄いな。」
「そりゃあな。俺だって最初から上手くいったわけじゃねぇよ。何度も練習して、できるようになったんだ。」
「これじゃ、もう海の上での訓練はできないな。午後も基礎訓練にするかな。」
俺は今回の事で海の上での訓練を諦めた。
毎回、船を停めるわけにはいかないし、そもそも海の上で戦うことが目的ではない。
激しく訓練する前提として、海の上を提案しただけで。
つまりは、海上歩行にかまけている位ならば、基礎訓練を反復した方がいい。
「なんだよ、もう諦めるのか? らしくねぇじゃんか。」
「いや、諦めるというより合理的に判断しただけだよ。」
「合理的ねぇ~。お前成長してねぇな。」
俺がそう言うと、カリーが挑発してきた。
今のは聞き捨てならない。
今回、俺はただ諦めたわけじゃない。
ちゃんと、未来の事とどっちが有効か天秤にかけて判断した結果だ。
「あぁ? ちょっとできるからって調子乗んなよ?」
「おいおい、逆切れかよ? サクセス、お前は楽な方に逃げすぎだって俺は言ってるんだよ。」
「楽な方に? 俺はそんな風に考えてなんかねぇよ。」
「いぃーや、考えてるね。そもそも人間って奴は、自然と楽な方を選ぶようにできてんだよ。後はそれを認めるか、認めないかだ。」
「じゃあなにか? できもしない、意味も少ない事にだけかまける事が大切だって言いたいのかよ?」
「そんな事を言ってるわけじゃねぇ。お前、できないって直ぐに自分で判断して、そこで思考を切っただろ? その上で他の選択肢を探したんだ。違うか?」
何を言ってるんだカリーは?
喧嘩売ってるのか?
ちょっと教官だったからって調子乗り過ぎだろ。
「そうだよ。悪いかよ。できない事を無理にやろうとするのは愚かだって教えたのは、お前だぜ。カリー。」
「その通りだ。その言葉を撤回するつもりもなければ、俺は今でもそう思う。だけどな、サクセス。今回できなかった事で、他に方法がないか俺に聞いたか? 俺じゃなくてもいい、イモコに今後の予定航路を聞けば、まだ練習できるかもしれない。そう言った事を何一つしないで、お前は簡単に一度失敗したことでそれを諦めたんだ。本当に無理かどうか、ちゃんと確認せずに、お前はその選択肢を切り捨てたんだよ。」
はぁ?
それの何がいけないのか、全く意味がわからねぇ。
「ふざけんな。大体今回の事だって、事前にもっと説明していれば時間を有効に使えただろ? それをしなかったのはカリーのミスじゃねぇか。自分のミスを棚にあげてよく言えたもんだな。」
「あれはミスじゃねぇよ。わざとだ。」
「ならもっとタチが悪いじゃねえか。もしかして、俺とシロマがいちゃついてるのを見て、昔を思い出して悔しかったのか? それで俺に八つ当たりしてたんだろ? 違うか!?」
俺がそう言うと、カリーの顔から表情が消える。
「お前……それ本気で言ってるのか?」
「本気も何も事実だろが。」
「あぁ、わかった。わかったよ。じゃあ好きにしろよ。俺も勝手にさせてもらうぜ。」
「こっちのセリフだ!」
こうして俺達は喧嘩別れをしてしまった。
だけど、あんなひどい目にあわされて、挙句にあんなこと言われたんだ。
俺だって我慢にも限界がある。
カリーの性格があんなに悪かったなんて知らなかったぜ。
朝6時に起きて、夜10時に寝る。
こんなに規則正しい生活をしたのは何年ぶりだろうか。
通った事はないのでわからないが、まるで住み込みの訓練学校に通っている気分である。
お蔭様で俺の戦闘における知識や基礎は、今までと比べ物にならない程向上した。
更には新スキルと新魔法の習得。
あとはそれら全部を含めた実践演習だけである。
運がいいのか、悪いのかわからないが、今のところ魔物に襲われることはなかった。
それゆえに、実際に海の上での戦闘は発生していない。
カリーによる実践演習を受けてからの方が良かったのもあったので、やっぱり運がいいって事だろう。
という事で、本日より早速海上演習が始まる。
「今日の演習は、海での歩行に慣れてもらう。俺がリヴァイアサンの時やっていたことは覚えているな?」
「サー! イエッサー! 覚えております! 教官!」
この一週間で、変わった事がいくつかある。
俺はカリーの事を尊敬の念を込めて、訓練中は教官と呼ぶことにした。
カリーはそれを最初は照れて、やめろとか言ってたが、今では満更でもないらしい。
俺も俺で、なんとなくだがこういうのに憧れていたのもあり楽しめている。
つまりは、ウィンウィンということだ。
「うむ、気合の入ったいい返事だ。じゃあ説明は省略するが、実はあの技術、簡単そうに見えて結構難しい。力加減やタイミングが必要なんだ。いくらサクセスでも、最初から上手くできるとは思えない。少なくとも、船に追いつけるほどとはな。まぁとりあえず物は試しだ、やってみろ。」
「サーイエッサー!」
カリーに言われた俺は、即座に船から海に向かって飛び降りる。
ちなみに、今から10分間だけは船を止めてもらっていた。
カリーがイモコに依頼したのだ。
イモコも10分位なら影響はほとんどないとのことで了解している。
俺は以前カリーがやってみたように、海面に着地したのだが……
ドボン!!
パキパキパキパキッ!
普通に海に沈んだ。
しかも沈むだけでなく、足元はどんどん凍っていく。
凍ってくれたおかげで体全部が海に沈むことはなかったが、逆に簡単に抜け出せなくもなっていた。
「なんっじゃこりゃ!」
「あっはははは! だからいったろ? 簡単じゃねぇって。俺の氷属性付与は万能じゃねぇ。凍らせると言っても、体重をカバーできるのは一瞬だ。しかも広げる足幅によっても耐久性が変わるし、体重移動の技術も必要だ。」
「先に言えよ!!」
「何でも教えたら成長しないだろ? 失敗するのも必要な経験だぜ。特に訓練ではな。」
さっきまで教官ごっこをしていた俺達だが、突然のアクシデントで通常に戻ってしまった。
くっそーカリーめぇぇ。
いいだろう、やってやるよ!
すぐにこんなもん慣れたるわ!!
なんとか力ずくで海の上に立つ俺。
長く海に浸かっていたため、氷が厚くなっており、今だけは普通に立つことができた。
とにかく、ここからだ。
体重移動に歩幅、それと多分タイミング。
確かにこればっかりは、体で覚えるしかねぇな。
それから俺は苦戦しつつもなんとか、海の上で歩くことはできるようになった。
しかし、このままだと船が動いた時にまるで追いつける気配がない。
それに、こんなんじゃ激しい実践訓練なんて無理だ。
「よぉーし、いいぞサクセス。戻って来い。そろそろ時間だ。」
あっという間に10分は過ぎて行った。
くそ、もう少し時間があれば……。
「これ、難しいな。そう考えると、地上のように走っていたカリーはとんでもなく凄いな。」
「そりゃあな。俺だって最初から上手くいったわけじゃねぇよ。何度も練習して、できるようになったんだ。」
「これじゃ、もう海の上での訓練はできないな。午後も基礎訓練にするかな。」
俺は今回の事で海の上での訓練を諦めた。
毎回、船を停めるわけにはいかないし、そもそも海の上で戦うことが目的ではない。
激しく訓練する前提として、海の上を提案しただけで。
つまりは、海上歩行にかまけている位ならば、基礎訓練を反復した方がいい。
「なんだよ、もう諦めるのか? らしくねぇじゃんか。」
「いや、諦めるというより合理的に判断しただけだよ。」
「合理的ねぇ~。お前成長してねぇな。」
俺がそう言うと、カリーが挑発してきた。
今のは聞き捨てならない。
今回、俺はただ諦めたわけじゃない。
ちゃんと、未来の事とどっちが有効か天秤にかけて判断した結果だ。
「あぁ? ちょっとできるからって調子乗んなよ?」
「おいおい、逆切れかよ? サクセス、お前は楽な方に逃げすぎだって俺は言ってるんだよ。」
「楽な方に? 俺はそんな風に考えてなんかねぇよ。」
「いぃーや、考えてるね。そもそも人間って奴は、自然と楽な方を選ぶようにできてんだよ。後はそれを認めるか、認めないかだ。」
「じゃあなにか? できもしない、意味も少ない事にだけかまける事が大切だって言いたいのかよ?」
「そんな事を言ってるわけじゃねぇ。お前、できないって直ぐに自分で判断して、そこで思考を切っただろ? その上で他の選択肢を探したんだ。違うか?」
何を言ってるんだカリーは?
喧嘩売ってるのか?
ちょっと教官だったからって調子乗り過ぎだろ。
「そうだよ。悪いかよ。できない事を無理にやろうとするのは愚かだって教えたのは、お前だぜ。カリー。」
「その通りだ。その言葉を撤回するつもりもなければ、俺は今でもそう思う。だけどな、サクセス。今回できなかった事で、他に方法がないか俺に聞いたか? 俺じゃなくてもいい、イモコに今後の予定航路を聞けば、まだ練習できるかもしれない。そう言った事を何一つしないで、お前は簡単に一度失敗したことでそれを諦めたんだ。本当に無理かどうか、ちゃんと確認せずに、お前はその選択肢を切り捨てたんだよ。」
はぁ?
それの何がいけないのか、全く意味がわからねぇ。
「ふざけんな。大体今回の事だって、事前にもっと説明していれば時間を有効に使えただろ? それをしなかったのはカリーのミスじゃねぇか。自分のミスを棚にあげてよく言えたもんだな。」
「あれはミスじゃねぇよ。わざとだ。」
「ならもっとタチが悪いじゃねえか。もしかして、俺とシロマがいちゃついてるのを見て、昔を思い出して悔しかったのか? それで俺に八つ当たりしてたんだろ? 違うか!?」
俺がそう言うと、カリーの顔から表情が消える。
「お前……それ本気で言ってるのか?」
「本気も何も事実だろが。」
「あぁ、わかった。わかったよ。じゃあ好きにしろよ。俺も勝手にさせてもらうぜ。」
「こっちのセリフだ!」
こうして俺達は喧嘩別れをしてしまった。
だけど、あんなひどい目にあわされて、挙句にあんなこと言われたんだ。
俺だって我慢にも限界がある。
カリーの性格があんなに悪かったなんて知らなかったぜ。
0
あなたにおすすめの小説
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
治癒魔法で恋人の傷を治したら、「化け物」と呼ばれ故郷から追放されてしまいました
山科ひさき
恋愛
ある日治癒魔法が使えるようになったジョアンは、化け物呼ばわりされて石を投げられ、町から追い出されてしまう。彼女はただ、いまにも息絶えそうな恋人を助けたかっただけなのに。
生きる希望を失った彼女は、恋人との思い出の場所で人生の終わりを迎えようと決める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる