354 / 397
第四部 サムスピジャポン編
102 四聖獣召喚
しおりを挟む
【シルク側の視点】
※時は少しだけ遡る
「これはちょっと厳しいでがんす。後退しようにも……あっちはイモコとハンゾウが……。」
シルクは悩んでいた。
目の前には、おびただしい程の数の魔獣達。
後方では駆け付けてくれるはずだったイモコとハンゾウの戦闘。
そして自分の後ろには、戦力的に厳しい面子。
早いところこの場を抜け出し、下に落ちたサクセス達と合流するべきなのはわかっているが、どう考えても自分一人だけでは迫りくる魔獣を倒す事は不可能だった。
別にシルクの攻撃力が弱いという訳ではない。
むしろこの世界の基準で見れば、攻撃力だけをとってみても最上位と言えよう。
実際シルクは、かつて戦場において一人で無双していたのだから、その強さは言わずもがなだ。
だがしかし、此処では違う。
サクセス達が強すぎる故に、この火山に入ってから現れた魔獣が雑魚に思えるが、実際にはそんな事はない。
ここに出現する魔獣達は例え一匹であっても、高レベルのパーティが相手にするほどに強い。
それでもシルクであれば4,5体相手なら余裕で倒せるだろう。
その位シルクの戦闘力は高い。
しかし、仲間を守りながら何十匹を相手にするというのは当然無理だった。
しかも魔獣は後ろからどんどん溢れ出てきている。
目に見える魔獣だけで終わりならば可能性はあるが、それを見ればそんな期待はできそうになかった。
そんな絶望的な状況に、セイメイがシルクに声を掛ける。
「シルク殿。少しだけお時間を稼いでいただけませんか?」
「何か作戦があるでがんすか?」
「はい。こんな事もあろうかと思いまして、秘策を準備しております。しかしそれには時間が必要。シルク殿に負担を掛けるの申し訳ないのですが、しばらくの間敵を近づけないで頂けると助かります。」
どうやら今回の火山進行に向けて、セイメイも色々と準備をしていたらしい。
そのセイメイが秘策というのだから、多分この状況を覆せるだけの可能性はあるのだろう。
故に、シルクの答えは決まっていた。
「負担も何もないでがんす。何か方法があるならそれにかけるでがんすよ。ロゼ、セイメイから卑弥呼様を」
シルクに言われたロゼは、直ぐにセイメイがおぶっていた卑弥呼を抱きかかえる。
「わかりました。卑弥呼様は私が守ります。」
「それではよろしくお願いします。」
「わかったでがんす。では、俺っちはあいつらを前線で引き付けるでがんす!」
【ヘイトアトラクション】
シルクは入り口に向かって駆けだすと、早速敵の視線を自分に釘付けにした。
それにより次々に襲い掛かる魔獣達。
ファイヤーガルムを筆頭に、前線にいた十匹程度の魔獣がシルクに噛みつこうと接近する。
【シールドバッシュ】
しかしシルクはそれらを盾で弾き飛ばすと、今度は横薙ぎに大鉾を振るった!
【疾風かまいたち】
振り払った鉾から発生する真空の刃が敵を斬り刻む。
これにより、数匹のファイヤーマンやファイヤーガルムを塵に変えるが……それだけに過ぎない。
「やはり数が多いでがんすな。少しづつ削って前線を維持するでがんすよ。」
一方セイメイは、懐から赤、青、緑、黄色の宝石を取り出すと、それを開いた巻物の上に乗せていた。
「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前……荒ぶる神々の使徒たる聖獣達よ。今こそ、我に力を貸したまえ……そしてその姿を顕現せよ! 四聖獣召喚!」
セイメイの呪文に反応した四色の宝石たちは、一斉に光り輝くと砕け散る。
しばらくすると、セイメイの周りに四色の光が現れた。
「……綺麗」
その光景に、ロゼはピンチにもかかわらず目を奪われた。
キラキラと輝く四つの光は場違いな程に幻想的であり、それは次第に大きくなって消える。
そして気が付けば、その光は実体を持ち始め、その姿を獣の姿へと変えていった。
それこそが、セイメイの秘策である邪魔大国に伝わる四聖獣の姿である。
赤き炎を纏いし、巨大な鳥……朱雀
凍るように白く輝く体の虎……白虎
蒼き鱗を輝かせる巨大な龍……青龍
巨大な甲羅を背負いし大亀……玄武
セイメイは顕現した四聖獣に対し、敬意を込めて一礼すると……命令した。
「敵はあちらです。どうか魔の軍勢を討ち滅ぼして下さい!」
その言葉と同時に、四聖獣たちは一気に入口に向かって移動を開始する。
その巨大な気配に気づいたシルクは、その状況に目を大きく開いて驚くと、セイメイ達の下へ後退する。
「あれは……まさか噂に聞く四聖獣でがんすか?」
セイメイのところまで戻ったシルクは尋ねた。
「はい。長くは持ちませんが、これである程度対抗できるはずです。しかし、如何に四聖獣様達でも溢れ出てくる全ての魔獣を蹴散らすことは無理でしょう。数が減ったら、その隙に離脱してください。」
「わかったでがんす。それにしても凄まじいでがんすな……全部倒してしまうかもしれないでがんすよ?」
シルクは自分達の代わりに戦う四聖獣を見て呟いた。
上空では朱雀と青龍が入り口から飛び立つ飛翔系の魔獣を一匹残らず屠っていく。
通路の上では、白虎が敵に猛突撃を繰り返しながら魔獣を噛み殺し、白虎から抜けてきた魔獣は、通路に塞がる巨大な玄武に踏みつぶされる。
刻一刻と魔獣は四聖獣によって駆逐されていく。
だが、それでも溢れ出るように現れる魔獣の数は中々減らなかった。
するとセイメイは顔を歪めながら苦しそうに口を開く。
「私の魔力では五分が限界でございます。時間さえあれば可能でしょうが……」
四聖獣の力は絶大である。
故にそれを召喚するセイメイへの負担も半端ない。
セイメイは五分といったが、それはセイメイの命全てを投げ出して召喚できる時間。
実際には三分……いや四分が限界であった。
「セイメイさん、私の魔力も使って下さい。」
ロゼはその手をセイメイが触れている巻物に伸ばす。
「やめなさい!」
それを見てセイメイは強く叫んだ。
しかし、ロゼはその手を巻物から離さない。
「いいえ、やめません! 私も戦います!」
巻物に触れた瞬間、強烈な痛みがロゼを襲う。
しかし、ロゼはその言葉を拒んだ。
その目には絶対に巻物から手を離さないという強い意思が宿っている。
「あなたまで犠牲になる事はありません。あなたは卑弥呼様を守るのです。」
「わかってます。卑弥呼様も守りますし……セイメイさんも死なせはしません!」
ロゼは巻物に触れた瞬間に気付いていた。
セイメイが言った五分というのは、自分の命を犠牲にした時間であると。
そして自分の魔力程度では、そこまで力にはなれない事にも。
それでも自分が巻物に触れてさえいれば、セイメイの事だから自分が死ぬ前にセイメイが召喚を解く事を期待したのである。
「セイメイ、ロゼ……。大丈夫だ、俺っちがお前たちを絶対に守るでがんす。だから三分。三分したら、召喚を解除してこっちに走ってきてくれでがんす。その間に四聖獣と共に道を作るでがすよ!」
二人の覚悟を受け取ったシルクは、再び入口に向けて駆け出すのであった。
※時は少しだけ遡る
「これはちょっと厳しいでがんす。後退しようにも……あっちはイモコとハンゾウが……。」
シルクは悩んでいた。
目の前には、おびただしい程の数の魔獣達。
後方では駆け付けてくれるはずだったイモコとハンゾウの戦闘。
そして自分の後ろには、戦力的に厳しい面子。
早いところこの場を抜け出し、下に落ちたサクセス達と合流するべきなのはわかっているが、どう考えても自分一人だけでは迫りくる魔獣を倒す事は不可能だった。
別にシルクの攻撃力が弱いという訳ではない。
むしろこの世界の基準で見れば、攻撃力だけをとってみても最上位と言えよう。
実際シルクは、かつて戦場において一人で無双していたのだから、その強さは言わずもがなだ。
だがしかし、此処では違う。
サクセス達が強すぎる故に、この火山に入ってから現れた魔獣が雑魚に思えるが、実際にはそんな事はない。
ここに出現する魔獣達は例え一匹であっても、高レベルのパーティが相手にするほどに強い。
それでもシルクであれば4,5体相手なら余裕で倒せるだろう。
その位シルクの戦闘力は高い。
しかし、仲間を守りながら何十匹を相手にするというのは当然無理だった。
しかも魔獣は後ろからどんどん溢れ出てきている。
目に見える魔獣だけで終わりならば可能性はあるが、それを見ればそんな期待はできそうになかった。
そんな絶望的な状況に、セイメイがシルクに声を掛ける。
「シルク殿。少しだけお時間を稼いでいただけませんか?」
「何か作戦があるでがんすか?」
「はい。こんな事もあろうかと思いまして、秘策を準備しております。しかしそれには時間が必要。シルク殿に負担を掛けるの申し訳ないのですが、しばらくの間敵を近づけないで頂けると助かります。」
どうやら今回の火山進行に向けて、セイメイも色々と準備をしていたらしい。
そのセイメイが秘策というのだから、多分この状況を覆せるだけの可能性はあるのだろう。
故に、シルクの答えは決まっていた。
「負担も何もないでがんす。何か方法があるならそれにかけるでがんすよ。ロゼ、セイメイから卑弥呼様を」
シルクに言われたロゼは、直ぐにセイメイがおぶっていた卑弥呼を抱きかかえる。
「わかりました。卑弥呼様は私が守ります。」
「それではよろしくお願いします。」
「わかったでがんす。では、俺っちはあいつらを前線で引き付けるでがんす!」
【ヘイトアトラクション】
シルクは入り口に向かって駆けだすと、早速敵の視線を自分に釘付けにした。
それにより次々に襲い掛かる魔獣達。
ファイヤーガルムを筆頭に、前線にいた十匹程度の魔獣がシルクに噛みつこうと接近する。
【シールドバッシュ】
しかしシルクはそれらを盾で弾き飛ばすと、今度は横薙ぎに大鉾を振るった!
【疾風かまいたち】
振り払った鉾から発生する真空の刃が敵を斬り刻む。
これにより、数匹のファイヤーマンやファイヤーガルムを塵に変えるが……それだけに過ぎない。
「やはり数が多いでがんすな。少しづつ削って前線を維持するでがんすよ。」
一方セイメイは、懐から赤、青、緑、黄色の宝石を取り出すと、それを開いた巻物の上に乗せていた。
「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前……荒ぶる神々の使徒たる聖獣達よ。今こそ、我に力を貸したまえ……そしてその姿を顕現せよ! 四聖獣召喚!」
セイメイの呪文に反応した四色の宝石たちは、一斉に光り輝くと砕け散る。
しばらくすると、セイメイの周りに四色の光が現れた。
「……綺麗」
その光景に、ロゼはピンチにもかかわらず目を奪われた。
キラキラと輝く四つの光は場違いな程に幻想的であり、それは次第に大きくなって消える。
そして気が付けば、その光は実体を持ち始め、その姿を獣の姿へと変えていった。
それこそが、セイメイの秘策である邪魔大国に伝わる四聖獣の姿である。
赤き炎を纏いし、巨大な鳥……朱雀
凍るように白く輝く体の虎……白虎
蒼き鱗を輝かせる巨大な龍……青龍
巨大な甲羅を背負いし大亀……玄武
セイメイは顕現した四聖獣に対し、敬意を込めて一礼すると……命令した。
「敵はあちらです。どうか魔の軍勢を討ち滅ぼして下さい!」
その言葉と同時に、四聖獣たちは一気に入口に向かって移動を開始する。
その巨大な気配に気づいたシルクは、その状況に目を大きく開いて驚くと、セイメイ達の下へ後退する。
「あれは……まさか噂に聞く四聖獣でがんすか?」
セイメイのところまで戻ったシルクは尋ねた。
「はい。長くは持ちませんが、これである程度対抗できるはずです。しかし、如何に四聖獣様達でも溢れ出てくる全ての魔獣を蹴散らすことは無理でしょう。数が減ったら、その隙に離脱してください。」
「わかったでがんす。それにしても凄まじいでがんすな……全部倒してしまうかもしれないでがんすよ?」
シルクは自分達の代わりに戦う四聖獣を見て呟いた。
上空では朱雀と青龍が入り口から飛び立つ飛翔系の魔獣を一匹残らず屠っていく。
通路の上では、白虎が敵に猛突撃を繰り返しながら魔獣を噛み殺し、白虎から抜けてきた魔獣は、通路に塞がる巨大な玄武に踏みつぶされる。
刻一刻と魔獣は四聖獣によって駆逐されていく。
だが、それでも溢れ出るように現れる魔獣の数は中々減らなかった。
するとセイメイは顔を歪めながら苦しそうに口を開く。
「私の魔力では五分が限界でございます。時間さえあれば可能でしょうが……」
四聖獣の力は絶大である。
故にそれを召喚するセイメイへの負担も半端ない。
セイメイは五分といったが、それはセイメイの命全てを投げ出して召喚できる時間。
実際には三分……いや四分が限界であった。
「セイメイさん、私の魔力も使って下さい。」
ロゼはその手をセイメイが触れている巻物に伸ばす。
「やめなさい!」
それを見てセイメイは強く叫んだ。
しかし、ロゼはその手を巻物から離さない。
「いいえ、やめません! 私も戦います!」
巻物に触れた瞬間、強烈な痛みがロゼを襲う。
しかし、ロゼはその言葉を拒んだ。
その目には絶対に巻物から手を離さないという強い意思が宿っている。
「あなたまで犠牲になる事はありません。あなたは卑弥呼様を守るのです。」
「わかってます。卑弥呼様も守りますし……セイメイさんも死なせはしません!」
ロゼは巻物に触れた瞬間に気付いていた。
セイメイが言った五分というのは、自分の命を犠牲にした時間であると。
そして自分の魔力程度では、そこまで力にはなれない事にも。
それでも自分が巻物に触れてさえいれば、セイメイの事だから自分が死ぬ前にセイメイが召喚を解く事を期待したのである。
「セイメイ、ロゼ……。大丈夫だ、俺っちがお前たちを絶対に守るでがんす。だから三分。三分したら、召喚を解除してこっちに走ってきてくれでがんす。その間に四聖獣と共に道を作るでがすよ!」
二人の覚悟を受け取ったシルクは、再び入口に向けて駆け出すのであった。
0
あなたにおすすめの小説
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
治癒魔法で恋人の傷を治したら、「化け物」と呼ばれ故郷から追放されてしまいました
山科ひさき
恋愛
ある日治癒魔法が使えるようになったジョアンは、化け物呼ばわりされて石を投げられ、町から追い出されてしまう。彼女はただ、いまにも息絶えそうな恋人を助けたかっただけなのに。
生きる希望を失った彼女は、恋人との思い出の場所で人生の終わりを迎えようと決める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる