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逃亡者

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「三崎見つけたぞ、捕まえろ」
「何故俺が追われるんだぁ!?」
「は?何言ってるんだ。調査員達を襲ったことを忘れるとか許さないぞ」

冒険者の男が何を言ってるのか、わからないけど俺はこの町から逃げることにした。俺は町の逃場を考えるのであった。

[この町には出口が、何個かあるから、近い場所から出るか]

そうして町にいる冒険者にばれないように警戒つつ、一個目の出口に着くも見張りが巡回していた。

「困ったなぁ」
「そこの男、何をしている」

一人の兵士が話しかけ素直に兵士の前に出ると、もう一人の兵士は、俺の顔見て咄嗟(とっさ)に答える。

「西口にて三崎吉孝を発見した。冒険者へ連絡願う」

そうして兵士に見つかってしまった俺は、逃げることにした。

「どうやって逃げれば、いいんだ。見た所残りは隠れ洞窟(ダンジョン)しかない。今の俺が洞窟で契約やれる気がしない」

考えている隙もなく、冒険者がこちらに来るのがわかった。

「覚悟を決めるか」
「三崎を見つけたぞ集まってくれ」

数多くの兵士と冒険者に狙われることになった俺は、洞窟の前に立ち止まっている。

「魔洞の森しか、逃げ場所はないか」

そうして俺は、冒険者から、恐ろがられている魔洞の森へ足を踏むのであった。
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