世界革命

星月

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冒険の始まり

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「あーちゃん。ここを通りたければ、我等を倒せ!出来たら何処にでも行くがよい」
「わかった。じゃあ行こっか」

 村人二十人に対して、私一人で戦いが始まった。

「流石のあーちゃんでも、我等相手には、厳しいだろう」 
「そうだね。でも勝つのは、私」

 私は村人の人に、勝利宣言すると、村人は私を囲み魔法放つ。

「風魔重力(ふうまアビリティ)!流石のあーちゃんも、これでは動けまい」

 私はこの状況を逆手にとって、わざと倒されたフリをする事にした。

「あーちゃんが倒れたぞ!!」

 しめしめと思う私、その隙をついて私は攻撃を繰り出した。

 「風刃(ふうじん)!」

 私の反撃で、与えられた村人の怪我の程度は、軽く足や手に傷ついたくらいだった。残った村人達はあらゆる方法で攻撃するも私は躱したり、魔法を切ったりして、残っている村人は5人程度まで倒されてしまっていた。

「あーちゃんは、本当に強くなった。だから油断したら、俺等が逆にやられるし、失礼だからそろそろ、本気で行くか!!」
「村長の言う通りね。あーちゃんは、本当に強くなった。私も村人の皆も、あーちゃんと離れたくないから、力尽くでもここにいて、もらうわ」

 残った5人は村人の中でも、強者達が残っていた。

「あーちゃん、本気で夢を叶えたいのなら四人を倒してみるがよい。そして最後にはわしが相手なろう」
「わかった。じゃあ行くよ。水刃(アクアスプラッシュ)!!」

 剣を振ると、剣から水の刃が五つに分散していく。がしかしその攻撃は村人たちに到達することはなかった。引き続き数多の方法を使っても私は村人達に攻撃を与えられないでいた。そして残っていた、五人のうちの一人である村のお爺さんに案を切り出す。

「爺さん対あーちゃん即ち、祖父対孫対決はどうだ。爺さんが負けるなら、俺等では勝てないだろうし」
「わかった。あーちゃん、本気で来るが良いぞ!」

 村人の思いや、私の夢をかけて、本気の戦いが始まった。
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