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転生メイドは挫けない! 5
(リリア視点)
「畏れながら、カイザー様にご忠告したいことがあります。
カイザー様は学園の教師になられますよね。正直、すっごくモテると思います。
あのくらいの子たちって大人の男性とか大好物ですし、同じ年にはない魅力がありますしね。私、本来は恋愛に年齢って関係ないと思うんです。だって好きになったら仕方ないですし、障害とか寧ろ恋のスパイスですし。
禁断って響きもいいですよね。正直教師と生徒とかすっごく美味しいと思います。美味しいと思うけど、駄目なんです。駄目なんですよ、そこは!手を出しちゃいけない領域、正しく禁断!なんです!!
いいですか、カイザー様。相手は一回り近く年下の女の子、何ならベアトリクス様と同じ年の女の子です。どれだけ可愛くても好きになっても手を出しちゃいけませんっ!!犯罪です!!
ベアトリクス様だって悲しむし、何なら教育委員会とかあれば通報される案件ですよ。だからどうかカイザー様、鉄の自制心を持って生徒に手出しは、むぐっっ」
大演説を繰り広げていた私は突如、物理的に口を塞がれた。
眼を白黒させて振り返ると、そこに居たのは。
メイド長っっ!?
般若の形相をして立っていたメイド長に声にならない声で叫ぶ。
「大変、大変申し訳御座いませんでしたカイザー様っ。このバカ娘にはよぅーく言って聞かせますので、どうか寛大なご処分を」
直角に頭を下げるメイド長に横目で睨まれて慌てて私も頭を下げる。っていっても頭抑えられてますけど。
「い、いや…。別に気にしていないから、お手柔らかに……?」
若干怯みながらもフォローをくれるカイザー様マジ優しい。
この調子でメイド長を宥めて下さい!って眼で応援してたらメイド長にギロリと睨まれた。ひっ。
メイド長に引きずられ、反省用の小部屋に閉じ込められ、今、ココ。
悪役令嬢ルート阻止の為にカイザー様の説得に動いたのにメイド長に邪魔をされるなんて。
これがゲームの強制力というものだろうか。何て恐ろしい。
正座をさせられてもはや感覚のない足を持て余しながらそんなことを考える。
だけど「ベアトリクス様が悲しむ」って伝えたし、これでカイザー様が自重してくれるといいのだけど。
何気にあの人シスコンだし。
例え、ゲームの強制力に阻まれようとも、
ベアトリクス様は私が必ず幸せにして見せるんだから!!
「畏れながら、カイザー様にご忠告したいことがあります。
カイザー様は学園の教師になられますよね。正直、すっごくモテると思います。
あのくらいの子たちって大人の男性とか大好物ですし、同じ年にはない魅力がありますしね。私、本来は恋愛に年齢って関係ないと思うんです。だって好きになったら仕方ないですし、障害とか寧ろ恋のスパイスですし。
禁断って響きもいいですよね。正直教師と生徒とかすっごく美味しいと思います。美味しいと思うけど、駄目なんです。駄目なんですよ、そこは!手を出しちゃいけない領域、正しく禁断!なんです!!
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大演説を繰り広げていた私は突如、物理的に口を塞がれた。
眼を白黒させて振り返ると、そこに居たのは。
メイド長っっ!?
般若の形相をして立っていたメイド長に声にならない声で叫ぶ。
「大変、大変申し訳御座いませんでしたカイザー様っ。このバカ娘にはよぅーく言って聞かせますので、どうか寛大なご処分を」
直角に頭を下げるメイド長に横目で睨まれて慌てて私も頭を下げる。っていっても頭抑えられてますけど。
「い、いや…。別に気にしていないから、お手柔らかに……?」
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この調子でメイド長を宥めて下さい!って眼で応援してたらメイド長にギロリと睨まれた。ひっ。
メイド長に引きずられ、反省用の小部屋に閉じ込められ、今、ココ。
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これがゲームの強制力というものだろうか。何て恐ろしい。
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だけど「ベアトリクス様が悲しむ」って伝えたし、これでカイザー様が自重してくれるといいのだけど。
何気にあの人シスコンだし。
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ベアトリクス様は私が必ず幸せにして見せるんだから!!
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