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73話 逞しき者達
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聖都ワイラー、その中央区。
朝日を浴びて燦然(さんぜん)と輝く雄壮な大神殿は、ファラオ・クフ王の墓に酷似しており、切り出した巨大な茶金の岩石で構築されていた。
その高さは鷹の舞う空域に迫る、天を突くばかりのものであり、広大な土地に鎮座するその様は、荘厳の一言に尽き、正しく峨峨(がが)たる巨大建造物であった。
早朝の今時分にも関わらず、その北の大門には、ワイラー内外の老若男女の参拝者・巡礼者等の長蛇の列が出来ていた。
彼等の目当ては、聖地巡礼の証である、銀貨一枚(一万円ほど)で与えられる、親指の爪大の金の仮面をモチーフにしたペンダントトップであり、それは深く篤(あつ)い信仰に動かされて特別聖教街区に参拝した証であり、特に信心深い年老いた信徒達に人気があった。
この拝金主義丸出しの装飾品は、聖女コーサ御(おん)自らが寝る間を惜しんで祈祷・聖別した、穢(けが)れなき熾罪聖品(しざいせいひん)と呼ばれており、これを葬儀の際、棺の死者に身に付けさせれば、その者は生前に犯した殺人と食人とを除く、殆どの悪行を免罪され、天の裁きの門をさえ素通りさせてもらえ、天国への直通が約束されるとされていた。
無論、王都に拠点を置く、枢機卿(すうきけい)・正教会は、その正当性を一切認めてはいなかった。
さて、その有り難い死後の免罪符(キップ)を求める者等の並ぶ大門の反対側、大神殿南側の神官通用口から入殿するのは、純白のフードローブを被った9名。
先立って三角の陣を形成して歩くのは、みずみずしい若き肉体を人質に取られし、聖都ワイラーの左神官長、白い鹿骨姿のリウゴウ。
そして、その補佐役の大鳥のレイバラ、巨漢の大猿頭骨はガラサンタであった。
そして、それらに少しの距離を置いて続くのは、銀の曲板に海のように青い縁取りを施した、華麗なアイマスクで額と目元を覆う、我等が光の女勇者達。
カミラー、ユリア、マリーナ、シャン。
そして六角棒の双子姉妹、アンとビスである。
彼女達は聖都のNo.2のリウゴウが南区にて見出だした、若さに似ず、信仰に篤(あつ)く、教養と徳の高い有能な従者神官としてコーサに推薦・お目通り願いたい、極めて貴重な人材ということになっていた。
この拝金と階級の街、聖都ワイラーでの左神官長の位階従一位の威光は凄まじく、両手用の大剣、朱色の剛槍、ルビーの穿たれた魔法杖と、明らかに武装をした彼女等であったが、神殿内の通路を行く黒い僧服の上級神官等からは、未来への期待を込めた労(ねぎら)いの言葉を受けることはあっても、決して疑われることなどはなかった。
また、この大神殿の南門入り口、それから内部の区間別に配備された、大神殿警護の為に大多数から特別に選出された、文武両道の屈強な精鋭神官兵士等すら同様だった。
結局、彼女達は、ただの一度も持ち物・身体の検査をされることなく、実に拍子抜けするほどスムーズに聖女コーサの間へと続く大階段まで侵入出来た。
この警備の無能さを、ある者に言わせるならば、それは
「全く、この大神殿の者等も揃ってバカで助かるな」
であろう……。
さて、この大神殿の内部は、建物内にもかかわらず、各々厚み15メートルほどの、ずらして置かれた巨大な石の層の重なりが大柱で貫かれ、大巨人の階段のごとく段々の階層を形成していた。
その構造を例えるなら、大きさの異なる四枚の分度器を、その間に各々消ゴムでも挟んで隙間を作り、大きなものから順に積み上げて重ねたような、そんな格好であった。
それらの最も広い、最下層に立つ女勇者等の前には、手前から最上層へとおよそ150メートルほどを駆け登る、女性の腰ほどの高さの純金の柱が両脇に整然と並ぶ、それらを繋ぐターコイズの華美な手すりの印象的な長い階段が、頂上の四階層目まで斜め上へと一直線に伸びていた。
そして、ここからは見えないが、この階段の終わりの最上層には、きらびやかな砂金の砂場があり、そこに設(しつら)えられた、片側が肘置きとして丸まった、Pの字を寝かせたような黄金の寝椅子、そこにたおやかに腰掛けているのは、正しく金仮面の聖なる少女、コーサ=クイーンであった。
今、初体験の長大な、幅六メートルほどの魔動力エスカレーターに、おっかなびっくりと、タイミングを計りながら足をかけた、光沢のある純白のローブ姿の女勇者達であったが。
その内でも一番小さな者が頭部のフードを少し上げ
「ふむふむ。人を乗せてこの階段は動くのか。うん、中々に便利じゃな。
しかしコーサとやら、生意気に人間にしては悪くない城を構えておるな。
ま、わらわの城の方が断然、趣(おもむき)があって比較にはならんがの。
ムダ乳よ、お前もそうは思わぬかえ?」
女バンパイアは大神殿の内部構造を値踏みするように、背伸びをして、手近な二階階層を見回しながら言った。
隣の同じ衣装ではあるが、異様にバストの盛り上がった女が
「えっ?わらわの城って、あの砂埃と蜘蛛の巣だらけのボロッちい廃墟のこと?
アハハ!ないない!あーんなムダにデッカイお化け屋敷みたいなとこより、アタシは絶対こっちの方が派手だし好みだね!」
子供のように小さなローブは、ゆっくりとその二基のロケットを見上げ
「はぁ……やはり、お前とはいずれゆっくりと話をつけねばならんようじゃな……。
よいか?住まいというものは、その人となりが最もうかがい知れるものなのじゃ。
つまるところ、やたらときらびやかに飾ればよいと言うものではないのじゃ。
そうじゃな、そこにはどこか憧憬と物悲しさが漂い、退廃的滅びの美学というかなんというか……」
小さな腕組みをするそこへ、両こめかみに聖なる金印の五芒星を焼き付けた大鳥の骸骨頭。レイバラが振り返り
「あの、誠に失礼ですが、勇者カミラー様。そのお話、長くなりそうですか?
聖女の座も、そう遠くはありませんゆえ……」
落ち着いた優しげな紳士の声で、女勇者カミラーの緊張感のなさを、遠慮がちながらもたしなめた。
カミラーは銀のマスク顔を、ツイと上げて
「おお、すまんすまん。わらわとしたことが、決戦前というに少々緊張感が足らなんだの、許せ」
深紅の瞳の持ち主は素直に自重することにした。
「すみませんレイバラさん。カミラーさんは一番のお年寄りなんですけど、いつもこんな感じなんです」
魔法の杖を手にした小柄なローブも頭を垂れて謝った。
「こりゃあ!ユリア!こんな感じとはなんじゃ!こんな感じとはー!?
ここ最近のお前は、何やら遠慮がのーなって、わらわを敬う気持ちがちぃとも見受けられん!
精神世界でどれほどの修行を積んだか知らんが、いうに事欠いてお前、お年寄りとはどうゆう言いぐさじゃ!?
これでもわらわは魔族としては生まれたばかりのピチピチレイディじゃぞ!?」
五千歳は憤然として喚いた。
そこへマリーナが揶揄(やゆ)するように、わざとらしく、フガッと豚鼻を鳴らして
「いやいやいや、カミラー。アンタのその言葉のセンス!
その"ピチピチ"とか"レイディ"とか言うとこが婆臭いんだっての。
アンタさ、黙ってりゃフリフリ服の、おねしょが玉に瑕(きず)の、どっかのお金持ちんとこのカーワイイお嬢ちゃんなんだからさ、もっとこうおしとやかに?うん、そ、愛想よくしたらどーだい?
プフッ!ま、アンタにゃ無理なそーだんか」
「な、なんじゃとー!!?お、お、おねしょじゃとぉー!!?
誉れ高き魔界の名家、ラヴド家現当主として、お前だけは断じて許せん!!
ええーい剣を抜けぃ!!この場で成敗してくれるぅ!!」
泣く子も黙って、また泣きじゃくる、死霊不死軍団を束ねる元魔戦将軍は、朱槍を振り回し「コ!ロ!ス!」と激昂した。
「わっとぉ!」とユリアがピョンと跳ねて飛び退き、マリーナが軽く仰け反って、その矛先をかわした。
夜警神官等の比ではない、超強力な古代魔法を駆使するという、聖コーサとの大決戦を間際に控え、自然と固くなり、顔色の優れなかったアンとビスは、揃って口元を押さえて唖然としていたが、彼女達のやり取りを見ているうちに、手の下で笑みを溢し、俄然(がせん)その顔の血色は良くなった。
シャンは最後尾で「フッ……」と幸せそうなアルカイックスマイルで目を細めている。
9名等の先頭、リウゴウは鹿の頭を反らせて笑い
「アフフフ。さっすがは光の勇者様達だで、命がけの戦いば前にしちょいて、ちいとも縮こまっとらん。
レイバラ、ガラサンタ。おめだずも、きゅーと肝っ玉ば縮めとらんで、こういうどごさ見習わなあかんぞ?」
白い頭蓋の二人の従者はエスカレーター上で、ピタリと骨の足を揃え「はっ!」と生真面目に答えた。
さて、そうこうしているうちに、自動の登り階段は終わりを迎え、彼女等の裸足は砂金を踏んで、その目は黄金の玉座を捉えたのである。
朝日を浴びて燦然(さんぜん)と輝く雄壮な大神殿は、ファラオ・クフ王の墓に酷似しており、切り出した巨大な茶金の岩石で構築されていた。
その高さは鷹の舞う空域に迫る、天を突くばかりのものであり、広大な土地に鎮座するその様は、荘厳の一言に尽き、正しく峨峨(がが)たる巨大建造物であった。
早朝の今時分にも関わらず、その北の大門には、ワイラー内外の老若男女の参拝者・巡礼者等の長蛇の列が出来ていた。
彼等の目当ては、聖地巡礼の証である、銀貨一枚(一万円ほど)で与えられる、親指の爪大の金の仮面をモチーフにしたペンダントトップであり、それは深く篤(あつ)い信仰に動かされて特別聖教街区に参拝した証であり、特に信心深い年老いた信徒達に人気があった。
この拝金主義丸出しの装飾品は、聖女コーサ御(おん)自らが寝る間を惜しんで祈祷・聖別した、穢(けが)れなき熾罪聖品(しざいせいひん)と呼ばれており、これを葬儀の際、棺の死者に身に付けさせれば、その者は生前に犯した殺人と食人とを除く、殆どの悪行を免罪され、天の裁きの門をさえ素通りさせてもらえ、天国への直通が約束されるとされていた。
無論、王都に拠点を置く、枢機卿(すうきけい)・正教会は、その正当性を一切認めてはいなかった。
さて、その有り難い死後の免罪符(キップ)を求める者等の並ぶ大門の反対側、大神殿南側の神官通用口から入殿するのは、純白のフードローブを被った9名。
先立って三角の陣を形成して歩くのは、みずみずしい若き肉体を人質に取られし、聖都ワイラーの左神官長、白い鹿骨姿のリウゴウ。
そして、その補佐役の大鳥のレイバラ、巨漢の大猿頭骨はガラサンタであった。
そして、それらに少しの距離を置いて続くのは、銀の曲板に海のように青い縁取りを施した、華麗なアイマスクで額と目元を覆う、我等が光の女勇者達。
カミラー、ユリア、マリーナ、シャン。
そして六角棒の双子姉妹、アンとビスである。
彼女達は聖都のNo.2のリウゴウが南区にて見出だした、若さに似ず、信仰に篤(あつ)く、教養と徳の高い有能な従者神官としてコーサに推薦・お目通り願いたい、極めて貴重な人材ということになっていた。
この拝金と階級の街、聖都ワイラーでの左神官長の位階従一位の威光は凄まじく、両手用の大剣、朱色の剛槍、ルビーの穿たれた魔法杖と、明らかに武装をした彼女等であったが、神殿内の通路を行く黒い僧服の上級神官等からは、未来への期待を込めた労(ねぎら)いの言葉を受けることはあっても、決して疑われることなどはなかった。
また、この大神殿の南門入り口、それから内部の区間別に配備された、大神殿警護の為に大多数から特別に選出された、文武両道の屈強な精鋭神官兵士等すら同様だった。
結局、彼女達は、ただの一度も持ち物・身体の検査をされることなく、実に拍子抜けするほどスムーズに聖女コーサの間へと続く大階段まで侵入出来た。
この警備の無能さを、ある者に言わせるならば、それは
「全く、この大神殿の者等も揃ってバカで助かるな」
であろう……。
さて、この大神殿の内部は、建物内にもかかわらず、各々厚み15メートルほどの、ずらして置かれた巨大な石の層の重なりが大柱で貫かれ、大巨人の階段のごとく段々の階層を形成していた。
その構造を例えるなら、大きさの異なる四枚の分度器を、その間に各々消ゴムでも挟んで隙間を作り、大きなものから順に積み上げて重ねたような、そんな格好であった。
それらの最も広い、最下層に立つ女勇者等の前には、手前から最上層へとおよそ150メートルほどを駆け登る、女性の腰ほどの高さの純金の柱が両脇に整然と並ぶ、それらを繋ぐターコイズの華美な手すりの印象的な長い階段が、頂上の四階層目まで斜め上へと一直線に伸びていた。
そして、ここからは見えないが、この階段の終わりの最上層には、きらびやかな砂金の砂場があり、そこに設(しつら)えられた、片側が肘置きとして丸まった、Pの字を寝かせたような黄金の寝椅子、そこにたおやかに腰掛けているのは、正しく金仮面の聖なる少女、コーサ=クイーンであった。
今、初体験の長大な、幅六メートルほどの魔動力エスカレーターに、おっかなびっくりと、タイミングを計りながら足をかけた、光沢のある純白のローブ姿の女勇者達であったが。
その内でも一番小さな者が頭部のフードを少し上げ
「ふむふむ。人を乗せてこの階段は動くのか。うん、中々に便利じゃな。
しかしコーサとやら、生意気に人間にしては悪くない城を構えておるな。
ま、わらわの城の方が断然、趣(おもむき)があって比較にはならんがの。
ムダ乳よ、お前もそうは思わぬかえ?」
女バンパイアは大神殿の内部構造を値踏みするように、背伸びをして、手近な二階階層を見回しながら言った。
隣の同じ衣装ではあるが、異様にバストの盛り上がった女が
「えっ?わらわの城って、あの砂埃と蜘蛛の巣だらけのボロッちい廃墟のこと?
アハハ!ないない!あーんなムダにデッカイお化け屋敷みたいなとこより、アタシは絶対こっちの方が派手だし好みだね!」
子供のように小さなローブは、ゆっくりとその二基のロケットを見上げ
「はぁ……やはり、お前とはいずれゆっくりと話をつけねばならんようじゃな……。
よいか?住まいというものは、その人となりが最もうかがい知れるものなのじゃ。
つまるところ、やたらときらびやかに飾ればよいと言うものではないのじゃ。
そうじゃな、そこにはどこか憧憬と物悲しさが漂い、退廃的滅びの美学というかなんというか……」
小さな腕組みをするそこへ、両こめかみに聖なる金印の五芒星を焼き付けた大鳥の骸骨頭。レイバラが振り返り
「あの、誠に失礼ですが、勇者カミラー様。そのお話、長くなりそうですか?
聖女の座も、そう遠くはありませんゆえ……」
落ち着いた優しげな紳士の声で、女勇者カミラーの緊張感のなさを、遠慮がちながらもたしなめた。
カミラーは銀のマスク顔を、ツイと上げて
「おお、すまんすまん。わらわとしたことが、決戦前というに少々緊張感が足らなんだの、許せ」
深紅の瞳の持ち主は素直に自重することにした。
「すみませんレイバラさん。カミラーさんは一番のお年寄りなんですけど、いつもこんな感じなんです」
魔法の杖を手にした小柄なローブも頭を垂れて謝った。
「こりゃあ!ユリア!こんな感じとはなんじゃ!こんな感じとはー!?
ここ最近のお前は、何やら遠慮がのーなって、わらわを敬う気持ちがちぃとも見受けられん!
精神世界でどれほどの修行を積んだか知らんが、いうに事欠いてお前、お年寄りとはどうゆう言いぐさじゃ!?
これでもわらわは魔族としては生まれたばかりのピチピチレイディじゃぞ!?」
五千歳は憤然として喚いた。
そこへマリーナが揶揄(やゆ)するように、わざとらしく、フガッと豚鼻を鳴らして
「いやいやいや、カミラー。アンタのその言葉のセンス!
その"ピチピチ"とか"レイディ"とか言うとこが婆臭いんだっての。
アンタさ、黙ってりゃフリフリ服の、おねしょが玉に瑕(きず)の、どっかのお金持ちんとこのカーワイイお嬢ちゃんなんだからさ、もっとこうおしとやかに?うん、そ、愛想よくしたらどーだい?
プフッ!ま、アンタにゃ無理なそーだんか」
「な、なんじゃとー!!?お、お、おねしょじゃとぉー!!?
誉れ高き魔界の名家、ラヴド家現当主として、お前だけは断じて許せん!!
ええーい剣を抜けぃ!!この場で成敗してくれるぅ!!」
泣く子も黙って、また泣きじゃくる、死霊不死軍団を束ねる元魔戦将軍は、朱槍を振り回し「コ!ロ!ス!」と激昂した。
「わっとぉ!」とユリアがピョンと跳ねて飛び退き、マリーナが軽く仰け反って、その矛先をかわした。
夜警神官等の比ではない、超強力な古代魔法を駆使するという、聖コーサとの大決戦を間際に控え、自然と固くなり、顔色の優れなかったアンとビスは、揃って口元を押さえて唖然としていたが、彼女達のやり取りを見ているうちに、手の下で笑みを溢し、俄然(がせん)その顔の血色は良くなった。
シャンは最後尾で「フッ……」と幸せそうなアルカイックスマイルで目を細めている。
9名等の先頭、リウゴウは鹿の頭を反らせて笑い
「アフフフ。さっすがは光の勇者様達だで、命がけの戦いば前にしちょいて、ちいとも縮こまっとらん。
レイバラ、ガラサンタ。おめだずも、きゅーと肝っ玉ば縮めとらんで、こういうどごさ見習わなあかんぞ?」
白い頭蓋の二人の従者はエスカレーター上で、ピタリと骨の足を揃え「はっ!」と生真面目に答えた。
さて、そうこうしているうちに、自動の登り階段は終わりを迎え、彼女等の裸足は砂金を踏んで、その目は黄金の玉座を捉えたのである。
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