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第25話 ハイエルフの地区
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「えっ……」
揺莉は最初、エルサリオンが何を言っているのか、よく分からなかった。
「サーク、そして先ほどの魔獣、どちらも君を襲わせようと計画し、ラエルノアが放ったものだ。上手くいかなかったことだけが、救いだった。他にも、里内で自分とそりがあわないエルフに対して、魔獣をけしかけていたようだ」
「えっ…でも、なんで…私、そんなに…?…そんなにラエルノアさんに恨まれるようなことは…、特にサークの時期には、私はラエルノアさんとほとんど関わりはありません!なのに、なぜ…??」
揺莉はララノアから手を離し、その場で立ち上がり、頭に両手をやり髪の毛をくしゃくしゃと掴む。
「え、あ、それとも、あれですか、ただ単に私の存在自体が気に入らないとかです…?エルフの方の中にも、私のことをよく思わない方がいるっていう…」
何も言わないエルサリオンに、段々と腹がたってくる揺莉。
まさか、顔見知りのラエルノアの仕業だったという事実に、沸々と沸いてくる怒りと悲しみと困惑の感情が入り混じり、上手く消化できない。
「…今回だって、ララノアさんとラエルノアさんのことを心配して、私自身が様子を見に行こうとまで考えたのに…もし私が向かっていたら、今頃ここにいないかもしれませんよね…。あははっ、本当、私は何も気付いてない間抜けですよね」
感情が昂るままに話していた揺莉だったが、隣に床にしゃがんでいるララノアとふと目が合った。
ララノアは何も言わなかったが、そのピンク色の瞳は恐怖と不安と悲しみと、様々な負の感情が渦巻いているように見えた。
(…私は…ララノアちゃんの前で何てことを…自分の母親の話を聞くのなんて、きっと辛い…ほんと、私は…ああっ、もう!)
揺莉は目をギュッとつぶり、ララノアに背を向けると、おでこに手のひらを当て、ひどく後悔する。
「ララノアちゃん、ごめんね…私…本当ごめんなさい…」
揺莉は声を振り絞り謝ったが、怖くてララノアに背を向けたまま、顔を見られなかった。
沈黙になる中、エルサリオンは長くて綺麗な人差し指を穴が空いた天井に向け、くるくるっと小さく回すと、穴があっという間に塞がれ、まるで何事もなかったかのように元に戻った。
「——本来ならば」
エルサリオンが話し始め、揺莉はゆっくりとエルサリオンとララノアの方へ向きなおる。
エルサリオンは、腕を軽く組み、その長い人差し指で二の腕あたりを一定のリズムで叩いていた。
「本来ならば、ラエルノアはここに収容されるはずだったが、今はできない」
(あぁ、そうだったわ…ここは罪人が入れられる家だっけ…)
この小さな三角屋根の家に慣れすぎた揺莉は、この家の本当の使われ方を忘れかけていた。
「…あの、私が邪魔であれば、ここから出ていきますが…」
「いや、そうしたいわけではない。仮に、君に他の家をあてがったところで、この隣には幼稚園があるだろう。子どもが集まる幼稚園の隣に、精神がふれたラエルノアを置いておくことはできない」
「…今なんて…?精神がふれた…?」
「あぁ、そうだ。私とルーミルがラエルノアの家を訪ね、彼女に会ったときにすぐに分かった。彼女の様子がおかしいと。家のドア付近で話したのだが、何かをブツブツと呟いて爪をかじり、常に体全体を細かく震わせていた。エルフの里きっての豪邸とも言われるラエルノアの家が、手入れされていない様子、家の中はゴミやら書籍やらで溢れていた。しかもだ、書籍は黒魔法、悪魔の使う魔法のものばかりだった。改めてラエルノアに話をしたが、支離滅裂でとてもまともに話ができる状態ではなかった。だが、なんとか話をしたかった私とルーミルは粘った、が、それがかえって彼女をパニックにさせたのかも知れん。彼女の身が、ストレスによって起こる炎に、急に激しく包まれてしまった」
揺莉は驚き口を両手で覆う。そして、思い出していた。ララノアが炎に包まれたあの日のこと。
揺莉は隣にいるララノアに、そっと視線を落とすと、ララノアは寂しそうな顔で、膝を抱えて座っていた。
「それで…その後…ラエルノアさんはどうなったのですか…?」
「我々はラエルノアが正常ではないと判断し、魔法をつかおうと構えたのだが、それが良くなかった。構えた我々を見て、ラエルノアはストレスの炎が爆発的に増え暴走した」
エルサリオンはゆっくりと歩き、ララノアの隣で立ち止まり、ララノアに視線をおろす。
「そのときだった。ララノアが家の階段を降りてきて、我々の状況を見ると恐怖で声を上げた。私は、ララノアが暴走したラエルノアに近付くのは危険だと考え、ララノアに保護の魔法をかけようとしたのだが、それを察知したラエルノアが、私より先にララノアに魔法を発してしまった」
そう言うと、エルサリオンはその場にしゃがみ、ララノアの顔の前で手をふる。
すると、白いキラキラした粉みたいなものが空中に舞い、しばらくして消えた。
ララノアはその白いキラキラした粉を、瞳を輝かせて見ていたが、粉が消えるとまたスッと暗い表情に戻ってしまった。
エルサリオンは、そんなララノアに対して静かな口調で話しかける。
「ラエルノアが君を吹き飛ばしたときに、私は咄嗟に保護の魔法をかけたが、なんとか効果はあったみたいだな。今、出した白い粉で君の体を確認したが、どこも怪我はないようだ」
すると、ララノアが震える唇をゆっくりと開ける。
「…ふき飛ばされてたとき、お願いしてたの。私を守ってくれる人のところに、行かせてくださいって。そしたら、ゆりさんの所にきたの」
ララノアは、涙で潤んだ目で揺莉を見つめ、エルサリオンはララノアの言葉に静かに頷いた。
「そうか。あのとき、ラエルノアが君に酷い魔法をかけたと思ったのだが、彼女は錯乱していても、自分の娘を守るために、君があの場から離れられるよう魔法をかけたのかもしれないな」
エルサリオンはララノアの頭を撫で立ち上がると、ララノアはビクッとし、目を丸くしてエルサリオンを見上げる。
「…アノーリオンのパパ、やさしくなったね」
ララノアがじっとエルサリオンを見つめると、エルサリオンは恥ずかしそうに咳払いした。
「うんうん、私もララノアちゃんと同じに思った!エルサリオンさん、以前と変わりましたよね!」
揺莉が目を見開き笑顔で言うと、エルサリオンは顔を赤らめ、揺莉から目を逸らした。
「…アノーリオンから…毎日のように幼稚園での出来事を聞いているうちに、私も君のようになりたいと思ってな」
「私のように?」
「子どもへの接し方を、少し見習わねばと…アノーリオンの笑顔が増えるのは、私も嬉しくてな」
「あぁ…!」
揺莉はエルサリオンの顔を見ながらクスクスと笑い、照れるエルサリオンは恥ずかしそうにまた視線を逸らす。
そんな2人の様子を、床に座ったララノアは下からじっと見つめていた。
「あ、それで、話を戻してしまいますが、ルーミルさんは今どこに?」
揺莉は塞がった穴をチラッと見上げた後、エルサリオンを見る。
「ルーミルには、拘束したラエルノアを連れてある場所へ行ってもらっている」
「ある場所…ですか?ここから近いところです?」
「いや…」
エルサリオンは眉間に皺を寄せ、急に黙り込む。
「…私には、言えない場所ですか…?」
「ハイエルフの地区でしょ」
ララノアは真剣な眼差しで、真っ直ぐにエルサリオンを見上げる。
「ハイエルフの地区——?それって、クルゴンくんの家もあるの?」
「うん、あるよ。でも、ハイエルフじゃないエルフは、そこに入れないの」
「えっ、じゃあ、ルーミルさんも…入れないんじゃない?」
揺莉の問いに、ララノアはハッとした顔をして黙ってしまい、揺莉は困惑しエルサリオンに視線を移すと、エルサリオンは苦虫を噛み潰したような顔をし口を開く。
「そうなのだが、ルーミル曰く、以前、用があり家族とハイエルフの地区に行ったことがあるらしい。ルーミル1人に任せて悪いとは思ったが、私はあんな不気味な所に近寄りたくないのでな、帰らせてもらった。まぁ、それが逆に功を奏したがな」
エルサリオンは話し終えると手をさっとふり、するとテーブルの上に豪華な料理と飲み物がズラリと並ぶ。
「色々あったんだ、お腹も空いているんじゃないか?少し、3人で食べないか」
揺莉とララノアは、困ったように互いに顔を見合わせる。先程まで食事をしていたため、お腹は満たされていたからだ。
「…あ…では、せっかくですし…」
正直、今は食事の気分ではなかったが、エルサリオンの厚意を無下にすることもできず、揺莉は椅子を引き座ると、ララノアも真似て揺莉の隣の椅子にちょこんと座った。
「では、いただこう!」
エルサリオンは、満面の笑みでテーブルに着く。
(まぁ…だよね、あなたは私との念願の食事が叶ったものね…)
揺莉は、穴の塞がった天井を見上げると、ふぅ、と静かに息をはいた。
揺莉は最初、エルサリオンが何を言っているのか、よく分からなかった。
「サーク、そして先ほどの魔獣、どちらも君を襲わせようと計画し、ラエルノアが放ったものだ。上手くいかなかったことだけが、救いだった。他にも、里内で自分とそりがあわないエルフに対して、魔獣をけしかけていたようだ」
「えっ…でも、なんで…私、そんなに…?…そんなにラエルノアさんに恨まれるようなことは…、特にサークの時期には、私はラエルノアさんとほとんど関わりはありません!なのに、なぜ…??」
揺莉はララノアから手を離し、その場で立ち上がり、頭に両手をやり髪の毛をくしゃくしゃと掴む。
「え、あ、それとも、あれですか、ただ単に私の存在自体が気に入らないとかです…?エルフの方の中にも、私のことをよく思わない方がいるっていう…」
何も言わないエルサリオンに、段々と腹がたってくる揺莉。
まさか、顔見知りのラエルノアの仕業だったという事実に、沸々と沸いてくる怒りと悲しみと困惑の感情が入り混じり、上手く消化できない。
「…今回だって、ララノアさんとラエルノアさんのことを心配して、私自身が様子を見に行こうとまで考えたのに…もし私が向かっていたら、今頃ここにいないかもしれませんよね…。あははっ、本当、私は何も気付いてない間抜けですよね」
感情が昂るままに話していた揺莉だったが、隣に床にしゃがんでいるララノアとふと目が合った。
ララノアは何も言わなかったが、そのピンク色の瞳は恐怖と不安と悲しみと、様々な負の感情が渦巻いているように見えた。
(…私は…ララノアちゃんの前で何てことを…自分の母親の話を聞くのなんて、きっと辛い…ほんと、私は…ああっ、もう!)
揺莉は目をギュッとつぶり、ララノアに背を向けると、おでこに手のひらを当て、ひどく後悔する。
「ララノアちゃん、ごめんね…私…本当ごめんなさい…」
揺莉は声を振り絞り謝ったが、怖くてララノアに背を向けたまま、顔を見られなかった。
沈黙になる中、エルサリオンは長くて綺麗な人差し指を穴が空いた天井に向け、くるくるっと小さく回すと、穴があっという間に塞がれ、まるで何事もなかったかのように元に戻った。
「——本来ならば」
エルサリオンが話し始め、揺莉はゆっくりとエルサリオンとララノアの方へ向きなおる。
エルサリオンは、腕を軽く組み、その長い人差し指で二の腕あたりを一定のリズムで叩いていた。
「本来ならば、ラエルノアはここに収容されるはずだったが、今はできない」
(あぁ、そうだったわ…ここは罪人が入れられる家だっけ…)
この小さな三角屋根の家に慣れすぎた揺莉は、この家の本当の使われ方を忘れかけていた。
「…あの、私が邪魔であれば、ここから出ていきますが…」
「いや、そうしたいわけではない。仮に、君に他の家をあてがったところで、この隣には幼稚園があるだろう。子どもが集まる幼稚園の隣に、精神がふれたラエルノアを置いておくことはできない」
「…今なんて…?精神がふれた…?」
「あぁ、そうだ。私とルーミルがラエルノアの家を訪ね、彼女に会ったときにすぐに分かった。彼女の様子がおかしいと。家のドア付近で話したのだが、何かをブツブツと呟いて爪をかじり、常に体全体を細かく震わせていた。エルフの里きっての豪邸とも言われるラエルノアの家が、手入れされていない様子、家の中はゴミやら書籍やらで溢れていた。しかもだ、書籍は黒魔法、悪魔の使う魔法のものばかりだった。改めてラエルノアに話をしたが、支離滅裂でとてもまともに話ができる状態ではなかった。だが、なんとか話をしたかった私とルーミルは粘った、が、それがかえって彼女をパニックにさせたのかも知れん。彼女の身が、ストレスによって起こる炎に、急に激しく包まれてしまった」
揺莉は驚き口を両手で覆う。そして、思い出していた。ララノアが炎に包まれたあの日のこと。
揺莉は隣にいるララノアに、そっと視線を落とすと、ララノアは寂しそうな顔で、膝を抱えて座っていた。
「それで…その後…ラエルノアさんはどうなったのですか…?」
「我々はラエルノアが正常ではないと判断し、魔法をつかおうと構えたのだが、それが良くなかった。構えた我々を見て、ラエルノアはストレスの炎が爆発的に増え暴走した」
エルサリオンはゆっくりと歩き、ララノアの隣で立ち止まり、ララノアに視線をおろす。
「そのときだった。ララノアが家の階段を降りてきて、我々の状況を見ると恐怖で声を上げた。私は、ララノアが暴走したラエルノアに近付くのは危険だと考え、ララノアに保護の魔法をかけようとしたのだが、それを察知したラエルノアが、私より先にララノアに魔法を発してしまった」
そう言うと、エルサリオンはその場にしゃがみ、ララノアの顔の前で手をふる。
すると、白いキラキラした粉みたいなものが空中に舞い、しばらくして消えた。
ララノアはその白いキラキラした粉を、瞳を輝かせて見ていたが、粉が消えるとまたスッと暗い表情に戻ってしまった。
エルサリオンは、そんなララノアに対して静かな口調で話しかける。
「ラエルノアが君を吹き飛ばしたときに、私は咄嗟に保護の魔法をかけたが、なんとか効果はあったみたいだな。今、出した白い粉で君の体を確認したが、どこも怪我はないようだ」
すると、ララノアが震える唇をゆっくりと開ける。
「…ふき飛ばされてたとき、お願いしてたの。私を守ってくれる人のところに、行かせてくださいって。そしたら、ゆりさんの所にきたの」
ララノアは、涙で潤んだ目で揺莉を見つめ、エルサリオンはララノアの言葉に静かに頷いた。
「そうか。あのとき、ラエルノアが君に酷い魔法をかけたと思ったのだが、彼女は錯乱していても、自分の娘を守るために、君があの場から離れられるよう魔法をかけたのかもしれないな」
エルサリオンはララノアの頭を撫で立ち上がると、ララノアはビクッとし、目を丸くしてエルサリオンを見上げる。
「…アノーリオンのパパ、やさしくなったね」
ララノアがじっとエルサリオンを見つめると、エルサリオンは恥ずかしそうに咳払いした。
「うんうん、私もララノアちゃんと同じに思った!エルサリオンさん、以前と変わりましたよね!」
揺莉が目を見開き笑顔で言うと、エルサリオンは顔を赤らめ、揺莉から目を逸らした。
「…アノーリオンから…毎日のように幼稚園での出来事を聞いているうちに、私も君のようになりたいと思ってな」
「私のように?」
「子どもへの接し方を、少し見習わねばと…アノーリオンの笑顔が増えるのは、私も嬉しくてな」
「あぁ…!」
揺莉はエルサリオンの顔を見ながらクスクスと笑い、照れるエルサリオンは恥ずかしそうにまた視線を逸らす。
そんな2人の様子を、床に座ったララノアは下からじっと見つめていた。
「あ、それで、話を戻してしまいますが、ルーミルさんは今どこに?」
揺莉は塞がった穴をチラッと見上げた後、エルサリオンを見る。
「ルーミルには、拘束したラエルノアを連れてある場所へ行ってもらっている」
「ある場所…ですか?ここから近いところです?」
「いや…」
エルサリオンは眉間に皺を寄せ、急に黙り込む。
「…私には、言えない場所ですか…?」
「ハイエルフの地区でしょ」
ララノアは真剣な眼差しで、真っ直ぐにエルサリオンを見上げる。
「ハイエルフの地区——?それって、クルゴンくんの家もあるの?」
「うん、あるよ。でも、ハイエルフじゃないエルフは、そこに入れないの」
「えっ、じゃあ、ルーミルさんも…入れないんじゃない?」
揺莉の問いに、ララノアはハッとした顔をして黙ってしまい、揺莉は困惑しエルサリオンに視線を移すと、エルサリオンは苦虫を噛み潰したような顔をし口を開く。
「そうなのだが、ルーミル曰く、以前、用があり家族とハイエルフの地区に行ったことがあるらしい。ルーミル1人に任せて悪いとは思ったが、私はあんな不気味な所に近寄りたくないのでな、帰らせてもらった。まぁ、それが逆に功を奏したがな」
エルサリオンは話し終えると手をさっとふり、するとテーブルの上に豪華な料理と飲み物がズラリと並ぶ。
「色々あったんだ、お腹も空いているんじゃないか?少し、3人で食べないか」
揺莉とララノアは、困ったように互いに顔を見合わせる。先程まで食事をしていたため、お腹は満たされていたからだ。
「…あ…では、せっかくですし…」
正直、今は食事の気分ではなかったが、エルサリオンの厚意を無下にすることもできず、揺莉は椅子を引き座ると、ララノアも真似て揺莉の隣の椅子にちょこんと座った。
「では、いただこう!」
エルサリオンは、満面の笑みでテーブルに着く。
(まぁ…だよね、あなたは私との念願の食事が叶ったものね…)
揺莉は、穴の塞がった天井を見上げると、ふぅ、と静かに息をはいた。
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