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第三章
第三章⑨
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張り詰めていた空気が、一気に静けさを増した。時が止まった――気がした。
「魔法が、発動しない……魔力が零れていく……なんで!なんで!!!」
リーラが、慟哭とも雄たけびとも聞こえる叫び声をあげている。とはいえ、一方の僕たちも、何が起きたのか理解できていなかった。確かにリーラは魔法を唱えたはずだったのだ。
すると、ソウが突然しゃがみ込んで何かを拾い上げた。その手には、こぶしに収まるほどの小さな石があった。乳白色で、濁った様子の特徴的な石だった。そこに霧のような物が渦を巻いているのが見える。
「おい、これって……」
「それは……お父さんの、魔力循環の魔導石……なんで、こんなところに?」
魔力を発散させてしまうこの魔導石のせいで、リーラの魔力は拡散され、魔法が不発に終わったようだった。ただ、その魔導石は、アリシアが麓で投げ捨てたはずなのだ。そのため、この場所に落ちているはずがなかった。
ふと、近くの茂みが揺れた。僕たち三人は互いに顔を合わせると、茂みに近づいて恐る恐るかき分けた。そこには、アリシアの叔父さんが項垂れていた。全身傷だらけで、服のいたるところに大きな赤い染みが広がっている。
「叔父さん!なんでここに!」
アリシアが駆け寄ると、叔父さんは、そのまま仰向けに倒れこんでしまった。
「結局、心配で来ちまった。俺は、兄貴の、いや、お前の親父のようにいいスキルもなければスキルレベルも低いから、たったここまでの工程でこのざまだ」
叔父さんは手に持っていた短剣を放ると、天を仰いだ。ぽつり、ぽつりと小さな雨粒が叔父さんの頬に滴り始めた。
「でもよ、お前の親父の形見は役に立っただろうがよ」
「とても、役に立ちました」
アリシアはそう言いながら鞄から何かを探るが、すぐに断念した。ポーションを探していたらしいが、僕たちの手持ちのポーションは、先にアリシアへ使ったもので最後だったのだ。
「よせよ。俺はいい。昔お前にしたことと比べたら、大したことじゃない。あの時のことはずっと後悔していた……ただ俺の性じゃ、今さら過去の反省なんかはできねえ。お前の未来のために何かをしたかっただけだ。それより」
魔法の発動に失敗したリーラが、血走った目でこちらを見ている。その目には憤怒の感情が存分に詰まっているように感じられた。
「姉ちゃんのお相手をしなきゃなんねえ。お前らはこの先に行くんだろ」
叔父さんは再度短剣を手に持つと、小さな袋をアリシアに手渡した。
「魔力を遮断する特殊な性質の袋だ。形見をこれに入れておけば、何これ構わず魔力を吸うことはないだろう。有り金はたいて買ってきたんだぜ」
叔父さんは膝を支えに立ち上がると、アリシアの肩に触れた。
「俺はクズだったが、お前の両親は、偉大な人間だった。誇っていい。そして、お前も――立派な人間だ。これからを生きてくれ」
叔父さんはアリシアを軽く突き飛ばすと、僕たち全員を眺め見た。
「あとはこの子を頼むぜ」
そう言うと、叔父さんはリーラに相対した。
「こいよ!姉ちゃんのお相手なんか俺で十分だ!」
「待って!私たちも加勢を!」
叔父さんの元へ駆け寄ろうとするアリシアを、ソウが止めた。
「向こうをよく見ろ……敵の援軍だ」
ソウは、さきほど激戦を繰り広げた草原の際を指さしていた。その際からは、ひとり、またひとりと人影が増えていき、さらには無数のウルフも姿を現した。そしてーーそこには、いつか見たクルエスの左腕”マルゴ”の姿も見えた。
「今の俺たちに相手は無理だ!時間もねぇ。行くぞ!」
ソウがアリシアの腕を引いた。僕も山頂を見据えて歩みを向けた。
「叔父さん、ありがとう」
最後にアリシアが言い放ったことばは、叔父さんに届いたのだろうか。彼の背中は、誰のそれよりも大きく見えた。
ーーーーーーーーー
山頂にたどり着いた時には、風雨が勢いを増し、叩きつけるほどの雨脚になっていた。遠くに雷も見える。相当の悪天候だった。
「目的の村は……あっちだ」
ソウが指さす方角には、はっきり視認できないけど、確かに村のようなものが確認できた。家屋も相応の数が見えるので、そこそこの規模の村だと思われる。
「じゃあ、みんな、準備はいいかな」
僕が聞くと、二人は大きく頷いた。
『グレンさん、それでは、あちらの方に見える村まで飛んでいただけますか?』
『いいだろう。ワシも準備万端だ。さっさと掴まれ』
グレンから早く乗るよう指示された。背中の鱗にしがみつけば大丈夫だと思われる。僕たちは早速、それぞれ思い思いの場所へしがみ付いた。
『では行くぞ。振り落とされるなよ!』
「ガガアアアアアアァァァ」
グレンは雄たけびを上げると、翼を大きくはためかせながら地面を蹴った――瞬間、ふわりと無重力を感じて、宙を舞った。
すごい、飛んでいるんだーー
それが、僕が初めてドラゴンの背に乗った時の感想だった。実際は二回目だけど、前は意識がなかったから、実質これが初めてだ。そして強風強雨にさらされているし、座り心地は最悪、当然背もたれもないから、とても快適とは言えないけど、妙な浮遊感と、仲間との一体感、あと”空を飛んでいる”という子供心が、ただただ嬉しくて、”異世界に来てよかった”と初めて思えたのだ。
慣れのためかグレンはしばし滞空したあと、飛行を始めた。村は視認できるところにあるので、時間はそこまで要さないはずだ。しかし、短時間であっても、この経験を僕は一生忘れないだろう。だって、こんなにも素晴らしい経験ができたのは初めてのことだし、それができたのも――
「危ねぇ!!」
ソウが叫ぶと同時に、何かがグレンに直撃した。突如襲う計り知れない衝撃。グレンは雄たけびを上げながら、苦しそうにもがいている。それと共に、飛行も不安定になっていく。乗っている僕たちは、幸いにも誰も振り落とされることはなかったけど、グレンへのダメージは大きいらしく、みるみる高度が下がっていった。
「もう少しだけ……頑張ってください」
アリシアの言葉で少しだけ浮力を感じた気がしたけど、それもほんの一瞬だけで、たぶん僕の気のせいだったと思う。皆の願いも空しく、グレンは森の中へ墜落した。
「魔法が、発動しない……魔力が零れていく……なんで!なんで!!!」
リーラが、慟哭とも雄たけびとも聞こえる叫び声をあげている。とはいえ、一方の僕たちも、何が起きたのか理解できていなかった。確かにリーラは魔法を唱えたはずだったのだ。
すると、ソウが突然しゃがみ込んで何かを拾い上げた。その手には、こぶしに収まるほどの小さな石があった。乳白色で、濁った様子の特徴的な石だった。そこに霧のような物が渦を巻いているのが見える。
「おい、これって……」
「それは……お父さんの、魔力循環の魔導石……なんで、こんなところに?」
魔力を発散させてしまうこの魔導石のせいで、リーラの魔力は拡散され、魔法が不発に終わったようだった。ただ、その魔導石は、アリシアが麓で投げ捨てたはずなのだ。そのため、この場所に落ちているはずがなかった。
ふと、近くの茂みが揺れた。僕たち三人は互いに顔を合わせると、茂みに近づいて恐る恐るかき分けた。そこには、アリシアの叔父さんが項垂れていた。全身傷だらけで、服のいたるところに大きな赤い染みが広がっている。
「叔父さん!なんでここに!」
アリシアが駆け寄ると、叔父さんは、そのまま仰向けに倒れこんでしまった。
「結局、心配で来ちまった。俺は、兄貴の、いや、お前の親父のようにいいスキルもなければスキルレベルも低いから、たったここまでの工程でこのざまだ」
叔父さんは手に持っていた短剣を放ると、天を仰いだ。ぽつり、ぽつりと小さな雨粒が叔父さんの頬に滴り始めた。
「でもよ、お前の親父の形見は役に立っただろうがよ」
「とても、役に立ちました」
アリシアはそう言いながら鞄から何かを探るが、すぐに断念した。ポーションを探していたらしいが、僕たちの手持ちのポーションは、先にアリシアへ使ったもので最後だったのだ。
「よせよ。俺はいい。昔お前にしたことと比べたら、大したことじゃない。あの時のことはずっと後悔していた……ただ俺の性じゃ、今さら過去の反省なんかはできねえ。お前の未来のために何かをしたかっただけだ。それより」
魔法の発動に失敗したリーラが、血走った目でこちらを見ている。その目には憤怒の感情が存分に詰まっているように感じられた。
「姉ちゃんのお相手をしなきゃなんねえ。お前らはこの先に行くんだろ」
叔父さんは再度短剣を手に持つと、小さな袋をアリシアに手渡した。
「魔力を遮断する特殊な性質の袋だ。形見をこれに入れておけば、何これ構わず魔力を吸うことはないだろう。有り金はたいて買ってきたんだぜ」
叔父さんは膝を支えに立ち上がると、アリシアの肩に触れた。
「俺はクズだったが、お前の両親は、偉大な人間だった。誇っていい。そして、お前も――立派な人間だ。これからを生きてくれ」
叔父さんはアリシアを軽く突き飛ばすと、僕たち全員を眺め見た。
「あとはこの子を頼むぜ」
そう言うと、叔父さんはリーラに相対した。
「こいよ!姉ちゃんのお相手なんか俺で十分だ!」
「待って!私たちも加勢を!」
叔父さんの元へ駆け寄ろうとするアリシアを、ソウが止めた。
「向こうをよく見ろ……敵の援軍だ」
ソウは、さきほど激戦を繰り広げた草原の際を指さしていた。その際からは、ひとり、またひとりと人影が増えていき、さらには無数のウルフも姿を現した。そしてーーそこには、いつか見たクルエスの左腕”マルゴ”の姿も見えた。
「今の俺たちに相手は無理だ!時間もねぇ。行くぞ!」
ソウがアリシアの腕を引いた。僕も山頂を見据えて歩みを向けた。
「叔父さん、ありがとう」
最後にアリシアが言い放ったことばは、叔父さんに届いたのだろうか。彼の背中は、誰のそれよりも大きく見えた。
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山頂にたどり着いた時には、風雨が勢いを増し、叩きつけるほどの雨脚になっていた。遠くに雷も見える。相当の悪天候だった。
「目的の村は……あっちだ」
ソウが指さす方角には、はっきり視認できないけど、確かに村のようなものが確認できた。家屋も相応の数が見えるので、そこそこの規模の村だと思われる。
「じゃあ、みんな、準備はいいかな」
僕が聞くと、二人は大きく頷いた。
『グレンさん、それでは、あちらの方に見える村まで飛んでいただけますか?』
『いいだろう。ワシも準備万端だ。さっさと掴まれ』
グレンから早く乗るよう指示された。背中の鱗にしがみつけば大丈夫だと思われる。僕たちは早速、それぞれ思い思いの場所へしがみ付いた。
『では行くぞ。振り落とされるなよ!』
「ガガアアアアアアァァァ」
グレンは雄たけびを上げると、翼を大きくはためかせながら地面を蹴った――瞬間、ふわりと無重力を感じて、宙を舞った。
すごい、飛んでいるんだーー
それが、僕が初めてドラゴンの背に乗った時の感想だった。実際は二回目だけど、前は意識がなかったから、実質これが初めてだ。そして強風強雨にさらされているし、座り心地は最悪、当然背もたれもないから、とても快適とは言えないけど、妙な浮遊感と、仲間との一体感、あと”空を飛んでいる”という子供心が、ただただ嬉しくて、”異世界に来てよかった”と初めて思えたのだ。
慣れのためかグレンはしばし滞空したあと、飛行を始めた。村は視認できるところにあるので、時間はそこまで要さないはずだ。しかし、短時間であっても、この経験を僕は一生忘れないだろう。だって、こんなにも素晴らしい経験ができたのは初めてのことだし、それができたのも――
「危ねぇ!!」
ソウが叫ぶと同時に、何かがグレンに直撃した。突如襲う計り知れない衝撃。グレンは雄たけびを上げながら、苦しそうにもがいている。それと共に、飛行も不安定になっていく。乗っている僕たちは、幸いにも誰も振り落とされることはなかったけど、グレンへのダメージは大きいらしく、みるみる高度が下がっていった。
「もう少しだけ……頑張ってください」
アリシアの言葉で少しだけ浮力を感じた気がしたけど、それもほんの一瞬だけで、たぶん僕の気のせいだったと思う。皆の願いも空しく、グレンは森の中へ墜落した。
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