101 / 169
10章 アレクシアと愉快な仲間2
みんなで楽しくが一番です!!①
しおりを挟む
“最強トリオ”
アレクシアが険悪なのか仲が良いのか分からない三人にそう名付けたのだ。一人はアレクシアの実の父親であり、このアウラード大帝国の皇帝陛下でもあるルシアード、そして世界中から恐れられている未知の国“魔国”の国王陛下であるデズモンド。最後の一人は人族に神として崇められている竜族の族長であり、アレクシアの前世であるアリアナの育ての親のゼストだ。
彼らは毎日のようにアレクシアを奪い合い、そしてその度にアレクシアに鉄拳をお見舞いされていた。だがまだその頃の方が良かったのかも知れないと思うほど今は危機感を覚えていた。何故なら初代竜族族長であるミルキルズを始め、初代魔国国王デイルズや魔国の大賢者ポーポトス、そして神獣ガイアなどのイケイケの爺達の登場で、最強トリオの存在感が薄くなっているからだ。
今回はアレクシアと共に夕食会を楽しもうと意気込んでいた三人だが、やはり意地の張り合いになり、気づいた時にはよちよち歩きのアレクシアを抜かしてしまい先に夕食会の会場までやって来てしまったのだった。
「「「⋯⋯」」」
三人の間には気まずい沈黙が続いている中、周りで忙しく準備する者達はというと当然だが生きた心地がしないでいた。冷酷皇帝陛下と未知の国である魔国の国王、そしてもう一人は人族が崇めている黄金竜ゼストなのだ。その三人がいきなり会場に姿を現したので異様な緊張感がありなかなか準備が進まないのだった。
「アレクシアを迎えに行ってくる」
先に口を開いたルシアードがそう言うと会場から出て行こうとした。
「“お義父さん”はここにいて下さい。婚約者である俺が迎えに行って来ますので大丈夫です」
デズモンドは不敵な笑みを浮かべながらルシアードの前に立ちはだかる。
「む。“お義父さん”だと?⋯アレクシアがここにくる前にお前を灰にしてやる」
「おい止めろ!ここであまり魔力を垂れ流すな!!」
ゼストが会場にいる者達を指さしながら二人に注意する。あまりに強力な魔力に耐えられなかった会場にいる女官や執事達が冷や汗を流して崩れ落ちていた。
「あいつが来たら怒られるぞ!?俺を巻き込むなよ!!」
怒られると言われたルシアードとデズモンドは魔力を抑え込み、怒りを鎮める為に深呼吸をしていた。
「全く!お前らにはあいつを任せられないな!あいつが小さい頃は俺がおしめを取り替えてたんだぞ!?」
「む。だから何だ?今は俺の娘だ。俺がおしめを取り替える!」
「⋯⋯今はさすがに必要ないだろ?」
自分が言った事に真顔で答えるルシアードにドン引きするゼスト。
「俺だってあいつが魔国に泊まりに来た時、おねしょをしたあいつの面倒を見たりしたぞ?」
ドヤ顔でルシアードとゼストに話し出すデズモンド。
「⋯⋯。面倒だと?そのおねしょした布団を隠蔽する為に燃やして大規模なボヤ騒ぎを起こしたよな?」
ゼストがジト目でデズモンドを見るが、何故か涼しい顔のままのデズモンド。
「フッ⋯。あんなの日常茶飯事だ。あいつが泊まりにくると魔王宮が壊されるとよく魔高官達が頭を抱えていた」
「俺も修繕費をかなり払わされた!!」ゼストは苦虫を噛み潰した顔になる。
「む。今のアレクシアも“元気”だぞ?」
「おい、だいぶオブラートに包んだ言い方だな?あいつの“元気”は何かをやらかしたと解釈出来るぞ!?」
愛娘のアレクシアに甘々なルシアードはあまり気にしていないが、皇宮でのやらかしは有名だった。修繕費がかかるやらかしはロインが自ら現場監督になり、アレクシアに修繕させていた。三歳の幼子でましてや皇女に壁の修理や床掃除をやらせるロインに反感を覚え抗議する者もいたが、アレクシアがあまりにも皇宮を破壊しまくるので、最終的にはロインに対して誰も文句を言わなくなっていた。
「まぁ今も昔も可愛らしいという事だな」
デズモンドがそう言うと、ルシアードが深く頷いた。呆れていたゼストも結局は頷くのだった。
「おーー!仲良く並んで待ってたんでしゅね?えらいえらい!!」
エルフの女王エルメニアと手を繋いでやって来たアレクシアが、三人に向かい大袈裟に拍手をした。
「む。仲良くはないぞ?」
ルシアードはアレクシアをエルメニアから奪うといち早く抱っこした。
「はいはい。それよりシアはお腹ペッコペッコでしゅ!!」そう言いながらポッコリお腹を摩るアレクシア。
「ガハハハ!ペッコペッコじゃなくてペコペコじゃ!相変わらず面白い言い方をするのう!!」
大笑いするのは初代魔国国王のデイルズだ。
「うるさい爺でしゅね!!」
ルシアードはプンスカと怒る愛娘をデイルズの元に連れて行く。アレクシアはデイルズをパンチしながらも目線だけは会場に並べられた豪華な料理に釘付けだ。そしてアレクシアの従魔である五匹の子犬達には最高級の魔物肉が山のように準備されていた。
『キャンキャン!!(しゅごいーー!!)』
白玉は涎を流しながらフラフラと吸い寄せられるように肉に食い付いた。黒蜜も、みたらしやきなこも急いで肉に齧り付くが、案の定だがあんこだけ遅れてしまった。悲しそうなあんこを見かねたアランカルトが肉を皿に乗せてあんこの元に持って行った。
『キャンキャン!(肉ー!)』
あんこが嬉しそうに肉に齧り付いた。
周りに女官がいたので、白玉達は可愛い鳴き声で嬉しさをアピールしていた。
肉料理から魚料理、色鮮やかなサラダなど数十種類の料理がズラーッと並び、デザートやフルーツも色とりどりに並んでいた。嬉しそうに小躍りするアレクシアと、興味深く料理を見ているガイアやエルメニアにナナーサ。エルフはあまり肉料理を好まないので魚料理をチェックしている。ミルキルズやアランカルトも豪華すぎる料理に驚いていた。魔国でもあまり見かけない肉料理があるので特にデイルズが興味深そうだ。小鳥ウロボロスも興奮してパタパタと飛び回っていた。
「おいおい⋯本当にとんでもないメンバーだな!」
そんな賑やかな会場に入って来たのは、アレクシアの母方の祖父であるローランド・キネガー公爵とアレクシアの異母兄姉であるシェイン皇太子、ジェニファー第一皇女、ドミニク第二皇子であった。
アレクシアが険悪なのか仲が良いのか分からない三人にそう名付けたのだ。一人はアレクシアの実の父親であり、このアウラード大帝国の皇帝陛下でもあるルシアード、そして世界中から恐れられている未知の国“魔国”の国王陛下であるデズモンド。最後の一人は人族に神として崇められている竜族の族長であり、アレクシアの前世であるアリアナの育ての親のゼストだ。
彼らは毎日のようにアレクシアを奪い合い、そしてその度にアレクシアに鉄拳をお見舞いされていた。だがまだその頃の方が良かったのかも知れないと思うほど今は危機感を覚えていた。何故なら初代竜族族長であるミルキルズを始め、初代魔国国王デイルズや魔国の大賢者ポーポトス、そして神獣ガイアなどのイケイケの爺達の登場で、最強トリオの存在感が薄くなっているからだ。
今回はアレクシアと共に夕食会を楽しもうと意気込んでいた三人だが、やはり意地の張り合いになり、気づいた時にはよちよち歩きのアレクシアを抜かしてしまい先に夕食会の会場までやって来てしまったのだった。
「「「⋯⋯」」」
三人の間には気まずい沈黙が続いている中、周りで忙しく準備する者達はというと当然だが生きた心地がしないでいた。冷酷皇帝陛下と未知の国である魔国の国王、そしてもう一人は人族が崇めている黄金竜ゼストなのだ。その三人がいきなり会場に姿を現したので異様な緊張感がありなかなか準備が進まないのだった。
「アレクシアを迎えに行ってくる」
先に口を開いたルシアードがそう言うと会場から出て行こうとした。
「“お義父さん”はここにいて下さい。婚約者である俺が迎えに行って来ますので大丈夫です」
デズモンドは不敵な笑みを浮かべながらルシアードの前に立ちはだかる。
「む。“お義父さん”だと?⋯アレクシアがここにくる前にお前を灰にしてやる」
「おい止めろ!ここであまり魔力を垂れ流すな!!」
ゼストが会場にいる者達を指さしながら二人に注意する。あまりに強力な魔力に耐えられなかった会場にいる女官や執事達が冷や汗を流して崩れ落ちていた。
「あいつが来たら怒られるぞ!?俺を巻き込むなよ!!」
怒られると言われたルシアードとデズモンドは魔力を抑え込み、怒りを鎮める為に深呼吸をしていた。
「全く!お前らにはあいつを任せられないな!あいつが小さい頃は俺がおしめを取り替えてたんだぞ!?」
「む。だから何だ?今は俺の娘だ。俺がおしめを取り替える!」
「⋯⋯今はさすがに必要ないだろ?」
自分が言った事に真顔で答えるルシアードにドン引きするゼスト。
「俺だってあいつが魔国に泊まりに来た時、おねしょをしたあいつの面倒を見たりしたぞ?」
ドヤ顔でルシアードとゼストに話し出すデズモンド。
「⋯⋯。面倒だと?そのおねしょした布団を隠蔽する為に燃やして大規模なボヤ騒ぎを起こしたよな?」
ゼストがジト目でデズモンドを見るが、何故か涼しい顔のままのデズモンド。
「フッ⋯。あんなの日常茶飯事だ。あいつが泊まりにくると魔王宮が壊されるとよく魔高官達が頭を抱えていた」
「俺も修繕費をかなり払わされた!!」ゼストは苦虫を噛み潰した顔になる。
「む。今のアレクシアも“元気”だぞ?」
「おい、だいぶオブラートに包んだ言い方だな?あいつの“元気”は何かをやらかしたと解釈出来るぞ!?」
愛娘のアレクシアに甘々なルシアードはあまり気にしていないが、皇宮でのやらかしは有名だった。修繕費がかかるやらかしはロインが自ら現場監督になり、アレクシアに修繕させていた。三歳の幼子でましてや皇女に壁の修理や床掃除をやらせるロインに反感を覚え抗議する者もいたが、アレクシアがあまりにも皇宮を破壊しまくるので、最終的にはロインに対して誰も文句を言わなくなっていた。
「まぁ今も昔も可愛らしいという事だな」
デズモンドがそう言うと、ルシアードが深く頷いた。呆れていたゼストも結局は頷くのだった。
「おーー!仲良く並んで待ってたんでしゅね?えらいえらい!!」
エルフの女王エルメニアと手を繋いでやって来たアレクシアが、三人に向かい大袈裟に拍手をした。
「む。仲良くはないぞ?」
ルシアードはアレクシアをエルメニアから奪うといち早く抱っこした。
「はいはい。それよりシアはお腹ペッコペッコでしゅ!!」そう言いながらポッコリお腹を摩るアレクシア。
「ガハハハ!ペッコペッコじゃなくてペコペコじゃ!相変わらず面白い言い方をするのう!!」
大笑いするのは初代魔国国王のデイルズだ。
「うるさい爺でしゅね!!」
ルシアードはプンスカと怒る愛娘をデイルズの元に連れて行く。アレクシアはデイルズをパンチしながらも目線だけは会場に並べられた豪華な料理に釘付けだ。そしてアレクシアの従魔である五匹の子犬達には最高級の魔物肉が山のように準備されていた。
『キャンキャン!!(しゅごいーー!!)』
白玉は涎を流しながらフラフラと吸い寄せられるように肉に食い付いた。黒蜜も、みたらしやきなこも急いで肉に齧り付くが、案の定だがあんこだけ遅れてしまった。悲しそうなあんこを見かねたアランカルトが肉を皿に乗せてあんこの元に持って行った。
『キャンキャン!(肉ー!)』
あんこが嬉しそうに肉に齧り付いた。
周りに女官がいたので、白玉達は可愛い鳴き声で嬉しさをアピールしていた。
肉料理から魚料理、色鮮やかなサラダなど数十種類の料理がズラーッと並び、デザートやフルーツも色とりどりに並んでいた。嬉しそうに小躍りするアレクシアと、興味深く料理を見ているガイアやエルメニアにナナーサ。エルフはあまり肉料理を好まないので魚料理をチェックしている。ミルキルズやアランカルトも豪華すぎる料理に驚いていた。魔国でもあまり見かけない肉料理があるので特にデイルズが興味深そうだ。小鳥ウロボロスも興奮してパタパタと飛び回っていた。
「おいおい⋯本当にとんでもないメンバーだな!」
そんな賑やかな会場に入って来たのは、アレクシアの母方の祖父であるローランド・キネガー公爵とアレクシアの異母兄姉であるシェイン皇太子、ジェニファー第一皇女、ドミニク第二皇子であった。
879
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
幻獣保護センター廃棄処理係の私、ボロ雑巾のような「ゴミ幻獣」をこっそり洗ってモフっていたら、実は世界を喰らう「終焉の獣」だった件について
いぬがみとうま🐾
ファンタジー
「魔力なしの穀潰し」――そう蔑まれ、幻獣保護センターの地下で廃棄幻獣の掃除に明け暮れる少女・ミヤコ。
実のところ、その施設は「価値のない命」を無慈悲に殺処分する地獄だった。
ある日、ミヤコの前に運ばれてきたのは、泥と油にまみれた「ボロ雑巾」のような正体不明の幻獣。
誰の目にもゴミとしか映らないその塊を、ミヤコは放っておけなかった。
「こんなに汚れたままなんて、かわいそう」
彼女が生活魔法を込めたブラシで丹念に汚れを落とした瞬間、世界を縛る最凶の封印が汚れと一緒に「流されてしまう。
現れたのは、月光を纏ったような美しい銀狼。
それは世界を喰らうと恐れられる伝説の災厄級幻獣『フェンリル・ヴォイド』だった……。
モブでいたはずの私が、ただひとりに溺愛されるまで
ChaCha
恋愛
乙女ゲームの世界に転生したことに気づいたアイナ・ネルケ。
だが彼女はヒロインではない――ただの“モブ令嬢”。
「私は観る側。恋はヒロインのもの」
そう決めて、治癒魔術科で必死に学び、気合いと根性で仲間を癒し続けていた。
筋肉とビンタと回復の日々。
それなのに――
「大丈夫だ。俺が必ず君を守る」
野外訓練で命を救った騎士、エルンスト・トゥルぺ。
彼の瞳と声が、治癒と共に魂に触れた瞬間から、世界が静かに変わり始める。
幼馴染ヴィルの揺れる視線。
家族の温かな歓迎。
辺境伯領と学園という“日常の戦場”。
「……好き」
「これは恋だ。もう、モブではいたくない」
守られるだけの存在ではなく、選ばれる覚悟を決めたモブ令嬢と、
現実しか知らない騎士の、静かで激しい溺愛の始まり。
これは――
モブでいたはずの私が、ただひとりに溺愛されるまでの物語。
※溺愛表現は後半からです。のんびり更新します。
※作者の好みにより筋肉と気合い…ヤンデレ落ち掛けが踊りながらやって来ます。
※これは恋愛ファンタジーです。ヒロインと違ってモブは本当に大変なんです。みんなアイナを応援してあげて下さい!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。