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10章 アレクシアと愉快な仲間2
紹介しているから黙っていて下さい!
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「アレクシア!殺されそうってどういう事だよ!!こんな幼子を殺そうとするなんて!!」
「⋯。あんたも中々な事をシアにしまちたよね?」
驚きつつも怒りを露わにするアウラード大帝国第二皇子ドミニクをみて呆れるアレクシア。ドミニクは母親であるエリーゼ側妃の影響や育った環境もありアレクシアに嫉妬をして皇帝主催の狩り大会の日に殴った過去があった。
「あれは⋯!?悪かったよ⋯」
「うんうん。謝れるなんて良い子な兄上でしゅ!!それにシアも倍返ししまちたから恨みっこなしでしゅ!!」
素直に反省するドミニクを背伸びして頭を撫でてあげるアレクシアだが、そんな光景を見て殺意を剥き出しにするのはアウラード大帝国皇帝であり二人の父親でもあるルシアードと魔国の国王陛下でもあり自称アレクシアの婚約者デズモンドだ。
「アレクシア。父上の方においで」
「いや、こっちに来い」
張り合うルシアードとデズモンドをいつもの様に完全に無視して、アレクシアは皆の紹介を続ける。
「あそこで食事に夢中になっている白銀のイケてる爺は遥か昔から生きている狼しゃんでしゅ!!」
「「「⋯⋯は?」」」
アレクシアの発言がまたまた理解できずに固まるアウラード大帝国皇太子シェインと第一皇女ジェニファー、それにドミニクはデザートに夢中な白銀の青年に視線を向けた。
「ん?わしの話かのう~?残りの余生をアレクシアの側で過ごそうと決めたガイアじゃ!お主達とも今後は関わっていく事になるからのう!よろしく頼むぞ!」
ガイアの爆弾発言に皆が驚いているが、当の本人はまた何事もなかった様にデザートに視線を戻した。
「何いってんでしゅか!!ガイ爺はあの森の主でしゅよ!?いなくなったら森の秩序が乱れましゅ!」
「⋯お主が現れてからは森の秩序なんて無い様なもんじゃぞ!森の秩序を乱した張本人が何を言っておるんじゃ?」
「⋯⋯⋯」
ガイアの言葉に何も言い返せないアレクシア。アリアナ時代に行った数々の悪戯や事件は幻影の森に住むエルフ族の間では語り継がれるくらい凄まじかったのだ。森の主であるガイアを捕まえて食べようとしたり、幻影の森に生息する最強の魔物達を手懐けてトーナメント戦をして遊んでいたり、エルフの里で行われている長老会でミルキルズと乱入しては毎回問題を起こしてゼストやエルフの女王であるエルメニアに説教されていたのだ。
「あれは⋯若気の至りでしゅ!!」
「ミルキルズとあなたは出禁にしたのに毎回どこからかやって来るのよね⋯結界を張っている主様が気づかない訳が無いんですが?」
笑顔ながらも目が一切笑っていないエルメニアにガイアは美しく微笑みながらゆっくり視線を逸らした。
「そうじゃ!何だかんだでお主も楽しんでいたじゃろ!?」
ミルキルズはガイアに近寄りニヤッと笑う。
「わしは結界で森に入れずに涙目のアリアナを見てられなくて⋯じゃがいつも後で後悔する羽目になるんじゃぞ!!」
そんな言い合いを聞いていたジェニファーが不思議そうに首を傾げた。
「そのアリアナって人とうちの可愛いアレクシアちゃんに何の関係があるの?アレクシアちゃんは可愛くてそして可愛い生き物なのよ?」
「可愛いって二回言わなくても⋯」苦笑いするシェイン。
「お嬢ちゃん、良い?可愛いのは見た目だけよ?中身はとんでもない悪ガキよ!このままでは昔よりパワーアップして⋯ああ!!考えただけでも恐ろしいわ!」
エルメニアはアレクシアを見ながら力説する。
「む。アレクシアは良い子だぞ」
ガイアが最後まで取っておいたケーキを奪い貪っている愛娘を見ながらそう言うルシアードに皆の冷たい視線が突き刺さる。
「いや、アレクシアの件も気になるけど⋯あの人が狼って言ったよな?」
ケーキを食べられてシュンとしているガイアを見ながらドミニクが問う。
「どう言う事なんだ?」
アレクシアの母方の祖父であるローランド・キネガー公爵もガイアを不思議そうには見るが、もうそんな事では驚かない。それ以上に心配なのはどのくらい大物なのかだ。
「幻影の森の主である神狼でしゅ!!」
その瞬間に飲んでいたワインを噴き出してしまうローランド。神獣は古代より生きている神の遣いとして伝説になっているのだ。
「⋯⋯!!おいおい、神狼って言ったか?」
「あい」
「まさか⋯まぁ黄金竜が存在したんだ。神狼もいるか⋯⋯」
何とか自分に言い聞かせて落ち着こうとするローランドだが、シェインやジェニファー、それにドミニクは呆気に取られて固まってしまった。そんな中でも小鳥姿になっているウロボロスは肉を突いて美味しそうに頬張っていて、アレクシア大好き五匹の子犬従魔はアランカルトに遊んでもらっていた。魔国の大賢者であるポーポトスは初代魔国国王陛下で親友でもあるデイルズと談笑している。
エルフの女王エルメニアは部下であるナナーサと何やらコソコソと話をしていた。そしてまだシュンとしているガイアを見て少し反省したのか、おすすめのケーキを取り分けてあげているアレクシアだったが、そんなアレクシアに取り分けて欲しいルシアードとデズモンドそしてゼストの最強トリオが健気に皿を持ち並んでいる。
「三人共に甘いもの嫌いでしゅよね?」
「アレクシアからもらうデザートは別だ。何が何でも食べる」
ルシアードの発言の同意する様に横で頷くデズモンドとゼスト。
「⋯⋯激甘なケーキを食べるがいいでしゅ!!」
そう言って一番甘いケーキを三人に配る鬼畜なちんちくりんであった。
「あら~?この子達大丈夫なの?」
そんな中でもずっと固まって動かない皇子や皇女達を心配する優しいランゴンザレスだが、また入口のドアが開くとルシアードの側近であるロインがある人物達を連れて入って来た。
それはルシアードの側妃達であった。
「⋯。あんたも中々な事をシアにしまちたよね?」
驚きつつも怒りを露わにするアウラード大帝国第二皇子ドミニクをみて呆れるアレクシア。ドミニクは母親であるエリーゼ側妃の影響や育った環境もありアレクシアに嫉妬をして皇帝主催の狩り大会の日に殴った過去があった。
「あれは⋯!?悪かったよ⋯」
「うんうん。謝れるなんて良い子な兄上でしゅ!!それにシアも倍返ししまちたから恨みっこなしでしゅ!!」
素直に反省するドミニクを背伸びして頭を撫でてあげるアレクシアだが、そんな光景を見て殺意を剥き出しにするのはアウラード大帝国皇帝であり二人の父親でもあるルシアードと魔国の国王陛下でもあり自称アレクシアの婚約者デズモンドだ。
「アレクシア。父上の方においで」
「いや、こっちに来い」
張り合うルシアードとデズモンドをいつもの様に完全に無視して、アレクシアは皆の紹介を続ける。
「あそこで食事に夢中になっている白銀のイケてる爺は遥か昔から生きている狼しゃんでしゅ!!」
「「「⋯⋯は?」」」
アレクシアの発言がまたまた理解できずに固まるアウラード大帝国皇太子シェインと第一皇女ジェニファー、それにドミニクはデザートに夢中な白銀の青年に視線を向けた。
「ん?わしの話かのう~?残りの余生をアレクシアの側で過ごそうと決めたガイアじゃ!お主達とも今後は関わっていく事になるからのう!よろしく頼むぞ!」
ガイアの爆弾発言に皆が驚いているが、当の本人はまた何事もなかった様にデザートに視線を戻した。
「何いってんでしゅか!!ガイ爺はあの森の主でしゅよ!?いなくなったら森の秩序が乱れましゅ!」
「⋯お主が現れてからは森の秩序なんて無い様なもんじゃぞ!森の秩序を乱した張本人が何を言っておるんじゃ?」
「⋯⋯⋯」
ガイアの言葉に何も言い返せないアレクシア。アリアナ時代に行った数々の悪戯や事件は幻影の森に住むエルフ族の間では語り継がれるくらい凄まじかったのだ。森の主であるガイアを捕まえて食べようとしたり、幻影の森に生息する最強の魔物達を手懐けてトーナメント戦をして遊んでいたり、エルフの里で行われている長老会でミルキルズと乱入しては毎回問題を起こしてゼストやエルフの女王であるエルメニアに説教されていたのだ。
「あれは⋯若気の至りでしゅ!!」
「ミルキルズとあなたは出禁にしたのに毎回どこからかやって来るのよね⋯結界を張っている主様が気づかない訳が無いんですが?」
笑顔ながらも目が一切笑っていないエルメニアにガイアは美しく微笑みながらゆっくり視線を逸らした。
「そうじゃ!何だかんだでお主も楽しんでいたじゃろ!?」
ミルキルズはガイアに近寄りニヤッと笑う。
「わしは結界で森に入れずに涙目のアリアナを見てられなくて⋯じゃがいつも後で後悔する羽目になるんじゃぞ!!」
そんな言い合いを聞いていたジェニファーが不思議そうに首を傾げた。
「そのアリアナって人とうちの可愛いアレクシアちゃんに何の関係があるの?アレクシアちゃんは可愛くてそして可愛い生き物なのよ?」
「可愛いって二回言わなくても⋯」苦笑いするシェイン。
「お嬢ちゃん、良い?可愛いのは見た目だけよ?中身はとんでもない悪ガキよ!このままでは昔よりパワーアップして⋯ああ!!考えただけでも恐ろしいわ!」
エルメニアはアレクシアを見ながら力説する。
「む。アレクシアは良い子だぞ」
ガイアが最後まで取っておいたケーキを奪い貪っている愛娘を見ながらそう言うルシアードに皆の冷たい視線が突き刺さる。
「いや、アレクシアの件も気になるけど⋯あの人が狼って言ったよな?」
ケーキを食べられてシュンとしているガイアを見ながらドミニクが問う。
「どう言う事なんだ?」
アレクシアの母方の祖父であるローランド・キネガー公爵もガイアを不思議そうには見るが、もうそんな事では驚かない。それ以上に心配なのはどのくらい大物なのかだ。
「幻影の森の主である神狼でしゅ!!」
その瞬間に飲んでいたワインを噴き出してしまうローランド。神獣は古代より生きている神の遣いとして伝説になっているのだ。
「⋯⋯!!おいおい、神狼って言ったか?」
「あい」
「まさか⋯まぁ黄金竜が存在したんだ。神狼もいるか⋯⋯」
何とか自分に言い聞かせて落ち着こうとするローランドだが、シェインやジェニファー、それにドミニクは呆気に取られて固まってしまった。そんな中でも小鳥姿になっているウロボロスは肉を突いて美味しそうに頬張っていて、アレクシア大好き五匹の子犬従魔はアランカルトに遊んでもらっていた。魔国の大賢者であるポーポトスは初代魔国国王陛下で親友でもあるデイルズと談笑している。
エルフの女王エルメニアは部下であるナナーサと何やらコソコソと話をしていた。そしてまだシュンとしているガイアを見て少し反省したのか、おすすめのケーキを取り分けてあげているアレクシアだったが、そんなアレクシアに取り分けて欲しいルシアードとデズモンドそしてゼストの最強トリオが健気に皿を持ち並んでいる。
「三人共に甘いもの嫌いでしゅよね?」
「アレクシアからもらうデザートは別だ。何が何でも食べる」
ルシアードの発言の同意する様に横で頷くデズモンドとゼスト。
「⋯⋯激甘なケーキを食べるがいいでしゅ!!」
そう言って一番甘いケーキを三人に配る鬼畜なちんちくりんであった。
「あら~?この子達大丈夫なの?」
そんな中でもずっと固まって動かない皇子や皇女達を心配する優しいランゴンザレスだが、また入口のドアが開くとルシアードの側近であるロインがある人物達を連れて入って来た。
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