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10章 アレクシアと愉快な仲間2
お馬鹿貴族の末路
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ルシアードが描いた作品を見た一同は衝撃を受けた。
「⋯⋯!父上!凄すぎましゅ!!」
ルシアードがアレクシアを抱っこしている絵だが、とても繊細で美しい作品だった。
「む。アレクシアにプレゼントするぞ」
愛娘に褒められて上機嫌なルシアードだが、教師であるエルマはルシアードの才能に驚いて開いた口が塞がらない。
(さすが皇帝陛下だっぺ⋯オラも敵わないかもしれねぇ)
悔しさが込み上げてくるが、相手は皇帝なので何も言えない。ここでちょうど時間になり授業が終わりを迎えた。
「エルマしゃん、また来年!!」
「皇女、また来週お会いしましょう!私は今回の授業で色々勉強になりました!!陛下に負けないように精進して参ります!!」
何故かやる気満々のエルマを見てげんなりするアレクシアだが、ルシアードはというと気にしてもいなかった。
そしてまだまだ描き足りないと不満気味なミルキルズを引きずるように連れて行くのはアランカルトだ。一同は午後からの話し合いを始める前に昼食を摂るため移動していた。
「⋯なんか人が多くないでしゅかー?」
ルシアードに手を引かれてよちよちと歩くアレクシアは、いつもより人が多いことに気づいて首を傾げる。
「ええ、皇宮に黄金竜様、それに魔国の者やエルフ族が滞在していると聞きつけた貴族達が押し寄せているのです。ただの見学者ならまだいいのですが、愚かな者もいますから十分に注意しないといけません」
「ふん!これだから人族は嫌いなのよ!」
嫌悪感で顔を歪めるのはエルフの女王であるエルメニアだ。
「まあまあ!婆、怒りを鎮めてくださいにゃ!」
「む。目障りな連中だ」
アレクシアがエルメニアを宥めているが、ルシアードも不機嫌になっていた。
「アレクシアをジロジロ見るなど⋯全員処刑だな」
ルシアードの発言に頷くのはエルメニアとアランカルトだ。
「いいから気にしないで行きましゅよ!シアはお腹がしゅきまちた!」
そんなアレクシアのあとをよちよちとついて行く五匹の子犬従魔。漆黒の小鳥に擬態しているウロボロスはアレクシアの頭上でスヤスヤと眠っていた。アレクシア達は好奇な視線を無視して先を急いでいたが、空気が読めない人影が後ろから迫っていた。
「ルシアード皇帝陛下!」
近寄って来たのは五十代くらいの小太りで小柄な男性だ。真っ赤な貴族服に身を包み、指には高級そうな指輪を何個もはめていた。ルシアードが振り返る前に側近であるロインが対応するために男性に近寄る。
「バイル侯爵、今は大事な客人をお迎えしています。陛下に話があるなら正式に申請してください」
バイル侯爵を冷たく見下ろすロインだが、やはり空気が読めないバイルは卑しい笑みを浮かべてペラペラと話し始める。
「この見目麗しい方々が例の⋯はは!素晴らしい!これでアウラード大帝国も安泰ですな!!」
爺や婆は静観しているが、この発言に真っ先に動いたのはアレクシアだった。
「安泰ってなんでしゅか?」
「おや?あなたが噂のアレクシア第四皇女ですね?魔国の国王と婚約すると小耳にはさみましたが⋯まさかこの中にいるのですかな?」
そう言ってジロジロと爺達を見るバイル侯爵。
「魔国という後ろ盾ができたと喜んでるんでしゅか?」
「皇女!魔国は昔から決して立ち入ってはいけない恐ろしい国です!ですが、今このアウラード大帝国が人族では初めての国交を結ぶという偉業を成し遂げたのです!これでアウラード大帝国に刃向かう国はいなくなるでしょう!」
それを聞いたアレクシアはただ黙って後ろに下がり、そして思いっきり走り出すとバイル侯爵に向けて飛び蹴りを喰らわす。
「この馬鹿ちんがぁぁーー!!」
「グエ!」
喰らったバイル侯爵は吹っ飛びコロコロと転がり壁に食い込んだ。見ていた野次馬貴族は驚いて固まっているが、女官や執事はいつもの事だと仕事の手をやめない。
「ガハハ!死んだんじゃないか!」
大笑いするのは初代魔国国王陛下であるデイルズだ。
「全く!空気が読めない奴じゃな!よく今まで貴族として生きてこれたのう?」
バイル侯爵を見て呆れるのは魔国の大賢者ポーポトスだ。
「アレクシアよ、此奴をワイバーンの餌にしようぞ!肉つきもいいからちょうどよかろう!」
ミルキルズが嬉しそうに提案する。ロインはそれを聞いてアレクシアがいつもウルフの餌やワイバーンの餌にすると発言するのはミルキルズが原因だろうと確信したのだった。
だが体が丈夫なのか、フラフラと立ち上がったバイル侯爵は顔を真っ赤にさせてこちらに向かってくる。
「いくら皇女でもこれは横暴ですぞ!!正式に皇宮裁判所に訴えます!皇宮裁判所は皇族の力が及ばない公正な場所ですから覚悟してください!!」
鼻血を垂らしながら怒りに震えるバイル侯爵を冷めた目で見る一同。
「バイル、うちの可愛い娘を訴えるというのか?皇族全てを敵に回す覚悟があるならやってみろ!」
恐ろしいほどの凄みでバイル侯爵を睨みつけるルシアード。
「あ⋯あ⋯陛下!皇女のやった事は暴力です!目撃者も大勢いますので⋯」
怒り心頭のルシアードに睨まれて冷や汗が止まらないバイル侯爵。
「確かに皇女が手を出したのは間違っていますが、あなたの発言はどうですか?アウラード大帝国としてはとても恥ずかしい発言です!」
ロインがバイル侯爵を一喝する。
「⋯⋯それは⋯後ろ盾はあった方がいいでしょう!そのための婚約でしょう!?じゃなきゃまだ幼い皇女を魔族に売るような事はしないでしょう!」
バイル侯爵が発言した瞬間、空気がピリつき始め凄まじい威圧感が周りにいた貴族連中やバイル侯爵を襲う。息ができなくなりもがき苦しみ崩れ落ちる。
「此奴は本当に空気の読めん奴じゃのう?魔族に売るじゃと?アレクシアを侮辱しおって!!」
怒り心頭のデイルズが崩れ落ちていたバイル侯爵を魔法で浮かせる。
「全くじゃ!気に食わんのう?」
静かに怒るポーポトスは周りで苦しむ貴族連中を見ながら不敵に笑った。
「む。アレクシアに対しての侮辱発言は不敬罪になるな。ロイン、こいつを拘束しろ!あとで俺が自ら尋問する!」
「かしこまりました」
怒りに震えるルシアードがロインに指示を出す。ロインはバイル侯爵を立ち上がらせると魔法で拘束して地下牢に向かい歩き出した。
「ああ、あなたが怒らせた男性二人ですが、初代魔国国王陛下と魔国の偉大なる大賢者様ですよ?魔国を敵に回しましたね?」
バイル侯爵の耳元で囁くロイン。
「あの⋯方々が⋯そんな⋯」
ガタガタと震え出すバイル侯爵にロインは追い打ちをかける。
「魔国の重鎮の前で魔族を侮辱したんですから覚悟してください?牢にいても安全ではないですよ?」
そう言って牢の中にバイル侯爵を放り投げた。
背後からバイル侯爵の発狂じみた悲鳴が聞こえるが気にする事なく歩き出したロインであった。
「⋯⋯!父上!凄すぎましゅ!!」
ルシアードがアレクシアを抱っこしている絵だが、とても繊細で美しい作品だった。
「む。アレクシアにプレゼントするぞ」
愛娘に褒められて上機嫌なルシアードだが、教師であるエルマはルシアードの才能に驚いて開いた口が塞がらない。
(さすが皇帝陛下だっぺ⋯オラも敵わないかもしれねぇ)
悔しさが込み上げてくるが、相手は皇帝なので何も言えない。ここでちょうど時間になり授業が終わりを迎えた。
「エルマしゃん、また来年!!」
「皇女、また来週お会いしましょう!私は今回の授業で色々勉強になりました!!陛下に負けないように精進して参ります!!」
何故かやる気満々のエルマを見てげんなりするアレクシアだが、ルシアードはというと気にしてもいなかった。
そしてまだまだ描き足りないと不満気味なミルキルズを引きずるように連れて行くのはアランカルトだ。一同は午後からの話し合いを始める前に昼食を摂るため移動していた。
「⋯なんか人が多くないでしゅかー?」
ルシアードに手を引かれてよちよちと歩くアレクシアは、いつもより人が多いことに気づいて首を傾げる。
「ええ、皇宮に黄金竜様、それに魔国の者やエルフ族が滞在していると聞きつけた貴族達が押し寄せているのです。ただの見学者ならまだいいのですが、愚かな者もいますから十分に注意しないといけません」
「ふん!これだから人族は嫌いなのよ!」
嫌悪感で顔を歪めるのはエルフの女王であるエルメニアだ。
「まあまあ!婆、怒りを鎮めてくださいにゃ!」
「む。目障りな連中だ」
アレクシアがエルメニアを宥めているが、ルシアードも不機嫌になっていた。
「アレクシアをジロジロ見るなど⋯全員処刑だな」
ルシアードの発言に頷くのはエルメニアとアランカルトだ。
「いいから気にしないで行きましゅよ!シアはお腹がしゅきまちた!」
そんなアレクシアのあとをよちよちとついて行く五匹の子犬従魔。漆黒の小鳥に擬態しているウロボロスはアレクシアの頭上でスヤスヤと眠っていた。アレクシア達は好奇な視線を無視して先を急いでいたが、空気が読めない人影が後ろから迫っていた。
「ルシアード皇帝陛下!」
近寄って来たのは五十代くらいの小太りで小柄な男性だ。真っ赤な貴族服に身を包み、指には高級そうな指輪を何個もはめていた。ルシアードが振り返る前に側近であるロインが対応するために男性に近寄る。
「バイル侯爵、今は大事な客人をお迎えしています。陛下に話があるなら正式に申請してください」
バイル侯爵を冷たく見下ろすロインだが、やはり空気が読めないバイルは卑しい笑みを浮かべてペラペラと話し始める。
「この見目麗しい方々が例の⋯はは!素晴らしい!これでアウラード大帝国も安泰ですな!!」
爺や婆は静観しているが、この発言に真っ先に動いたのはアレクシアだった。
「安泰ってなんでしゅか?」
「おや?あなたが噂のアレクシア第四皇女ですね?魔国の国王と婚約すると小耳にはさみましたが⋯まさかこの中にいるのですかな?」
そう言ってジロジロと爺達を見るバイル侯爵。
「魔国という後ろ盾ができたと喜んでるんでしゅか?」
「皇女!魔国は昔から決して立ち入ってはいけない恐ろしい国です!ですが、今このアウラード大帝国が人族では初めての国交を結ぶという偉業を成し遂げたのです!これでアウラード大帝国に刃向かう国はいなくなるでしょう!」
それを聞いたアレクシアはただ黙って後ろに下がり、そして思いっきり走り出すとバイル侯爵に向けて飛び蹴りを喰らわす。
「この馬鹿ちんがぁぁーー!!」
「グエ!」
喰らったバイル侯爵は吹っ飛びコロコロと転がり壁に食い込んだ。見ていた野次馬貴族は驚いて固まっているが、女官や執事はいつもの事だと仕事の手をやめない。
「ガハハ!死んだんじゃないか!」
大笑いするのは初代魔国国王陛下であるデイルズだ。
「全く!空気が読めない奴じゃな!よく今まで貴族として生きてこれたのう?」
バイル侯爵を見て呆れるのは魔国の大賢者ポーポトスだ。
「アレクシアよ、此奴をワイバーンの餌にしようぞ!肉つきもいいからちょうどよかろう!」
ミルキルズが嬉しそうに提案する。ロインはそれを聞いてアレクシアがいつもウルフの餌やワイバーンの餌にすると発言するのはミルキルズが原因だろうと確信したのだった。
だが体が丈夫なのか、フラフラと立ち上がったバイル侯爵は顔を真っ赤にさせてこちらに向かってくる。
「いくら皇女でもこれは横暴ですぞ!!正式に皇宮裁判所に訴えます!皇宮裁判所は皇族の力が及ばない公正な場所ですから覚悟してください!!」
鼻血を垂らしながら怒りに震えるバイル侯爵を冷めた目で見る一同。
「バイル、うちの可愛い娘を訴えるというのか?皇族全てを敵に回す覚悟があるならやってみろ!」
恐ろしいほどの凄みでバイル侯爵を睨みつけるルシアード。
「あ⋯あ⋯陛下!皇女のやった事は暴力です!目撃者も大勢いますので⋯」
怒り心頭のルシアードに睨まれて冷や汗が止まらないバイル侯爵。
「確かに皇女が手を出したのは間違っていますが、あなたの発言はどうですか?アウラード大帝国としてはとても恥ずかしい発言です!」
ロインがバイル侯爵を一喝する。
「⋯⋯それは⋯後ろ盾はあった方がいいでしょう!そのための婚約でしょう!?じゃなきゃまだ幼い皇女を魔族に売るような事はしないでしょう!」
バイル侯爵が発言した瞬間、空気がピリつき始め凄まじい威圧感が周りにいた貴族連中やバイル侯爵を襲う。息ができなくなりもがき苦しみ崩れ落ちる。
「此奴は本当に空気の読めん奴じゃのう?魔族に売るじゃと?アレクシアを侮辱しおって!!」
怒り心頭のデイルズが崩れ落ちていたバイル侯爵を魔法で浮かせる。
「全くじゃ!気に食わんのう?」
静かに怒るポーポトスは周りで苦しむ貴族連中を見ながら不敵に笑った。
「む。アレクシアに対しての侮辱発言は不敬罪になるな。ロイン、こいつを拘束しろ!あとで俺が自ら尋問する!」
「かしこまりました」
怒りに震えるルシアードがロインに指示を出す。ロインはバイル侯爵を立ち上がらせると魔法で拘束して地下牢に向かい歩き出した。
「ああ、あなたが怒らせた男性二人ですが、初代魔国国王陛下と魔国の偉大なる大賢者様ですよ?魔国を敵に回しましたね?」
バイル侯爵の耳元で囁くロイン。
「あの⋯方々が⋯そんな⋯」
ガタガタと震え出すバイル侯爵にロインは追い打ちをかける。
「魔国の重鎮の前で魔族を侮辱したんですから覚悟してください?牢にいても安全ではないですよ?」
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