129 / 163
10章 アレクシアと愉快な仲間2
アレクシア、久しぶりに狩りへ行く。②
しおりを挟む
「アレクシア様、どうなされたんですか?」
ロインは何故か自分の足にしがみついて動かないアレクシアに困惑していた。
アウラード大帝国の重鎮である“四騎士”と呼ばれる貴族、アレクシアの母方の祖父であるローランド・キネガー公爵、側妃バレリーの父親であるハロルド・モール侯爵、ルビー側妃の父親であるコウリン・スライダー侯爵、そしてラルク・サイドラ辺境伯との話し合いが始まっても、部屋の隅にポツンと座り、ひたすらお手玉で遊んでいたアレクシアだったが、いきなり立ち上がり、いつもの奇声“ウオーーでしゅ!”と言いながらロインにしがみついたのだ。
この状況にアレクシアの父親でありこのアウラード大帝国の皇帝であるルシアードをはじめとして、アレクシアの婚約者であり魔国国王でもあるデズモンド、そして前世アリアナ時代の育ての親であり竜族族長のゼストが殺意を隠さずにロインを睨みつけていた。
更に爺や婆も不思議そうにアレクシアを見守っていたが、気になったウロボロスがアレクシアの頭に乗って突き始めた。
『おい!お前は一体何やってるんだ?』
「ロイン伯父上にお願いをしてましゅ」
「お願いですか?これが?」
アレクシアの発言に苦笑いするロイン。
「む。願いだったら俺が聞いてやるからこっちに来なさい」
ルシアードがアレクシアを抱っこしようとしたが、どんなに引き離そうとしてもびくともしない。それを見ていたロウジもアレクシアを引き剥がそうとしたがそれでもびくともしないのでさすがに皆が驚いていた。
「シアは数時間でもいいから狩りに行きたいでしゅ!!今までハードスケジュールでちたから自由がほちい!!ウオーー!!」
「狩りって⋯あなたは皇女なのですよ?それに今は礼儀作法や婚約式の準備もあるんですから⋯」
「明日から頑張りましゅから!今から夕方までの少しだけでしゅ!!それが駄目ならずっとくっ付いたままでしゅよ!」
「どんな脅しですか。⋯⋯分かりました。今日だけですよ?明日からは覚悟してくださいね」
「やったーー!!」
ロインの忠告をもう聞いちゃいないアレクシアは嬉しさのあまり五匹の子犬従魔達と小躍りしていた。だが、ここで始まるのが誰が一緒に行くかの争いだった。
「む。俺は保護者だ。一緒に⋯」
「駄目です。陛下は会議に絶対必要な方です。それに今後アレクシア様と過ごしたいなら仕事を片付けて下さい」
「⋯⋯」
ロインに笑顔で却下され、あえなく撃沈するルシアード。
「俺は婚約者だ。一緒に⋯」
「駄目よ!婚約式の話し合いにはあなたがいないと!今後アレクシアといたいならちゃんと参加して!」
ランゴンザレスに却下され、あえなく撃沈するデズモンド。
「俺が⋯」
「駄目です。あなたはお披露目会の話し合いに絶対必要な方です。今後アレクシア様と過ごしたいなら協力をして下さい」
ロインにこれまた笑顔で却下され、あえなく撃沈するゼスト。
悲しそうな最強トリオ、そしてロイン、呆れる四騎士、ランゴンザレスは大事な会議の続きを始めたのだった。
悲しそうな最強トリオと打って変わって、ご機嫌なアレクシアは爺や婆、狩りと聞いてテンションMAXの子犬従魔達やウロボロス、そしてロウジを連れて森へと向かうが、森の入り口に着いた時にアレクシアがとんでもない事を言い出した。
「ふふふ⋯シアは良い事を考えまちた!!」
「何よ、嫌な予感しかしないわ!」
エルフの女王であるエルメニアは怪訝な顔をする。
「こんな森じゃシアは退屈でしゅ!なので地獄森へ行きましゅ!!」
アレクシアの爆弾発言に皆が驚くと思ったが、さすがアレクシアの仲間と言っていいくらいの反応だった。
「おー!良いのう!わしも暴れるぞ!」
初代魔国国王陛下であるデイルズは不敵に笑う。魔国の大賢者ポーポトスは新しい魔法を試そうかのう~と嬉しそうに杖を確認していた。
「わしも久しぶりに狩りを楽しめるぞい!」
竜族初代族長であるミルキルズもウキウキしていた。その横にいるアランカルトもちょっと嬉しそうだった。エルフであるエルメニアとナナーサは嬉しくて興奮状態の神獣ガイアを必死に宥めていた。
『狩りだーー!!イエーーイ!!』白玉はお尻をフリフリして駆け回っていた。
『新鮮な肉ーー』黒蜜が涎を垂らして駆け回る。
『『『かかってこーーい!!!』』』すでにやる気満々のみたらし&きなこ&あんこ。
そんな五匹を見て笑っているウロボロスも楽しみなのか尻尾を振っていた。
「地獄森か!俺も久々だな!」
ロウジも嬉しそうだ。
「地獄森の帰り道に竜の里に寄りましゅから、ロウジしゃんはロウ爺やロウリヤしゃんに会って下しゃいな!孫のロウもいるんでしゅから!」
「⋯⋯そうだな。かなり心配をかけたしな⋯孫にも会いたい!」
「まあ、ロウ爺に半殺しにされるのは覚悟して下しゃいよ!」
「ウッ⋯ああ」
ロウジが頭を抱えているのを無視して、アレクシアは地獄森へと行く準備を始めた。地獄森とは竜の里の近くにある森で、SS級の魔物が普通に生息している地獄のような森なのだ。SS級とは一頭でも世界災害レベルでS級冒険者パーティや国家が協力して多大の被害を出しながらもやっと倒せるかぐらいの超レアな存在だ。
「ミル爺!早く転移魔法お願いちましゅ!」
「あいよ!」
ミル爺の転移魔法で皆が地獄森へと向かった。
地獄森の魔物達は自分が一番強者だと思っていたが、今日この日、その考えが間違いだったと思い知らされる事になるのだった。
ロインは何故か自分の足にしがみついて動かないアレクシアに困惑していた。
アウラード大帝国の重鎮である“四騎士”と呼ばれる貴族、アレクシアの母方の祖父であるローランド・キネガー公爵、側妃バレリーの父親であるハロルド・モール侯爵、ルビー側妃の父親であるコウリン・スライダー侯爵、そしてラルク・サイドラ辺境伯との話し合いが始まっても、部屋の隅にポツンと座り、ひたすらお手玉で遊んでいたアレクシアだったが、いきなり立ち上がり、いつもの奇声“ウオーーでしゅ!”と言いながらロインにしがみついたのだ。
この状況にアレクシアの父親でありこのアウラード大帝国の皇帝であるルシアードをはじめとして、アレクシアの婚約者であり魔国国王でもあるデズモンド、そして前世アリアナ時代の育ての親であり竜族族長のゼストが殺意を隠さずにロインを睨みつけていた。
更に爺や婆も不思議そうにアレクシアを見守っていたが、気になったウロボロスがアレクシアの頭に乗って突き始めた。
『おい!お前は一体何やってるんだ?』
「ロイン伯父上にお願いをしてましゅ」
「お願いですか?これが?」
アレクシアの発言に苦笑いするロイン。
「む。願いだったら俺が聞いてやるからこっちに来なさい」
ルシアードがアレクシアを抱っこしようとしたが、どんなに引き離そうとしてもびくともしない。それを見ていたロウジもアレクシアを引き剥がそうとしたがそれでもびくともしないのでさすがに皆が驚いていた。
「シアは数時間でもいいから狩りに行きたいでしゅ!!今までハードスケジュールでちたから自由がほちい!!ウオーー!!」
「狩りって⋯あなたは皇女なのですよ?それに今は礼儀作法や婚約式の準備もあるんですから⋯」
「明日から頑張りましゅから!今から夕方までの少しだけでしゅ!!それが駄目ならずっとくっ付いたままでしゅよ!」
「どんな脅しですか。⋯⋯分かりました。今日だけですよ?明日からは覚悟してくださいね」
「やったーー!!」
ロインの忠告をもう聞いちゃいないアレクシアは嬉しさのあまり五匹の子犬従魔達と小躍りしていた。だが、ここで始まるのが誰が一緒に行くかの争いだった。
「む。俺は保護者だ。一緒に⋯」
「駄目です。陛下は会議に絶対必要な方です。それに今後アレクシア様と過ごしたいなら仕事を片付けて下さい」
「⋯⋯」
ロインに笑顔で却下され、あえなく撃沈するルシアード。
「俺は婚約者だ。一緒に⋯」
「駄目よ!婚約式の話し合いにはあなたがいないと!今後アレクシアといたいならちゃんと参加して!」
ランゴンザレスに却下され、あえなく撃沈するデズモンド。
「俺が⋯」
「駄目です。あなたはお披露目会の話し合いに絶対必要な方です。今後アレクシア様と過ごしたいなら協力をして下さい」
ロインにこれまた笑顔で却下され、あえなく撃沈するゼスト。
悲しそうな最強トリオ、そしてロイン、呆れる四騎士、ランゴンザレスは大事な会議の続きを始めたのだった。
悲しそうな最強トリオと打って変わって、ご機嫌なアレクシアは爺や婆、狩りと聞いてテンションMAXの子犬従魔達やウロボロス、そしてロウジを連れて森へと向かうが、森の入り口に着いた時にアレクシアがとんでもない事を言い出した。
「ふふふ⋯シアは良い事を考えまちた!!」
「何よ、嫌な予感しかしないわ!」
エルフの女王であるエルメニアは怪訝な顔をする。
「こんな森じゃシアは退屈でしゅ!なので地獄森へ行きましゅ!!」
アレクシアの爆弾発言に皆が驚くと思ったが、さすがアレクシアの仲間と言っていいくらいの反応だった。
「おー!良いのう!わしも暴れるぞ!」
初代魔国国王陛下であるデイルズは不敵に笑う。魔国の大賢者ポーポトスは新しい魔法を試そうかのう~と嬉しそうに杖を確認していた。
「わしも久しぶりに狩りを楽しめるぞい!」
竜族初代族長であるミルキルズもウキウキしていた。その横にいるアランカルトもちょっと嬉しそうだった。エルフであるエルメニアとナナーサは嬉しくて興奮状態の神獣ガイアを必死に宥めていた。
『狩りだーー!!イエーーイ!!』白玉はお尻をフリフリして駆け回っていた。
『新鮮な肉ーー』黒蜜が涎を垂らして駆け回る。
『『『かかってこーーい!!!』』』すでにやる気満々のみたらし&きなこ&あんこ。
そんな五匹を見て笑っているウロボロスも楽しみなのか尻尾を振っていた。
「地獄森か!俺も久々だな!」
ロウジも嬉しそうだ。
「地獄森の帰り道に竜の里に寄りましゅから、ロウジしゃんはロウ爺やロウリヤしゃんに会って下しゃいな!孫のロウもいるんでしゅから!」
「⋯⋯そうだな。かなり心配をかけたしな⋯孫にも会いたい!」
「まあ、ロウ爺に半殺しにされるのは覚悟して下しゃいよ!」
「ウッ⋯ああ」
ロウジが頭を抱えているのを無視して、アレクシアは地獄森へと行く準備を始めた。地獄森とは竜の里の近くにある森で、SS級の魔物が普通に生息している地獄のような森なのだ。SS級とは一頭でも世界災害レベルでS級冒険者パーティや国家が協力して多大の被害を出しながらもやっと倒せるかぐらいの超レアな存在だ。
「ミル爺!早く転移魔法お願いちましゅ!」
「あいよ!」
ミル爺の転移魔法で皆が地獄森へと向かった。
地獄森の魔物達は自分が一番強者だと思っていたが、今日この日、その考えが間違いだったと思い知らされる事になるのだった。
759
あなたにおすすめの小説
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。