26 / 49
二章 小蘭(シャオラン)の掃除
動き出した黒家①
しおりを挟む
「顔が焼き付くように痛いだろ?これが麗蘭の痛みだ」
痛みで奇声をあげる皇太子龍鳳に、緑州王こと緑光海が吐き捨てる様に告げた。
「治すつもりはない。ああ、腹の痛みもあったんだ」
光海は龍鳳の腹に手を翳した。すると腹に物凄い激痛が走り、その衝撃で思いっきり吐血した。
「龍鳳!!緑州王、やめなさい!」
皇后が龍鳳に駆け寄り、光海を睨みつけた。
「父上、俺達だけで済めばいいですが、黒家がそろそろ動くんじゃないですか?黒狼がもう報告したと思います」
「はぁ⋯黒家が動く前に朕が正式に謝罪しよう」
「な!天下の黄家が謝罪などあり得ませんわ!黒家がなんですか!我が帝家に動いてもらいます」
皇帝である龍飛の発言にやはり納得出来ない皇后は、実家である帝家の名を出した。
「帝家に何が出来る?本当に何も分かってないな」
光海が鼻で笑う。
「ふん!父上の手紙を書きますわ!」
「勝手にしろ。どちらにしてももうお前は後宮にいられないからな」
龍飛は皇后を軽く流し、司炎や光海と黒家の事で話し合い始めた。
「龍麒、あなたは黄家よ!兵を出して黒家に対抗しなさい!」
諦められない皇后は近くにいた第二皇子の龍麒に命じる。
「母上、今回はあんたとあの馬鹿が起こした事だ!黄家は確かに皇族です。だが五大名家に支えられての黄家だと何故皇后であるあんたが分からないんだ!」
「五大名家がなんですか!帝家だって黄家を支えている名家ですよ!?黒家や白家は大事な政にも出席せず、黄家を見下す発言ばかり!これを機に黒家を五大名家から引き摺り下ろして、我が帝家が⋯⋯」
「馬鹿な事を!ここは黒家の者が多い、発言に気を付けろ!」
聞いていた龍飛が皇后を叱責する。
「ハハ!そうですよ?ここは黒家の庭のようなものですからねぇ?」
その声を聞いた龍飛や司炎に緊張感が走る。光海はニヤリと嗤い、龍麒は遂に来たと頭を抱えた。皇后はというと聞こえてきた声が誰か分からずに振り返る。
漆黒の漢服を着た男性が、背後には数十人の黒狼を引き連れてこちらに向かって来た。他の罪人はその黒狼達を見た途端に恐ろしくて震え上がり、牢の奥へ下がっていく。
漆黒の髪を綺麗に一本に纏め、漆黒の瞳に、見惚れるほど整った顔で見た目は二十代後半ぐらいだろう。全身黒ずくめだが、品があり、高貴な身分と一目でわかるくらいだ。全身黒ずくめの黒狼を引き連れてやって来たその光景はまるで地獄へ連れていく死神のようだった。
「これは龍飛陛下。こうしてお会いするとは皮肉と言いますか、黒家としては非常に残念です」
とても穏やかに話す男性、黒州王こと黒麗南はすぐに龍飛から視線を外して、牢の中で痛みに苦しむ皇太子を見た。
「光海ですか?」
「ああ、小蘭と同じ痛みを与えてやった」
「⋯⋯。あんなに腫れ上がるくらい麗蘭の顔を殴ったのですか」
黒麗南の顔や声は非常に穏やかに感じるが、何故か底知れない恐ろしさも感じる。
「黒州王、この度は愚息の暴挙を止められなかった朕にも責任がある。申し訳なかった」
龍飛が黒州王に頭を下げた。
「皇宮には他にも問題がたくさんあるみたいですね?皇太子や皇后の件以外にも報告が来ています」
「ああ、外も落ち着いた。今から中を徹底的に大掃除をする。小蘭もそのつもりで女官になった」
「だから殴られても良いと?蹴られて良いと?大事な姪が、あんなに国に貢献した姪がこんなクズどもに殴られるなんて本当に酷い国ですね。やはり国全体を掃除した方が良いかも知れませんね?」
黒麗南の鋭い視線と言葉が龍飛に深く突き刺さる。
「黒州王!皇帝に対して何たる言い草ですか!?」
そこに空気の読めない皇后が参戦して来た。
「はぁ⋯煩い蠅がいつまでもいつまでもブンブンと飛び回って迷惑極まり無いですね。父上は許しましたが、私はかなり根に持つ方です。それで今回は姪までも被害に遭った。到底許せる事ではありません」
冷静なのが逆に怖い黒麗南だが、皇后は顔を真っ赤にさせて反論しようとするが、何故か声が出ない。必死に声を発しようとするが声帯を潰されたような感覚に冷や汗が流れ出す皇后。
「ああ、煩いんで。失礼」
にこやかに恐ろしい事を言う黒麗南だが、誰も咎めようとしない。
「で、皇太子はもう少し痛みというものを知るべきですね?」
そう言う黒麗南に、黒狼の一人が短剣を取り出して彼に渡した。そして麗南は躊躇う事なく皇太子である龍鳳の太ももを短剣で突き刺した。
「ぎゃああーー!!」
激痛にのたうち回るしかない龍鳳は、泣きながら父親である皇帝や弟である龍麒に助けを求めた。
「黒州王、そのくらいにしてくれ。あとは朕が⋯」
「陛下、やはりこんなクズでも息子は大事ですか?私も姪である麗蘭が大事なんですよ。家族が被害に遭ったら報復するのが黒家のやり方です。ご存知のはずですが?」
龍飛の言葉を遮って反論する麗南は、泣き喚く皇太子の身体を押さえつけると、もう片方の太ももを短剣で突き刺した。あまりの激痛に失禁して気絶した皇太子をただただ無表情で見下ろす黒麗南に、皇后ですら庇う勇気がなく一歩また一歩と後退りしてしまう。
「麗南、久しぶりだな」
「ああ、紅州王。あなたの無能な仕事ぶりで馬鹿な連中が増えていく一方です。黒家と白家が動き出した以上は血が流れる事になるでしょう」
「⋯⋯。白家も動き出したのか?」
「白風があまりに酷いので報告したんでしょう。麗蘭が肥溜め掃除をさせられると聞いて怒り心頭ですよ。紅家は何をやってるのか?皇帝陛下は何をしているのかと、まぁその通りなんですがね?」
「ああ、このクズですがまだ死なせたくないので医官に診てもらって下さい。そう簡単には死なせませんよ?」
麗南が黒狼に指示をした。黒狼達はすぐに動き出し、龍鳳を運び出したのだった。
「皇帝陛下、黒家は政に復帰いたします。その前に、少し片付けたい事があるのですが?」
「⋯⋯。黒家が復帰してくれるのはありがたい。片付けたい事とは?」
皇帝に問われた黒麗南は、部下である黒狼の長に目配せした。すると黒狼に連れて来られてやって来た人物に皇帝や皇后が驚愕する。手は縛られて、猿轡をされていたその人物は皇后の父親である帝家の当主帝瓏湾(テイロウワン)であった。
皇后は怒りをぶちまけたいが、声が発せられないので皇帝に助けを求めた。
「黒州王、これはどう言う事だ?帝瓏殿を拘束したのか?」
「ハハ!麗南やるなぁ!」
緑光海は感心していて、紅司炎は何もせずに事を見守っていた。龍麒はというと母方の祖父が縛られているのを見ても助けるどころか見向きもしない。
「黒家に侵入しようとしていた馬鹿な間者を拘束しました。尋問をしたところ間者を雇ったのが帝家と分かりました。なので帝家の当主を拘束したんです」
そう言いながら黒麗南は帝瓏湾の猿轡を外した。
「こんな拘束は不当だ!!私を誰だと思っている!?国母の父であり帝家の当主ですぞ!」
「親子ですね。ああ、煩い蠅の子は煩い蠅って事です」
「間者など雇っていない!私がなぜ黒家に間者を送る必要がある!?陛下、私は潔白です!」
潔白を主張する瓏湾だが、黒麗南は証人を連れて来た。それは囚人服を着ている三十代後半くらいの男性だった。
「例の間者です。尋問したらすぐに白状しました。黒家が所有する金山の情報を盗むように言われたと、場所を把握したら金を盗んで他国に横流ししようとしていたみたいです」
「嘘だ!証拠はこの男だけであろう!」
「いえ、他国の商人に送ったあなたの署名入りの金の売買鑑定書を手に入れました。まだ盗めてないのに気が早いですね?」
そう言いながら黒麗南が一枚の紙を見せる。そこには帝瓏湾の直筆の署名と帝家の印が押されていた。
痛みで奇声をあげる皇太子龍鳳に、緑州王こと緑光海が吐き捨てる様に告げた。
「治すつもりはない。ああ、腹の痛みもあったんだ」
光海は龍鳳の腹に手を翳した。すると腹に物凄い激痛が走り、その衝撃で思いっきり吐血した。
「龍鳳!!緑州王、やめなさい!」
皇后が龍鳳に駆け寄り、光海を睨みつけた。
「父上、俺達だけで済めばいいですが、黒家がそろそろ動くんじゃないですか?黒狼がもう報告したと思います」
「はぁ⋯黒家が動く前に朕が正式に謝罪しよう」
「な!天下の黄家が謝罪などあり得ませんわ!黒家がなんですか!我が帝家に動いてもらいます」
皇帝である龍飛の発言にやはり納得出来ない皇后は、実家である帝家の名を出した。
「帝家に何が出来る?本当に何も分かってないな」
光海が鼻で笑う。
「ふん!父上の手紙を書きますわ!」
「勝手にしろ。どちらにしてももうお前は後宮にいられないからな」
龍飛は皇后を軽く流し、司炎や光海と黒家の事で話し合い始めた。
「龍麒、あなたは黄家よ!兵を出して黒家に対抗しなさい!」
諦められない皇后は近くにいた第二皇子の龍麒に命じる。
「母上、今回はあんたとあの馬鹿が起こした事だ!黄家は確かに皇族です。だが五大名家に支えられての黄家だと何故皇后であるあんたが分からないんだ!」
「五大名家がなんですか!帝家だって黄家を支えている名家ですよ!?黒家や白家は大事な政にも出席せず、黄家を見下す発言ばかり!これを機に黒家を五大名家から引き摺り下ろして、我が帝家が⋯⋯」
「馬鹿な事を!ここは黒家の者が多い、発言に気を付けろ!」
聞いていた龍飛が皇后を叱責する。
「ハハ!そうですよ?ここは黒家の庭のようなものですからねぇ?」
その声を聞いた龍飛や司炎に緊張感が走る。光海はニヤリと嗤い、龍麒は遂に来たと頭を抱えた。皇后はというと聞こえてきた声が誰か分からずに振り返る。
漆黒の漢服を着た男性が、背後には数十人の黒狼を引き連れてこちらに向かって来た。他の罪人はその黒狼達を見た途端に恐ろしくて震え上がり、牢の奥へ下がっていく。
漆黒の髪を綺麗に一本に纏め、漆黒の瞳に、見惚れるほど整った顔で見た目は二十代後半ぐらいだろう。全身黒ずくめだが、品があり、高貴な身分と一目でわかるくらいだ。全身黒ずくめの黒狼を引き連れてやって来たその光景はまるで地獄へ連れていく死神のようだった。
「これは龍飛陛下。こうしてお会いするとは皮肉と言いますか、黒家としては非常に残念です」
とても穏やかに話す男性、黒州王こと黒麗南はすぐに龍飛から視線を外して、牢の中で痛みに苦しむ皇太子を見た。
「光海ですか?」
「ああ、小蘭と同じ痛みを与えてやった」
「⋯⋯。あんなに腫れ上がるくらい麗蘭の顔を殴ったのですか」
黒麗南の顔や声は非常に穏やかに感じるが、何故か底知れない恐ろしさも感じる。
「黒州王、この度は愚息の暴挙を止められなかった朕にも責任がある。申し訳なかった」
龍飛が黒州王に頭を下げた。
「皇宮には他にも問題がたくさんあるみたいですね?皇太子や皇后の件以外にも報告が来ています」
「ああ、外も落ち着いた。今から中を徹底的に大掃除をする。小蘭もそのつもりで女官になった」
「だから殴られても良いと?蹴られて良いと?大事な姪が、あんなに国に貢献した姪がこんなクズどもに殴られるなんて本当に酷い国ですね。やはり国全体を掃除した方が良いかも知れませんね?」
黒麗南の鋭い視線と言葉が龍飛に深く突き刺さる。
「黒州王!皇帝に対して何たる言い草ですか!?」
そこに空気の読めない皇后が参戦して来た。
「はぁ⋯煩い蠅がいつまでもいつまでもブンブンと飛び回って迷惑極まり無いですね。父上は許しましたが、私はかなり根に持つ方です。それで今回は姪までも被害に遭った。到底許せる事ではありません」
冷静なのが逆に怖い黒麗南だが、皇后は顔を真っ赤にさせて反論しようとするが、何故か声が出ない。必死に声を発しようとするが声帯を潰されたような感覚に冷や汗が流れ出す皇后。
「ああ、煩いんで。失礼」
にこやかに恐ろしい事を言う黒麗南だが、誰も咎めようとしない。
「で、皇太子はもう少し痛みというものを知るべきですね?」
そう言う黒麗南に、黒狼の一人が短剣を取り出して彼に渡した。そして麗南は躊躇う事なく皇太子である龍鳳の太ももを短剣で突き刺した。
「ぎゃああーー!!」
激痛にのたうち回るしかない龍鳳は、泣きながら父親である皇帝や弟である龍麒に助けを求めた。
「黒州王、そのくらいにしてくれ。あとは朕が⋯」
「陛下、やはりこんなクズでも息子は大事ですか?私も姪である麗蘭が大事なんですよ。家族が被害に遭ったら報復するのが黒家のやり方です。ご存知のはずですが?」
龍飛の言葉を遮って反論する麗南は、泣き喚く皇太子の身体を押さえつけると、もう片方の太ももを短剣で突き刺した。あまりの激痛に失禁して気絶した皇太子をただただ無表情で見下ろす黒麗南に、皇后ですら庇う勇気がなく一歩また一歩と後退りしてしまう。
「麗南、久しぶりだな」
「ああ、紅州王。あなたの無能な仕事ぶりで馬鹿な連中が増えていく一方です。黒家と白家が動き出した以上は血が流れる事になるでしょう」
「⋯⋯。白家も動き出したのか?」
「白風があまりに酷いので報告したんでしょう。麗蘭が肥溜め掃除をさせられると聞いて怒り心頭ですよ。紅家は何をやってるのか?皇帝陛下は何をしているのかと、まぁその通りなんですがね?」
「ああ、このクズですがまだ死なせたくないので医官に診てもらって下さい。そう簡単には死なせませんよ?」
麗南が黒狼に指示をした。黒狼達はすぐに動き出し、龍鳳を運び出したのだった。
「皇帝陛下、黒家は政に復帰いたします。その前に、少し片付けたい事があるのですが?」
「⋯⋯。黒家が復帰してくれるのはありがたい。片付けたい事とは?」
皇帝に問われた黒麗南は、部下である黒狼の長に目配せした。すると黒狼に連れて来られてやって来た人物に皇帝や皇后が驚愕する。手は縛られて、猿轡をされていたその人物は皇后の父親である帝家の当主帝瓏湾(テイロウワン)であった。
皇后は怒りをぶちまけたいが、声が発せられないので皇帝に助けを求めた。
「黒州王、これはどう言う事だ?帝瓏殿を拘束したのか?」
「ハハ!麗南やるなぁ!」
緑光海は感心していて、紅司炎は何もせずに事を見守っていた。龍麒はというと母方の祖父が縛られているのを見ても助けるどころか見向きもしない。
「黒家に侵入しようとしていた馬鹿な間者を拘束しました。尋問をしたところ間者を雇ったのが帝家と分かりました。なので帝家の当主を拘束したんです」
そう言いながら黒麗南は帝瓏湾の猿轡を外した。
「こんな拘束は不当だ!!私を誰だと思っている!?国母の父であり帝家の当主ですぞ!」
「親子ですね。ああ、煩い蠅の子は煩い蠅って事です」
「間者など雇っていない!私がなぜ黒家に間者を送る必要がある!?陛下、私は潔白です!」
潔白を主張する瓏湾だが、黒麗南は証人を連れて来た。それは囚人服を着ている三十代後半くらいの男性だった。
「例の間者です。尋問したらすぐに白状しました。黒家が所有する金山の情報を盗むように言われたと、場所を把握したら金を盗んで他国に横流ししようとしていたみたいです」
「嘘だ!証拠はこの男だけであろう!」
「いえ、他国の商人に送ったあなたの署名入りの金の売買鑑定書を手に入れました。まだ盗めてないのに気が早いですね?」
そう言いながら黒麗南が一枚の紙を見せる。そこには帝瓏湾の直筆の署名と帝家の印が押されていた。
59
あなたにおすすめの小説
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在
唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話
中山加恋(20歳)
二十歳でトオルの妻になる
何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛
中山トオル(32歳)
17歳の加恋に一目ぼれ
加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する
加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる
会社では群を抜くほどの超エリートが、
愛してやまない加恋ちゃんに
振り回されたり落ち込まされたり…
そんなイケメンエリートの
ちょっと切なくて笑えるお話
たとえ夜が姿を変えても ―過保護な兄の親友は、私を逃がさない―
佐竹りふれ
恋愛
重なる吐息、耳元を掠める熱、そして——兄の親友の、隠しきれない独占欲。
19歳のジャスミンにとって、過保護な兄の親友・セバスチャンは、自分を子供扱いする「第二の兄」のような存在だった。
しかし、初めてのパーティーの夜、その関係は一変する。
突然降ってきた、深く、すべてを奪うような口づけ。
「焦らず、お前のペースで進もう」
そう余裕たっぷりに微笑んだセバスチャン。
けれど、彼の言う「ゆっくり」は、翌朝には早くも崩れ始めていた。
学内の視線、兄の沈黙、そして二人きりのアパート――。
外堀が埋まっていくスピードに戸惑いながらも、ジャスミンは彼が隠し持つ「男」の顔に、抗えない好奇心を抱き始める。
「……どうする? 俺と一緒に、いけないことするか?」
余裕の仮面を被るセバスチャンに、あどけない顔で、けれど大胆に踏み込んでいくジャスミン。
理性を繋ぎ止めようとする彼を、翻弄し、追い詰めていくのは彼女の方で……。
「ゆっくり」なんて、ただの建前。
一度火がついた熱は、誰にも止められない。
兄の親友という境界線を軽々と飛び越え、加速しすぎる二人の溺愛ラブストーリー。
国宝級イケメンとのキスは、ドルチェみたいに私をとろけさせます♡ 〈Dulcisシリーズ〉
はなたろう
恋愛
人気アイドルとの秘密の恋愛♡コウキは俳優やモデルとしても活躍するアイドル。クールで優しいけど、ベッドでは少し意地悪でやきもちやき。彼女の美咲を溺愛し、他の男に取られないかと不安になることも。出会いから交際を経て、甘いキスで溶ける日々の物語。
★みなさまの心にいる、推しを思いながら読んでください
◆出会い編あらすじ
毎日同じ、変わらない。都会の片隅にある植物園で働く美咲。
そこに毎週やってくる、おしゃれで長身の男性。カメラが趣味らい。この日は初めて会話をしたけど、ちょっと変わった人だなーと思っていた。
まさか、その彼が人気アイドル、dulcis〈ドゥルキス〉のメンバーだとは気づきもしなかった。
毎日同じだと思っていた日常、ついに変わるときがきた。
◆登場人物
佐倉 美咲(25) 公園の管理運営企業に勤める。植物園のスタッフから本社の企画営業部へ異動
天見 光季(27) 人気アイドルグループ、dulcis(ドゥルキス)のメンバー。俳優業で活躍中、自然の写真を撮るのが趣味
お読みいただきありがとうございます!
★番外編はこちらに集約してます。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/411579529/693947517
★最年少、甘えん坊ケイタとバツイチ×アラサーの恋愛はじめました。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/411579529/408954279
なぜ私?スパダリCEOに捕獲され推しの秘書になりました
あいすらん
恋愛
落ち込んでいた私が見つけた最高の趣味。
それは完璧スパダリCEOの「声」を集めること。
動画サイトで最高のイケボを見つけた私、倉田ひかりは、声を録音するためだけに烏丸商事の会社説明会へ。
失業中の元ピアノ講師には、お金のかからない最高のレクリエーションだったのに。
「君、採用」
え、なんで!?
そんなつもりじゃなかったと逃げ出したのに、運命は再び私と彼を引き合わせる。
気づけば私は、推しの秘書に。
時短の鬼CEO×寄り道大好き迷子女。
正反対な2人が繰り広げる、イケボに溺れるドタバタラブコメ!
天才魔術師の仮面令嬢は王弟に執着されてます
白羽 雪乃
恋愛
姉の悪意で顔半分に大火傷をしてしまった主人公、大火傷をしてから顔が隠れる仮面をするようになった。
たけど仮面の下には大きい秘密があり、それを知ってるのは主人公が信頼してる人だけ
仮面の下の秘密とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる