最強の超能力が使えたら

Faust

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最強の称号を持つもの

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 ーコロシアム史上最年少の優勝者現るー
今の世の中、どこに行ってもこの話を耳にする。

二年前位になるだろうか。人類に超能力という力の発現が突然と確認され始めたのは。今では、人類のほとんどが超能力を使うことができる。そのため、超能力を使用する格闘技「コロシアム」が全世界中に広がった。

そして今回の話題、コロシアムで優勝した小学生の少年に大和(ヤマト)と呼ばれる日本一の称号が与えられた。 

少年の名前は、黒埼一輝。小学六年生だ。

記者「今回のコロシアム優勝について、何か一言ありますか。」

一輝「特に何もありません。優勝したのも偶然だったと思います。」

一輝はそう言うとその場を去って行った。

父「今から、コロシアムの管理委員長と会うことになっている。今すぐ本部へ向かうぞ。」

一輝「はい。」





 東京の中心にある大きな建物。それがコロシアム本部である。

一輝「失礼します。」

一輝は入り口の近くにある大きなドアを開けて部屋の中に入った。

委員長「良く来てくれた。優勝おめでとう。素晴らしかったよ。」

目の前には一輝の身長の倍はあるだろうか。とても大きな男が立っていた。

委員長「今日、君を呼んだのは他でもない。君の今後についてだ。いきなりだが、これは決定したことだから拒否はできない。」

次の言葉を聞いて一輝は衝撃を受けた。

委員長「君のコロシアム出場をしばらくの間禁止する。」

すると、一輝の足元で魔方陣が展開された。

一輝「これは…」

委員長「そして、君の能力にも制限を掛けさせてもらう。心当たりはあるはずだ。」

確かに心当たりはあった。
実は、一輝は今回のコロシアムを自分の能力を一度も使わず優勝したのだ。

委員長「君のあらゆる能力はすべての人間のそれを遥かに凌駕している。君は強すぎるのだ。」

一輝「あ、頭…が。」

一輝はその場に倒れた。

委員長「ふふ。これで計画通りだ。」

そしてこの日から少年、黒埼一輝がコロシアムに現れることはなく、いつしか人々の記憶からも消えるようになっていた。





 五年後

「君はコロシアムという舞台から消えるべき人間ではない。だからこそ、君の力が必要だったんだ。」

この言葉から話は再び動き出す。








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