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第三章 再び隣国へ
3 二人旅
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隣国への移動は列車を使った。俺は初めて乗る。帰るときは飛行機と車だったからな。昔はなかったから、ワクワクする。
田舎の風景がどんどん過ぎて行く。
「列車の中、探検しない?」
マックが魅力的な提案をしてきた。
「あ、いいね。」
席を立ち上がろうと中腰になった途端、周囲の何人かが反応した。
……あ、ついてるな…監視…そうだよな……
「やっぱり、やめとく。」
……ぞろぞろ行くのは迷惑だな、大人しくしておこう……
「そう、じゃ、ちょっと俺見に行ってくる。」
マックは俺に監視がついてるのは知らないから、ピョンと立ち上がって通路を歩いて行った。すぐに後ろの紳士が立ち上がりマックの後ろをゆっくり歩く。
……あれ…も監視かな?俺と一緒にいるだけで監視の対象になっているのかも知れないな。
隣国には百四十年前、アスターネスから嫁いだエミリア姫がいる。現在太皇太后のエミリアのおかげで、治療直後帰郷が実現した。貴重な成功例の実験体を手放すことをよく思わない治療班に定期的に検診に戻る誓約書を書くことで強引に納得してもらったわけだが、そんなものは帰国してしまえば、何とでもなる。しかし俺は、エミリア姫との約束は破れない。俺の記憶の中、姫の存在は大きい。あれこれ検査されるのは面倒だが、検診の日程には、エミリア姫との会食も予定されている。それだけが楽しみなのだ。
「ソニー、やっぱり気が進まないのかい?」
「うん。」
「フェスの期間、屋台が出るって聞いたよ。夜にでも、一緒にいってみない?お酒は飲める?」
「検査は……どうかな?聞いてみるよ。飲めなくても、名物を食べたいよね。」
「じゃあ、連絡するね。」
「宿泊場所は聞いてる?」
「フェスの関係者は商会の会館と系列のホテルだと思う。」
「そうか、俺は国立医療センター。受付に伝言してくれよ。多分それで伝わる。」
「わかった。そうする。」
俺とマックは別行動。帰る時も五日間のフェスが終わればマックは帰るが、俺は予定では十日間。だが、それも不確定だ。最悪センターから出してもらえないかも知れないな。と思っている。
「ま、そうなった時は…あきらめよう。」
小さく呟いた。マックには聞こえてない。
田舎の風景がどんどん過ぎて行く。
「列車の中、探検しない?」
マックが魅力的な提案をしてきた。
「あ、いいね。」
席を立ち上がろうと中腰になった途端、周囲の何人かが反応した。
……あ、ついてるな…監視…そうだよな……
「やっぱり、やめとく。」
……ぞろぞろ行くのは迷惑だな、大人しくしておこう……
「そう、じゃ、ちょっと俺見に行ってくる。」
マックは俺に監視がついてるのは知らないから、ピョンと立ち上がって通路を歩いて行った。すぐに後ろの紳士が立ち上がりマックの後ろをゆっくり歩く。
……あれ…も監視かな?俺と一緒にいるだけで監視の対象になっているのかも知れないな。
隣国には百四十年前、アスターネスから嫁いだエミリア姫がいる。現在太皇太后のエミリアのおかげで、治療直後帰郷が実現した。貴重な成功例の実験体を手放すことをよく思わない治療班に定期的に検診に戻る誓約書を書くことで強引に納得してもらったわけだが、そんなものは帰国してしまえば、何とでもなる。しかし俺は、エミリア姫との約束は破れない。俺の記憶の中、姫の存在は大きい。あれこれ検査されるのは面倒だが、検診の日程には、エミリア姫との会食も予定されている。それだけが楽しみなのだ。
「ソニー、やっぱり気が進まないのかい?」
「うん。」
「フェスの期間、屋台が出るって聞いたよ。夜にでも、一緒にいってみない?お酒は飲める?」
「検査は……どうかな?聞いてみるよ。飲めなくても、名物を食べたいよね。」
「じゃあ、連絡するね。」
「宿泊場所は聞いてる?」
「フェスの関係者は商会の会館と系列のホテルだと思う。」
「そうか、俺は国立医療センター。受付に伝言してくれよ。多分それで伝わる。」
「わかった。そうする。」
俺とマックは別行動。帰る時も五日間のフェスが終わればマックは帰るが、俺は予定では十日間。だが、それも不確定だ。最悪センターから出してもらえないかも知れないな。と思っている。
「ま、そうなった時は…あきらめよう。」
小さく呟いた。マックには聞こえてない。
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