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木から降りると短剣で暴れている魔物を細切れにした。すると直ぐに魔物は黒くなり溶けるように消えていった。動かなくなった魔物3匹を袋につめると、他は解体して肉にした。
肉は別の木の上に干すと、カズマは魔物の入った袋を握りしめ進んだ。
夜の森は暗いが月明かりが多少あるため真っ暗ではない。慣れれば多少は周囲が見えるが昼間の様にはいかない。耳を澄まし、目で見えない部分を補った。
しばらく歩くと、魔物の足音が聞こえた。
一度闘争心を抜いた魔物の中に、別の個体の物がはいるのかわからない。袋の中を覗くと3匹は虚ろな目をして動かない。カズマは抜いたモノを『闘争心』としたが、魔物の様子からして、抜いたのは『戦う気持ち』だけではないかも知れないと思った。生気や魂を抜いてしまったようだ。
3匹は、生きているようであるがそれだけだ。
「……?」
足元に虫がいた事にカズマは気づいた。
それを、拾うとジタバタと動いている。カズマは虫を魔物とは別の袋にいれた。
大きな足音がした方へ近づくと、カズマの倍以上の大きさの羽の生えた魔物を見つけた。気づかれない様に、風下の草むらに隠れるとネズミ型の魔物と虫を取り出し、尖らした枝を手足に指し標本の様にした。
魔物は生気を失い、何しても動かないが虫はジタバタと暴れていた。小さな虫が暴れた所で問題はない。
肉は別の木の上に干すと、カズマは魔物の入った袋を握りしめ進んだ。
夜の森は暗いが月明かりが多少あるため真っ暗ではない。慣れれば多少は周囲が見えるが昼間の様にはいかない。耳を澄まし、目で見えない部分を補った。
しばらく歩くと、魔物の足音が聞こえた。
一度闘争心を抜いた魔物の中に、別の個体の物がはいるのかわからない。袋の中を覗くと3匹は虚ろな目をして動かない。カズマは抜いたモノを『闘争心』としたが、魔物の様子からして、抜いたのは『戦う気持ち』だけではないかも知れないと思った。生気や魂を抜いてしまったようだ。
3匹は、生きているようであるがそれだけだ。
「……?」
足元に虫がいた事にカズマは気づいた。
それを、拾うとジタバタと動いている。カズマは虫を魔物とは別の袋にいれた。
大きな足音がした方へ近づくと、カズマの倍以上の大きさの羽の生えた魔物を見つけた。気づかれない様に、風下の草むらに隠れるとネズミ型の魔物と虫を取り出し、尖らした枝を手足に指し標本の様にした。
魔物は生気を失い、何しても動かないが虫はジタバタと暴れていた。小さな虫が暴れた所で問題はない。
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