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第2章 ざまぁ篇
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ラッセル様は私をクリスティー公爵家まで送ってくれた。
玄関の前で数人の人影が見えた
誰かしら?
「「エレーナ!!」」
「お母様、お父様!?何でここにいるんですか?今日はお2人で過ごす予定ですよね?」
「何を呑気なことを言ってるの!!貴女が騒ぎに巻き込まれたって聞いて、心配でここまで来たのよ!!大丈夫なの?怪我はない?」
「またあの娘に絡まれたと、警備隊から聞いたが大丈夫なのか!?」
「2人とも落ち着いてください。ラッセル様がすぐに警備隊を呼んでくれたので、私は何の被害も有りませんわ」
警備隊の人がお父様達に知らせに行ったなら、無事なのも知らせてくれてるはずなんだけど?
聞いてなかったのかしら?
「公爵様、娘さんを危険な目に遭わせてしまい申し訳ありません」
「いや、ラッセル殿は何も悪くないよ。君と娘は食事をしていただけなんだろ?」
気のせいかしら?
お父様はすごくラッセル様を警戒してる気がするんだけど?
まさかそんなわけないわよね。
ラッセル様は凄くいい人ですし、お父様も普段はラッセル様の事を褒めてるもの
「やっと元旦那たちから解放されたと思ってたのに、何で何時までもエレーナに絡むのかしら。私達の事はほっといてくれたらいいのに。ジェイソン、あの娘は今後どうなるの?」
「今は取り調べをしてる所だから何とも言えないな、公爵家の娘と言ってただけなら、身分剥奪で私達への慰謝料だな。もしも公爵家の娘と偽って、他人に詐欺や金品の要求をしていたら犯罪奴隷だらうな。どれぐらいの犯罪をしていたかによって、罰の重さわ変わるから死刑になる可能性も出てくるけどな」
流石のアンナも人に金品の要求まではしてないわよね。
そんな事をしていたら、アンナが公爵家の名前を勝手に使ってるって、すぐにバレる事になるから余程の馬鹿じゃない限りしないわよね
………しないわよね?
4人で話してると、デビット兄様とシャーロットお姉様が家の中から出てきた
「何時まで外で話してるつもりですか?今が春とは言え、夜は冷えますから風邪引きますよ」
「おじさま、おばさまどうぞお入りください。メイドに温かい紅茶を入れてもらってますわ。エレーナお帰りなさい。大変だったみたいね。怪我はない?」
「シャーロットお姉様、ただいま帰りました。ラッセル様が守ってくれたので怪我はありませんわ。それよりシャーロットお姉様は妊婦さんなんだから、私達を呼びに来るのはデビット兄様に任せて、家の中で安静にしてないとダメだよ」
「エレーナ大袈裟よ、少し歩いたぐらいでお腹の子に影響出たりしないわよ。それに多少動いた方が体にいいのよ」
そう言うものなのね
でもやっぱり心配になるわよね
「シャーロットさん、確かに適度な運動は大切だけど無理をしちゃダメよ。体にもしも異変があったら、すぐに周りに相談するのよ」
「はい。やっと出来た、私とデビットの子供ですから、無理せず大切に育てますわ」
「叔母さん、シャーロットの出産を手伝ってくれるって聞きました。ありがとうございます」
「いいのよ。私はデビットのお母さん代わりだから、本当ならデビットのお母さんが、息子のお嫁さんにしたかった事を私が代わりに叶えるって決めたの。お義姉様と亡くなる前に約束したことだから守れそうで良かったわ」
「お母様、デビット兄様のお母様とどんな約束をしたの?」
「お義姉様はエレーナのお祖母様にとてもお世話になってたの、だから自分も同じ立場になったら、息子のお嫁さんの力になりたいって言ってたのよ。だけどティモシーの出産は難産でね。自分の命が危険だと悟ったお義姉様は、私に息子の今後をお願いしてきたのよ。それと息子のお嫁さんのこともね。公爵家に嫁ぐ人はかなりのプレッシャーになるから、味方になってあげて欲しいって」
「デビット兄様のお母様はとても素敵な人だったんだね」
「えぇ、私の憧れの女性よ」
デビット兄様の方を見ると、目に少し涙が浮かんでいた
私は見て見ぬふりをすることにした
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