【完結】私は公爵家の娘ですけど義妹は男爵家の娘ですわよ

みちこ

文字の大きさ
56 / 82
第2章 ざまぁ篇

27


アンナが警備隊に連行されてから3日が経った

尋問の結果はアンナは公爵家の名前を使い、イワンだけではなく沢山の人を騙していたのが分かった

リーデル公爵家の娘だと言って、高級料理店でタダで料理を食べたり、アクセサリーや洋服を買い、請求が公爵にいくようにしていた。

私の名前を名乗り、庶民やお店の店員に横暴な態度をとったり、無茶な要求もしていたらしい

高位貴族は支払いなどを月末にまとめて支払うこともよくあるから、今回の事がなかったら気付かれづらい

アンナがやっていたことはとても悪質だと判断され、情状酌量の余地もなく、犯罪奴隷に決まった。

本来ならリーデル公爵の名誉を傷付ける行為とみなされて、すぐにでも死刑になってもおかしくないけど、飲み食いしたお金や洋服やアクセサリーの支払い等を、アンナやアンナの両親が出来るわけもないので、そのまま死刑にしたらお店の人達が困ることになるので、犯罪奴隷になって迷惑かけた人達に支払うことになった。

服やアクセサリーは1度身に付けてるから返品も出来ない、アンナが支払う金額はかなり大きく、返し終わるのに最短でも40年はかかると言われている。

一体どれだけ使ったのかしら?

犯罪奴隷って配属場所によって違いは出るけど、それなりに給金高いわよね?

犯罪奴隷の給金は迷惑かけられた人たちへの慰謝料だから、本人達に支払われることはないけど、危険な仕事になればなるほど給金は高いはず

一応、犯罪奴隷は配属場所をある程度自分で選べるらしいわね。

安全だけど給金が安いところか、危険だけど給金は高いところの2択みたいだけど

安全だけど長い間拘束されるのを選ぶか、危険だけどより早く解放される方を選ぶかの二択ね

アンナは何で公爵家の娘だと偽ったのかしら?

そんな事をしたら大変なことになるって、小さい子でもわかる事だと思うけど、まさか本気で私の父親なら、自分の父親でもあるなんて思ってないわよね?

もしも本気でそう思ってるなら、かなり引くわね

イワンは警備隊に連行されたけど、直ぐに解放されたみたいね

何か犯罪を犯した訳では無いから当たり前かしら?

だけどご両親から勘当されたみたいで、学校は自主退学したと噂で聞いた

イワンのご両親からしたら当たり前よね。

イワンは公爵家に喧嘩を売ったようなもの、とばっちりは受けたくないわよね

「エレーナ、学校では何か言ってくるものは居るか?お店で結構派手に揉めたみたいだからな、心無いことを言ってくる者も多いだろ」  

「う~ん、あまりいないね。私は完全に被害者だから、言ってきてもたいした事は言われないよ。同情的なのはちょっとイラってくるけど」

「エレーナは彼のことを好きだった訳では無いから、同情されても複雑よね」

「うん。面倒臭くて本当の事を言いたくなるけど、そんなことを言ったら悪く言ってくる人も居るだろうしね」

潔癖な人からしたら、お互いが納得の上だとしても期間限定の付き合いに、難色を示す可能性もある

「貴族だと期間限定の交際をしてる人は結構いるが、自分のことは棚に上げて言いたいことを言うからな」

「やっぱり私みたいな付き合いしてる人はいるの?」

「そうだな。エレーナみたいに婚約者が居ないもので、期間限定の付き合いをしてるものは少ないかもしれないな、期間限定の付き合いをしてるのは、大体が親が決めた婚約者が居て、結婚するまでのお遊びで付き合ってる人が居るかな。まぁ、本気になって婚約破棄って事もたまにあるけど」

親が決めた婚約者に納得してないか、女性と遊びたいって人達がそうしてるのかな?

真面目な人からしたら私がやってるのは、不誠実なのかもしれないわね。

お互いが納得してても不誠実には変わりないか………

イワンが本気で私を好きだったら、別れる時に罪悪感に襲われてたかもしれないけど、実際は公爵って地位に惹かれただけなのよね

「アンナの親はどうなるの?アンナは12歳だから親の責任になるんじゃないの?」

「う~ん、難しいところだな。12歳なら物事の善し悪しは理解してる年頃だ、だから今回もあの娘は犯罪奴隷になる事が決まった。今回のことはあの娘が1人で判断して、暴走した結果だから、ご両親は良くて何のお咎めもない、悪くて身分剥奪だろうな」

「でも身分剥奪だと、あの二人はお祖父様やお母様に慰謝料が払えなくなるよね?どうなるの?」

「その場合は2人は借金奴隷になるだろうな」

「ふ~ん、借金奴隷と犯罪奴隷ってどう違うの?どっちも奴隷なんだよね?」

「犯罪奴隷は生活環境が劣悪だな、睡眠時間と休憩時間は必要最低限で休暇は貰えないな、借金奴隷は休暇もあるし、睡眠時間や休憩時間はたっぷり貰える」

うん?

じゃあ、借金奴隷は庶民が普通に仕事するのと何も変わらないよね?

「借金奴隷と普通に仕事してる人の違いって何?」

「逃げられないように監視が付いて、命懸けの仕事も多いって事かな?給料は全て没収される、借金奴隷は毎月一定額少ない金額だけど支給される、それで日々のご飯や娯楽費を払うことになる。住むところは用意されてるから、贅沢しなければそれなりの暮らしは出来る」

娯楽費?

お酒代とかスイーツとか洋服代の事かな?

住むところは用意されてるみたいだけど、寝に帰るだけの場所だから狭い部屋だよね

まぁ、借金する方が悪いのよね。

元父親と愛人が庶民になって、お母様達が損する事にならないなら、あの人たちがどんな暮らしをしようが構わないわね


あなたにおすすめの小説

理想の女性を見つけた時には、運命の人を愛人にして白い結婚を宣言していました

ぺきぺき
恋愛
王家の次男として生まれたヨーゼフには幼い頃から決められていた婚約者がいた。兄の補佐として育てられ、兄の息子が立太子した後には臣籍降下し大公になるよていだった。 このヨーゼフ、優秀な頭脳を持ち、立派な大公となることが期待されていたが、幼い頃に見た絵本のお姫様を理想の女性として探し続けているという残念なところがあった。 そしてついに貴族学園で絵本のお姫様とそっくりな令嬢に出会う。 ーーーー 若気の至りでやらかしたことに苦しめられる主人公が最後になんとか幸せになる話。 作者別作品『二人のエリーと遅れてあらわれるヒーローたち』のスピンオフになっていますが、単体でも読めます。 完結まで執筆済み。毎日四話更新で4/24に完結予定。 第一章 無計画な婚約破棄 第二章 無計画な白い結婚 第三章 無計画な告白 第四章 無計画なプロポーズ 第五章 無計画な真実の愛 エピローグ

病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで

あだち
恋愛
ペルラ伯爵家の跡取り娘・フェリータの婚約者が、王女様に横取りされた。どうやら、伯爵家の天敵たるカヴァリエリ家の当主にして王女の側近・ロレンツィオが、裏で糸を引いたという。 怒り狂うフェリータは、大事な婚約者を取り返したい一心で、祝祭の日に捨て身の行動に出た。 ……それが結果的に、にっくきロレンツィオ本人と結婚することに結びつくとも知らず。 *** 『……いやホントに許せん。今更言えるか、実は前から好きだったなんて』  

恋人に夢中な婚約者に一泡吹かせてやりたかっただけ

恋愛
伯爵令嬢ラフレーズ=ベリーシュは、王国の王太子ヒンメルの婚約者。 王家の忠臣と名高い父を持ち、更に隣国の姫を母に持つが故に結ばれた完全なる政略結婚。 長年の片思い相手であり、婚約者であるヒンメルの隣には常に恋人の公爵令嬢がいる。 婚約者には愛を示さず、恋人に夢中な彼にいつか捨てられるくらいなら、こちらも恋人を作って一泡吹かせてやろうと友達の羊の精霊メリー君の妙案を受けて実行することに。 ラフレーズが恋人役を頼んだのは、人外の魔術師・魔王公爵と名高い王国最強の男――クイーン=ホーエンハイム。 濡れた色香を放つクイーンからの、本気か嘘かも分からない行動に涙目になっていると恋人に夢中だった王太子が……。 ※小説家になろう・カクヨム様にも公開しています

お姉さまが家を出て行き、婚約者を譲られました

さこの
恋愛
姉は優しく美しい。姉の名前はアリシア私の名前はフェリシア 姉の婚約者は第三王子 お茶会をすると一緒に来てと言われる アリシアは何かとフェリシアと第三王子を二人にしたがる ある日姉が父に言った。 アリシアでもフェリシアでも婚約者がクリスタル伯爵家の娘ならどちらでも良いですよね? バカな事を言うなと怒る父、次の日に姉が家を、出た

全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。

彩華(あやはな)
恋愛
3年前にリゼッタお姉様が風邪で死んだ後、お姉様の婚約者であるバルト様と結婚したわたし、サリーナ。バルト様はお姉様の事を愛していたため、わたしに愛情を向けることはなかった。じっと耐えた3年間。でも、人との出会いはわたしを変えていく。自由になるために全てを捨てる覚悟を決め、わたしはわたしらしく生きる事を決意する。

【完結】望んだのは、私ではなくあなたです

灰銀猫
恋愛
婚約者が中々決まらなかったジゼルは父親らに地味な者同士ちょうどいいと言われ、同じ境遇のフィルマンと学園入学前に婚約した。 それから3年。成長期を経たフィルマンは背が伸びて好青年に育ち人気者になり、順調だと思えた二人の関係が変わってしまった。フィルマンに思う相手が出来たのだ。 その令嬢は三年前に伯爵家に引き取られた庶子で、物怖じしない可憐な姿は多くの令息を虜にした。その後令嬢は第二王子と恋仲になり、王子は婚約者に解消を願い出て、二人は真実の愛と持て囃される。 この二人の騒動は政略で婚約を結んだ者たちに大きな動揺を与えた。多感な時期もあって婚約を考え直したいと思う者が続出したのだ。 フィルマンもまた一人になって考えたいと言い出し、婚約の解消を望んでいるのだと思ったジゼルは白紙を提案。フィルマンはそれに二もなく同意して二人の関係は呆気なく終わりを告げた。 それから2年。ジゼルは結婚を諦め、第三王子妃付きの文官となっていた。そんな中、仕事で隣国に行っていたフィルマンが帰って来て、復縁を申し出るが…… ご都合主義の創作物ですので、広いお心でお読みください。 他サイトでも掲載しています。

(完)貴女は私の全てを奪う妹のふりをする他人ですよね?

青空一夏
恋愛
公爵令嬢の私は婚約者の王太子殿下と優しい家族に、気の合う親友に囲まれ充実した生活を送っていた。それは完璧なバランスがとれた幸せな世界。 けれど、それは一人の女のせいで歪んだ世界になっていくのだった。なぜ私がこんな思いをしなければならないの? 中世ヨーロッパ風異世界。魔道具使用により現代文明のような便利さが普通仕様になっている異世界です。

王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!

gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ? 王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。 国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから! 12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。