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第3章 王女篇
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しおりを挟む久しぶりにシャーロットお姉様とお母様に会うために、学校帰りにクリスティー家に寄ることにした
帰りの馬車の中にはティモシー兄様も乗っている
「ティモシー兄様と一緒に行動するのは久しぶりですね」
「そうだな~、学校内ではあまり関わらないようにしてるからな、エレーナは家にたまに来るみたいだけど、何故かすれ違うことも多いならゆっくり会うのは1年ぶりか?」
「何故かすれ違うってティモシー兄様が研究に夢中になって、学校に泊まりこんだり、自分の部屋に引きこもるから会えないんですよ。それとゆっくり会うのは2年ぶりだと思います。学校ですれ違うことはありますけどね」
「2年もまともに話してなかったか?そりゃ、エレーナも大きくなるよな~」
ティモシー兄様は親戚のおじさんみたいなことを言ってるけど、私からしたら喧嘩を売られたとしか思えない
「それは3年間一切、身長が伸びてない私に対する嫌味ですか?1cmも伸びてませんけど悪いですか?」
「えっ!?悪い………、大人っぽくなった気がしてたんだ。身長伸びてないんだな………」
謝られたけど、その同情した顔がウザイ!!
えぇ、どうせ伸びてませんよ
ご飯がちゃんと食べられるようになったのに、胸も身長も全く成長しませんわ!!
私の体はどうなってますの!?
「何故、身長が全く伸びないのでしょうか?嫌いな牛乳も毎日飲んでますし、煮干しも食べてるんですよ?」
「う~ん、叔母さんはそれなりに大きいのに不思議だな?まぁ、女の子は小柄な方がモテるからそのままでいいんじゃないか?それにラッセルと婚約するんだろ?結婚相手にも困らないだろ」
「まだ身長が小さいのは構わないです。でも胸が小さいのは困りますわ。だって男性は大きい胸が好きでしょ?それにラッセル様は年上ですから私が隣に並んだら、妹と兄にしか見えないじゃないですか!!それに一緒に居たら、周りがラッセル様に変な疑いを持つかもしれないですし」
「変な疑い?あぁ~、ロリコンって事か。ラッセルなら周りの評価なんて気にしないだろ。それに男がみんな大きい胸が好きな訳では無いだろ」
自分の周りの男性を思い出して本当にそう思うのかしら?
お母様は胸が大きいですし、シャーロットお姉様も大きいですわ。
お祖母様は今はそうでもないですけど、昔の肖像画にはとても立派なお胸がありましたわ
そんな3人を選んだ、お父様とお祖父様とデビット兄様は大きい胸が好きってことですわよね。
もしも、ティモシー兄様の将来の恋人が胸が大きかったら、ヒールで足を踏んでやりますわ
「そう言えば、ティモシー兄様はウェンディ様に気に入られてるみたいですね」
「あぁ、あの問題児か。あれは本当に王女なのか?問題行動しすぎだろ?留学してきて間もないのに、体の関係がある者が沢山いるぞ」
「えっ!?それ本当ですか?それは私のお父様も知ってるんですか?」
「本人がモテる自慢で俺に話してきたから間違いないだろうな。沢山の生徒と中には教師も居るな。おじさんには話してあるよ。国際問題になると困るからな」
はぁ~、男に、ちやほやされてるだけなら良かったけど、体の関係があるのは大問題よね。
もしも妊娠したとしても沢山相手がいるなら誰が父親か分からないし、恋人でもない相手の子供を妊娠したなんて事になったら、かなりの問題になるわよね
避妊薬はこの国にもあるけど、あまりいいものでは無いから使ってない可能性の方が多いわよね
この国も隣国の避妊薬は一緒で2種類あるけど、どっちも使うにはイマイチなのよね。
1つは効果は抜群だけど今後に影響するのよね。
1、2回なら問題ないけどそれ以上使うと今後妊娠出来ない可能性が出てくるもの
今後妊娠する必要がない人が好んで使うけど、遊女や跡取りを産み終わって、愛人と過ごしてる貴族の夫人とか
もう1つは体に後遺症は出ないけど代わりに効果がイマイチなのよね。
避妊薬なのに妊娠する可能性がある
避妊薬の意味あるのかしら?
効果がイマイチの避妊薬は使ってる可能性はあるけど、絶対に妊娠しないなんて保証ないから、これを聞いたお父様は頭を抱えてるでしょうね
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