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しおりを挟む「リリーと来月あるパーティーの話してたんですの。パーティーで私のエスコート役をリオン様がもうしないから自然に婚約破棄の噂が広がると思って、それと来月のパーティーのエスコート役、誰に頼むか悩んでますの」
「なら俺がエスコートしてもいいか?」
「いいの?アレンにはエスコート相手居ないの?」
「俺には婚約者が居ないから、いつも1人で参加してるんだ。エリーがパートナーになってくれたらすごく助かる。1人でいると女性に囲まれるからな」
「あらあらモテるのね~私が一緒だと邪魔になるんじゃないの?」
アレンは優秀だから婿を取らないといけない令嬢には優良物件よね
私と一緒に居たらアレンのせっかくのチャンス潰してしまうんじゃないかしら?
「邪魔なんかじゃないさ、毎回彼女達と婚約するつもり無いのに、囲まれたりするのは憂鬱だったんだ、だから喜んでエリーのエスコート引き受けるよ」
「ありがとうすごく助かるわ」
今度のパーティーどうなるか楽しみね
「2人共のんびりしてないで早く遊びに行こうよ~、のんびりしてたら遊ぶ時間減っちゃうよ」
「そうね~、楽しみだわ。リリーと始めてのお出掛け嬉しいわね」
「えへへ、私もエリーとお出掛け嬉しいわ、いっぱい楽しみましょうね」
リリーと手を繋ぎ、軽い足取りで街に繰り出した
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