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しおりを挟む「愚息が騒いですまなかった。パーティーの続きを楽しんでくれ。」
シーンっとしてた会場は徐々に元の賑わいに戻った
陛下は皆に聞こえないように小声で
「息子が悪かったね。あいつは直ぐにでも王族を除籍させることにする、卒業まではこのまま王族として援助するつもりだったが、甘やかしたら彼奴の為にならないと痛感させられたよ。これからどんな暮らしになるかは彼奴次第だ。彼奴が勉強して仕事に就きたいと、言うならそれぐらいの世話はするがそれだけだ」
プライドの塊のリオン様がそんなこと言うかしら?
陛下達と話してると後ろから急に赤ワインが降ってきた。
「キャッ」
「エリー大丈夫か!?」
「もっ申し訳ありません。本当に申し訳ありません」
メイドが土下座しそうな勢いで謝っている
「わざとではないんだから構わないわ。」
「エリザベス着替えを用意させるから、控え室で着替えてきなさい。シャワーもあるから使いなさい。頭からワインを被ってしまったみたいだからな、君も謝罪はそれぐらいにして着替えを用意してきなさい。」
「畏まりました。エリザベス様申し訳ありませんでした。直ぐに替えの着替えを用意してきます」
控え室に入り早速シャワーを浴びることにした。
普段なら使用人に手伝って貰うけど、軽く流すだけなら1人でも出来るので、メイドが来るのを待たずに先にシャワーを済ませることにした。
シャワーを終え、まだメイドが替えのドレスを持ってきてないので、取り敢えずバスローブに身を包んだ、
ソファで体を休めてるとドアが開く音がした
メイドが来たのかと思い後ろを向くと
「なっ!?何故、貴方達がこんなところに!?」
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