105 / 248
箱庭スローライフ編
第105話 11日目④おっさんは健康的で文化的な食事をする
しおりを挟む
拠点に戻ってくるとかまどに掛けてある大コッヘルの湯がぐらぐらに沸いていたのでそれを一度火から下ろし、代わりにハマグリの吸い物の入った中コッヘルを温めなおす。
それをしている間に三つ葉を細かく刻んでおく。吸い物の薬味に使うのは茎の部分なので、葉の部分は小コッヘルに作ってある浸けダレの方に混ぜておく。
「わぁ……なんか今日も美味しそうっすねぇ。なにか手伝うことはあるっすか?」
「んー、じゃあ串焼き用にぶつ切りにしてあるタケノコメバルの身に串を刺しておいてくれるか?」
「おまかせられっ!」
美岬がすっかり慣れた様子でナイフで小枝の先端を尖らせてから大きめに切ってある魚の身を串刺しにしていく。
「こっちの薄い身はどうするんすか? 刺身にしてはずいぶん大きいっすけど」
「それはしゃぶしゃぶ用だ」
「な・ん・で・す・とっ! しゃぶしゃぶってマジっすか?」
「おう。この身の質からするとたぶん旨いぞ」
「そんなことわかってるっすよ! しゃぶしゃぶなんてそんな贅沢しちゃっていいんすか!」
「……しゃぶしゃぶで贅沢っていったいどこの昭和の子だよ。俺にとっちゃむしろ手抜き飯の部類だぞ」
「……え、そうなんすか? うちの実家のラインナップにはなかったんでついテンションが上がってしまったっす」
「しゃぶしゃぶは野菜も温野菜になるから胃腸に優しいし、肉から余分な脂を落とすから若い女の子向けのメニューでもあるんだけどな。まあこの島では現状太る心配はないが」
「なんと! じゃあもしあたしが一人暮らししてた頃にしゃぶしゃぶばかり食べてたら……」
「……何事もそればかりってのは良くないが、ジャンクフードばかりの生活に比べればよっぽど健康的で今ぐらいスマートになってたかもな」
「くっ……しゃぶしゃぶ恐るべし」
拠点からモヤシと豆苗を取ってくる。ちなみにモヤシは食べれば終わりだが、豆苗は根を残して上だけ切ればまた伸びてくる。
モヤシはそろそろ終わりだが、豆苗はもうしばらく食べられるだろう。
温めなおしたハマグリの吸い物が沸騰する前に火から下ろして刻んだ三つ葉を入れればふわっと爽やかな香りが立ち上り、美岬がうっとりとする。
「うわぁ……これは食欲をそそる香りっすね」
「これはシンプルにハマグリと三つ葉だけだからな。素材の味をとことんまで活かした上品なスープだ」
「シンプルイズベストっすね」
「まあそうだな」
かまどの火力を上げて、軽く下味をつけてある串刺しの魚肉に振り塩をしてから強火の遠火で一気に焼き上げる。よく脂が乗っていたので熱で脂が弾けてジュージューぱちぱちと音を立てている串焼きをテーブルの上に準備してあった牡蠣皿に乗せる。
空いたかまどに湯の入った大コッヘルを戻すがすぐには沸騰しないので先に出来上がった物から食べ始めることにする。
「いただきます」
「いっただきまーす!」
さっそく美岬が串焼きにかぶりつき、はふはふしながら咀嚼する。
「はふっはふっ! 熱っ! うまっ!」
シンプルな塩焼きではあるが、この魚が育った環境の海塩から作り出した塩が合わないわけがない。焼く直前の振り塩により塩の結晶をわざと残すのも旨さの秘訣だ。
俺はまずハマグリの吸い物を啜る。
「……あ、うま」
ハマグリの繊細で上品な出汁を引き立てる三つ葉の爽やかな香味がベストマッチで、塩だけの味付けとは思えないほど奥深い味わいに仕上がっている。
「…………」
しばらく2人で黙々と食べているうちに大コッヘルの湯が沸騰してきたのでまず先にモヤシと豆苗をサッと湯通しして皿に上げ、薄造りの魚肉を箸でつまんで湯の中をくぐらせて表面が白くなっただけの状態で野菜の上に乗せていく。
「小コッヘルの浸けダレをつけながら野菜と一緒に食べてみな」
「……っ! ふぉれはおいひいっす!」
「そんな感想は焦らんでいいから落ち着いて食べな」
「……」
コクコクと何度も頷く美岬の反応に満足を覚えつつ、俺もしゃぶしゃぶを食べてみる。期待通りの味だ。これで柑橘系とかネギやショウガの香味を加えられればもっといいんだけどな。
雑木林に自生してそうな香味野菜としては、シソ、ネギ、ミョウガあたりかな。ちょっと真面目に探してみるか。シソやネギの近縁種はわりとどこにでも自生してるからあってもおかしくはない。
あっという間にしゃぶしゃぶを食べ終わり、残ったのは旨味がたっぷり溶け込んだゆで汁と浸けダレ。
「じゃ、最後はこれで締めだな」
「ま、まさかそれをここで投入っすか!?」
ゆで汁に浸けダレの残りを入れ、それだけじゃ出汁が弱いので残り8枚のヨコワジャーキーのうちの4枚をちぎって入れ、更に塩で味を調整してから、さっき作ってあった生くずきりを投入。冷えて白く濁っていたくずきりが透明かつプルプルに戻ったところで牡蠣皿2つに上げ、その上からスープをお玉で掛ける。
「はいできた。スープくずきりだ。麺みたいにツルツルと啜ればいい」
「うわぁ。この透明なくずきりのツヤツヤプルプル感がヤバイっすね。しかも箸でつまんでツルツル啜れるって、これぞ文化的な食事っすよね!」
「たしかに手間は掛かってるな。味の方はどうだ?」
「サイコーっす。なんすかこのもちっとしてプルンってなるこの食感! スープの塩加減もちょうど良いし、ヨコワとハマグリの出汁も利いてるし、大根のピリ辛さと三つ葉とハマボウフウの香りも活きてるし……もう大満足っすよ」
「そかそか。葛粉があればどんどん料理の幅が広がるからこれからは料理がさらにグレードアップするぞ」
「わぁっ! それは楽しみっす! …………ふぅ、どうしよう、鍋にスープがまだ残ってるのにお腹いっぱいになっちゃったっす」
「ああ、残ったスープは晩にまた使うから気にしなくていいぞ。さすがにこれ全部一度で食うには多いだろ」
「あ、そっすよね。じゃ、ごちそうさまっす。今回も美味しかったっす。…………? なんでそんなに嬉しそうなんすか?」
「ああ。大したことじゃないから気にするな。俺の美岬への好感度がまた上がっただけだ」
「ホワイッ!?」
些細なことではあるが、美味しかったと言ってもらえるのは作った人間にとってすごく嬉しいことなのだ。だが、親しい相手には何故か照れが入ってしまって意識しないと言えなくなってしまう。気負わずに素直にそれを言えるのがやっぱり美岬の美徳だな。
【作者コメント】
ミョウガはうちの近所の森の中に普通に自生してますね。といっても食用にする部分はタケノコみたいな地面から出る前の芽なので、見つけるにはコツがいります。
まずは成長しきったミョウガを探します。一本の茎から笹の葉のような細長い20~30㌢ぐらいの長さの葉が交互に出ている100㌢ぐらいまでの植物が森や林の中に疎らに生えていたらミョウガの可能性が高いです。笹に比べると葉が大きいので慣れればすぐに見分けがつきます。
そんな成長したミョウガの根本の地面を調べれば、地面から芽を出したばかりの食べ頃のミョウガがきっと見つかります。ちなみにショウガ、ウコンも近縁種なので素人では見分けるのは難しいですが、日本の山林に自生しているならミョウガの可能性が高いです。
へぇーと思ったら❤️をポチポチお願いします。
それをしている間に三つ葉を細かく刻んでおく。吸い物の薬味に使うのは茎の部分なので、葉の部分は小コッヘルに作ってある浸けダレの方に混ぜておく。
「わぁ……なんか今日も美味しそうっすねぇ。なにか手伝うことはあるっすか?」
「んー、じゃあ串焼き用にぶつ切りにしてあるタケノコメバルの身に串を刺しておいてくれるか?」
「おまかせられっ!」
美岬がすっかり慣れた様子でナイフで小枝の先端を尖らせてから大きめに切ってある魚の身を串刺しにしていく。
「こっちの薄い身はどうするんすか? 刺身にしてはずいぶん大きいっすけど」
「それはしゃぶしゃぶ用だ」
「な・ん・で・す・とっ! しゃぶしゃぶってマジっすか?」
「おう。この身の質からするとたぶん旨いぞ」
「そんなことわかってるっすよ! しゃぶしゃぶなんてそんな贅沢しちゃっていいんすか!」
「……しゃぶしゃぶで贅沢っていったいどこの昭和の子だよ。俺にとっちゃむしろ手抜き飯の部類だぞ」
「……え、そうなんすか? うちの実家のラインナップにはなかったんでついテンションが上がってしまったっす」
「しゃぶしゃぶは野菜も温野菜になるから胃腸に優しいし、肉から余分な脂を落とすから若い女の子向けのメニューでもあるんだけどな。まあこの島では現状太る心配はないが」
「なんと! じゃあもしあたしが一人暮らししてた頃にしゃぶしゃぶばかり食べてたら……」
「……何事もそればかりってのは良くないが、ジャンクフードばかりの生活に比べればよっぽど健康的で今ぐらいスマートになってたかもな」
「くっ……しゃぶしゃぶ恐るべし」
拠点からモヤシと豆苗を取ってくる。ちなみにモヤシは食べれば終わりだが、豆苗は根を残して上だけ切ればまた伸びてくる。
モヤシはそろそろ終わりだが、豆苗はもうしばらく食べられるだろう。
温めなおしたハマグリの吸い物が沸騰する前に火から下ろして刻んだ三つ葉を入れればふわっと爽やかな香りが立ち上り、美岬がうっとりとする。
「うわぁ……これは食欲をそそる香りっすね」
「これはシンプルにハマグリと三つ葉だけだからな。素材の味をとことんまで活かした上品なスープだ」
「シンプルイズベストっすね」
「まあそうだな」
かまどの火力を上げて、軽く下味をつけてある串刺しの魚肉に振り塩をしてから強火の遠火で一気に焼き上げる。よく脂が乗っていたので熱で脂が弾けてジュージューぱちぱちと音を立てている串焼きをテーブルの上に準備してあった牡蠣皿に乗せる。
空いたかまどに湯の入った大コッヘルを戻すがすぐには沸騰しないので先に出来上がった物から食べ始めることにする。
「いただきます」
「いっただきまーす!」
さっそく美岬が串焼きにかぶりつき、はふはふしながら咀嚼する。
「はふっはふっ! 熱っ! うまっ!」
シンプルな塩焼きではあるが、この魚が育った環境の海塩から作り出した塩が合わないわけがない。焼く直前の振り塩により塩の結晶をわざと残すのも旨さの秘訣だ。
俺はまずハマグリの吸い物を啜る。
「……あ、うま」
ハマグリの繊細で上品な出汁を引き立てる三つ葉の爽やかな香味がベストマッチで、塩だけの味付けとは思えないほど奥深い味わいに仕上がっている。
「…………」
しばらく2人で黙々と食べているうちに大コッヘルの湯が沸騰してきたのでまず先にモヤシと豆苗をサッと湯通しして皿に上げ、薄造りの魚肉を箸でつまんで湯の中をくぐらせて表面が白くなっただけの状態で野菜の上に乗せていく。
「小コッヘルの浸けダレをつけながら野菜と一緒に食べてみな」
「……っ! ふぉれはおいひいっす!」
「そんな感想は焦らんでいいから落ち着いて食べな」
「……」
コクコクと何度も頷く美岬の反応に満足を覚えつつ、俺もしゃぶしゃぶを食べてみる。期待通りの味だ。これで柑橘系とかネギやショウガの香味を加えられればもっといいんだけどな。
雑木林に自生してそうな香味野菜としては、シソ、ネギ、ミョウガあたりかな。ちょっと真面目に探してみるか。シソやネギの近縁種はわりとどこにでも自生してるからあってもおかしくはない。
あっという間にしゃぶしゃぶを食べ終わり、残ったのは旨味がたっぷり溶け込んだゆで汁と浸けダレ。
「じゃ、最後はこれで締めだな」
「ま、まさかそれをここで投入っすか!?」
ゆで汁に浸けダレの残りを入れ、それだけじゃ出汁が弱いので残り8枚のヨコワジャーキーのうちの4枚をちぎって入れ、更に塩で味を調整してから、さっき作ってあった生くずきりを投入。冷えて白く濁っていたくずきりが透明かつプルプルに戻ったところで牡蠣皿2つに上げ、その上からスープをお玉で掛ける。
「はいできた。スープくずきりだ。麺みたいにツルツルと啜ればいい」
「うわぁ。この透明なくずきりのツヤツヤプルプル感がヤバイっすね。しかも箸でつまんでツルツル啜れるって、これぞ文化的な食事っすよね!」
「たしかに手間は掛かってるな。味の方はどうだ?」
「サイコーっす。なんすかこのもちっとしてプルンってなるこの食感! スープの塩加減もちょうど良いし、ヨコワとハマグリの出汁も利いてるし、大根のピリ辛さと三つ葉とハマボウフウの香りも活きてるし……もう大満足っすよ」
「そかそか。葛粉があればどんどん料理の幅が広がるからこれからは料理がさらにグレードアップするぞ」
「わぁっ! それは楽しみっす! …………ふぅ、どうしよう、鍋にスープがまだ残ってるのにお腹いっぱいになっちゃったっす」
「ああ、残ったスープは晩にまた使うから気にしなくていいぞ。さすがにこれ全部一度で食うには多いだろ」
「あ、そっすよね。じゃ、ごちそうさまっす。今回も美味しかったっす。…………? なんでそんなに嬉しそうなんすか?」
「ああ。大したことじゃないから気にするな。俺の美岬への好感度がまた上がっただけだ」
「ホワイッ!?」
些細なことではあるが、美味しかったと言ってもらえるのは作った人間にとってすごく嬉しいことなのだ。だが、親しい相手には何故か照れが入ってしまって意識しないと言えなくなってしまう。気負わずに素直にそれを言えるのがやっぱり美岬の美徳だな。
【作者コメント】
ミョウガはうちの近所の森の中に普通に自生してますね。といっても食用にする部分はタケノコみたいな地面から出る前の芽なので、見つけるにはコツがいります。
まずは成長しきったミョウガを探します。一本の茎から笹の葉のような細長い20~30㌢ぐらいの長さの葉が交互に出ている100㌢ぐらいまでの植物が森や林の中に疎らに生えていたらミョウガの可能性が高いです。笹に比べると葉が大きいので慣れればすぐに見分けがつきます。
そんな成長したミョウガの根本の地面を調べれば、地面から芽を出したばかりの食べ頃のミョウガがきっと見つかります。ちなみにショウガ、ウコンも近縁種なので素人では見分けるのは難しいですが、日本の山林に自生しているならミョウガの可能性が高いです。
へぇーと思ったら❤️をポチポチお願いします。
70
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜
音無響一
ファンタジー
わーい、異世界来ちゃった!
スキルスキル〜何かな何かな〜
ネットスーパー……?
これチートでしょ!?
当たりだよね!?
なになに……
注文できるのは、食材と調味料だけ?
完成品は?
カップ麺は?
え、私料理できないんだけど。
──詰みじゃん。
と思ったら、追放された料理人に拾われました。
素材しか買えない転移JK
追放された料理人
完成品ゼロ
便利アイテムなし
あるのは、調味料。
焼くだけなのに泣く。
塩で革命。
ソースで敗北。
そしてなぜかペンギンもいる。
今日も異世界で、
調味料無双しちゃいます!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる