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【17】
しおりを挟む「ごめん…ごめん、愛海―――」
朔夜の3年間を知らないのは、私が知ろうとしなかったから。
向き合おうとしなかったから。
私は自分で、朔夜から離れていっていた。
「謝らなきゃいけないのは、私だよ…」
そう、私。
私なんだよ。
「ごめんね、朔夜…ごめんねっ…」
「愛海、」
「――いっぱい、酷いこと言ってごめんなさい…っ」
「泣くなよ…俺が放ってたのが悪いから。3年も、辛かっただろ?」
私の頬を包む、朔夜の手が温かい。
温かいから余計に胸が苦しくなる。
朔夜は優しいから、きっと連絡をしてこなかったのも私のため――
「朔夜は、悪く、ないっ…私が、…逃げてた、の…」
「え?」
「嫌わっ、れたくっ…なく、てっ…っ……」
「愛海――」
「距離をっ…置いた、のは、私で…っ…」
自分勝手なことをしていたのは、紛れもなく私。
自分が傷つかないように、殻の中に籠った。
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