おっさんが願うもの 〜異世界行ったらイケメンに大切にされ、溺愛され、聖女と呼ばれ、陰謀に巻き込まれ。それでも幸せ目指して真面目に頑張ります〜

猫の手

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2人の聖女編 〜ガリレア聖教会総本山へ〜

336.おっさん、王国聖女の嘘を見抜く

 夕食の少し前、ロイとディーはそろそろロマが来る頃だからエントランスで待つというので別れ、俺は談話室にいる騎士達の元へ向かった。
 そこでアビゲイルとオリヴィエに改めて謝罪するためだ。


 談話室では騎士達が各々お茶を飲みながら談笑しているところで、俺が行くと全員笑顔で出迎えてくれた。
 俺は早速アビゲイルとオリヴィエの前に立ち、ロイとディーから諭されたこと、自分の行動を深く反省したことを騎士達の前で話し、深く謝罪しながら頭を下げた。
「もう怒ってないわ」
「そんなんだから好きなのよ」
 アビゲイルとオリヴィエははにかみながら笑い、親しみを込めたハグをしてくれた。
「ショーへーはショーへーらしくいてくれたらいい。俺たちはそんなお前だから守りたい」
「んもう!可愛いんだから!!」
 フィンに笑顔で言われ、ジャニスに思い切り抱きつかれる。
「ありがとう、皆」
 照れながら言うと全員が笑った。



 騎士達は、アビゲイルとオリヴィエに話したエミールの復讐方法、リアム大司教との面会内容という情報を共有し合っていた。
 俺もロイとディーからリアムとの内容を聞いていたので、会話に参加する。
「魔力が多いってどんな感じなのかしら」
「自分でもわかるものなの?」
「わかるよ。わかるけど、多分みんなと感じは変わらないと思うな」
 俺は意識すればすぐに体内を流れる熱のようなものを感じ取れると言った。
「その量でよくオーバーフローを起こさないもんだな」
「一度それで死にかけてるからね。今は多分無意識で魔力を放出してるんだと思うよ。
 ただ垂れ流しているだけっていうのも勿体無いと思うけど」
「言い方ww」
 垂れ流すという言葉に全員が笑った。

 俺は自分で言って、そうか、今は本当に垂れ流しているだけだと、言い得て妙だと思った。
 ただ垂れ流すだけなのなら、魔鉱石に蓄積させればいいのでは?と、また余計なことを閃いてしまった。
 忘れない内に、とポケットから手帳を取り出すと、ささっと書き留める。
 その行動を見た全員が、またか、と呆れるように笑った。




 雑談に花を咲かせていると、そこにロイとディーがロマを連れて入ってきた。
「ロマ様」
 俺は嬉しそうにロマに駆け寄ると、ロマは笑顔でハグをしてくれた。
 だいぶこのハグの挨拶にも慣れた。親しい間柄でハグというのは、本当に嬉しいものだと知った。それ以外の人とは絶対にしたくないが。
「聞いたよショーへー。馬鹿なことをしたね」
 挨拶後、すぐにロマに苦笑いされ、俺はすみませんとしょげながら言った。
「まあでも、きっちり解毒したなら不問にしようかね。ただし、金輪際そういうことはしないように」
「はい…肝に命じます」
 縮こまりながら反省を込めて返事をし、騎士達に笑われた。



 夕食時間までにはまだしばらく時間があるため、そのまま談話室でロマを交えて会話が続く。
「あたしと入れ違いでカーター達が到着したよ」
 ロマが教会から出る時、ちょうどカーター達の馬車が入ってくる所だった。
 聖騎士の護衛付きの馬車が5台連なり、他の大司教と比べてもかなりの大所帯で仰々しい。候補者の1人という立場にしても、あれはいただけないとロマは呆れたように笑った。
「顔は見てないのか」
 ロイが王国聖女の顔を聞いたが、見てないと答える。
「自己中女の顔だもの、きっとキッツイ顔してるわよ」
 オリヴィエが自分の両目の目尻を指で吊り上げる仕草をして笑いが起こる。
「逆だ。見た目は清純で大人しそうな印象だろうよ。聖女様らしくな」
 どんなに隠したって俺達は本性を知ってるとフィンは鼻で笑った。



 その後閲覧した鑑定結果の記録の話に移る。
 ロイ達が帰った後に鑑定記録の閲覧をした結果、ナストラの聖女がいたとされる時代にそれらしき記録があったと言った。
「120万の数値が記録されていたよ」
「そのくらいじゃショーヘーちゃんには到底及ばないわね」
 ジャニスの言葉に苦笑する。確かにそうかもしれないが、120万でもあり得ない数字には違いない。千や万を超えるだけでもすごいことなのだ。
「エレノアが子孫だとしても、おそらく初代と比べてそんなに魔力があるわけではないだろうね。最初からそんな魔力があるなら、自作自演なんてしないだろうさ」
 ロマも王国聖女の奇跡が毒による自作自演であるという報告を受けている。その上で考えたことを話した。


 ロマとロイ達が自作自演の奇跡について話を始めたが、俺は聞きながら別のことを考えていた。


 エレノアが子孫と仮定するなら、その魔力は近い数字になると誰もが思っていたし、俺もおそらく100万以上の魔力はあるのではと前から考えていた。

 だが、エレノアは落盤事故で34人を救った後に魔力枯渇により昏倒している。
 もしその治療を自分に置き換えた時、その魔力使用量は多くても40万くらいではないかと思った。だからあの時『俺なら…』と考えてしまったのだ。
 フィッシャーはそれがエレノアの限界だと言い、ロマもそれに気付いているから、初代聖女よりも魔力が少ないという言い方をしたのだろう。

 だが、それが納得出来ない。本当にそうなのだろうか。

 もし実際に子孫であり、初代と同じくらいの総量があると仮定したなら、エレノアは魔力の出し惜しみをしたことにならないか。
 エレノアの自己中心的な行動や思考を考えると、その方がしっくり来る。
 対策会議の時に話を聞いていたジャニスが『昏倒したっていうのも演技じゃないの?』と馬鹿にしたように言っていたのを思い出し、それが正解ではないかと思ってしまった。

 短時間で40万の魔力を放出すればかなりの苦痛を伴う。魔力大量放出には体力も精神力も使うし、放出後は魔力欠乏によって起こる身体的苦痛と疲労は半端ない。

 つまり、エレノアは魔力はあっても使いたくない。疲れるから嫌なんだ。
 自分を酷使してまで人を救う意味が、彼女にはない。

 
 そこまで考え、思わずフンと嘲笑うように鼻で笑った。
「なんだ?また妄想か?」
 隣にいたロイが俺の笑い声に気付き、癖が出てる、と指摘された。
 俺はまた無意識に唇を触っていたこと気付いて、恥ずかしそうに手を離す。
「いや…。もしかしたらエレノアは魔力を出し惜しみしてるんじゃないかと思ってさ」

 俺は今考えたことを説明すると、全員がエレノアに対して呆れたような表情になっていった。 

「つまり、エレノアはヒールを使った奇跡はなるべく起こしたくない、ということですか」
「ああ。苦しいから嫌なんだろうよ」
「よくもそれで聖女だなんて言えるわね」
 アビゲイルが眉間に縦皺を作った。

 作られたイメージであるが、聖女という存在は完全なる善。
 世のため人のため、慈愛心の塊であり、そこに利己的な考えは一切ない。
 エレノアとは真逆の存在だ。

 とはいえ、その聖女像は周囲や後世の人達の願望のようなもので、実際の聖女の姿など誰にもわかるはずがないのだが。
 実際に俺は聖女と呼ばれ、そのイメージを崩さないように演技をしてきたため、苦笑してしまう。



「魔力量は測定すればすぐにわかるさ。もし100万以上の数値が出れば、王国聖女はショーへーの言った通り出し惜しみしていることになるね」
 ロマも呆れたように言い鼻で笑う。
「ロマ、エレノアの魔力測定の予約も入ってるんだろ?」
「ああ。お前達の直前、29日12時半の枠だよ」
 その順番に俺は苦笑する。
 エレノアが高い数値を出した後、それを上回る数値を俺が叩き出すのだ。完全に当てつけのような行動に笑ってしまうしかない。
「…でも、数値って公表されないんじゃ?」
 ふと思った疑問を口にする。
「カーターはエレノアが聖女であると示すパフォーマンスの一つして、公開鑑定をするんだよ」
 確かにパフォーマンスとしては効果があるだろう。
 実際に目の前で数字を出すことで、目撃者の証言も得られるし、不正などがない証拠となるだろう。
「もしかして、俺も?」
 エレノアに対抗するため、俺の鑑定も公開されるのかと思った。
「いいえ、それはしません。鑑定結果も公表しませんよ」
 俺を非公開とするなら、どうやって力の差を見せつけるのかわからず首を捻る。
「公開はしませんが、立ち会いをつけることになるでしょう」
「そうだな。司教以上が数人、それにカーターも参加してくるはずだ」
 ディーとロイの言葉に、ロマも頷く。
「カーターも興味があるはずだよ。あいつの性格上、絶対に立会いを求めてくるはずさね」
 ロマがニヤリと笑いその方法に納得する。
「正確な数値は口外出来ないよう守秘契約を行うので漏れることはありません。ですが、その守秘契約にも抜け穴を用意します」
「エレノアよりも高い数値だったというのは言えるようにするのさ」
「当然エレノアの耳にも入るようにな」
 ロイ、ディー、ロマが意地悪な笑顔を浮かべ、俺はハハハと乾いた笑いを漏らす。

 ロマは鑑定魔法陣利用の予約に合わせて、この守秘契約の準備も行なっていた。
 聖教会側にも鑑定結果の漏洩を防ぐための守秘契約の準備は整っている。だが、今回は王族であるディー、次期公爵のロイ、そして公国聖女という面子に、聖教会の守秘契約では効力が弱いとして、リアムの了承を得て契約魔法の書き換えを行なっていたのだ。かつ、聖女2人の魔力測定の立会人としての役割も担う。


「ショーへーちゃんの測定結果をエレノアが知った時、どんな顔をするのか見ものよね」
「ほんとそれw」
 騎士達はその時のエレノアの様子を想像して笑い合う。
「大勢の前で逆ギレしてくれればいいのに」
 エミリアが呟くように言った。
 逆ギレして翔平に対してアクションを起こしてくれれば、その後がやりやすくなる。
「魔力測定ではエレノアに一泡噴かせるというよりも、集まっている票を持った司祭達に2人の聖女の差を見せつけるということになりますね」
 ディーはニコリと微笑みながら俺を見る。
「こっちは単純に魔力測定をしに来たっていう建前だが、選挙に来た司祭達はそう思わない。
 リアムとカーターがそれぞれ聖女を擁立したと勝手に思い込むからな。それを利用する」
 ロイも意地悪する子供のように笑った。

 2人の聖女の魔力を比較させることで、カーターに傾く票はある程度抑制出来るだろう。だが、本来のパフォーマンスは魔力測定ではない。もう一つの毒によるものだ。
 問題はそのやり方であり、更なる情報を待つしかない。

 きっと今頃シーゲル達が、エミールと接触し、彼を保護しようとしているはずだ。彼が素直に従ってくれればいいのだが、最後の結末を見届けるまで、エレノアのそばを離れないと言い張るかもしれない。
 彼と、潜り込んでいる黒騎士からの情報が待たれる。
 予測される毒のパフォーマンスまであと2日ほど。それまでに計画の全貌を掴めればいいのだが、と俺はじっと考えた。











 ロマを交えて夕食を食べ、彼女は再び教会へと戻って行った。
 そして今俺は裸でベッドに横になっている。
「ん…ん…ふぅ…」
 ロイとディーに両手を絡ませてシーツに縫い付けられ、先ほどから交互にキスをされていた。
 2人の濃厚なキスを受け入れ、舌を触れ合わせ絡め合う。
「あ…はぁ…」
 舌裏を舐められると、ゾクゾクと背筋を快感が走り抜ける。
 ロイのキスを受け入れていると、ディーが指先で乳首の先端をツンツンと突き、指の腹でくりくりと転がす。すでにキスの快感だけで存在を主張して立ち上がっていた乳首は、その刺激でますます固く尖った。
「可愛い…。ピンク色でコリコリしてますよ」
 キュッと指で摘まれて硬さを確かめながら言われ、俺はキスで塞がれた口から喘ぎ声を漏らした。
「こっちも、可愛い」
 乳首を愛撫されてピクピクと反応する俺に、ロイはキスを止めると反対側の乳首を見つめ、ディーと同じように指で弄り始めた。
「あ、あ、ん、んぅ」
 カリカリと指先で引っ掛れ、キュッキュッと強弱をつけて捏ねられると、俺の腰が無意識に動き、足をもじもじと動かした。
「あ、な、なん、で、あ」
 2人の執拗な乳首責めに身悶えながら、抗議するように言葉を紡ぐ。
「何が?」
「あ、あ、やぁ、そ、そこ、ばっか」
 両手を繋いでいるため、上半身を捩って快感から逃れようとするが、肩が動くだけで縫い付けられた手は解けない。
「あん、ん、なん、で」
 カリカリ、コスコス、キュッキュと乳首を弄られ、涙目で2人に抗議した。
「なんでって…ここ、好きだから」
「ショーヘイも好きでしょ?」
 言うが否や、ほぼ同時に乳首に吸いつかれ、舌で舐め取られ転がされる。
「んあ!あ」
「可愛い…声も、ここも、全部」
 うっとりしたロイが、自分の唾液で濡れた乳首を見つめて言い、さらに舌先で乳首を転がして遊ぶ。
「ああ、でもこっちは辛いですね」
 ディーが顔を離して起き上がると、刺激で勃ち上がっている翔平のペニスからトロトロと蜜が滴り落ちているのを見て言った。
「ロイ」
 ディーが合図すると、チュウチュウと乳首に吸い付いていたロイがちゅぽんと口をを離し、握っていた両手が離された。
 ロイは乳首のだけの刺激でビクビクしている翔平の体を抱き起こすと、自分の上に跨らせて向かい合わせに座る。
 ロイはそのまま両手で翔平の脇を掴むと再び顔を寄せて乳首に吸い付き、ディーは翔平の背後に回ると、後から手を伸ばして翔平のペニスを両手で包んだ。
「んぅ…あぁ、あ、」
 乳首をロイに含まれ、ペニスをディーに扱かれる。
 にゅるにゅるとディーの手が翔平の蜜に濡れると、その濡れた手を陰嚢から会陰、アナルへと塗る込めるように動かした。
「あ、ああ、あん」
「すごい、ぬるぬるですよ。気持ちいいんですね」
 ディーが次から次へと溢れてくる蜜を掬い取りながら指先でアナルの入口を濡らし、時折指を挿入して柔らかくしていく。
「俺のも」
 乳首から顔を離したロイが、翔平だけの蜜だけでは足りないと、己の怒張したペニスから溢れる蜜も使うため、ペニスを翔平のアナルに擦り付けるように動かした。
「んあ!あ!ああ!」
 ずりずりと硬いロイのペニスにアナルの入口を擦られ、その熱さに自然と入口がクパクパと収縮を始めた。
「私のもね」
 さらに、ディーも塗りつけるようにペニスの先を擦り付ける。
「はあ…ロイ、先に挿れますから」
 ディーは翔平の尻肉を掴み、アナルを開くように広げると、赤く熟れたアナルに先端を押し付けた。
 ぷちゅっとアナルに密着したペニスが、その収縮に合わせてクプクプとゆっくり飲み込んでいく。
「ん~!!はぁ…あ」
 腹を押し広げながら入ってくる感覚に、翔平はブルブルと体を震わせて快感に耐える。
「は…ショーヘイ…すご…」
 ディーはゆっくりと翔平の呼吸に合わせて挿入し、徐々に飲み込んでいく姿と締め付けに感嘆の息を吐いた。
「ショーへー、気持ちいいか?」
 ロイはプルプルと震える翔平を正面から見つめ、膝立ちしている体を両手で支えつつ、胸元に添えた親指で、乳首をぐりぐりと潰したり、こねまわした。
「あ、あん、あ」
 その快感がさらにディーのペニスを奥に導き、ディーは翔平の腰を掴むと前後に揺りだした。
 翔平の口から突き上げられる度に声が漏れ、快感に濡れたペニスから蜜が糸を引いて滴り落ちる。
「おい、ディー腰下げろ」
 ロイはディーの動きに合わせて揺れる翔平のペニスを優しく包んで撫で、下げられたところで自分のペニスと合わせて握り込んだ。
 兜合わせの状態にすると、ディーがさらに強く前後に動き始めた。
「んあ!あ“あ!あ”!」
 ディーの動きに合わせて、ロイのペニスと一緒に扱かれる形になり、翔平は襲ってくる快感に口が閉じられず喘ぎ続けた。
「うぁ…出ます」
 やがてディーが呻き、何度か腰を強く押し付けて中を抉るように突き上げた後、翔平の中に精液を放出した。
「あー…」
 途端に腹の中が熱くなり、流れ込んでくる熱に翔平が長く息を吐くような声を上げると、ロイが手の動きを早め、ほぼ同時に射精しロイの腹を汚した。
「はあ…」
 ずるりとペニスを引き抜く時ですら、翔平の背筋に快感が走り、体が細かく震えた。
「大丈夫か?」
 くたりと倒れてきた翔平を抱きしめ、快感のために涙を溜めた目元へキスをする。
「ん…だい、じょぶ…」
 はあはあと呼吸は乱れ、射精の余韻に浸りながら答える。
 ロイはニコリと笑うと、体を起こして翔平を横たえるとディーとバトンタッチした。
 翔平の足を大きく開かせ、今までディーを受け入れていたアナルへ指を這わせると、優しく2本差し入れた。
「あ…」
 柔らかくなったアナルは何の抵抗もなくロイの指を受け入れ、そのまま中から前立腺をクンクンと押されて、翔平の体が跳ねた。
「あ、あん、あ」
 押される度にビクビクと震える翔平は、快感に耐えるように手が彷徨い、ディーが手を絡ませるとギュッと握り込む。
「あ、ん、そこ、き、気持ち、い」
 グチュグチュと指で犯され、翔平は素直に気持ちいいと声を上げ、無意識に腰が揺れる。
「もっと気持ち良くなろうな」
 その言葉に笑顔を浮かべたロイは、指を引き抜いてすぐにペニスを挿入する。そのままゴリゴリと亀頭部分で前立腺を擦り上げた。
「ひあ!あ“あ、あ」
 指よりも圧倒的な質量で埋められ、前立腺も腸壁も擦られて強烈な快感に襲われる。
 中で出されたディーの精液が滑りを良くして、グチュグチュと卑猥な音と、ぱんぱんと肉を打ちつける音が響いた。
「ショーヘイ、気持ちいい?」
「ん、んぅ、き、もち、い」
 ディーに耳元で囁かれながら舐められ、さらに乳首を弄られ、全身を襲う快感に翔平は真っ赤になりながら荒い息で答える。
 ロイを奥まで受け入れて突き上げられ、ディーに乳首を愛撫されながら深いキスを繰り返す。自分で己のペニスを扱き、その快感に素直に身を任せた。



 正常位で、横から、後ろから、何度も2人を受け入れた。
 そして、今もまだディーを受け入れた状態で跨り、背後からロイに抱きしめられて突き上げられていた。
 ぺちゃぺちゃと舌を絡ませ合い、ロイの指が胸を揉み乳首を弄る。
「は…ぁ…も…む、むりぃ…」
 ぱちゅぱちゅと突き上げられる度に濡れた音が響く。
「無理?もう出ない?」
 ロイの手が後ろから翔平のペニスを掴む。だが、すでに数回射精した翔平のペニスは固さを失っている。だが、量は少ないが先端からは蜜が流れ滑っていた。
「ショーへー、可愛いよ」
 ロイは柔らかくなった翔平のペニスの亀頭部分をくちゅくちゅと回すように撫でると、翔平の体が刺激にびくびくと反応する。
「やぁ…あ、むり…も、でな…い…」
「でも気持ちいいだろ?」
 優しくやわやわとペニスを弄りつつ、涙が伝う頬を舐める。
「ショーヘイ…」
 ディーが翔平の足の付け根を握る手を強めると、数度目の射精のためにバチュバチュと下から激しく突き上げ、翔平が快感に大きくのけぞる。
「あ!あぁ!あ」
 次の瞬間中に射精された。その感覚が翔平の快感中枢を刺激し、絶頂感を与えた。
 のけぞり、中イキした翔平がぐったりとし、ロイが支えると、チュッチュッとキスをする。
「可愛いよ、ショーへー」
 優しく翔平の体をベッドに横たえ、3人で快感の余韻と満ち足りた感覚にいつまでも浸った。









 
 翌朝、朝食を終えた所でメイド服姿のシーゲルが食堂にやってきた。
「皆様、エミールを保護いたしました。どうぞ会議室へ移動をお願いいたします」
 シーゲルが丁寧に頭を下げて全員を誘った。
「手こずりましたか?」
 会議室に向かう廊下で、ディーが前を歩くシーゲルに尋ねると、彼女は少し振り返り苦笑した。
「はい。説得に時間がかかりました」
 俺は、やはり彼は最後までエレノアの側にいて、彼女やカーターが落ちて行く様を見届けたかったのだろうと思った。
「とある条件と引き換えに、ようやく承諾を得ました」
「条件?」
「はい。後ほどご説明いたします」
 会話途中で会議室前に到着し、ドアの前で待っていた2名の執事(黒騎士)が頭を下げ、どうぞとドアを開けた。
「お待たせいたしました」
 シーゲルが先頭で中に入ると、窓の側に立って外を眺めていた男が振り返る。
 逆光によって顔は良く見えないが、すらっとした細身の背の高い男だった。
「彼がエレノアの従者エミールです」
 シーゲルが壁際に移動し紹介した。



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