ストーカーとBLゲームの世界に入り込んでしまった

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「ええと…つまり？」


「ゲームでよくある、アイコンとか色々目の前に出てくる…僕の姉がプレイしてるスマホアプリのBLゲームと同じ仕組みだから、きっとそのゲームだろうね」


なるほど。
いやいや、なるほどじゃない。


「ど、どうしたらこの世界から戻れるの…」


俺とこのストーカーと2人なんて…絶対に耐えられない。
元の世界に、戻してください！
神様…お願いだからァ…

「あぁ、神様ありがとうございます…僕はやっと結くんと、結ばれます！今も結くんが僕に跨ってて…あぁいいアングルだ」

ｶｼｬｶｼｬｶｼｬ


「うわっ！写真撮るなよ！！」

ずっとストーカーに跨ってたの忘れていた。


なんとここは男同士？？のBLゲームらしい。
BL…聞いたことはあるけどあんまりよく知らなかった。
が、ストーカー……もとい、彗の姉が好きでプレイしていたらしく、

「ごめんね、結くん。スチルが読めるとかなんとかでレアカードをひかされるくらいしかあんまりやってないんだけど…あ、内容はそれなりに知っているよ」

とかなんとかで、説明を受けた。


……いや、クリア条件とかないの？


「僕と結くんがラブラブカップルになってあんなことやこんなことしたら、きっと元の世界に…」

「ふざけるな！！お、お前と…俺が…ラブラブカップルとか、ないから！！」

「えぇ～」



かくして始まってしまったBLゲーム生活(？)だった。



「いや、始まらないでくれ」


「そんなこと言わないで…きっと楽しいよ、結くん…………君と2人きりの世界だからね」


「それはお前だけだろ」


････････････････････････


「ここが僕らの家みたいだよ♡」


は？


なぜ、ストーカーと同じ家？？
てかなんかくそ光ってるこの家…ここですよ！！って凄い主張してくる…なんだこの世界は…。


とにかく家に入ってみると、ちょっと狭めの玄関でその続きにはキッチンなどなど、生活に必要な家具は全て揃っているようだった。

もう一部屋あるらしく、扉を開けば、男2人でも余裕な広さのベッドだけが置かれていた…。
…いや、他にも、ナニに使うのか分からないヤバそうなブツが……やめておこう。


「ｽｩﾊｧ…結くん…ん♡」


急にストーカーがベッド座り、制服のポケットから何かを取り出したと思ったら自ら股間を……。

「おい！人前でそういうことは…っって、その左手に持って、嗅いでるものって…」


「ん？うん…結くんの、使用済みパンツ♡僕の宝物だよ…ﾊｧﾊｧ」


……ずっとなかったパンツ…お前だったのか！




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1を途中で投稿してしまいました。申し訳ないです。
続きです_(┐「﹃ﾟ｡)_…