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グレンの話
安心できる場所
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その後、一緒にお風呂に入って
髪を乾かしてもらっていた
「身体大丈夫?」
「大丈夫ですよ、どこも痛くないです」
「なら良いけど、はい終わり」
優しい手が離れるのが寂しかった
「…シュンさん、抱き締めてください」
振り返りながら手を伸ばした
伸ばした手を取り抱き締めてくれた
温かくて優しい香りに癒された
「その手、好きです」
「俺の手?」
「優しくて温かくて気持ちいいです」
そう言いながら擦り寄った
「手…離さないでくださいね?」
「離したらどうする?」
「…寂しくて死んじゃいます」
「離さないよ、大切な人だから」
強く抱きしめる手が幸せにしてくれる
この手の上なら安心して寝転がっていられる
いつまでも幸せでいられる
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