1 / 1
側室の件について、婚約者と一緒に直談判しに行った話
しおりを挟む
「側室の噂を潰しに行きましょう」
婚約者のエドガー様にそう言われてやってきたのが王城の庭園です。
どうやら約束を取り付けていたらしく、庭園には私たちとカムラン殿下がいるのみです。いや、まあ、護衛の方も見えない位置で気を張っているのでしょうけれども。
で、エドガー様が話をした結果、殿下は渋々ながらも頷きました。
「メアリ嬢は諦めるしかないか……ビアンカが何と言うやら……」
殿下、どうにも王妃候補のビアンカ様に弱い様子。
私を側室として推しているのもビアンカ様らしいですし、意思が強いというかなんと言うか……。
「そうなんだよ。できれば、君たちからもビアンカを説得してくれないか」
「面倒なので嫌です」
エドガー様に同じく。
あの方を説得できる気がしませんし。
ところで、そのビアンカ様は今なにをしてらっしゃるんです?
「……俺の代わりに、書類仕事を」
「うわぁ……」
うわぁ……。
そりゃ側室の一人も欲しがりますよ……。
というか、殿下はもっと仕事して下さい。
そんなんじゃ愛想を尽かされますよ。
「……善処する」
あっ、駄目そうですねこれは……。
婚約者のエドガー様にそう言われてやってきたのが王城の庭園です。
どうやら約束を取り付けていたらしく、庭園には私たちとカムラン殿下がいるのみです。いや、まあ、護衛の方も見えない位置で気を張っているのでしょうけれども。
で、エドガー様が話をした結果、殿下は渋々ながらも頷きました。
「メアリ嬢は諦めるしかないか……ビアンカが何と言うやら……」
殿下、どうにも王妃候補のビアンカ様に弱い様子。
私を側室として推しているのもビアンカ様らしいですし、意思が強いというかなんと言うか……。
「そうなんだよ。できれば、君たちからもビアンカを説得してくれないか」
「面倒なので嫌です」
エドガー様に同じく。
あの方を説得できる気がしませんし。
ところで、そのビアンカ様は今なにをしてらっしゃるんです?
「……俺の代わりに、書類仕事を」
「うわぁ……」
うわぁ……。
そりゃ側室の一人も欲しがりますよ……。
というか、殿下はもっと仕事して下さい。
そんなんじゃ愛想を尽かされますよ。
「……善処する」
あっ、駄目そうですねこれは……。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる