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社交界を追放された私には、バツが幾つも付いている公爵様くらいしか嫁ぎ先が無いそうです
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社交界で浮名を流された私ですが、まあ嫌がらせの一環ですね。
何もしていないとは言えませんが、閉め出しとは穏やかじゃないと思うわけです。
実家からも厄介扱いされまして、唯一提示された嫁ぎ先が例の噂の公爵様。
なんでも離婚回数が二桁を越えており、人喰い公爵やら吸血公爵やらの二つ名があったりなかったり。
まあ、島流し先としては上等の類ではないでしょうか。
「あら、久しぶりのお客さんね」
上記、公爵様の台詞です。女性ではなく、男性です。
聞けば公爵様、ご自身の性別を男性ではなく女性であると認識しているとのこと。
どう見ても男性ですし、生殖器も男性のそれだそうですが、自認としては女性に他ならないと。
まあ、そんな珍奇な方でしたら、世の女性が相手にしづらいのも納得いきますね。
長い付き合いになると思いますが、よろしくお願い致します。
そう言った私に、公爵様は僅かな驚きを滲ませつつも、惚れ惚れする笑顔で言いました。
「ええ、こちらこそ」
何もしていないとは言えませんが、閉め出しとは穏やかじゃないと思うわけです。
実家からも厄介扱いされまして、唯一提示された嫁ぎ先が例の噂の公爵様。
なんでも離婚回数が二桁を越えており、人喰い公爵やら吸血公爵やらの二つ名があったりなかったり。
まあ、島流し先としては上等の類ではないでしょうか。
「あら、久しぶりのお客さんね」
上記、公爵様の台詞です。女性ではなく、男性です。
聞けば公爵様、ご自身の性別を男性ではなく女性であると認識しているとのこと。
どう見ても男性ですし、生殖器も男性のそれだそうですが、自認としては女性に他ならないと。
まあ、そんな珍奇な方でしたら、世の女性が相手にしづらいのも納得いきますね。
長い付き合いになると思いますが、よろしくお願い致します。
そう言った私に、公爵様は僅かな驚きを滲ませつつも、惚れ惚れする笑顔で言いました。
「ええ、こちらこそ」
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