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ドラゴンの肉編
1.夜ご飯のメニュー
しおりを挟む洗濯に掃除、三時のおやつの時間も終わり夕飯の献立を考える時間がやってきました。
何にしようかと考えていると、娘が、
「おかあさん、これ食べたい!」と何かの本を持ってきます。
(よしきた!私のおかあさんが何でも作ってくれたように、私も娘に何でも作ってあげないと。)
娘が持ってきたのは料理のレシピ本のようです。
私はどれどれと、娘が開いているページを見てみました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ドラゴンの具だくさん煮込み】
☆材料
・ドラゴンの肉(またはヤマタノオロチの肉で代用可)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あらま、どうしましょう。
一つ目から知らない食材が出てきました。
「これ食べたーい!」
親としては食べさせてあげたい限りですが、困ったものです。
それにしてもこのレシピ本どこから持ってきたのでしょう。
少し古い本のようですが……………。
「ねぇ、この本どこにあったのかな?」
「三階のねぇ本棚にあったよー。」
三階?
この家は確か二階建ての家のはずですが。
私は娘に本棚の所まで案内してもらうことにしました。
廊下を歩き、二階への階段を上り、そして物置部屋につきました。
どうやら『二階』と聞き間違えていたようです。
しかしここには本棚はありません。
すると娘がいきなり何もない壁に手で触れました。
そしたら驚いたことに上へと続く階段が現れました。
ドッキリ好きのおじいちゃんが作ってくれたのでしょうか。
ネズミが出たらたまったものじゃありませんので、片隅に置いてあったホウキを片手に娘を連れ階段を上ることにします。
一段…………二段………と上がり、少ししたら広いスペースへと出ました。
そこの壁際にはたくさんの本棚が並んでいて、書庫のようにも思えましたが、物置にもなっているような感じでした。
しかしその本棚よりも気になるものが一つあります。
正面の大きな扉です。
こんな所に扉をつけても意味ないはずですが……………。
それとも隣りの山口さんの家に繋がっているのでしょうか。
いずれにせよ、開けてみないことには始まりません。
私はそーっと、開けてみることにしました。
するとそこはたくさんの人々が行き交う広い道に出ました。
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