5 / 193
本編
1ー3・悲報:所詮、リア恋枠は妄想でした。
しおりを挟む
※男性同士の接触、キスシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
15分くらい休んでいたら、ばんばん効果なのかめちゃくちゃ元気になった。脳から元気になる物質がたくさん出たに違いない。
風邪をひいた時や具合が悪い時、ばんばんが出ていたコンサート映像やバラエティ番組の録画を見ると、熱は下がるし具合は良くなるのだ。
リアルで会ったなら、尚のこと回復が速い。
ベッドから降りてスタッフさんにお礼を言い、会場に戻ることにした。
まだライブは続行中で、あと30分以上は終わらないだろう。
だけど、私の脳内はライブどころじゃない。ばんばんの存在によりスパークしてしまった。ずっとドキドキが止まらなくて、息も絶え絶えだ。
誘われたからといって、自ら担当の元へ行くことはありえない。死にに行くようなものだ。いくら向こうが優しいからって、気軽に話をしていい人じゃない。
大好きだけど、大好きだからこそ距離が必要なのだ。
だから…会場の端っこで静かにしているから、楽しそうにしているばんばんを観察させて欲しい。絶対に邪魔なんてしない。
生きているばんばんが、見たいんだ。
そっと会場の重いドアを開き、速やかに中へ入る。
ライブはかなり盛り上がっていて、歓声が上がり、拳は突き上げられ、モッシュも最高潮に動いている。
助け出してもらえて良かった…あそこにいたら確実に病院行きだった。
そっと視線を移し、後ろの方でのんびり音楽を楽しんでいる人達を見る。
ばんばんとお連れ様は、どこにいるだろうか。
ばんばんサーチアイが作動する。担当をしている間に身に付けた、どこにいても、シルエットだけで必ず見つけ出せるスキルだ。
どんなに遠い場所でも、先輩のコンサートの大量のバックダンサーの中からも、絶対に見つけ出せる。ダンスの音取り、仕草、癖、全部覚えているから、例え手だけだってどこにいるか分かる。
それに、キラキラと輝いているのだ。
きっと、誰でもそうだと思う。みんな自担が最高にかっこいいと思っているし、一番素敵だと思っている。
あ、あそこにいる。
リズムに合わせて頭を揺らし、楽しそうにお酒を飲んでいた。
にこにこ笑う顔は可愛いし、楽しそうにしているだけで、私は嬉しくて幸せな気持ちになる。
ばんばん、生まれて来てくれて、アイドルになってくれてありがとう。私は、あなたに出会えて最高にハッピーです。
そうして眺めていると、先程のお連れ様であろう方が、ばんばんの隣に戻ってきた。
随分、仲が良いんだろうな。肩を組んで笑っている。ばんばんも普段のアイドル業じゃ見せないような、とろけるような柔らかい表情で、肩に乗るお連れ様の手を取って指を絡めた。
え?どういうこと?
男性同士も仲が良いと手を繋いだりするのかな。私はよく知らないけど、そういうこともあるよね。ほら、事務所に所属してるタレント同士は仲良くていつも一緒にいるし。それに、雑誌だとわちゃわちゃくっついて楽しそうに撮影されてるし。そういうあれでしょ?知ってる知ってる。
そう自分に言い聞かせても、心臓がバクバクと大きな音を立てている。今日はずっとこんな調子で、私の心臓は壊れてしまうんじゃないだろうか。
二人は体が重なるほど近い距離を保ち、耳元で囁き合いながらお酒を飲んでいる。
待って、待って。これは、爆音で聞こえないから距離が近いだけだよね?
さっきまで肩にあった手が、ばんばんの腰に移動してるけど、普通よりちょっと仲が良いだけだよね?
頭の中が混乱している。
私が今目にしてるのは、サンキュウ!の伴喜一だよね?大好きな自担のばんばんだよね?そっくりさんじゃないよね?
うん、そっくりさんじゃないってことは、私が一番よく分かってる。
そして次のイントロが流れ、ファン人気の高い曲で周りが最高潮に盛り上がる中、二人は人目を忍んでキスをした。
誰か、嘘だって言って。
今私が見たのは、妄想だって言って。
次に目を開けたらベッドの中で、ああ良い夢だったなー最後の方は何故かBLだったけど。ばんばんかっこよかったなー!って、夢オチになって。
自担のスキャンダルを、この目で見る日が来るとは思わなかった。
私はいい年してアイドルオタクで、夢女で、担当はリア恋枠だけど、こんな風に夢が破れるとは思ってなかった。
しばらく突っ立っていると、後ろから来た人にぶつかられて、よろけて地面に膝をついた。
「あっ、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
謝ってくれてる声に反応が出来ず、呆然と座り込んでいれば、頭の上で声がした。
「お姉さん、大丈夫ですか?まだ辛い?」
大好きな、大好きな自担の声が、二度も私を心配してくれている。
痛いくらいに叩く心臓が、これが現実だと教えて来る。
「だ、だ大丈夫です。すみません、何度も。」
ぶつかって来た人はいつの間にか立ち去り、彼が手を引っ張って起こしてくれた。
また、自担の手を触ってしまった。嬉しいやら悲しいやら辛いやら、感情がとっちらかって迷子になっている。
もうダメだ…この場にいるのが辛すぎる。
そっと顔を上げれば、優しく微笑むばんばんがいた。
条件反射で涙ぐむ。
「痛くない?どこか怪我は?」
「なっななない、ないです。」
「良かった。戻って来れたんですね。こっちで俺たちと見ましょうよ。」
無邪気に笑う自担が、好きで辛くて嬉しくて悲しくて、この人はこんなに無防備で、アイドルとしてやっていけるんだろうかと、心配になった。ファンにキスシーン目撃されるって、お酒に酔ってたとしても隙がありすぎる。ダメでしょ!
お連れ様もちゃんと気をつけてよ!自担の仕事がなくなるでしょ!どうしてくれんのよ、業界干されたら!もう自担に会えなくなっちゃう、そんなの嫌だ。
私が彼女だったら、絶対にそんなことさせないのに。スキャンダル沙汰になんて、絶対にしないのに。
まあ、私が彼女になれる可能性なんて0%ですけどね。
だって、自担はゲイなんだもん。女は恋愛対象外なんだから。
リア恋枠の夢すら見られない。
「いえ、あの…お礼だけお伝えして帰ろうかと思いまして。ご挨拶に参りました。」
「えっ、帰っちゃうんですか?」
悲しそうな顔をする自担、私ごときにありがとう。
「はい、今日は何度も助けていただきありがとうございました。決して、決してこのご恩は忘れません。もし、あなたが困っているところに遭遇することがあれば、必ずお返しいたします。」
ちょっと早口になってしまったけれど、それだけは伝えたかった。
「あはは、大袈裟。気にしなくていいのに。じゃあ、気をつけて帰ってくださいね。」
「ありがとうございます。お連れ様にもよろしくお伝え下さい。」
ぺこっと頭を下げて、振り返る勇気もなく、私はライブ会場を後にした。
ロッカーから荷物を引き上げ、着替えることもなく、そのまま家路に着く。
辛い、とても辛い。
愛してやまない私の担当には、恋人がいた…。
いいの、だっていい年なんだもん。恋人の一人や二人はいるさ。
私だって彼氏がいたこともある。
自担と付き合えるとも思ってない。
だけど、アイドルの恋愛事情は知りたくなかった。受け止めきれない。
恋人がいてもいい、でも知りたくない。
それに、もうリア恋枠の夢は見られない。こんなに好きでも、受け入れてはもらえないのだ。
なぜなら、自担はゲイだったから。
所詮、リア恋枠は私の妄想でした。
明日から、どうしよう。
15分くらい休んでいたら、ばんばん効果なのかめちゃくちゃ元気になった。脳から元気になる物質がたくさん出たに違いない。
風邪をひいた時や具合が悪い時、ばんばんが出ていたコンサート映像やバラエティ番組の録画を見ると、熱は下がるし具合は良くなるのだ。
リアルで会ったなら、尚のこと回復が速い。
ベッドから降りてスタッフさんにお礼を言い、会場に戻ることにした。
まだライブは続行中で、あと30分以上は終わらないだろう。
だけど、私の脳内はライブどころじゃない。ばんばんの存在によりスパークしてしまった。ずっとドキドキが止まらなくて、息も絶え絶えだ。
誘われたからといって、自ら担当の元へ行くことはありえない。死にに行くようなものだ。いくら向こうが優しいからって、気軽に話をしていい人じゃない。
大好きだけど、大好きだからこそ距離が必要なのだ。
だから…会場の端っこで静かにしているから、楽しそうにしているばんばんを観察させて欲しい。絶対に邪魔なんてしない。
生きているばんばんが、見たいんだ。
そっと会場の重いドアを開き、速やかに中へ入る。
ライブはかなり盛り上がっていて、歓声が上がり、拳は突き上げられ、モッシュも最高潮に動いている。
助け出してもらえて良かった…あそこにいたら確実に病院行きだった。
そっと視線を移し、後ろの方でのんびり音楽を楽しんでいる人達を見る。
ばんばんとお連れ様は、どこにいるだろうか。
ばんばんサーチアイが作動する。担当をしている間に身に付けた、どこにいても、シルエットだけで必ず見つけ出せるスキルだ。
どんなに遠い場所でも、先輩のコンサートの大量のバックダンサーの中からも、絶対に見つけ出せる。ダンスの音取り、仕草、癖、全部覚えているから、例え手だけだってどこにいるか分かる。
それに、キラキラと輝いているのだ。
きっと、誰でもそうだと思う。みんな自担が最高にかっこいいと思っているし、一番素敵だと思っている。
あ、あそこにいる。
リズムに合わせて頭を揺らし、楽しそうにお酒を飲んでいた。
にこにこ笑う顔は可愛いし、楽しそうにしているだけで、私は嬉しくて幸せな気持ちになる。
ばんばん、生まれて来てくれて、アイドルになってくれてありがとう。私は、あなたに出会えて最高にハッピーです。
そうして眺めていると、先程のお連れ様であろう方が、ばんばんの隣に戻ってきた。
随分、仲が良いんだろうな。肩を組んで笑っている。ばんばんも普段のアイドル業じゃ見せないような、とろけるような柔らかい表情で、肩に乗るお連れ様の手を取って指を絡めた。
え?どういうこと?
男性同士も仲が良いと手を繋いだりするのかな。私はよく知らないけど、そういうこともあるよね。ほら、事務所に所属してるタレント同士は仲良くていつも一緒にいるし。それに、雑誌だとわちゃわちゃくっついて楽しそうに撮影されてるし。そういうあれでしょ?知ってる知ってる。
そう自分に言い聞かせても、心臓がバクバクと大きな音を立てている。今日はずっとこんな調子で、私の心臓は壊れてしまうんじゃないだろうか。
二人は体が重なるほど近い距離を保ち、耳元で囁き合いながらお酒を飲んでいる。
待って、待って。これは、爆音で聞こえないから距離が近いだけだよね?
さっきまで肩にあった手が、ばんばんの腰に移動してるけど、普通よりちょっと仲が良いだけだよね?
頭の中が混乱している。
私が今目にしてるのは、サンキュウ!の伴喜一だよね?大好きな自担のばんばんだよね?そっくりさんじゃないよね?
うん、そっくりさんじゃないってことは、私が一番よく分かってる。
そして次のイントロが流れ、ファン人気の高い曲で周りが最高潮に盛り上がる中、二人は人目を忍んでキスをした。
誰か、嘘だって言って。
今私が見たのは、妄想だって言って。
次に目を開けたらベッドの中で、ああ良い夢だったなー最後の方は何故かBLだったけど。ばんばんかっこよかったなー!って、夢オチになって。
自担のスキャンダルを、この目で見る日が来るとは思わなかった。
私はいい年してアイドルオタクで、夢女で、担当はリア恋枠だけど、こんな風に夢が破れるとは思ってなかった。
しばらく突っ立っていると、後ろから来た人にぶつかられて、よろけて地面に膝をついた。
「あっ、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
謝ってくれてる声に反応が出来ず、呆然と座り込んでいれば、頭の上で声がした。
「お姉さん、大丈夫ですか?まだ辛い?」
大好きな、大好きな自担の声が、二度も私を心配してくれている。
痛いくらいに叩く心臓が、これが現実だと教えて来る。
「だ、だ大丈夫です。すみません、何度も。」
ぶつかって来た人はいつの間にか立ち去り、彼が手を引っ張って起こしてくれた。
また、自担の手を触ってしまった。嬉しいやら悲しいやら辛いやら、感情がとっちらかって迷子になっている。
もうダメだ…この場にいるのが辛すぎる。
そっと顔を上げれば、優しく微笑むばんばんがいた。
条件反射で涙ぐむ。
「痛くない?どこか怪我は?」
「なっななない、ないです。」
「良かった。戻って来れたんですね。こっちで俺たちと見ましょうよ。」
無邪気に笑う自担が、好きで辛くて嬉しくて悲しくて、この人はこんなに無防備で、アイドルとしてやっていけるんだろうかと、心配になった。ファンにキスシーン目撃されるって、お酒に酔ってたとしても隙がありすぎる。ダメでしょ!
お連れ様もちゃんと気をつけてよ!自担の仕事がなくなるでしょ!どうしてくれんのよ、業界干されたら!もう自担に会えなくなっちゃう、そんなの嫌だ。
私が彼女だったら、絶対にそんなことさせないのに。スキャンダル沙汰になんて、絶対にしないのに。
まあ、私が彼女になれる可能性なんて0%ですけどね。
だって、自担はゲイなんだもん。女は恋愛対象外なんだから。
リア恋枠の夢すら見られない。
「いえ、あの…お礼だけお伝えして帰ろうかと思いまして。ご挨拶に参りました。」
「えっ、帰っちゃうんですか?」
悲しそうな顔をする自担、私ごときにありがとう。
「はい、今日は何度も助けていただきありがとうございました。決して、決してこのご恩は忘れません。もし、あなたが困っているところに遭遇することがあれば、必ずお返しいたします。」
ちょっと早口になってしまったけれど、それだけは伝えたかった。
「あはは、大袈裟。気にしなくていいのに。じゃあ、気をつけて帰ってくださいね。」
「ありがとうございます。お連れ様にもよろしくお伝え下さい。」
ぺこっと頭を下げて、振り返る勇気もなく、私はライブ会場を後にした。
ロッカーから荷物を引き上げ、着替えることもなく、そのまま家路に着く。
辛い、とても辛い。
愛してやまない私の担当には、恋人がいた…。
いいの、だっていい年なんだもん。恋人の一人や二人はいるさ。
私だって彼氏がいたこともある。
自担と付き合えるとも思ってない。
だけど、アイドルの恋愛事情は知りたくなかった。受け止めきれない。
恋人がいてもいい、でも知りたくない。
それに、もうリア恋枠の夢は見られない。こんなに好きでも、受け入れてはもらえないのだ。
なぜなら、自担はゲイだったから。
所詮、リア恋枠は私の妄想でした。
明日から、どうしよう。
13
あなたにおすすめの小説
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
ブラック企業を退職したら、極上マッサージに蕩ける日々が待ってました。
イセヤ レキ
恋愛
ブラック企業に勤める赤羽(あかばね)陽葵(ひまり)は、ある夜、退職を決意する。
きっかけは、雑居ビルのとあるマッサージ店。
そのマッサージ店の恰幅が良く朗らかな女性オーナーに新たな職場を紹介されるが、そこには無口で無表情な男の店長がいて……?
※ストーリー構成上、導入部だけシリアスです。
※他サイトにも掲載しています。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる