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第三部
Sky's The Limit・30-3
しおりを挟む車はどんどん山道に入って行く。全然周りに誰もいなくて、これぞ田舎って感じだ。
「うちの実家の近くの山も、こんな感じ」
「だよね、同じ同じ」
話してる内容は普通なのに、これからするかもしれないことを考えてしまって、落ち着かない。
坂を上り切ったところに、開けた場所があった。コンクリートで舗装されているけれど、何もない。
車は奥まで進んだところで停まった。
「到着」
「駐車場?」
「前は公園みたいなところだったんだけど、人口少ないし誰も来ないから潰したみたい。今はただの空き地」
「田舎あるあるだね」
空き地の周りは木々が茂っていて、たまに入る日光が地面をキラキラさせている。入り口は一つしかないし、誰も来ないし、静かだ。
「なーかちゃん。俺、宣言通り勃ってるんだけど」
シートベルトを外したきいくんが、伺うように私を見つめる。
「あ、はい。えっとじゃあ…僭越ながら。失礼して」
自分もシートベルトを外し、きいくんの方へ体を向けると、ズボンのジッパーに手をかけて解放した。
大きくなった彼が、ボロンと飛び出して揺れる。それを口に含んで舌で舐め回すようにすると、頭上で熱い吐息が落ちてきた。
「あー…状況的にやばい…」
それは、私も思う。
口の中でぐちゅぐちゅと舌を動かし、頭を上下させると、より一層大きく熱くなる。苦しいけれど喉の奥の方まで含み、彼を味わうと自分の奥まで切なくなった。
「なかちゃん…おっぱい触らせて」
服の中に手を突っ込んでカップをずらし、彼の大きな手が私の胸を鷲掴みにする。揉んだり掴んだり、指先で乳首を刺激されて、自分のショーツが濡れるのが分かった。
「んうっ…」
快感に負けじと、彼のものを刺激する。わざと音を立てると、腰がびくびくと震えた。
「やば…出そう」
「らひて、ひひよ」
ちゅちゅーっと吸うと、一瞬大きく膨らんで、熱い体液が喉の奥に吐き出された。ちょっとえづいたけど、なんとか飲み込んで顔を上げた。
「ごめん、なかちゃん!大丈夫?!」
「愛ゆえに完飲した」
「いや、吐き出そう?」
「無理無理、ありがたく血肉にします」
もう飲んじゃったし。吐き出したら食べたもの全部出すことになる。
「なかちゃんは、まだ体熱いでしょ」
「…大丈夫」
「何で?苦しくない?」
こてんと首を傾けるきいくんが可愛いけれど、一旦お断りしておく。
「これから実音々を乗せるのに、事後はちょっと」
「…ソウデスネ。いや、フェラもギリギリアウトな気がする」
彼はエンジンをかけて窓を全開にし、私は後部座席へと移動した。
「じゃあ、戻りますか」
「お願いしまーす!」
残っていたオレンジジュースを一気に飲み干し、ウェットティッシュで口と手を拭いた。
多分、大丈夫。
一時間後には再び実家に戻って実音々を拾い、夕方ごろにマンションへと帰ってきた。
「じゃあ、またねー!」
赤い車が夕陽の中を走って行くのを見送り、私達は部屋に戻った。
「実音々、家で何してたの?」
「めっちゃ寝てた」
「いい休日だね」
「充実してたわ」
自室で荷ほどきをしつつ、帰り際に聖母からもらった、小さいきいくんの写真を眺めて、一人でニヤついた。
本当に、結婚するんだな。
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