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番外編2
リリーの恋・40
しおりを挟む一本だった指が、二本に増えた。
突起をいじられたり、胸を触られたりしながら、二本の指が同じところをずっと刺激し続けている。
「はあっ…ふう…んひゃっ!」
「ほら、じゅるじゅるのぐちゃぐちゃになってるのが分かる?私の手のひらまで濡れてるのよ。ふふふ、可愛い。」
「あっああっ…きもち…あっん…」
自分では自分の中がどうなっているかなんて、全く分からない。体液が分泌するのも、襞が動いているのも、感知できない。
ただ、さっきよりも熱くて、擦られているお腹側の部分が疼いている感覚は、知り始めていた。
「リリー、今、すごく気持ちいいんじゃない?ここがね、ぷくっとしてきたから…そろそろお漏らししちゃうかもねえ。早く見たいわあ。」
始めの方から思っていたけれど、彼はかなりイケイケで押せ押せだ。いつも優しくて可憐で美しいところばかり見ていたから、初めて見た姿にドキドキしている。
「んうっ、やっ、やだ…なんか変なの…」
クイクイと押し続けられて、お腹の奥の方がキュウキュウと動き出した。それはなんとも言い難い感覚で、じんわりと温かく、さっきいかされた直接的な快感のクリトリスとは違う、もっとやばい感じの快感だ。
このままだと、取り返しがつかないことになるんじゃないだろうか。
不安を他所に、快感だけは上り詰めてくる。
「いい子ね、リリー。好きなだけ貪りなさい。そして、私に可愛いところを見せてちょうだいな。さあほら、もっと気持ちよくなっていいのよ。」
グッと押された瞬間、尿道が開いてしまうような、開放感に溢れた気持ちの良さが駆け抜けた。
じゃばじゃば…と体液が音を立てて飛び散る。
「ああっ、あっ!出ちゃう、なんか出ちゃう!やだ、やだあっ!止まんないの、やだっ!」
「いいのよ、いっぱい出しましょうね。これはお潮よ、たくさん漏らせば漏らすほど気持ち良くなるわ。」
びくんっと体が何度も跳ね、その度に体液が飛沫を上げる。
「あああっ、出ちゃってるう!」
「んふふ、まだ出そうね。ほら、押してあげる。ぴゅぴゅー!って元気がいいわ。」
腰が反り、はしたないくらいガニ股になって、体液を最後まで吹き出した。
ガクンと力が抜けてベッドに沈むと、彼に優しく抱きしめられた。
「すっごく…可愛かったわ。人生で一番、興奮した…リリーのお漏らし。また私の為に、たくさんお漏らししてちょうだいね。」
「はあ…はあ…しゃいちゃんのバカ。」
「次は、事前にたくさんお水を飲んでおくと、もっと吹き出せるようになるからね。楽しみだわ。」
二回いったからか、彼を受け入れる為の入り口は、ヒクヒクと痙攣していた。
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